サントリーの人気シングルモルトである「白州」。その魅力をより一層知りたいなら、白州蒸溜所の工場見学に参加してみるのがおすすめです。
今回は白州が作られる白州蒸溜所の魅力や特徴、そして工場見学の内容やメリットについて紹介します。白州蒸溜所で買えるウイスキーの情報などもまとめているので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
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白州蒸溜所は山梨県北社市にあるウイスキーの蒸溜所です。サントリーが所有する蒸溜所であり、第二蒸溜所として1973年に建設されたという歴史を持ちます。
1973年といえば、サントリーが初めてウイスキー作りを開始してから50周年にあたる時期です。当時すでにサントリーは山崎蒸溜所を運営していましたが、山崎蒸溜所とはあえて異なる個性を持つウイスキーを作るため、白州の土地が選ばれ第二蒸溜所が建設されました。
そんな白州の蒸溜所では、モルトウイスキーの原酒が作られています。原酒はサントリーのさまざまなブレンデッドウイスキーの構成に使われるほか、シングルモルト白州としてもリリースされており、絶大な人気を集めています。
特にここ10年ほどで白州は世界的に人気が上昇しており、高額取引されるウイスキーの一つとして扱われています。例えばシングルモルト白州NV(ノンヴィンテージ)に関しては、定価7,700円(税込)のボトルが1万円以上の価格で取引されるほどの高騰化が話題になっています。
白州蒸溜所は北アルプスの山の麓に位置しています。およそ82万平方メートルもの森に囲まれているのが特徴で、この環境は世界を探しても非常に珍しいとされています。
森に囲まれた蒸溜所には、澄み渡る空気とたくさんの清流があります。標高およそ700mというウイスキー作りに適した環境で、丁寧なウイスキー製造が行われています。
また白州蒸溜所では単純にウイスキーを作るのではなく、多彩な原酒の作り分けにもこだわっています。発酵から蒸留、そして貯蔵までの工程に工夫を凝らし、異なるタイプのウイスキー原酒を多く生み出しています。
シングルモルト白州としてリリースされるボトルに関しては、たくさんの原酒をブレンダーが絶妙なバランスでブレンドし、芸術のようなウイスキーを作り上げています。森薫るウイスキーと呼ばれることもあるその味わいは、軽快でありながら複雑であり、心地よいスモーキーさを持ち合わせていることがポイントとなっています。
白州蒸溜所では工場見学ツアーを実施しています。白州の魅力が知りたいという方は、ぜひ参加してみましょう。
なお白州蒸溜所では複数のツアーが行われています。有料・無料のものがあり、それぞれ内容が異なります。全て事前予約が必要なので、内容を確認しながら希望のものに申し込むようにしましょう。
日曜日に白州蒸溜所ものづくりツアーに行ってきた!
発酵槽やポットスチルも凄かったけど貯蔵庫が圧巻で中に入った途端ウイスキーの甘い香りに包まれて幸せでした☺️
テイスティングルームでは白州の構成原酒を試飲後、「森香るハイボール」をみんなで作って乾杯!最高のツアーでした!? pic.twitter.com/wWJUJ8FxqK— 亮 (@EzR7) April 24, 2024
料金 | 1人あたり3,000円(税込) |
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開催日 | 年末年始・工場休業日をのぞく毎日 |
開催時間 | 10:00、11:05、12:10、13:15、14:20 ※各回およそ90分 |
予約 | 予約抽選制 ※およそ2ヶ月前に申し込み可能 |
試飲 | シングルモルトウイスキー白州、モルトウイスキー原酒、白州森香るハイボールなど |
白州蒸溜所のスタンダードな工場見学ツアーがこちらです。1人3,000円で参加可能なツアーで、白州が生まれるものづくりの現場を実際に間近で見ることができます。
五感で楽しめるツアーとなっていて、希少な白州の試飲もできます。シングルモルトウイスキー白州だけでなく、モルトウイスキー原酒や白州ハイボールなどの飲み比べができます。
またこのツアーに参加すると、お土産として「白州オリジナルテイスティンググラス」も持ち帰ることができます。白州好きの方にとってはたまらない内容となっているでしょう。
?白州蒸溜所
白州蒸溜所ものづくりツアープレミアムに参加。少人数でじっくり2時間強かけて巡る蒸溜所はとても素敵な場所だった。そしてテイスティング含めて内容がとても充実。ウィスキーに詳しくなくてもすごく楽しめる構成。ノート持って帰ってくるの忘れたのは失敗。
#たびねこのたび pic.twitter.com/C4Rt3I8YJz— たびねこ (@tabisurune_ko) May 12, 2024
