ボウモア 16年 1989 “カスクストレングス”を買い取りいたしました。クセの強いウイスキーほどマニア垂涎の対象です。糸目は付けないという方がいらっしゃるほどです。今回の商品“ボウモア16年1989 カスクストレングス”は限定品なのでさらに価値が高まります。
取引価格はウイスキーの買取価格としてはそれほど高額ではありませんが、適切なタイミングと価格で買い取らせていただきました。
弊社買取価格 |
20,000円~ |
通常価格 |
不明 |
他社買取価格 |
~18,000円 |
再販価格 |
55,000円前後 ※ヤフオク・メルカリ |
ボウモア(ウイスキー)とは
ボウモア(ウイスキー)はスコットランドのアイラ島で作られています。人口4000人弱の小さな島なのですが、蒸溜場が8個もあるウイスキーの聖地と呼ばれています。どの蒸溜場も昔ながらの方法でウイスキーを作っています。ボウモアには素朴で野暮ったいライフスタイルが生み出した味わいが残っているのです。
海に囲まれた蒸溜場で熟成した原酒には汐のニオイがつき、クセのある味わいに変わっていきます。独特のヨード臭、焦げ臭さは好き嫌いがわかれますが、一度体験すると忘れられないものになります。
ボウモアはアイラ島ウイスキーの中でも女王と呼ばれるほど気品を持ったウイスキーです。昨今のウィスキーブームを追い風に、古い時代のボウモアほど高値で取引されています。いくつか挙げてみます。
ブラックボウモア
ブラックボウモア(ウイスキー)は幻と言われる、1964年の商品です。価格が高騰しており付属品が付いた完品では60万円以上の買取価格がついています。ブラックボウモアの中にも数種類あって、それぞれ価値が異なります。
ボウモア(ウイスキー)1963 30年
ボウモア(ウイスキー)30年は1963年に蒸溜され30年間熟成させた商品です。エイジングが30年といボウモアは他にもありますが、1963年蒸留モノは出来がよく入手困難です。取引価格もまちまちで付属品がついた完品であれば30万円以上の査定がつくことも。
ボウモア12年 旧ボトル(ウイスキー)
質の高いウイスキー作りに定評のあるボウモアですが、事業はなかなか安定せずオーナー企業が何度か変わっています。1994年からはサントリーがオーナーとなり設備を整備、またマーケティングを強化しています。
こうなると旧来の商品が見直されるようになり、いわば定番商品なのですが高値で取引されるようになっています。現行品12年では2,000円程度ですが、旧ボトルは10,000円以上になっています。他にも、ボトル自体がユニークなナイトフライ、シードラゴンなども高価取引の対象になっています。
ボウモア(ウイスキー) 16年 1989 カスクストレングスとは
このボウモア(ウイスキー) 16年 1989 カスクストレングスは1989年に蒸溜され、バーボン樽で16年間熟成を経たシングルモルトウイスキーです。2006年に発売されていて、限定2400本出荷されたものです。
サントリーウイスキーがサポートする以前、旧来の設備で昔ながらの方法で蒸溜~熟成を重ねた年代物と言えます。限定品という希少性もあるので今後さらに高価になっていくと思いますが、タイミングを見極めて手放すことも大切です。
ボウモア(ウイスキー) 16年 1989 カスクストレングス 高値の理由
このボウモア(ウイスキー) 16年 1989 カスクストレングスは販売数が限定されているということだけでなく、様々な魅力に溢れたウイスキーです。
カスクストレングス(ウイスキー)とは
人気の理由は、なんと言っても“カスクストレングス”であることが挙げられます。蒸溜された原酒はアルコール度数が高く、樽熟成を経ることで60度前後に落ち着いていきます。通常瓶詰めされるウイスキーのアルコール度数は40度前後と定義されていますから、ボトリングする段階で“加水”して調整します。このひと手間でウイスキーが“開き”ます。
しかし加水する前の樽出しのままの原酒を味わいたいという要望も多く、それに応えたのが“カスクストレングス”というアルコール度数の高い状態のウイスキーです。ラベル表示を見ると中央に“NATURAL CASK STRENGTH”とあり、アルコール度数は51.8度とあります。こうした表示を探しているマニアが世界中に存在します。
ウイスキーの製造年について
製造年は1986年とあります。サントリーの資本が入る前に仕込まれたモルトであることが分かります。経営状態は決して良くなかったはずですが、そうした環境下で作られたボウモアであるから価値が生まれます。経営が安定しなかったため蒸溜できなかった期間もあったのだとか。前述の通り、旧来の設備で仕込まれた晩年のモルトに高値がつきました。
ウイスキーの熟成年数について
シングルモルトウイスキーの定義では、3年以上の熟成年数が必要とあります。ボウモアは12年以上の熟成を経ることで“らしく”なっていきます。15年ではなく熟成期間が16年とは、そのような理由だったのかは定かでありませんが、ブレンダーの判断、経験に基づいた判断がモルトを目覚めさせたのでしょう。
バーボン樽熟成について
ボウモアウイスキーはシェリー樽で熟成することが多いと聞きますが、この商品はバーボンを作った樽を再利用しています。シェリー同様、こうしたバーボンカスクの人気も高く、甘すぎないフレーバーがクセの強いボウモアを、まろやかに仕上げています。バーボン樽での熟成ということも高査定につながるポイントです。
お酒買取専門店 リンクサスが高値取引できる理由
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まとめ
本場スコットランドのシングルモルトウイスキーは生まれた地域によって個性がはっきりしています。六大産地の中でもボウモア蒸溜所があるアイラ島産のシングルモルトは特に強烈です。好き嫌いが分かれるだけに、熱烈なファンや支持者がいます。
彼等は珍しいもの、他では出会えないウイスキーに目がありません。しかし目が高いのも事実です。お手元のウイスキーの価値を判断し、適切ない市場へ届ける。お酒買取専門店 リンクサスがお手伝いさせていただきます。