ドイツワインはなぜ甘い?格付けと貴腐ワイン猫ボトル等おすすめ16選

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ドイツワインはなぜ甘い?格付けと貴腐ワイン猫ボトル等おすすめ16選

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ドイツワインはなぜ甘い?格付けと貴腐ワイン猫ボトル等おすすめ16選
フランスやイタリア、スペインといえば、世界を代表するワイン大国です。
しかし、ヨーロッパには、数千年のワインづくりの歴史を持つ産地がまだ多くあります。
その中でも、世界のワイン愛好家たちから注目されているのが、「ドイツワイン」です。
日本国内でも、ドイツの甘口ワインが人気を博しましたが、今は辛口タイプも強い人気を誇ります。本記事では、ドイツワインの基本や魅力について解説していきましょう。
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ドイツワインの基本

ドイツワインの基本を下記の内容にまとめました。

  • ・ドイツワインはなぜ甘い?
  • ・ドイツワインの歴史
  • ・ドイツワインの特徴

それぞれ解説していきたいと思います。

ドイツワインはなぜ甘い?

ドイツワインはなぜ甘い?
ドイツワインとは、その名の通りドイツでつくられているワインのことです。
ワインには、“ブドウ栽培とワインづくりに適した産地”を示すワインベルトと呼ばれるものがあります。
日照条件や降雨量など細かなことが定められていますが、主に北緯30~50°、南緯20~40°の中に入る地域がワインづくりに適すと考えられています。
そんな中、ドイツはそのワインベルトの北限であり、ワイン産地の中では非常に冷涼な産地として知られています。
寒く日差しも少ないドイツではブドウを完熟させることが困難な為、甘く糖度の高いブドウが重宝され甘口ワインを多くつくられてきました。

ドイツワインの歴史


ドイツワインの歴史は、古代ローマ時代にまで遡ることができます。紀元前100年頃にはブドウが栽培されていたなどといわれるなど、その歴史の深さが特徴です。
また、今もドイツのワインづくりにおいて重要な産地、“モーゼル川流域”。その場所に、1世紀頃から2世紀頃、ローマ人がエルプリンクと呼ばれるブドウ品種を植樹したことが、本格的なワインづくりのはじまりともいわれています。
古代ローマの繁栄に大きく影響を受けてワインづくりが広がっていったドイツですが、ゲルマン民族移動により数百年に及ぶワイン暗黒時代が到来します。
カール大帝のおかげでワインづくりが活気を取り戻すものの、30年戦争でまたもやピンチに。そこに追い打ちをかけるようにフィロキセラ禍が蔓延するなど、ドイツワインは紆余曲折の時代を歩み続けてきました。
しかし、その厳しい時代をどうにか生き抜いてきたドイツワインの生産者たち。甘口ワインのイメージが強いドイツでしたが、今は辛口ワインで世界的に高く評価されるワインを多く生産するワイン大国になりました。

ドイツワインの特徴

ドイツワインの特徴
ドイツは、白ワインを多く生産する国として知られています。全体の6割以上が白ワインであり、さらに全体の3割強が甘口ワインです。
ドイツの主要品種はリースリングと呼ばれるブドウ品種で、辛口からも、甘口からも素晴らしいワインを生み出す高級品種として知られています。
ドイツワインは、辛口は繊細なタッチとピュアなアロマ、オーガニック系のワインも多く、フルボディというよりは軽快なものが多い印象です。
赤ワインは、ピノ・ノワール(シュペート・ブルグンダーと呼ばれている)を原料としたものも多く、ミディアムからライトボディのすっきりとした味わいのものが多い特徴があります。
また、ドイツワインを語る上で欠かせないのが上記でお伝えした甘口ワインでしょう。詳しくは後述しますが、ドイツは収穫時のブドウの糖度や状態によって甘口ワインの格付けが存在しており、最高レベルのトロッケンベーレンアウスレーゼは、世界三大貴腐ワインのひとつとして重宝されています。
とはいえ、ドイツワインの多くはカジュアルな価格でありながら、高い品質のコストパフォーマンスに優れたワインが多く揃っているところも特徴です。
甘口ワインから辛口までコストパフォーマンスの高いワインが幅広く揃う、ワイン生産国。それが、ドイツの特徴といえるのではないでしょうか。

ドイツワインの品質分類

ドイツワインの品質分類
ドイツワインを知る上で重要なのが、ドイツ独特の品質区分です。
ドイツワインは他国のワイン以上にワインが厳しく統制されており、甘口ワインに対する独特の格付けなども存在しています。
また、ローカルコントロールセンターなどを区分する公的検査合格番号による制度、さらにドイツワインの6つの区画区分など、それらを全て覚えることは非常に困難を極めます。
下記では、まずドイツワインを楽しむ上で知っておきたいドイツワインの品質分類をまとめました。ぜひ、ドイツワインを楽しみたいと考えている方は、チェックしてみてください。

