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近年ますます盛り上がりを見せるウイスキーブーム。中でも世界中で人気を集めているのが、スコットランドの「ジョニーウォーカー」です。国内でも知名度の高いウイスキーなので、名前を耳にしたことがある方も多いかと思います。
今回はそんなジョニーウォーカーにフィーチャーし、どのようなラインナップがあるのかを解説していきます。ラベルの色ごとの違いや価格・キーモルトに関しても述べているので、この機会にチェックしてみてください。
目次
ジョニーウォーカーはウイスキーの本場スコットランドで作られるスコッチウイスキーです。スコットランドの各地から40種類の原酒を集め、バランスよくブレンドしたブレンデッドウイスキーとなっています。ブレンドによりスコッチらしいスモーキーさと甘さ、そして飲みやすさを兼ね備えた味になっているのがポイントです。
そんなジョニーウォーカーは数あるスコッチの中でも特に有名で、なんと販売数は世界No.1になると言われています。世界200カ国以上で愛されているポピュラーなブランドで、日本にも多くのボトルが輸入されています。世界的な評価が高く、ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)やWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)といった品評会で多くの賞も獲得しています。
ジョニーウォーカーは100年以上の歴史があるウイスキーです。
ジョニーウォーカーの歴史は、創業家であるウォーカー家が1820年に食料雑貨店をスタートさせた時から始まります。もともとは食料雑貨店だったウォーカー家ですが、1825年になるとウイスキー販売に力を入れるようになります。当時はウイスキーといえば大した味や香りがない飲み物でしたが、ウォーカー家はあえてウイスキーの品質や香りにこだわり、複数の蒸留所で作られたモルトを組み合わせたヴァデットモルトのウイスキーの製造をスタートさせます。この時に製造されていたウイスキーは「ウォーカーズ・キルマーノック」という銘柄であり、安定した品質と上質な味わいで高い評価を集めることになります。
そこから代替わりしますが、ウォーカー家のウイスキー事業は拡大を続けていきます。英国の産業革命を受けてウイスキーの生産設備や流通網を成長させていき、製造するウイスキーにも変化を加えるようになります。1865年には大量生産に対応するためグレーン原酒を取り入れたブレンデッドウイスキーを開発、このウイスキーは「オールドハイランド」と呼ばれ遠方へも多く輸出されるようになります。
そんなウォーカー家が「ジョニーウォーカー」ブランドを発売したのは1909年のことです。オールドハイランドをベースに、よりブランディングしたウイスキーとしてリリースされたのがジョニーウォーカーです。味わいはもちろんラベルデザインや見た目にまでこだわり、一般の方にもわかりやすいウイスキーとしてその名を広めていくこととなります。
現代は世界最大手の酒造企業であるディアジオ社がジョニーウォーカーブランドを運営しています。ブランドはますます成長を続けていて、限定品なども含めたくさんのボトルがリリースされています。近年では世界初の100%プラスチックフリー・紙製ボトルを導入するなど、時代に合わせたウイスキーづくりに取り組み続けています。
ジョニーウォーカー🪶
1人で並べてフェスティバル❗️皆さんの投稿が羨ましい…
子供達が大きくなるまで我慢や…
ウイスキーフェスティバル行きたい…#whisky #whiskey #ウイスキー pic.twitter.com/jIk7zVBkt2— TAMAGOYAKI(玉子焼き) (@TamagoyakiJpn) December 2, 2023
ジョニーウォーカーといえば、デイリー向けのボトルから上質な高級ボトルまで幅広いラインナップがあることが特徴です。それぞれ使用されているキーモルトや熟成年数に違いがあり、自分の好みや飲みたいシーンに合わせたボトルを選べるのが大きな魅力でもあります。
ちなみにジョニーウォーカーの各ボトルは、ラベルの色で見分けることができます。「ジョニ赤」「ジョニ黒」といったように、それぞれに愛称もついています。
ジョニーウォーカー・レッドラベルは、ジョニ赤の愛称で親しまれるボトルです。世界でもっとも売れているスコッチウイスキーと言われるボトルで、デイリー向けのウイスキーとして人気があります。日本国内でもスーパーやコンビニなどで気軽に手に入れることができます。
