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営業時間 11:00~19:00ランキング | 商品名 | 買取価格(2020年6月15日更新) |
![]() | サロン ブラン・ド・ブラン 1985年 | ~65,000円 |
![]() | サロン ブラン・ド・ブラン 1988年 | ~70,000円 |
![]() | サロン ブラン・ド・ブラン 1990年 | ~60,000円 |
![]() | サロン ブラン・ド・ブラン 1995年 | ~45,000円 |
![]() | サロン ブラン・ド・ブラン 1997年 | ~40,000円 |
サロンのシャンパンとしての歴史は?風味の特徴は?
今回は、サロンというシャンパンの歴史・特徴・風味をご紹介します。
創業者はウジェーヌ・エメ・サロンという人物で、サロンのシャンパンブランドの名前の原点ともなっています。
サロン氏はもともとは毛皮商をしており、この商業は大きく成功をしていました。
毛皮商を営んでいたサロン氏は、パリの社交の場であるレストラン“マキシム”に入り浸るようになります。
ここにはパリの王族や有名な役者たちが顔を揃えていました。
そんな場所に顔を出せるようになっていたサロン氏は、より多くの産業に手を出そうと考え始めていました。
そしてその矢先、義兄の紹介でシャンパーニュ作りに携わることができるようになりました。
シャンパーニュ地方でもぶどうの栽培地として名高いメニル。
サロン氏はここに5ヘクタールものぶどう畑を所有して、ここで作られたシャルドネのみを使ったシャンパン作りに励みました。
サロン氏が作り上げていたシャンパンは、レストラン“マキシム”のハウスシャンパンとして取り扱われるようになりました。
これが、サロン氏のシャンパン産業の原点です。
その後、サロンはフランスをはじめとする世界に知られるシャンパンとなっていきます。
そして、のちにハウスシャンパンだけではなく輸出や国内販売もされるブランドメーカーとなったのです。
1988年にはフランスのシャンパンメーカーとして名高いローラン・ペリエの傘下に入ることとなりました。
しかし、ぶどうの当たり年にのみシャンパン作りをするという製法は変わっておらず、現在もそのこだわりは守りつづけられています。
だからこそ、サロンのシャンパンの味わいは濃厚で深みがあり、一度としてまずいと言われる年がない高級なシャンパンとなっていったのです。
それほど、サロンのシャンパンを作るのには時間も手間もかかると言われており、要望があったからといってすぐに作成できるシャンパンではないのです。
シャンパンといえば、製造されたらすぐにボトリングされ、購入してからもそれほど長くは期限が持たないというものが一般的な印象がありますよね?
しかし、サロンのシャンパンは最低でも10年前後、もしくはそれ以上の瓶内熟成を重ねてから販売されるという長期熟成型のシャンパンなのです。
一般的にシャンパンはヴィンテージスタイルの銘柄でも3年の瓶内熟成が普通です。
そこから考えると、サロンで設けられている10年という期間はかなり長いことがわかりますね。
また、前項でも軽く触れましたが、サロンのシャンパンはぶどうの当たり年にしか製造をしないという超強いこだわりを持っているのです。
そのため、いくら需要があったとしてもぶどうの出来が悪かったりシャンパン作りに対してのコンディションが悪かったりする年には絶対にサロンのシャンパンは作られません。
シャンパン業界では、豊作と不作の年のバランスを取るための救済措置として、原材料のブレンドが許されています。
しかし、サロンは絶対にブレンドをすることはなく不作の年には製造をしないというこだわりを貫いています。
だからこそ、サロンはすべての銘柄において美味しくて抜け目のない味わいをしていると言われるのですね。
また、サロンで作られるシャンパンはどの銘柄でもシャルドネ一種類しか使用されていません。
前項の歴史でも紹介しましたが、サロンはもともと毛皮商で成功している商人が手がけた、自らのシャンパンに対する愛を満たすために作られたのが原点であるシャンパンです。
だからこそ、このこだわりは崩す意味がなくスタイルを守り続けることがサロンのシャンパンの品質を守り抜くことにも繋がるのです。
このこだわりもあって、サロンは1911年に生産が開始されたにもかかわらず、まだヴィンテージ品としては32種類しかリリースされておらず、まさに伝説のシャンパンと言われているのです。
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サロンのシャンパンは、原材料のぶどうをシャルドネ一種類と定めています。
だからこそ単一でサロンらしく、しかし飽きのこない奥ゆかしく上品で優雅な香りを楽しむことができるのです。
シャルドネの一番搾りの果汁だけを使って作られるサロン。
他のメゾンシャンパンのような二番絞りの果汁を使用していないため、渋みや苦みがほぼなく、フルーティで優しい味わい、そして軽やかさが感じられます。
サロン全般的に言える味わいの特徴としては、ぶどうらしいフルーティな甘酸っぱさ。
そしてこだわりの熟成方法を採用していることから、酸味が強くてさっぱり感が強い口当たりが特徴的です。
この天然の酸が、50年100年もの長期熟成に耐えうるシャンパン作りには欠かせない要素になってくるのです。
サロンのシャンパンは、さっぱりとした風味が特徴的ですが香りは華やかでアロマの効いた美しさ溢れる香りです。
また、長期熟成ならではのきめ細やかな泡と黄色みの強いシャンパンゴールドが特徴的ですね。
まずは見た目を、さらに栓を抜いた瞬間と口に含んだ際の香りを、そして舌に感じる味わいをすべてをこれほど楽しむことができるのは、サロン以外ありえないでしょう。