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今回は、日の丸醸造の日本酒「まんさくの花」について解説します。まんさくの花はどのようなお酒なのか、限定品にはどのようなラインナップがあるのか気になっている方はぜひ参考にしてください。
目次
「まんさくの花」は秋田県で作られる日本酒の銘柄です。日の丸醸造が手がけるブランドで、秋田の柔らかな水を活かして作られる綺麗な酒質のお酒です。
日の丸醸造は1689年創業という老舗で、長年にわたり秋田県横手の土地で酒造りを行ってきました。伝統を大事にしながらも日本酒の研究を妥協せず続けているのが特徴で、なんと50種類もの日本酒を手がけているといいます。現在リリースされている日本酒のほとんどが“まんさくの花”であり、秋田を代表する地酒ブランドであることがわかります。
なお日の丸醸造には「日の丸」という伝統的なお酒もありますが、重厚で力強い日の丸に比べまんさくの花は飲みやすく柔らかで上品な味わいをしています。飲み飽きしないタイプのお酒であり、老若男女に広く愛される酒質をしているのがポイントです。
まんさくの花といえば、とにかく豊富なラインナップのお酒を展開していることで有名です。多種多様な酒米や酵母を使いお酒の作り分けを行っているため、ボトルごとの飲み比べも楽しめます。2022年時点では16種類の酒米と16種類の酵母を使用しており、お酒ファンにとっては非常に興味深いブランドと言えるでしょう。実際に商品として展開されているアイテム数も、他の酒造に比べて多いです。
なお作り分けが自慢の限定商品たちは、生原酒もしくは一度の火入れ原酒としてフレッシュな状態で瓶詰めされているものが多いです。原酒同士のブレンドなどはされておらず、酒米や酵母の違いをそのままダイレクトに味わえるようになっています。
3年ぶり?に蔵人で集合写真撮りました。
実は当社の蔵人は7人しかいません。
泊まりなしの週休2日なので1日5人ですね。業界関係者の方はこれを聞くと驚くみたいです。 pic.twitter.com/E4zPTOE2Uy
— 秋田『まんさくの花』醸造元 日の丸醸造株式会社 (@mansakusake) April 1, 2023
まんさくの花のお酒は、いずれも透き通るようなクリアな酒質で飲みやすいです。これは通年商品の特別本醸造酒や純米酒にも、60%という高精米のお米が使われているからです。
そして製造や貯蔵にもこだわりがあります。酒造では冷蔵設備をしっかりと備えた酒母室や貯蔵室を用意していて、低温瓶貯蔵で上品な風合いを生み出す工夫をしています。
[秋田県]まんさくの花
超限定
まんさくの人気商品!蔵元、600本の限定品、
味わいは呑めば感動する酒!#秋田県 #j
まんさくの花 pic.twitter.com/v3z8kU7hBL— リカーショップシライシ (@Ls_shiraishi) May 14, 2022
まんさくの花はいわゆる定番とよばれる通年商品のほか、限定品も非常に多く展開しています。まんさくの花の限定品には「流通限定」「県内限定」「超限定」といった種類があります。
流通限定は去年と同じものが発売されるとは限らないボトルで、その時だけの楽しみがあります。県内限定は蔵元直売所や秋田県内の酒販店でしか買えない非常にレアなお酒です。そして超限定は、年に2回だけ“超”特別価格で販売されるというお得で人気なお酒となっています。
そして限定品の中には、酒米による違いや搾りのタイミングによる違いを楽しめるといったコンセプト商品もあります。