ジョニ赤はリーズナブルな価格ながら、40種類以上の原酒をヴァッティングさせることで生まれる旨味が特徴的です。キーモルトにはアイランドモルトの“タリスカー”が使われていて、荒々しくスパイシーな力強さとスモーキーさを感じられる味わいです。
全体的には若い原酒が多いウイスキーなので、アルコール感はやや強めです。ストレートだと飲みにくいと感じる方にはハイボールがおすすめです。ハイボールにしても失われない強さがあり、フルーティーな甘味と爽やかな余韻を堪能できます。
ジョニーウォーカーは基本的にオープン価格での販売であり、販売店によって価格帯が異なります。しかしジョニ赤の場合は入手がしやすいこともあり、特に高騰化などは見られず、どの酒屋や販売店で購入してもさほど価格に違いはありません。
ネットでは700mlボトルが1,500〜2,000円ほどの価格で販売されていることが多いです。
ジョニーウォーカー・ブラックラベル12年は黒色のラベルが目印のボトルです。「ジョニ黒」の愛称で有名なボトルで、飲みやすさに定評があります。
ジョニ黒には熟成年数12年以上の原酒が豊富に使われていて、ジョニ赤に比べアルコール感がマイルドになっています。穏やかな口当たりながらも凝縮された味わいで、しっかりとした飲みごたえがありバランスに優れています。ちなみにキーモルトには、スペイサイドモルトの“カーデュ”やアイランズモルトの“タリスカー”、アイラモルトの“ラガヴーリン”などが使用されています。
シェリー樽原酒によるレーズン・ドライフルーツのような甘味の中に、バランスの良いピート香、ヨード、そしてりんごや梨のような爽やかさを感じ取ることができます。ストレートでもハイボールでも飲みやすい、バランスに優れたボトルでもあります。
ジョニ黒は熟成ボトルということもあり、ジョニ赤よりランクは上です。ですが3,000円以下の手の届きやすい価格で入手できることが多く、ちょっとリッチに過ごしたい時にぴったりです。キリン公式の定価は1本2,500円(税込)で、通販サイトや酒販店によっては定価よりも安い価格で入手ができます。
ジョニーウォーカー・ダブルブラックは、ジョニ黒らしさであるスモーキーさにインスパイアされ生まれたブレンドです。ジョニ黒よりもさらにスモーキーさが増していて、強めの個性を堪能できます。ボトルは「ジョニ黒黒」といった愛称で呼ばれます。
ジョニ黒黒のスモーキーさは“ラガヴーリン”や“タリスカー”といったキーモルトからくるピートに由来しています。ブレンデッドウイスキーながらも、まるでモルトウイスキーのような味わいを楽しむことができます。スモーキーな中にもフルーツのような甘味があり、ジョニーウォーカーらしさをしっかりと感じられるボトルでもあります。
ジョニ黒黒はラインナップ的にはジョニ黒の上位ボトルのような位置付けですが、流通価格はジョニ黒とさほど変わりません。キリン公式による定価は1本2,790円(税込)で、ネット上の価格は700mlで2,500〜3,000円ほどです。高すぎず安すぎずの価格設定なので、ちょっとしたお土産などにも人気があります。
ジョニーウォーカー・グリーンラベルは、いわゆる15年ものの熟成タイプのジョニーウォーカーです。「ジョニ緑」の愛称で呼ばれることもあります。
通常ジョニーウォーカーのシリーズは、モルト原酒にグレーン原酒を組み合わせたブレンデッドウイスキーとして作られます。しかしジョニ緑はグレーン原酒を用いず、15年以上熟成のモルトだけをブレンドして作られています。いわゆるブレンデッドモルトであり、他のウイスキーにはない特別な味わいを楽しむことができます。
使用されるモルトには、ジョニーウォーカーの定番である“タリスカー”のほかピートが特徴的な“カリラ”なども含まれています。華やかでスモーキーな香りは、加水するとより一層花開く印象になります。
ジョニ緑になると15年以上の熟成ボトルということもあり、一本あたりの価格がやや高級になってきます。キリン公式通販サイトDRINXでの定価は1本4,350円(税込)で、ネット通販での相場は4,000〜4,500円ほどです。
ジョニーウォーカー・ゴールドラベル リザーブは、ジョニ金と呼ばれるボトルです。名前の通りゴールドカラーのパッケージやラベルが特徴的で、見た目からリッチな印象を感じ取ることができます。華やかな見た目と味わいで、お祝いのウイスキーとしても人気があります。