地理的表示について

ドイツワインには、大きくわけて「地理的表示なし」と「地理的表示あり」といった二つの分類が存在しています。
「地理的表示なし」は、以前のターフェルワインに相当するもので、ドイツ国内で認可されている畑の、認可されたブドウ品種のブドウを使用したワインが名乗れるシステムです。地理的表示はできませんが、ヴィンテージや品種名を表示することは可能です。
一方、地理的表示付きのワインを下記にまとめました。

  • ・ラントヴァイン
  • ・Q.b.A(クーベーアー)
  • ・プレディカーツヴァイン

ラントヴァインは、26の指定地域のブドウを85%以上使用したもので、その産地をラベルに表記することができます。一方、Q.b.A(クヴァリテーツヴァインとも呼ばれる)とプレディカーツヴァインは、1つの指定産地のブドウを100%使用していることが条件であり、なおかつ細かな規定が多く定められています。

プレディカーツヴァインの格付けについて

プレディカーツヴァインについて
プレディカーツヴァインの、プレディカーツは肩書きといった意味で、まさに等級といった意味合いでいくつかのカテゴリが用意されています。
最低アルコールや収穫時のブドウの糖度などによって、その等級が決まる仕組みです。
プレディカーツヴァインの等級を、下位から紹介していきます。

カビネット

プレディカーツヴァインの中で最も糖度の規定が低いカテゴリ。軽快なワインで、低アルコールといった特徴があります。

シュペートレーゼ

一般的な完熟ブドウを1週間ずらして収穫した糖度の高いブドウを使用したもの、やや重厚なワインになる傾向です。

アウスレーゼ

厳選された完熟ブドウを使用したワインで、上記の2つのカテゴリより高級ワインとなります。

ベーレンアウスレーゼ

貴腐ブドウ、または過熟のブドウのみを使用したワインで、非常にフルーティーで濃厚な甘口ワインが仕上がります。

アイスヴァイン

マイナス7度以下で自然にブドウ樹の上で氷結したブドウを収穫し、その氷結状態で圧搾した天然濃縮果汁からつくられる甘口ワイン。
高級甘口ワインであり、世界的にも大変珍しいワインとなります。

トロッケンベーレンアウスレーゼ

プレディカーツヴァイン最高峰のランクが、トロッケンベーレンアウスレーゼ。貴腐ブドウのみを使用してつくられる貴腐ワインで、世界三大貴腐ワインのひとつとしても知られています。
白ワインといったカテゴリで、数百万円といった世界最高値を記録したワインとしても知られています。

おすすめのドイツワイン11選

ここからは、おすすめのドイツワインをいくつか紹介していきます。
ドイツワインの初心者から上級者まで楽しめるラインナップになっているので、ぜひチェックしてみてください。

エゴン・ミュラー シャルツホーフベルガー アウスレーゼ 2017


ドイツワインの王、さらにドイツのロマネコンティとも称される超有名生産者、エゴン・ミュラー。徹底的にこだわり抜いた栽培法で育てられたリースリングを、天然酵母でじっくりと時間をかけて醸した、極上のアウスレーゼです。
ドイツのワイン法により厳格に定められているオルツタイルラーと呼ばれている、5つの特別単一畑を使用することを認められているエゴン・ミュラー。
ドイツワインの真髄が、この1本に詰め込まれています。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
エゴン・ミュラー リースリング 2017 ドイツ・モーゼル

 

ライヒスラート フォン ブール フォルスター ウンゲホイヤー リースリング トロッケンベーレンアウスレーゼ 2001


長期熟成を経た、ドイツきっての高級甘口ワインです。リースリングを贅沢にトロッケンベーレンアウスレーゼとして仕立てた1本で、まさに黄金の液体と呼んでも過言ではないクオリティに仕上げられています。
同ワインを手がけるライヒスラート・フォン・ブール醸造所は150年以上の歴史があるなど、ドイツで知らぬ者はいない伝統的な醸造所。
凝縮したマーマレードや蜂蜜、ほのかなスモーキーさなど、複雑性に富んだ1本になっています。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
ライヒスラート フォン ブール リースリング 2001 ドイツ・ファルツ

 