ではまずまんさくの花シリーズの定番品をみていきましょう。定番品は通年発売なので、比較的入手がしやすいです。オンラインなどでも買いやすいので、初めて飲む方はこちらからぜひ挑戦してみましょう。
純米大吟醸 まんさくの花は、黄色いラベルが目印のボトルです。まんさくの花らしい綺麗で優しい酒質のお酒で、ふくよかな香りがありながら後味がスッキリで飲みやすいです。麹米には兵庫県産の山田錦、仕込み米には吟の精・秋田酒こまち・美郷錦といった秋田県産の酒造好適米が選ばれています。
こちらはまんさくの花の純米吟醸酒のうち、山田錦を贅沢に使って作られた1本です。まんさくの花の中でも看板商品の一つで、人気も非常に高いです。酒米の王様と言われる山田錦がもたらすふくよかな味わいで、優しさの中に芯の強さも感じ取ることができます。
まんさくの花シリーズの中でも“別格”の名がつく純米吟醸酒は、山田錦を38%まで削って醸されます。1年以上の低温瓶貯蔵を経て出荷されるお酒で、優しいお米の甘みに完熟りんごのような濃密でフルーティーな香りが加わっています。
いつもとは違った、リッチな気分を味わいたい時におすすめの1本です。木箱入りで贈答品にもピッタリです。
こちらは秋田県産の「吟の精」を原料米とし、秋田流花酵母を使い作られたお酒です。吟の精はお米の旨みがしっかりと出やすいのが特徴で、食中酒にふさわしい仕上がりです。香りは穏やかにし、酸味と旨みをしっかりと引き出したお酒になっています。
うまからまんさくは旨みのある辛口にこだわって作られたお酒です。日本酒度は+9となっており、キリリとした辛口を堪能できます。
ただ辛いだけではなく旨みもあり、味の濃い肉料理などにも負けないポテンシャルを発揮してくれます。冷やでも熱燗でも美味しく飲める仕上がりで、デイリー酒におすすめです。
こちらはまんさくの花の純米酒です。4合瓶が定価1,375円(税込)と、比較的お求めやすい価格帯になっています。穏やかな酒質を持つ純米酒で、酸味と辛味のバランスに優れています。純米酒の中に漂う吟醸酒のような香りが印象的で、日本酒初心者の方にもおすすめしたい1本です。
まんさくの花は先ほども述べたように限定品がとても多くあります。ここからは限定品のうちおすすめボトルをいくつか厳選してご紹介します。
こちらはまんさくの花の限定ボトルで、4月、10月と1年に2回のみ本数限定でリリースされます。一度火入れの純米大吟醸で、冷やして飲むと非常に美味しいボトルです。純米大吟醸でありながら4合瓶が2,000円弱とコストパフォーマンスにも優れており、ファン人気の高い1本となっています。
まんさくの花 巡米 山田錦70
秋田・日の丸醸造(株)
酒米の違いによる味の違いを楽しむ巡米シリーズ?私が購入した時期は山田錦、スッと入って香り好く優しい味わい?(˶ˊᵕˋ˵)♪ぜひ他のシーズンも飲み比べてみたいですね?(๑´ڡ`๑)#のんべえ #日本酒 #地酒 #まんさくの花 #巡米 #sake #japanesesake pic.twitter.com/0KeDMBM3vX— smile☺︎ (@fujiz7) July 17, 2023
巡米シリーズは、酒米の違いを楽しむために作られたシリーズです。発売月ごとに酒米が変わるのが特徴で、山田錦は5月発売のボトルです。毎月酒米は異なりますが精米歩合70%、酵母は秋田NO.12に統一されていて、一度火入れで酒米の個性を比べられるような仕上がりになっています。
【一つのタンクで荒中責】
伝統の槽で搾られたお酒は、搾り始めと終わりで大きくその表情を変えます?
その違いを愉しんでもらいたいというコンセプトの3種のお酒?