ジョニ金のキーモルトには北ハイランド地方の“クライヌリッシュ”が使用されています。これにより、他のボトルよりもスモーキーさは控えめで、甘味が全面に押し出されたような印象を受けます。口当たりはクリーミーでスムースであり、蜂蜜のような濃厚な甘さが特徴的です。
ジョニ金は通常のスーパーなどではなかなか見かけることができませんが、大型の酒屋やウイスキーに強いお店であれば購入可能です。インターネット通販にもラインナップされていて、タイミングが合えばキリンの公式通販サイトDRINXからの購入も可能です。
キリン公式からは定価4,720円(税込)で販売されています。Amazonなどの流通価格はこれよりも若干高く、5,000〜6,000円ほどとなっています。
ジョニーウォーカー・ブルーラベルは、ジョニ青の愛称で親しまれる年間4,000本程しか生産されない希少で特別なジョニーウォーカーです。厳選された原酒だけが使用されていて、中には40〜50年の長期熟成原酒までヴァッティングされています。なおブルーラベルは年数表記されていないノンエイジ品ではありますが、これは熟成年数にこだわらず品質の良い原酒をバランスよく使用するというブランドの考えがあるためです。
そんなジョニ青のキーモルトには“ロイヤルロッホナガー”や“モートラック”、“カードゥ”などが選ばれています。中には閉鎖蒸留所の幻と言われるモルトも含まれています。
味わいはとにかく華やかで、熟したリンゴのような香りとオレンジやライムのような柑橘のニュアンスが特徴です。爽やかでありつつも余韻にはスモーキーさもあり、完成度の高いウイスキーとなっています。
ジョニ青の価格はオープン価格であり、酒販店によって価格は変わってきます。スペシャルなボトルであるため相場は高く、流通価格は15,000〜20,000円ほどとなっています。
数年前までは15,000円以下の価格で買えるケースも多かったものの、近年はウイスキーが全体的に高騰化していることもあり、ジョニ青の価格も高騰してきています。
ジョニーウォーカー18年は、名前の通り18年以上の原酒のみを使った熟成タイプのジョニーウォーカーです。かつてはプラチナムラベルとしてリリースされていたものが、リニューアルして「ジョニーウォーカー18年」となっています。
キーモルトにはスペイサイドの“カーデュ”、“グレンエルギン”、そして北ハイランドの“グレンオード”、南ハイランドの“ブレアアソール”が採用されています。ジョニーウォーカーらしいスモーキーさは残しつつも角の取れた味わいになっていて、バニラやタンジェリン、よく煮たフルーツ、キャラメルのような香ばしい甘さを堪能できます。
雑味やアルコールアタックのないジョニーウォーカー18年は、まずはそのままストレートで飲むのがおすすめです。さらに大きめの氷を加えてロックにしても、華やかさが増し変化を楽しむことができます。
ジョニーウォーカー18年の価格はオープン価格となっています。ネットでの相場を見ると6,500〜8,000円程度で取引されているケースが多いです。箱付き・正規品であると価格が若干高くなり、箱なしや並行輸入品の場合はややお得な価格でGETできます。
ジョニーウォーカーは世界各国で愛されるブランドであり、市場がとにかく広いです。そのためお酒買取査定でも人気があり、未開封ボトルであればお酒買取の対象となります。特に希少なブルーボトル「ジョニ青」や「ジョニーウォーカー18年」、そのほか限定ボトルは高額買取となりやすいです。
もし今後も飲む予定がないジョニーウォーカーを余らせているなら、無駄にしてしまうのではなくお酒買取専門店の利用を検討してみてください。お酒買取専門店リンクサスでもジョニーウォーカーの買取を受け付けています。業界最高水準の査定額を提示できる自信がありますので、まずは一度ご相談ください。
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ラベルのカラーによって違いを堪能できるジョニーウォーカー。スコッチらしいスモーキーさとバランスの良さで、さまざまな楽しみ方ができるウイスキーでもあります。
ジョニ赤、ジョニ黒など入手しやすく安定した人気のボトルもあるので、気になっている方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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