ドイツ モーゼル ツェル リースリング S シュペトレーゼ トロッケン


ドイツ最古と呼ばれる街で創業した、SMW。とくにゼクトで有名なメーカーが手がける、魅力的な白ワインです。上質なリースリングを贅沢に使用した1本で、その味わいの良さは愛好家のお墨付きです。
ちなみに、日本でもよく知られる黒猫ワイン(Schwarze Katz)のメーカーであり、その味わいの良さから日本国内でも高く評価されています。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
SMW(SAAR-MOSEL-WINZERSEKT) リースリング NV ドイツ・モーゼル

 

ファルケンベルク アウスレーゼ <マドンナ>


日本国内でもよく知られるドイツワイン、マドンナ。ファルケンベルク アウスレーゼは、ドイツの主要品種をほど良くブレンドした甘口ワインで、リープフラウミルヒ「マドンナ」の上級品として位置づけられている逸品です。
糖度の高い高級なブドウを贅沢に使用しており、フルーティーかつフレッシュな甘みを楽しむことができます。
贈り物にも最適な1本になっているのではないでしょうか。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
MADONNA(マドンナ) リースリング 、ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナー、ケルナー NV ドイツ・ラインヘッセン

 

ラングート エルベン・シュペートレーゼ

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ドイツ国内における売上数NO.1と称されている、シュペートレーゼ。長い歴史を持つラングートが手がけるこのドイツワインは、全体のバランスが良く、ワイン初心者でも楽しみやすい仕上がりとなっています。
甘いだけではない、ほどよい酸味が特徴的なワインで、豚のしゃぶしゃぶやチキンカレーといった料理との相性が抜群です。
アルコール度数が9.5%といったところも、ワイン初心者には嬉しいところではないでしょうか。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
LANGGUTH(ラングート) シルヴァネール、ケルナー、ミュラートゥルガウ NV ドイツ

 

バルテン リースリング トロッケン


「過ぎたるは及ばざるがごとし」といった言葉のポリシーを持つブランド、トーマス バルテン。その年で最も良い畑のブドウを使用するリースリングの辛口白ワインは、酸味が穏やかなピュアな味わいが特徴の1本です。
それでいて、骨格が非常にしっかりとしているので飲み応えがある仕上がり。天ぷらなど、繊細な和食との相性が抜群によい、使い勝手のよいワインといえるのではないでしょうか。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
トーマス バルテン リースリング NV ドイツ・モーゼル

 

アルツァイヤー ローテンフェルス ジーガレーベ ベーレンアウスレーゼ


ジーガーレーベといったブドウ品種を使用した、極上のベーレンアウスレーゼ。生産者であるデクスハイマー自身が最も好きな品種ということもあり、そのこだわったつくりは本物です。
甘みも上品であり、酸味がしっかりと残っているので、全体のバランスがよい辛口派にも人気が高い1本。だし巻き卵やシュークリームなど、一般的な輸入ワインとは難しいと考えられているペアリングを楽しめるところもポイントでしょう。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
デクスハイマー ジーガーレーベ NV ドイツ・ラインヘッセン

 

ディール・ブレス アイスワイン 2018


シャルドネを主体にシルヴァーナーをブレンドした、ドイツらしいアイスワイン。厳しい規定の中で収穫されるブドウだけに、つくられない年も少なくない逸品です。
凝縮されたブドウの甘さと魅力がたっぷりと詰め込まれることで、甘さと酸味、複雑性を存分に楽しむことができます。
余韻が非常に長いところが特徴であり、いつまでも歓喜の味わいに浸ることができるのではないでしょうか。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
ディール ブレス シャルドネ80%、シルヴァーナ20% 2018 ドイツ・ラインヘッセン

 

ヨーゼフ ビファー リースリング カビネット 2018


リースリングの魅力を存分に味わうことができる、バランスのよい中甘口のワインです。1879年に醸造所を構えたヨーゼフ ビファーは、ドイツ国内でも非常に評価が高いことで知られるワイナリーです。
ちなみに、「ヨーゼフ ビファー リースリング カビネット」を醸すのは、2013年から同ワイナリーで腕をふるう徳岡史子氏。日本人女性が生み出す、ドイツならではの伝統的なワインの味わいをぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
ヨーゼフ ビファー リースリング 2018 ドイツ・ダイデスハイム

 

ドイツ モーゼル エルプリング トロッケン 2019


ドイツのモーゼルで栽培されているエルプリングを使用した、辛口の白ワインです。手摘みで丁寧に収穫されたエルプリングを、時間をかけてじっくりと醸造。
熟成させることで、辛口ながら果実のほど良い甘味を感じることができる、上品な仕上がりとなっています。
カルパッチョや焼鳥の塩、豚肉などを使用した料理との相性がよく、日常使いがしやすい便利な1本となっています。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
SMW Saar-Mosel-Winzersekt エルプリング 2019 ドイツ・モーゼル

