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世界を代表するワイン銘醸地といえば、フランス・ブルゴーニュ地方ではないでしょうか。
ロマネ・コンティやモンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュなど、世界中の生産者が目指すトップ・オブ・トップのワインが生産されている、“生きる伝説”といっても過言ではない産地です。
本記事では、そんなブルゴーニュワインの格付けや特徴、高級ワインから手軽なおすすめワインを紹介します。
ぜひ、ブルゴーニュワインの基礎を知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。
ブルゴーニュワインの基本を下記の内容でまとめました。
それぞれ解説していきましょう。
ブルゴーニュとは、フランス北東部に位置するワイン産地です。フランス西部に位置するボルドーと双璧をなす、世界で最も有名なワイン産地であり、4世紀頃にはすでにその名声が確立されていたといいます。
ブルゴーニュと一口にいっても産地が南北に長く、大きく分けて6つに分けられて語られることが少なくありません。それらを下記にまとめました。
とくに、世界的に有名なのは「シャブリ」、「ボージョレ」、「コート・ド・ニュイ&コート・ド・ボーヌ」でしょう。
日本でも人気のあるワイン産地が、意外にひとつの地方にまとまっていることを知らない方も少なくありません。ブルゴーニュワインを知ることは、世界的産地を知るひとつのポイントになってくるのではないでしょうか。
ブルゴーニュワインの歴史は長く、簡単には言い表すことができない深さがあります。しかし、簡単にいうのであればブルゴーニュワインは、「カトリック」と深い繋がりが発展をもたらした産地ということがいえるでしょう。
ブルゴーニュ自体は2世紀に既にブドウ樹が持ち込まれたといわれており、4世紀頃にはワイン銘醸地としての地位を手に入れていました。しかし、その品質を高めたのは中世のベネディクト修道院といわれており、首都ディジョンの隆盛と共に発展していったと考えられています。詳しくは後述しますが、ブルゴーニュといえば、ピノ・ノワールとシャルドネが主要品種とされています。
これは1395年にフィリック豪胆公が品質の低いブドウ樹の栽培を禁止した過去が関連しており、よりこの土地に合った高品質なワインを造ることが奨励されていたのです。
ブルゴーニュは、品質の低いワイン造り自体を禁じる、まさにワインと共に生きる土地だったと考えることができるでしょう。
ブルゴーニュワインの特徴は、大きく分けて3つあります。
それぞれ解説していきましょう。
上記でお伝えしたように、ブルゴーニュはボルドーと双璧をなす有名ワイン産地として知られています。しかし、そのワインスタイルが全く違うところがユニークなところです。
ブルゴーニュワインは、ピノ・ノワールやシャルドネ、アリゴテ、ガメイなど、これら品種を単一で醸します。
一方、ボルドーはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンなど、ブドウをブレンドしてワインを醸すスタイルをとっているのです。
長い歴史の中でブルゴーニュは、その土地に合う品種を最大限見極め、結果ひとつの品種にたどり着いたといった過去があります。
もちろん、中には別品種をブレンドさせて造られるワインも存在していますが、基本的には単一品種が主体と覚えておくとよいのではないでしょうか。
ブルゴーニュの特徴として、畑単位のAOCが存在しているといった部分があります。詳しくは後述しますが、ここもボルドーや他産地と大きく違うところでしょう。
上記でお伝えしたようにブルゴーニュワインはカトリックなど修道院の活躍で品質を高めますが、その力も1100年代後半には衰え始めます。
そのため、一旦彼らが所有していた畑は国有化され、その後に富裕層に売却された中で相続による分配が行われました。
結果、畑単位で所有者が変わったり、ワインの質も変化することから、最終的に地方や地区だけでなく、村、そして畑単位にまでAOCが細分化されることになったのです。
世界を見ても非常に珍しい産地であり、結果的にフランスの約1/4のAOCはブルゴーニュが持っている、といったことになっています。
ブルゴーニュワインを語る上で欠かせないのが、世界最高峰のワインが生まれている産地といったところでしょう。
赤ワインであれば、ロマネコンティやロマネサンヴィヴァン、リシュブール、ジュヴレ・シャンヴェルタンなど、世界最高峰のワインはこのブルゴーニュで生まれています。
上記でブルゴーニュワインの基本をお伝えしました。ここからは、よりブルゴーニュワインを知りたいといった方のために、より深堀りした知識を紹介していきます。
それぞれ解説していきましょう。
ブルゴーニュの主要品種をあらためて下記にまとめました。
世界で最も栽培されているといっても過言ではない、白ブドウ品種。
適応能力が高い品種ではあるものの、ブルゴーニュの石灰岩質の土壌と相性がよく、世界最高峰の白ワインがシャルドネから造られています。
Last vintage's Aligoté next to this year's Aligoté grapes. These grapes were harvested already and we're loving what we're seeing.
