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ルロワのトップは世界最高女性醸造家

2019/5/04

ルロワの歴史と商品などを詳しく解説します。

ルロワの歴史とはどのような歴史を歩んできたのでしょうか。世界が認めるルロワの商品と、現在のトップであるマダムルロワについて詳しくわかりやすく解説します。

ワインのおいしさは何で決まるでしょうか?その年の気候天候、土地の豊かさい、ブドウの見極めやテイスティング力のある醸造家の力などさまざまな条件下で初めて最高級の味わいが出るワインが誕生するのです。

そんな土地と醸造家の力を持った会社といえば、『ルロワ』です。さらに、現トップである醸造家は女性であり、最高のテイスティング力を持った実力のある人物です。

その人物こそ、世界中の女性の中で最高峰醸造家であるマダム・ルロワことラルー・ビーズ・ルロワさんです。

孤高の女王の会社の歴史と背景、ルロワの最高級ワイン、そして彼女について詳しく見ていきましょう。

■ルロワの歴史
ルロワ社は、ブルゴーニュ地方の南部にある現在わずか350人ほどのオーセイ・デュレスという村で1868年に誕生した会社です。

この会社の始まりは、ネゴシアンというワインの卸業者としてスタートした会社です。このネゴシアンの仕事内容を発展させたのが、創設者の息子であるジョセフ・ルロワでした。

ワインを流すだけでなく、良質なワインを選別し、購入したのち手元で熟成過程をおこない、最高においしくなったワインを販売するというものでした。さらに創業者の息子アンリは、ブランデーを取り扱ったりコニャック地方の中心部に蒸留所を開設して会社を大きくしていきました。

創業者の息子であるアンリの子供として1933年に誕生したのがマダム・ルロワことラルー・ビーズ・ルロワです。創業者からみて孫にあたるラルー・ビーズ・ルロワは、姉妹でポーリーヌとの2人姉妹でした。

ラルー誕生の9年後には、ルロワ社は世界的に有名なDRC社の所有権の半分をアンリが取得します。これにより、エドモンド・ゴーダン・ド・ヴィレーヌとの共同経営者となります。アンリは、DRC社の所有権半分の持ち分の会社を民事会社として登録するなど改革をおこないます。ここまででわかるように、ルロワ社の発展に大きく貢献した人物でした。

1950年に共同経営者であったエドモンドが死去し彼の息子が経営権が相続された同じ年に、アンリも娘2人へ所有権を半分ずつ譲渡しました。

これをきっかけに、同年からマダム・ルロワはワインの仲買や輸出という営業を本業として事業参加をしていきます。

この事業は、世界中へ輸出を成功させるほど拡大していきますが、この成功の背景には彼女がブルゴーニュ地方指折りのワインテイスターとして評価を得ており、テイスターとしての素晴らしい実力の持ち主であったことがいえます。

1974年になると、ルロワ創業者の息子アンリとDRC社共同経営者だったエドモンド・ゴーダン・ド・ヴィレーヌの息子のアンリ(同じアンリだったんですね)は、DRC社の監査役となって一線を退きます。

かれらの子供たちがそれぞれ役員となってDRC社を経営していきました。この年には、マダム・ルロワがおこなっていた事業である輸出が、全世界でDRC社の商品の販売代理の権利を獲得します。

1980年の年には、アンリ・ルロワが亡くなり、創業者の孫にあたるマダム・ルロワがルロワ社のすべてを引き継ぎます。彼女は、1988年にロマネ村の特級畑を所有する会社を買取り『ドメーヌ・ルロワ』を誕生させます。

さらに、ロマン村にある畑も買取りここは完全なマダム・ルロワと夫のプライベートドメーヌとしてブドウ栽培を始めます。

ルロワ社がワイン造りへ参入しはじめた年であり、会社としての転帰となる年でもありました。

1991年にはDRC社とのトラブルが生じたため、世界へのDRC商品の販売代理としての販売をやめ、同時にマダム・ルロワはDRC社の共同経営者を甥に引き継ぎます。

現在のルロワ社は、DRC社のワインと肩を並べるほどの最高級ワインを生産販売する会社となりました。

設立当初は、ワインの生産自体はおこなっていなかった会社でした。しかし、今やヴォーヌ・ロマネ村の特級畑をはじめとしてジュヴレ・シャンベルタンからポマールまでの各地に22.42haもの自社畑を持つ一大ドメーヌとなっています。

