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今回はサントリーから発売されていた人気のお酒「赤玉ポートワイン」について解説します。味わいはもちろん広告や歴史そのものが話題となったお酒なので、ぜひチェックしてみてください。
記事の中では赤玉パンチやカクテルレシピなど、赤玉ポートワインから派生した人気のお酒も紹介していきます。
目次
赤玉ポートワインは、サントリーがリリースするお酒の一種です。酒精強化ワインであるポートワインをイメージして作られたお酒で、いわゆる甘味果実酒に該当するお酒です。
赤玉ポートワインの発売は1907年と古く、現在では100年を超える歴史があります。当時のサントリーは創業者である鳥井信治郎氏を筆頭に、葡萄酒作りに力を入れていました。元々は輸入酒をそのまま販売しようとしていましたが、その味は日本人の味覚に合わず、売れ行きはあまり芳しくなかったそうです。そこで生まれたのが、日本人の舌にあった「赤玉ポートワイン」でした。
赤玉ポートワインはスペイン産のワインをベースにしながら、甘味料などを加えて作られているのが特徴です。これにより一般的なワインよりも甘みの強いお酒に仕上がっており、さらに高いアルコールで飲みごたえもあります。
なお通常のポートワインは発酵途中のワインにブランデーを加えて作られますが、赤玉はブランデーだけでなく甘味料や香料が贅沢に使われているというこだわりがあります。美しい赤の色合いも相まって、贅沢な印象を受ける特別なワインとして長い間人気を集めてきました。
つまり赤玉ポートワインと赤玉スイートワインは、基本的に同じものになります。時代の変化とともにパッケージなどには変化がありますが、受け継がれた伝統や意志は変わらず残っています。懐かしい赤玉ポートワインの味を堪能したい方は、ぜひサントリーから発売されている「赤玉スイートワイン」をチェックしてみましょう。赤玉スイートワインはオンラインショップや酒販店などで購入ができます。
さらに現在ではソーダを加えた「赤玉パンチ」も発売されています。赤玉パンチも缶タイプと紙パック入りの2種類があり、日常的に楽しめるようになっています。
おはようございます。今日は1月30日、サントリー創業者鳥井信治郎の誕生日です。
彼は「やってみなはれ」の精神で日本の洋酒事業を牽引??
特に“赤玉ポートワイン”の宣伝は斬新でした?
落書きのような新聞広告に、日本初のヌードポスター…
日本国民の注目を集め、大正後期のシェアはなんと6割‼️ pic.twitter.com/anwjPibw54
— 麻酔科?️?まるか (@Masuika_Maruka) January 29, 2020
赤玉ポートワイン!宣伝カー(;´Д`) pic.twitter.com/YQRN9KpCHi
— トウキョウAA909 (@tokyoaa909) April 9, 2023
1907年にリリースされた赤玉ポートワインは、瞬く間に注目を集め人気を博します。当時はかなりの贅沢品、そして横文字を使ったボトルはおしゃれで“ハイカラ”な飲み物として評判を集めました。
赤玉ポートワインは広告・宣伝にも力を入れていて、非常に話題となりました。日本初のヌードポスターや斬新な新聞広告、そのほか大胆な宣伝カーなどは今でも語り継がれるほどです。宣伝のためにオペラ劇団を作るなど、その力の入れ具合はただのいちお酒とは考えられないレベルでした。
特に松島栄美子がモデルとなったヌードポスターに関しては、世界ポスター展で1位を獲得するほどの注目を集めていました。両肩を大胆に露出した女性のポスターは、大胆でありながら上品な印象でもあり、ポスター全体のセピア色がワインの赤みを上手に引き立てているのがポイントです。
このように国民の注目を大きく集めた赤玉ポートワインは、贅沢品でありながらも大正後期には国内ワインのシェア率6割を占めていたといいます。まさに日本のワイン文化の原点であり、のちにワインを食卓や生活へと定着させるきっかけにもなりました。
時代の流れとともに高級酒から定番酒へと切り替わっていった赤玉ポートワインですが、NHKドラマ「マッサン」でサントリーの歴史や鳥井信治郎氏に注目が集まったことで、ワインも再注目されることになります。
元々普通のワインではなく“ポートワイン”の要素を取り入れた飲み物であることから、非常に飲みやすいと話題となり、人気が再燃しています。
そんな赤玉ポートワインの味は、とにかくスイートな印象です。一般的な赤ワインのような苦味はほとんどなく、ジュースのような甘味を感じることができます。甘い中にもしっかりとしたアルコールの口当たりがあり、カクテルやサングリアのようなニュアンスで楽しめるようなお酒に仕上がっています。
赤玉ポートワインから改名し生まれた「赤玉スイートワイン」には、いくつかのボトルがあります。ここからは各ボトルの特徴について紹介していきます。
赤玉スイートワイン赤は、赤玉ポートワインとして生まれ、100年以上の歴史を受け継いできた定番ボトルです。日の丸と太陽をイメージしたおしゃれなボトルデザインも相まって、若い方からご年配の方まで広い層からの支持を集めています。
発酵の途中でブランデーを加えて酵母の働きを止め糖分を残すという、ポートワインの作り方からヒントを得て作られたお酒です。ジュースのような贅沢な甘味で、誰でも気軽に飲める味に仕上がっています。
元々は贅沢品・高級品という扱いでしたが、現在は550mlボトルを約550円(税込)で購入ができます。そのためコスパの良いお酒をお探しの方にもおすすめです。
こちらは赤玉スイートワインの白タイプです。花のようなフローラルさが引き立つ1本で、フルーティーさもあり非常に飲みやすいです。ナイアガラ種を使っているため、甘さの中にスパイシーなニュアンスもあります。