料金 | 1人あたり5,000円(税込) |
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開催日 | 年末年始・工場休業日をのぞく毎日 |
開催時間 | 11:35〜13:45 ※およそ130分 |
予約 | 予約抽選制 ※およそ2ヶ月前に申し込み可能 ※2024年8〜9月中旬は休止 |
試飲 | 白州12年、モルトウイスキー原酒など |
白州蒸溜所の工場見学には、プレミアムツアーもあります。料金が1回あたり5,000円と高くなりますが、スタンダードなツアーにはない内容が充実しています。
例えばプレミアムツアーでは、このツアーでしか立ち寄れない製造エリアや貯蔵庫内も見学ができます。またテイスティングでは、白州12年などの希少なウイスキーも味わうことができます。
さらにお土産としては、白州オリジナルテイスティンググラスおよびグラスホルダーを持ち帰ることができます。
白州蒸溜所、場内見学(無料・製造工程見学無し)でしたが個人的には十分楽しめました。
テイスティングはもちろん、ウィスキー博物館も楽しめました! pic.twitter.com/wZGF1ggqjr— popon (78プラドウィスキー初心者おじさん) (@popozanzan) October 28, 2023
料金 | 無料 |
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開催日 | 年末年始・工場休業日をのぞく毎日 |
開催時間 | 10:30〜11:30、11:30〜12:30、12:30〜13:30 13:30〜14:30、14:30〜15:30、15:30〜16:00 ※入場受付時間のみ制限あり |
予約 | 予約制 |
試飲 | 有料テイスティングラウンジあり |
白州蒸溜所には無料の見学もあります。こちらは以前まで「場内見学」という名称で実施されていたものと同様ですが、「ウイスキー博物館・セントラルハウス入場」に名称が変わっています。
無料の見学では製造工程などは見ることはできません。ただし有料テイスティングラウンジ、ウイスキー博物館、ギフトショップの利用は可能です。
こだわりのギフトショップでレアな白州を手に入れられるので、ウイスキー購入目当ての方におすすめです。
DAY2
天然水ガイドツアーに翌日Go!
ウィスキーばかり注文されますが、白州は同じ敷地内で南アルプスの天然水のボトリングをしてます。
これ、お子さん連れにおすすめ!土日祝日も工場稼働しているそうなので、あのペットボトルが大量に作られてるとこ見れて楽しいです。そしてウィスキーも買えます? pic.twitter.com/XCCMdgSdaM— 魚屋TA20008 (@AnzTomo) January 12, 2024
料金 | 無料 |
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開催日 | 年末年始・工場休業日をのぞく毎日 |
開催時間 | 10:15、10:45、11:15、12:00、13:00、13:30、14:00、15:00 ※各回およそ60分 |
予約 | 予約制 |
試飲 | サントリー天然水 |
こちらのツアーはウイスキーの見学・試飲ではなく「サントリー天然水」の試飲つきツアーになります。天然水の製造工程見学が可能です。
臨場感あふれるプロジェクションマッピングなどがあり、ツアーを楽しみたいという方にぴったりです。ウイスキー博物館・セントラルハウス入場とともに利用するのも良いでしょう。
工場見学ツアーはいずれも予約が必要になります。特に「白州蒸溜所ものづくりツアー」および「白州蒸溜所ものづくりツアー プレミアム」に関しては、抽選となるので注意しておきましょう。
予約はサントリーの公式サイトから行うことができます。およそ2ヶ月前から申し込みが可能であり、参加できるツアーや申し込みできるツアーを開催日カレンダーから確認ができます。
例えば白州蒸溜所ものづくりツアーに応募する場合は、希望日をいくつか選択し、名前や連絡先などを入力したうえで申し込みを行うことになります。申し込みを行うと、後日抽選結果がメールにて届きます。
ただし年末年始など、工場の休業日は見学ツアーが実施されてないこともあるので注意しましょう。
白州蒸溜所に併設されたギフトショップでは、運が良ければ希少なウイスキーを買えることがあります。ラインナップはその時々の在庫状況で変わりますが、いずれも定価購入ができるのでぜひ狙ってみましょう。
ここからは白州蒸溜所のギフトショップで狙えるウイスキーやアイテムの例を紹介します。
速報‼️
右側が今日から発売の白州蒸溜所限定ウイスキーです?