■現トップのマダムルロワとは
彼女は、上記で記したように、ルロワ社創業者の孫にあたります。彼女は2人姉妹で、DRC社の共同経営者でありながら、会社の発展にも尽力した女性です。

しかし、何と言っても彼女の才能はワインのテイスティング力です。完璧で最高のワインの味を見つけ出すことができる力で、ワインの輸出事業が成功したのです。

さらに、ブドウ畑を所有し完璧で最高のワインを自ら作り出すことができたのです。彼女のワインは、DRC社のワインと肩をならべることができる唯一のフランスワインであると言わしめています。

彼女の才能は、ワインのテイスティング力だけではありません。彼女は、畑でのブドウ栽培を自ら指揮をとってバイオダイナミック農法という特殊な栽培方法ですべてをおこないました。

バイオダイナミック農法とは、有機栽培の究極系ともいえる農法です。畑以外からできた化学肥料の持ち込みを嫌うだけでなく、自然に任せ、より自然に近い状態で栽培し、太陰暦などを利用し収穫時期を決めるという徹底された農法です。

この農法では、収穫量もきわめてすくないのが特徴です。1haあたりの収穫量は、通常45hlの収穫に対しドメーヌ・ルロワの1haの収穫量は、わずか25hlという少なさです。

これは、収穫量を限定することでより質の良いブドウが栽培できるとされているためです。このようにこだわり抜いた栽培をおこなったマダム・ルロワの功績は、素晴らしいものがあります。それは、ドメーヌ・ルロワやメゾン・ルロワというワインに心血を注いだことでルロワ社を超一流のワイン会社へと押し上げたのです。

彼女は、最高のワインを造る醸造家であり、テイスターでありますが、決して自身の力でできたワインだとは豪語しません。彼女は常々『ワインの個性は土地が決定するもの。ワインは畑で生まれ、生産者はその手助けをするだけ』であるといっています。

彼女は、現在もなお孤高であり唯一無二の存在として君臨しています。

■ルロワの商品
ルロワ社の商品であるドメーヌ・ルロワのワインは、彼女が総指揮をとって栽培されたブドウからできたワインであり、彼女のテイスティング力から選別された最高のワインたちが熟成され販売されていきます。

栽培から販売まですべてをルロワ社が一貫して行っているドメーヌ・ルロワは、生産量が極めて少ないことから希少性が高いものとなっています。

しかしこのワインたちは、マダム・ルロワが思い浮かぶような気品と優雅さ、女王としての風格を思わせながら女性のような華やかさを感じることができる最高のワインとなっています。

ルロワ社はこのほかにメゾン・ルロワという契約農家のブドウを使用して、ルロワ社がワインの製造・熟成・販売をおこなっているワインも存在します。

メゾン・ルロワは、ドメーヌ・ルロワよりも生産量は多くなりますが、通常の生産量と比較すると圧倒的に少ない販売数となっています。

ルロワ社を代表するワインを1つご紹介しましょう。それは、『グラン・クリュ』というワインです。18年間の熟成により、気品と風格を兼ね備えた女王の名にふさわしいワインとなっています。

スミレのような花思わせる香りに、口の中に広がるブラックベリーのような果実感、そしてウッディ感が複雑な香りとなり鼻を抜けていきます。深く厚みのある余韻を長く楽しむことができる最高のワインとなっています。

■まとめ
ルロワ社は、創業者から孫の現在のトップであるマダム・ルロワの3代にわたり進化と革新を常におこなってきた会社です。卸業者から始まったこの会社は今やマダム・ルロワという女性で最高の醸造家であり、最高のテイスターが造るワインにより、ワインの栽培から製造、熟成、販売にいたるまでおこなう超一流ワイン会社となっています。

一度ルロワ社のこだわり抜かれたワインを飲んでマダム・ルロワに酔いしれてみたいですね。

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