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ヘルシーで美味しいハイボールは、まだまだブームが継続中です。自宅でも美味しいハイボールが飲みたいと思った方は、ウイスキー選びにもこだわってみましょう。
選ぶウイスキーによって、ハイボールの味わいは大きく異なります。そこでこの記事では、ハイボールに合うウイスキーの選び方や、おすすめの銘柄を紹介していきます。
ハイボールは、ウイスキーを炭酸で割ったカクテルのことです。ウイスキー以外の焼酎やリキュールが使われることもありますが、基本的にはウイスキーのドリンクとなります。
ウイスキーはアルコール度数が40%近い濃いめのお酒です。そのため刺激が強く、銘柄によっては飲みにくいと感じることがあるでしょう。しかし炭酸で割ってハイボールにすることで、ウイスキーの刺激やインパクトがまろやかになり飲みやすくなるというメリットがあります。
特に自分で作るハイボールは、濃さを好きなバランスに調節できる、好きな味のウイスキーを選んで作れるという利点もあります。
ウイスキーをベースに作られるハイボールには、糖質が含まれていません。そのため、糖質を気にしているダイエット中の方でも気軽に楽しめるお酒です。
炭酸の爽やかさで食事にも合わせやすいハイボールは、ビールの代わりに選ぶ方も増えています。特に2000年代以降はハイボールブームが起こり、居酒屋などでも提供されるのを見かけることが多くなりました。
さらにハイボールはプリン体もゼロに近く、尿酸値が気になる方にとっても親しみやすいお酒となっています。このような理由から、性別や世代を問わず幅広い方に愛されているのがハイボールの魅力でもあります。
ハイボールは、元々ストレートやロックのウイスキーが好きという方にもおすすめの飲み方です。
例えばノンエイジのウイスキーなど、ストレートで飲むには物足りないような銘柄も、ハイボールにして炭酸で割ることにより香りが開きやすくなると言われています。
ノンエイジなどの安いウイスキーも美味しく変えられるハイボールの飲み方なら、コスパも良くデイリーのお酒として取り入れやすいでしょう。高級ウイスキーは高くて買えない、品切れで購入できないという場合も、コンビニで売っているようなウイスキー銘柄で十分に美味しいハイボールを作ることができます。
ウイスキーは世界中のあらゆるところで作られています。産地によってウイスキーの特徴が違うので、ハイボールに使うウイスキーを選ぶ場合はまずウイスキーごとの特徴について知っておきましょう。
ウイスキーの中でも特に有名なのが世界5大ウイスキーです。これはスコットランド(スコッチウイスキー)・アメリカ(アメリカンウイスキー)・アイルランド(アイリッシュウイスキー)・カナダ(カナディアンウイスキー)・日本(ジャパニーズウイスキー)のことを指しており、流通量が多いためハイボールを作るのにもおすすめです。
世界5大ウイスキーの特徴は以下の通りです。
ハイボールは基本的にどのようなウイスキーをベースにしても作ることができますが、特にハイボールにすると美味しいと言われているのがスモーキーなウイスキーです。ストレートのままでは癖が強すぎると感じるウイスキーも、ハイボールにすることで刺激がちょうど良くなり美味しく感じられるようになります。例えばスコッチウイスキーや、日本のウイスキーの中のピートを炊いたような銘柄が該当します。
また口あたりが軽やかですっきりした味わいのものも、炭酸が加わることで風味が引き立ちやすくなるのでハイボールにおすすめです。日本国内の低価格でライトな酒質感をしているウイスキー銘柄や、カナディアンウイスキーなどがこれにあたります。
ウイスキーのアルコール度数は基本的に40%前後ですが、中には50%以上という強い刺激のものもあります。できれば43%以下のアルコールのものを選んだ方が、口当たりが良くなり食事には合わせやすくなります。
日本の銘柄であればアルコール度数37%のウイスキーもあるので、刺激が苦手な方は低めのアルコール度数のボトルを選んでみるのもおすすめです。
ウイスキーの値段は非常に幅広いです。1,000円未満で買えるようなものから、中には一本1万円以上するようなボトルまであります。
デイリーにハイボールを楽しむなら、手の届きやすい価格帯で探してみましょう。リッチすぎるウイスキーはハイボールにしてしまうと勿体無いので、1,000〜5,000円程度の銘柄で探す方が安心です。
サントリー角瓶は、日本の食卓で非常に良く親しまれているウイスキー銘柄です。山崎と白州蒸溜所のバーボン樽原酒を配合したバランスの良い味わいが魅力で、飲む人を選びにくく誰の口にも合いやすいことから人気があります。