180mlで3,850円アルコール度数48%
ノンチルフィルタード
平均酒齢12年との事です‼️
今まで売っていた蒸溜所限定ボトルは在庫限りで終売との事です。 pic.twitter.com/N268KYBgz9— kappa (@kappaRC42) April 27, 2024
白州蒸溜所では、蒸溜所でしか手に入らない限定ウイスキーがリリースされています。180mlボトルで3,850円と、お土産にぴったりな1本です。
平均酒齢12年のシングルモルトで、ノンチルフィルタード製法によるダイレクトな旨みが楽しめる仕上がりとなっています。ハチミツやチョコのような甘みに、白州らしい伸びやかなスモーキーさが絡み合います。
白州蒸溜所の限定ウイスキーは、ここ最近で新しい商品へと切り替わっています。かつては丸みを帯びた300mlのボトルが白州蒸溜所限定ウイスキーとして販売されていました。
こちらは新商品への切り替えとともに、希少価値が増しています。蒸溜所では1,400円と低価格にて販売されていましたが、今では1本に1万円近い価値がつけられています。
白州の定番となるこちらも、蒸溜所で購入できる可能性が高いです。スモーキーで万能なウイスキーであり、ストレートからハイボールまで幅広い飲み方で楽しめるのが魅力です。
入手困難と言われる白州NVも、蒸溜所なら定価購入がしやすいです。ただしおひとり様1本など、購入制限もあるので注意しましょう。
白州12年は酒齢12年以上のモルトのみを使用した、熟成タイプのシングルモルトです。流通量がノンヴィンテージボトルより少なく入手が困難だと言われていますが、運が良ければ蒸溜所のギフトショップで定価購入できる場合があります。
白州12年は流通価格が3万円近くになっているため、定価購入ができれば非常にラッキーです。蒸溜所のギフトショップなら、化粧箱つきで手に入れられるのも魅力です。
白州蒸溜所のギフトショップでは白州以外のウイスキーも販売されています。サントリーが取り扱うウイスキーが置いてあり、「バランタイン17年」「マッカラン12年」などの人気ウイスキーも同時に狙うことができます。
またこのほかオールドやロイヤルなど、白州原酒を使ったサントリーのブレンデッドウイスキーなども置いてあります。
さらにギフトショップでは、オリジナルのロックグラスやタンブラー、コースターなどのグッズも販売されています。「白州」のロゴ入りグッズなどもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
なおラインナップは、見学のタイミングで変わります。一度訪れたことがあるという方も、ぜひ再度訪れてみることをおすすめします。
白州蒸留所で買えるウイスキーはいずれも人気の高いボトルばかりです。特に「白州蒸溜所限定ボトル」に関しては、購入ルートが限られていることもあり定価の数倍もの価格で取引されています。
そんな白州の人気ウイスキーは、お酒買取査定に出すことで高値で売れることがあります。未開封ボトルを余らせてしまっているという方は、ぜひこの機会に買取査定の利用を検討してみましょう。
白州蒸溜所限定ボトルやシングルモルト白州の買取査定は、お酒買取専門店リンクサスにぜひお任せください。リンクサスはお酒を専門的に扱う買取店で、白州のような人気ウイスキーの査定を得意としています。
市場の人気や希少性を考慮した上での高額査定を行っているので、買取査定ご希望の方はぜひお問い合わせください。店頭買取のほか出張買取・宅配買取なども実施しているので、全国からご利用いただけます。
森に囲まれた白州蒸溜所では、こだわりの製法で多彩なモルト原酒の作り分けが行われています。蒸溜所見学ツアーに参加することで、工場でのものづくりを見学できたり、特別なウイスキーを試飲できたりします。
さらに蒸溜所のギフトショップでは、白州蒸溜所限定ウイスキーなどの希少なボトルも購入することが可能です。白州のウイスキーが好きな方、ウイスキー作りに興味がある方、また山梨県に訪れる機会のある方などはぜひ利用してみましょう。
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