 

アルツァイヤー カペレンベルグ トロッケンベーレンアウスレーゼ 2020


極甘口ワインの名手として知られる生産者の手がけた、トロッケンベーレンアウスレーゼ。ドイツ最高峰の甘口ワインのカテゴリであり、その味わいの高貴さは他の追随を許すことはありません。
レーズン状に萎んだ状態の貴腐ブドウを、丁寧に手摘みで収穫し、徹底した温度管理のもとで丁寧に醸造。
貴腐らしいトロリとした口当たりとハチミツの風味、さらに桃のアロマが口に広がります。決して甘いだけではない、シャープな酸味もトロッケンベーレンアウスレーゼの特徴。まさに、最高峰のワインの名に相応しいクオリティです。

ブランド ブドウ品種 ヴィンテージ 生産国
Donguriano オルテガ、他 2020 ドイツ・ラインヘッセン

 

ドイツのユニークなワイン5選

ドイツには、さまざまなカテゴルのワインが存在しています。それを知ることも、ドイツワインを楽しむためのポイントです。
下記に、ドイツのユニークなワインをまとめています。ぜひ、チェックしてみてください。

ゼクト


ゼクトとは、ドイツにおける瓶内二次発酵でつくられているワインのことです。
単一ヴィンテージ、単一品種のものもありますが、シャンパンなどと違い、ヴィンテージ違いや生産国など、異なるワインをブレンドしたベースワインからつくられることが認められている、希有なスパークリングワインとして知られています。

デア・ノイエ


ボージョレ・ヌーヴォーのように、ドイツにも新酒を意味するワインが存在しています。それが、デア・ノイエです。
主に、ブドウの収穫年に瓶詰めされた、“ラントヴァイン(原産地呼称で最も緩いランク)”のワインに名付けられています。

パール・ヴァイン


発泡性ワインの中でも、とくに微発泡性ワインのものをパール・ヴァインと呼びます。規定としては、20℃で1から2.5程度の気圧となっています。

ロートリング


ドイツのロゼワインのひとつで、混醸法と呼ばれる手法でつくられているところが特徴です。混醸法とは、黒ブドウと白ブドウを一緒に醸す方法であり、赤ワインと白ワインのちょうどよい部分が味わえる、人気のロゼワインを生み出します。

スプリッツァー


ドイツで夏場よく飲まれている、白ワインとソーダ割りのワインカクテルがスプリッツァーです。“シュプリッツェン”といった、ドイツ語ではじけるを意味した言葉が語源となっているといわれています。
非常に爽やかな印象を楽しめる、普段使いしやすいワインといえるでしょう。

ドイツワインの主要品種

ドイツワインの主要品種
ドイツワインの主要品種を解説します。ドイツには、どんな品種が栽培されているのか知りたい方は、ぜひ下記の説明をチェックしてみてください。

リースリング

ドイツワインを語る上で外すことができないのが、リースリングです。栽培面積は、同品種における全世界の約60%を占めるともいわれているなど、まさにドイツの顔といっても過言ではないブドウといえるでしょう。
リースリングは、果皮が非常に薄いことから貴腐菌などがつきやすく、甘口も多くつくられる品種です。辛口ワインは、熟成させるとペトロール香と呼ばれる灯油のようなオイリーな香りを放ち、その香りが強い白ワインは優れた仕上がりになります。

ミュラー・トゥルガウ

リースリングを親に持つ交配から生まれた白ブドウが、ミュラー・トゥルガウです。スイス人の植物学者であるヘルマン・ミュラーによって交配され、ドイツ国内でも栽培面積が多い品種です。
中甘口から辛口など、幅広いスタイルのワインがつくられています。

シルヴァーナー

シルヴァーナーは、ドイツワインの中でも非常に重宝されている白ブドウ品種です。19世紀頃に広まったといわれる新しい品種ですが、フランケンやラインヘッセンでは素晴らしいワインを生み出すことで知られています。
酸味が穏やかなので、初心者でも飲みやすいワインです。

ケルナー

ドイツワインの中でもとりわけ人気が高い白ブドウ品種が、ケルナーです。トローリングとリースリングを交配してつくられた品種であり、ファルツといった産地ではケルナーのワインが多く生産されています。
甘みを感じる繊細な果実味と穏やかな酸が特徴で、辛口から甘口まで幅広いスタイルのワインです。