角瓶で作ったハイボールは「角ハイボール」の相性で親しまれていて、居酒屋などでも提供されていることが多いです。初めてハイボールにチャレンジする方はまずこちらを試してみると良いでしょう。
ブラックニッカは、ニッカウイスキーを代表する銘柄で“ひげのおじさん”のラベルが特徴です。ブラックニッカクリアはノンピートで仕上げた軽やかな味わいが魅力で、ほのかに甘い香りの中にすっきりした印象を感じます。
ややアルコールを感じるような刺激がありますが、その刺激がハイボールにすると非常に相性が良く、低めのアルコールながらも飲みごたえを感じることができます。
「トリスハイボール」などが人気で、ハイボールにすると美味しいと有名なサントリーの銘柄です。味や香りが控えめなので熟成感のあるウイスキーを求めている方には刺激が足りないかもしれませんが、その一方で丸みのある口当たりで初心者でも飲みやすいのが特徴となっています。
コストパフォーマンスが良いので、晩酌でハイボールを楽しみたいという方にもお薦めです。
白州は、サントリーを代表する高級なシングルモルトの銘柄です。森薫るウイスキーと言われており、非常に香り豊かで瑞々しい味わいをしています。上質なスコッチをお手本にしたようなスモーキーさが、ハイボールにすると相性抜群です。
白州は人気銘柄のため一本あたりの価格帯が高いのがネックですが、ウイスキー好き・ハイボール好きの方なら試してみる価値があるでしょう。
知多はサントリーの銘柄のうち、モルトではなくグレーン原酒のみを使用した銘柄になります。刺激の強いモルトに比べてグレーンは非常に静かな印象であり、穏やかな味わいで初心者でも飲みやすいウイスキーとなります。
ハイボールは知多ウイスキーの公式もおすすめする飲み方であり、程よい炭酸の刺激で香りが際立つようになります。和テイストの食事にも相性が良いのがポイントです。
ジョニーウォーカーは世界一の販売量を誇るスコッチの銘柄です。スコッチらしい強めのスモーキーさで、個性を感じられる味わいをしています。燻製のような味わいはハイボールにするとバランスが良くなり、香ばしい中にもさっぱりとした飲みやすさを感じられます。
スコッチの個性を試してみたいけれど抵抗がある、という方こそジョニーウォーカーのハイボールを試してみてください。
カナディアンクラブはカナダのウイスキーです。さっぱりしたドライよりの味わいで、甘いものよりも渋めでスムースなハイボールが飲みたい時におすすめです。
苦味はありつつもフルーティーな香りのおかげで、飲みにくさも少なく初心者向けでもあります。価格も手頃なので晩酌やお風呂上がりの1杯に気軽に取り入れることができます。
シーバスリーガルはスコッチの有名銘柄です。ミズナラ12年のボトルは、シーバスリーガルが日本のウイスキー愛好家に向けて作ったという、スコッチ初のミズナラ樽ウイスキーとなります。
樽の香りが非常に美しく、苦味や柑橘系のようなフレッシュさを感じることができます。ビターなハイボールを作りたいというときに特におすすめです。
グレンリベットはスコッチの中でも、シングルモルトの原点と言われるような銘柄です。個性豊かなスコッチの中でもクセが少なく飲みやすいのが特徴で、ハイボールはもちろんストレートでもロックでも楽しめる味わいをしています。
フルーティーでマイルドな甘い香りと飲みやすい口当たりで、女性人気も高いウイスキーでもあります。
ジムビームはアメリカ・ケンタッキー州で作られるバーボンの一種です。日本ではサントリーが販売を手掛けています。
酸味強めのシャープで切れ味のある味わいで、バーボンらしい強めの刺激もあります。ハイボールにしてもガツンとしたインパクトがあるので、揚げ物など強めの味わいの食べ物に合わせても負けにくいという特徴があります。
ハイボールは炭酸とウイスキーを混ぜるだけ、そう思っている方も多いかもしれません。ですが作り方に少しこだわるだけで、お店で飲むような本格的な味わいに変わります。
ハイボールの美味しい作り方・ポイントは以下の通りです。ぜひ真似してみてください。
ハイボールを美味しく作るためのポイントは、なるべく泡を潰さないように炭酸を注ぐことです。氷に当てないように注ぐ、必要以上に混ぜすぎないということを心がけましょう。
炭酸を注ぐ前に、氷を入れた段階やウイスキーだけを注いだ段階でこまめにステアしておくことにより、全体が冷えて美味しいハイボールができるようになります。
今回はハイボールにおすすめのウイスキーをピックアップしてご紹介しました。ハイボールに初挑戦という方はもちろん、普段からウイスキーを親しんでいる方もぜひ試してみてください。
ハイボールにすることで花開くウイスキーの魅力をぜひ感じてみてくださいね。
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