Showcasing our wines, handcrafted from the soil up. #YoungInglewoodWines #Wine #StHelena #NapaValley #MyStHelena #StHelenaAVA #NapaGreen #CCOF pic.twitter.com/2FCpdHM163
— Young Inglewood Vineyards (@YIVWine) August 18, 2021
ブルゴーニュの中央に位置するマコンなどの主要品種が、アリゴテです。酸度が高い白ブドウ品種ですが、熟成させることで素晴らしい白ワインを生み出します。
かのワインカクテル「キール」を生み出した品種としても知られています。
#BIVBRDV
Did you know that the Sauvignon grape variety is only grown in Bourgogne in the Saint-Bris-le-Vineux region? Indeed, the white wines of Saint-Bris & exclusively made from the Sauvignon blanc and Sauvignon Gris grapes.
More information & anecdotes:https://t.co/ePgcFHO8p1 pic.twitter.com/RMEnrtcClV— Bourgogne Wines (@BourgogneWines) March 30, 2022
意外かもしれませんが、ブルゴーニュではソーヴィニヨン・ブランも栽培されています。ただし産地は限定されており、シャブリの南西にあるグラン・オーセロワ地区にあるサン・ブリのみの栽培となっているようです。
独特の風味を持つ、ボルドーとは違った印象の白ワインを生み出します。
言わずと知れた、世界最高峰の黒ブドウ品種「ピノ・ノワール」。今や世界中で栽培されているものの、ブルゴーニュの粘度石灰質の土壌と最高の相性を持ち、未だブルゴーニュを超えるピノ・ノワールは存在しない、といわれているほどです。
タンニンは少なめながら酸度が高く、熟成させることで複雑性のある芸術的な味わいのワインが生み出されます。
収穫のお手伝いにボジョレーに来ました🍇
数年前に長く住んでいたので手伝いに来てと言われ5年
コロナ影響があったので行けず久しぶりの故郷
ただ私の体力も衰えておりビックリ🥲
クリュボジョレーの畑は急斜面、ガメイ品種の樹は低いので腰が悲鳴をあげています💦#ワイン#ボジョレー#収穫か pic.twitter.com/PM16RbK1nX
— 南フランス🇫🇷マルセイユ在住🍇ソムリエール/🍷ロゼワインアンバサダー/🍇畑探究家 (@Yoko40245139) August 28, 2022
ブルゴーニュのボージョレ地区の主要品種が、ガメイです。コート・ド・ニュイなど優れたピノ・ノワールを生み出す産地では凡庸なワインしか生み出さないものの、ボージョレ地区の花崗岩との相性がよく、同産地では素晴らしい品質のガメイが生み出されています。
ボージョレ・ヌーヴォーの主要品種ですが、グラン・クリュになると長期熟成タイプの繊細かつ深みのある素晴らしい赤ワインを生み出します。
ブルゴーニュには、数多くのワイン産地が存在しています。その中でも、とくに重要だと思われる産地をいくつか紹介していきましょう。
白ワインで有名なシャブリ地区。牡蠣の化石を含んだキンメリジャン土壌とシャルドネの相性がよく、酸度がシャープかつミネラル豊富な白ワインが生み出されています。
グランクリュ、プルミエクリュ、プティシャブリなど、産地によって格付けも変わってきます。
ブルゴーニュきっての名立たるグラン・クリュが集結する注目の産地、コート・ド・ニュイ地区。赤ワインが9割を占める産地ですが、シャンポール・ミュジニィなどの素晴らしい白ワインを生み出す産地も多く有しています。
また、ジュヴレシャンヴェルタンなどもコート・ド・ニュイ地区に位置しています。
ロマネコンティ、モンラッシェ、ムルソーなど、世界最高峰のAOCを数多く有するコート・ド・ボーヌ地区。白ワインの生産量が40%と多く、樽をしっかりと効かせたナッティでボリューミーな白ワインを生産しています。
ボーヌ村には、ロマネコンティを始めとした数多くの最高峰グラン・クリュが集結しており、世界中のワイン愛好家垂涎の品のほとんどがコート・ド・ボーヌ地区に集合しているといっても過言ではないでしょう。
ボージョレ・ヌーヴォーで知られる、「ボージョレ地区」。ここも、ブルゴーニュ地方のひとつとして知られています。赤はガメイ主体といった中心部とは少し違ったスタイルであり、早く飲んで美味しいモダンなワインが造られています。
新酒のイメージが強いボージョレですが、丘陵地帯の花崗岩では優れたワインが生み出せるということで、この場所に10個のグラン・クリュが存在しています。
熟成にも耐える、素晴らしいワインがここで生まれていることを知っておきましょう。
上記でもお伝えしているように、ブルゴーニュはフランスの約1/4のAOCを有するワイン産地です。その理由として、とてもユニークなAOCのシステムが関係しています。
例えば、ボルドー地方を例に挙げてみましょう。
ボルドーは、まず全域のAOCボルドーから地区のAOCメドック、村のAOCマルゴーなどで構成されています。もちろん、ワインのスタイルによっても変わりますが、第一級シャトーだからといって、「AOC シャトー・ラトゥール」などは存在しません。