シュペート・ブルグンダー

シュペート・ブルグンダーは、一般的にピノ・ノワールと呼ばれる黒ブドウ品種のドイツ版です。ピノ・ノワールは、フランスが有名ですが、ドイツでも1000年以上前から栽培されていることで知られる、主要品種です。
フランスと比較してより明快かつ、ピュアな味わいの赤ワインを生み出すため、赤ワインが苦手といった方でも大変飲みやすい仕上がりになるところが特徴でしょう。

ドルンフェルダー

1955年に誕生した交配品種で、近年ドイツの赤ワインの中でも人気を集めている品種です。ドルンフェルダーは、酸味やタンニンがやや穏やかであり、飲みやすい赤ワインを生み出します。
熟成も可能なので、カジュアルなワインからリッチな味わいのワインまで、幅広い味わいが楽しめるでしょう。

ドイツワインの主要産地

ドイツワインの主要産地
ドイツワインの主要産地を下記にまとめています。ドイツワインと一口にいっても、その産地によってワインの個性はさまざまです。

1.ラインヘッセン

ドイツ最大のブドウ栽培面積・ワイン生産量を誇る、ラインヘッセン。ナーエ川とライン川に接する産地であり、ブドウ栽培に適した産地としても知られています。
シルヴァーナーの栽培面積がとくに大きく世界最大です。

2.バーデン

ドイツ最南端のワイン産地であり、赤ワインも多く生産されています。冷涼なドイツの中でも、貴重な産地のひとつです。

3.モーゼル

ドイツにおける高級ワインを多く生産する産地が、モーゼル。モーゼル川、ザール川、ルーヴァー川の支流に広がる産地であり、その多くはリースリングが栽培されています。
モーゼルにある畑の多くが急斜面であることで知られており、栽培者は非常に過酷な環境でブドウを育てています。
棒仕立てと呼ばれる特殊な栽培方法もモーゼルならではですが、世界最高峰のワインなどがこの地から生み出されているなど、ドイツワイン生産者の憧れの場所です。

4.フランケン

旧西ドイツにおいて、もっとも東に位置するワイン産地がフランケンです。Q.b.Aと呼ばれる品質区分以上のワインは、ボックスボイテルと呼ばれる扁平のユニークなボトルに詰められています。
シルヴァーナー、ミュラー・トゥルガウなどの品種の栽培で大変有名です。

5.ラインガウ

ドイツきっての高級ワイン産地が、ラインガウです。有名生産者も多く存在しており、リースリングやシュペート・ブルグンダーから、高級辛口ワインがつくられています。
この場所からも、世界最高峰のドイツワインが生み出されています。

6.アール

ドイツにおける赤ワインの一大産地が、アールです。ライン川支流のアール川沿いの産地で、ドイツ国内の中でも平均気温が多く、その特性から赤ワインが多くつくられます。
ドイツワインの中では、“赤ワインの楽園”と称されるなど、品質の高い赤ワインが多く生産されている銘醸地です。

ワインの買取について

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リンクサスでは、ドイツワインをはじめ、世界各国のワインを高価買取しております。ご自宅にあるワインの処分にお悩みのお客様は、ぜひお気軽にリンクサスにお声がけいただけますと幸いです。
リンクサスでは、ドイツワインなど、ワインを高価買取するコツをお伝えしています。そのポイントを下記にまとめましたので、ぜひご一読いただけますと幸いです。

  • ・品質を正しく維持する
  • ・当たり年のワインは高価買取の可能性
  • ・付属品も一緒に売る
  • ・買取前にワインをキレイにする
  • ・早く売る

ワインは、非常に繊細なお酒です。そのため、正しく品質されていないと劣化してしまう恐れがあります。品質が正しく維持されていること、また劣化を防ぐためにも早めにお売りいただけますと、高価買取が期待できます。
その他にも、当たり年と呼ばれている年のワイン、購入時にワイン本体と一緒に付いてきた付属品も一緒に査定に出すなども高価買取になるポイントですので、ぜひ覚えておいていただけますと幸いです。
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ワイン買取はもちろん、リンクサスでの買取方法についても、お気軽にご相談くださいませ。
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まとめ

ドイツワインは、フランスやイタリア、スペイン、また新世界ワインと比較すると、まだまだ知名度が低い存在です。しかし、甘口ワインをはじめ、辛口ワインも非常に優れたものが揃っていますし、コストパフォーマンスも抜群です。
ぜひ、本記事を参考に、ご自身でもドイツワインを選んでみてはいかがでしょうか。
また、ドイツワインを含め、ワインを高価買取してほしいといったお客様は、ぜひリンクサスのご利用をご検討ください。
誠心誠意、心を込めてお客様の大切なワインを高価買取いたします。

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