【まんさくの花 純米吟醸 生原酒】#まんさくの花荒ばしり#まんさくの花中ぐみ#まんさくの花責めどり pic.twitter.com/6l3khFjf5y
— 北宇 (@a7XLiIoM1df9FCE) December 12, 2021
荒・中・責シリーズは搾りの違いを楽しめるシリーズで1月の限定リリース品です。槽搾りという伝統技法で絞ったお酒のうち、自重のみで絞られる絞り出し部分の「荒ばしり」、酒が透明になった頃合いの「中ぐみ」、絞られた後に薄くなった酒袋に再度圧をかけて絞る「責めどり」の3つのボトルを比較できます。
責めどりは辛口でスパイシーな味わいをしています。
杜氏選抜シリーズとされるこちらのボトルは、杜氏(製造責任者)がおすすめする搾りたて原酒をボトリングしたものです。手書きラベルが特徴的で、マニア人気が高いです。
ピンクラベルやイエローラベルなどの商品があり、ピンクラベルは絶妙な苦渋感が特徴で料理の味を引き立ててくれます。4月および10月に発売されるのでぜひチェックしてみましょう。
限定祝酒 純米一度火入れ まんさくの花
冷やしていただきます
飲んだら香りがふわーん!でも辛口ですいっと飲めちゃう!あーご褒美!これはご褒美ですわ!!!! pic.twitter.com/ZNaROcZswT— まいか (@maika0519) May 12, 2020
四季の純米シリーズは秋田県内限定流通のお酒で、春(限定祝酒)・夏(限定夏酒)・秋(ひやおろし)・冬(しぼりたて)の全4種類のボトルがあります。通年商品にもある看板ボトル「純米まんさくの花」の限定バージョンで、一度火入れや生原酒タイプで味わいをより一層楽しめる工夫がなされています。
百田は秋田県で生まれた新酒米です。こちらはその百田を使って作られた純米大吟醸酒で、11月の限定品です。
山田錦の特徴を受け継ぎながら秋田で育つ性質の酒米で、秋田らしいお酒をお求めの方におすすめです。ふくらみのある甘いお酒で、今後の人気上昇も期待されています。
白麹仕込みの甘い日本酒に炭酸ガスを充填させたスパークリング日本酒です。コーラよりも強い刺激的な炭酸が入っていて、シュワシュワした感覚のお好きな方にはたまらない味わいです。しっかり冷やして飲むのがおすすめです。開栓時のふきこぼれには注意です。
まんさくの花は、ボトルによって使用されている酒米や醸し方が異なっています。そのためボトルによっておすすめの飲み方も変わってきます。例えばキリリとした辛口の純米酒なら熱燗でも美味しく飲めますが、一度火入れなどのフレッシュなお酒は冷や〜常温で飲むのが適しています。また生原酒やスパークリングタイプなどは、冷蔵庫でしっかりと冷やし、できるだけ早く飲むのがベストです。
基本的にはやや冷やして飲む方が、酒米や醸し方の違いを味わえるのでおすすめです。また冷やすことで、吟醸酒のフルーティーな香りをしっかりと堪能できます。
送っていただいた、まんさくの花米違いシリーズで飲み比べ!ヒュー! pic.twitter.com/ys03k9pFCg
— 斎木@サケグルイ (@Psyqhi) July 28, 2018
まんさくの花最大のポイントは、とにかくラインナップが多いことです。時期や作り方で異なる味わいを楽しめるので、ぜひ複数ボトルを比較しながら楽しんでみましょう。
ひやおろしや夏酒など季節ならではの限定品もあるので、定番商品が気に入った方は限定ボトルを飲んでみるのも良いかもしれません。
まんさくの花は秋田のお酒で、ラインナップの中には秋田県産米や秋田酵母にこだわって作られた商品も存在します。せっかくなら秋田名物と言われる料理やおつまみに合わせて楽しんでみましょう。秋田の名産にはきりたんぽや比内地鶏、はたはた・しょっつる鍋などがあります。
まんさくの花のように限定品・人気品のお酒は、お酒買取市場で高値がつきやすい傾向にあります。もし未開封で飲まないまんさくの花のボトルをお持ちなら、ぜひお酒買取専門店の利用も検討してみましょう。お酒買取専門店なら、お酒を無駄に捨ててしまうことなく、お得に現金化することができます。
お酒買取専門店リンクサスは買取可能なお酒のジャンルが広く、地酒・日本酒の買取にも対応しています。店頭買取・出張買取・宅配買取の3種類の方法をご利用いただけるのでぜひご活用ください。
なおまんさくの花のような日本酒は飲み頃が早く設定されているので、高値で買取可能な時期が限られています。買取にお悩み中の方も、まずはお早めにご相談ください。
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まんさくの花は秋田県横手のお酒で、全国区での人気があります。期間限定品や数量限定品のボトルが多く、ボトルごとに豊かな個性を持っているのが特徴的です。
さまざまなコンセプトのお酒があるので、日本酒ファンにとってはたまらない銘柄と言えるでしょう。優しく豊かな味わいなので、初挑戦の方もぜひこれを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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