一方、ブルゴーニュは全域のAOCブルゴーニュをベースに、スタイル別AOC、地区AOC、村AOCといったもので終わらず、「プルミエクリュ( 1級畑) AOC」、「グランクリュ(特級畑)AOC」といったところまで細分化されているのです。
例えばロマネコンティは商品名ではありますが、グランクリュ畑の名前でもあることから、「AOCロマネコンティ」といった名を名乗れます。
こういったシステムであることから、どうしてもブルゴーニュはAOCが多くなり、フランス随一の数を有することになっているのです。
ブルゴーニュワインの楽しみ方を下記の内容にまとめました。
それぞれ解説していきましょう。
ブルゴーニュワインの特徴は、赤ならピノ・ノワール、白ならシャルドネといった形で単一品種で造られているところにあります。そのため、生産者や産地、畑の違いによる味わいの違いがよくわかるところが魅力です。
ブルゴーニュワインを楽しむ際は、ひとつの産地や生産者、畑だけでなく、さまざまな産地と飲み比べてみることをおすすめします。同じ地区であっても畑が違うだけで、かなり味わいが変わります。「ワインの魅力はその繊細さ」という方が多いですが、ブルゴーニュワインを飲み比べすることで、その意味がしっかりと理解できるのではないでしょうか。
ブルゴーニュワインは、熟成させることで真価を発揮するものが少なくありません。近年の潮流で早飲みワインも増えてきているのですが、それでもプルミエ・クリュ以上のブルゴーニュワインは、熟成させなければもったいないクオリティです。
ピノ・ノワールは酸度が高く熟成向きですし、シャルドネも樽を入れるタイプが多いため、ボリューム感があり熟成に耐えます。同じワインを数本購入し、1年ずつワインセラーで熟成させながら、その味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ピノ・ノワールやシャルドネは、さまざまなペアリングを楽しみやすい品種です。とくに赤ワインのピノ・ノワールは、味わい自体がミディアムボディやライトボディのものが多く、和食との相性も悪くありません。
シャルドネも、シャブリのものはミネラル感・酸度ともに高い傾向にあることから、魚介類やサラダ、さらに焼き魚などとの相性がよく、日常的に使いやすい傾向です。
ちなみに、ピノ・ノワールは現地でもジビエなどと合わせて飲まれていることから、日本国内では馬刺などと合わせるとより美味しくいただけるのではないでしょうか。
ここからは、おすすめのブルゴーニュワインをいくつか紹介していきます。ぜひ、気になった商品があった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
DRC | ピノ・ノワール | 2017 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ルイ・ジャド | シャルドネ | NV | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
アルベール ビショー | シャルドネ | NV | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
Maison Joseph Drouhin(メゾン・ジョセフ・ドルーアン) | ピノ・ノワール | NV | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
メゾン・アン・ベル・リー | ピノ・ノワール | 2013 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ドメーヌ・テヴノ・ル・ブラン | ピノ・ノワール | 2017 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ラブレ・ロワ | ピノ・ノワール | 2014 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
アルロー | ピノ・ノワール | 2018 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ドメーヌ ラペ | シャルドネ | 2019 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
パトリック・ジャヴィリエ | シャルドネ | 2014 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
PIERE PONNELLE | シャルドネ | NV | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ジャン・ルイ・ライヤール | ピノ・ノワール | 2014 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ドメーヌ・レ・グリフェ | ガメイ | 2019 | フランス |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ルイ・ラトゥール | ガメイ | 2012 | フランス |
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その一部を下記に記しました。
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