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ウイスキーは世界各国で作られています。作られている土地や銘柄ごとに個性があり、味わいにも大きな差があります。自分好みのウイスキーを探したいなら、まずはウイスキーごとの特徴を知るところから始めましょう。
今回はアイルランドのウイスキー「ブッシュミルズ」を紹介します。特徴やラインナップも案内するので、ぜひウイスキー選びの参考にご覧ください。
目次
ブッシュミルズ(BUSHMILLS)はアイルランド産の“アイリッシュウイスキー”です。モルト原酒とグレーン原酒を混ぜ合わせて作られる「ブレンデッドウイスキー」や、単一蒸留所のモルトのみを使った「シングルモルトウイスキー」を展開しています。
そんなブッシュミルズはライトな口当たりで飲みやすく、初心者にとっても親しみやすいのが魅力です。スタンダードボトルは1,000円前後の価格でスーパーなどでも購入ができるので、デイリー用のウイスキーに選びやすく、食中酒や毎日の1本としておすすめです。
アイリッシュウイスキーはアイルランドにて作られるウイスキーで、世界5大ウイスキーのひとつに数えられています。アイリッシュウイスキーにはモルト(大麦麦芽)を原料とするモルトウイスキーやとうもろこしなどの穀物から作られるグレーンウイスキー、モルトに加え未発酵の大麦やオート麦などを加えて作られるピュアポットスチルウイスキー、そしてこれらをブレンドして作られるブレンデッドウイスキーなどの種類があります。
この記事で紹介するブッシュミルズはアイリッシュウイスキーの伝統製法を守って作られている銘柄で、3回蒸留を行なっているというのがポイントです。スコットランドのスコッチやジャパニーズウイスキーに比べ蒸留回数が多いため、雑味の取れたライトな酒質に仕上がりやすいのです。
またアイリッシュウイスキーの多くは、ピートを炊かない“ノンピート麦芽”を使用します。煙たいような印象がなくクセも出にくいので、まろやかな味わいがお好きな方にピッタリです。
ブッシュミルズの製造場所である「ブッシュミルズ蒸留所」はアイルランドの最北端の場所にあります。蒸留所は1608年創業で、現存している中では世界最古の蒸留所と言われています。
当時の英国王であったジェームズ1世により「王室公認蒸留酒」の製造ライセンスを与えられたことで、蒸留の歴史が開始しました。そこから400年以上に渡り、さまざまな歴史を乗り越えながら今でも稼働が続いています。
実際に蒸留所としての登録や稼働が始まったのは1784年で、そこから18世紀の間、蒸留所は大きく成長していきました。1850年代に大麦麦芽が課税され多くの蒸留所がウイスキーの質を変える中でも、ブッシュミルズは麦芽100%使ったウイスキー作りを守り続けていきました。
そんなブッシュミルズ蒸留所ですが、1885年には火災が発生し蒸留所が焼失するという自体に見舞われます。しかし様々な専門家の助けもあり蒸留所は再建、1889年のパリ万博では金賞を獲得するほど見事な復活劇を遂げます。
その後もアメリカの禁酒法などの困難が降りかかりますが、アイリッシュウイスキーが低迷期を迎えてからもブッシュミルズはブランドを守り続けます。現代でも買収やオーナーの入れ替わりなどを繰り返しながら、400年以上続くウイスキーとしてその名を広げ続けています。
ブッシュミルズはアイルランド産の麦芽を使うことに大きなこだわりを持っています。使われる大麦麦芽はアイルランド産100%です。この麦芽はピートを炊かない「ノンピート麦芽」やピートの少ない「ライトピート麦芽」であり、アイリッシュウイスキーらしいクリアな味わいを作り上げています。
またブッシュミルズ蒸留所では、熟成の樽にもこだわっています。バーボン樽をはじめシェリー樽やワイン樽、ラム樽のようなさまざまな樽を使い分け、原酒の作り分けを行っています。同一の蒸留所内で複数の樽を使った原酒を作りバッティングさせるという手法で、高品質で安定した酒質のウイスキーを作り上げているのがポイントです。