甘いお酒と言っても人工的な甘さではなく、あくまでもナチュラルに楽しめるのが魅力です。後味が良いので、デザートワインや寝る前の1杯として取り入れてみるのも良いでしょう。
赤玉パンチは赤玉スイートワインに炭酸を加えた“ワインソーダ”です。レモンのニュアンスもプラスされていて、すっきりと爽快な味を堪能できます。
缶を開けてそのまま飲めるという手軽さで、ビールの代わりに晩酌として、カクテルの代わりに女子会のお供にと広く楽しむことができます。アルコール度数は6%となっています。
ソーダでおいしい赤玉パンチは紙パック入りの商品です。ソーダ水で割るだけで、お店で飲むような赤玉パンチの味わいを堪能できるという1本です。赤玉パンチ:ソーダ水=1:2程度のバランスで割るのがおすすめです。500mlパックで約10杯分の赤玉パンチを作れるので、コスパも良いです。
なおソーダ水で割るだけでなく、コーラやサイダー、ジュースなどで割るのも良いでしょう。
赤玉ポートワインは味わいや甘味が強めなので、普通のワインとしてだけでなくさまざまなスタイルで飲むことができます。
ここからはおすすめの飲み方をいくつか紹介していきます。
ラウンジで赤玉ポートワインをいただいてる。初めて飲んだけどめちゃくちゃ甘いんですね。
これは好きだわ。
#赤玉ポートワイン #小樽 pic.twitter.com/wSyWU8qDR2— じふ (@FotJif) September 11, 2017
赤玉ポートワインは、通常の赤ワインのように楽しむことができます。ワイングラスに入れて、10℃前後に冷やしながら味わってみましょう。なお甘さを控えめにしたい方は、さらによく冷やすのがおすすめです。
香りや色が美しいドリンクなので、ワイングラスはやや大きめのものを選ぶとバランスが良くなります。
おっ赤玉ポートワインやん
レトロ居酒屋にあるよね
くそ甘いんだけどロックとか炭酸水で割るとくそうまい!! pic.twitter.com/kmfFFn4QDp— ゆき(・×・)える (@youkiel17) March 19, 2017
赤玉ポートワインの濃厚な味わいは、氷を浮かべてオン・ザ・ロックにするのもありです。氷はなるべく大きめのものを選ぶようにしましょう。
時間経過とともに、氷が溶けて味わいのニュアンスの変化を感じることができます。
ワインは赤玉ポートワインに限ると天狗が言っていたので、もらったドライフルーツを赤玉でサングリアにしました pic.twitter.com/C9QsoPdFEk
— ア ナ ベ べ ○ ○ (@u_zinosuisou) August 29, 2019
フルーティーな赤玉ポートワインは、お好きなフルーツを浮かべてサングリア風にするのもありです。オレンジやブルーベリー、イチゴ、リンゴなどを一口大にカットして浮かべてみましょう。甘味の強さが気になる方は、レモンなどを混ぜてみるのもおすすめです。
赤玉スイートワインのお湯割り美味しい。 pic.twitter.com/kOiKLBsNwm
— 光橋あづみ (@piropirokon) December 11, 2018
お湯割りは赤玉ポートワイン:お湯=1:1で割れば完成です。割ることでアルコール度数も低くなるので、穏やかなドリンクに生まれ変わります。お好みで蜂蜜やシナモンなどのスパイスを加えるのも良いでしょう。
お湯割りにした赤玉ポートワインを飲むと、ホットワインのように身体がポカポカとするのを感じられるでしょう。ほっと一息つきたいシーンや、寒い冬の1杯にぜひ選んでみてください。
赤玉ポートワインは甘いですがアルコール度数が14%と高めです。カクテルのような飲みやすさを追求する方は、ぜひジュースでお好きな濃さにわってみましょう。
特にオレンジジュースやグレープフルーツジュースなど、柑橘系のジュースとは相性が抜群です。赤玉の甘味とフルーツジュースの甘酸っぱさが絶妙にマッチします。
梅酒が好きな方は、赤玉に梅酒を混ぜてみましょう。割合はお好みで構いませんが、赤玉ポートワインを若干多めにするとバランスよく仕上がります。
赤玉の梅酒は甘く濃厚でありながら、ベタベタしすぎない大人の味わいに仕上がります。ストレートだとキツいと感じる方は、氷を浮かべてロックスタイルで楽しんでみてください。
赤玉ポートワインはとにかくフルーティーな印象のお酒です。苦味や酸味が強めのワインに比べ甘みが強いので、おつまみもガッツリとした味わいのものがおすすめです。
例えばオイリーなアヒージョやジューシーな焼きチーズなどは、合わせるおつまみとして定番です。このほかフライドポテトなど、塩気が効いていてジャンクな揚げ物を合わせるのも良いでしょう。また酸味の効いた酢豚やアクアパッツァなどもおすすめです。
赤玉にソーダを加えた赤玉パンチなら、甘いハイボールのような感覚で楽しめます。例えば唐揚げや餃子など、油っぽいおつまみに合わせてみてもいいかもしれません。
もちろんデザートワインとして、食後にゆっくりと楽しむのもありです。ぜひお気に入りの料理やおつまみと合わせながら、自分らしいマリアージュを見つけてみてはいかがでしょうか。
今回はサントリーが古くから自信を持って提案してきた「赤玉ポートワイン」、そして改名し現在でも人気を集める「赤玉スイートワイン」について説明しました。ポルトガルのポートワインからヒントを得て作られた甘味果実酒で、ワインよりも甘く、飲みやすい味わいを堪能できます。
そんな赤玉ポートワインは、かつては高級酒の扱いでしたが現在では低価格で購入しやすいドリンクの位置付けになっています。スーパーなどでも取り扱いがあり気軽に購入できるので、ぜひこの機会に挑戦してみてください。
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