ブッシュミルズは他のアイルランド産ウイスキーに比べ、モルト比率が高いという特徴もあります。通常アイリッシュウイスキーには発芽していない大麦から作られる「ピュアポットスチルウイスキー」がブレンドされますが、ブッシュミルズはこれをブレンドしていません。
つまりブレンドの中には、グレーン原酒とモルト原酒しか含まれていないことになります。そして比率はホワイトブッシュと言われるボトルでも50%以上のモルト比率、さらにブラックブッシュというボトルになるとモルト比率が80%にまで上がります。またブッシュミルズの中には、モルト原酒だけを使ったシングルモルトも存在しています。モルト好きの方にこそ、注目してほしい銘柄であると言えます。
アイリッシュウイスキーらしくスムースでライトな味わいの中でも芯を感じられるのは、モルト比率が高いことが関係しているでしょう。ブッシュミルズを楽しむ際は、豊かな香りやコクをしっかりと感じてみてください。
ブッシュミルズにはスタンダードのボトルのほか、複数のラインナップがあります。ここからはブッシュミルズのおすすめボトルについて、特徴や味わいを紹介していきます。
ブッシュミルズのスタンダードボトルで、モルトとグレーンを掛け合わせたブレンデッドウイスキーです。ラベルが白いことから「ホワイトブッシュ」という名で呼ばれます。
スムースな口当たりと果実のようなフレッシュな味わいで、非常にバランスに優れた一本です。
ブッシュミルズの上位ボトルで、黒いラベルが特徴です。こちらもブレンデッドウイスキーですが、ホワイトブッシュよりもモルト比率が高くなっています。
ブレンドの中にはオロロソシェリー樽やバーボン樽で熟成されたモルト原酒が80%以上使われています。最長7年熟成の原酒も含まれていて、シェリーらしい華やかで重厚な味わいを感じ取ることができます。
ブッシュミルズがリリースするシングルモルトのウイスキーです。緑色のラベルが目印です。バーボン樽を中心に最低10年熟成された原酒が使われていて、蜂蜜やバニラを思わせるニュアンスがあります。
ノンピート麦芽のシングルモルトなので、煙たい印象のモルトが苦手な方にもおすすめです。水割りやロックで飲むのが特に人気です。
青いラベルのブッシュミルズは、12年熟成のシングルモルトです。バーボン樽やオロロソシェリー樽で熟成された原酒をバランスよくブレンドし、マルサラワイン樽でフィニッシュさせて作られています。
アロマの濃厚な熟成シングルモルトで、蜂蜜やリンゴの強い甘みがあります。
赤みがかったラベルのこちらは、16年もののシングルモルトです。熟成期間が長くなる分希少価値も高まっており、1本1万円以上の値段がつけられている高級品です。
こちらはポートワイン樽を使って追加熟成しているのが特徴で、甘いスパイスにダークチョコレート、ローストナッツと複雑な旨みが広がります。余韻も長く、リッチな味わいをお求めの方におすすめな1本です。
ガンメタルのラベルにマットなブラックキャップが合わさったこちらのボトルは、21年ものの高級なシングルモルトです。アサヒビールから展開されている定番のブッシュミルズシリーズの中では、最も高級な位置付けとなります。
2年間のマディラ樽熟成が加えられているウイスキーで、凝縮されたアロマが印象的です。ドライフルーツやナッツ、そしてオレンジピールと複雑な香りや味が広がっていきます。
今夜のウイスキーは、ブッシュミルズのブラックブッシュ。
甘くて、美味しい。#ブッシュミルズ pic.twitter.com/dtY9PuFGym— TNT (@NoTsuruga) January 24, 2023
同じアイリッシュでもタラモアとブッシュはだいぶ違う感じだね。特に香り。ブッシュミルズの甘い香りがたまらんです。
— ろにあ (@ronia_ndr) April 24, 2011
ブッシュミルズの口コミ評価を見ると、まずいという口コミはほとんどなく、美味しいと評価されているのがわかります。特に甘い香りが美しいと人気が集まっています。
一言でアイリッシュウイスキーといっても、ブッシュミルズは他の銘柄とはまた一線を画した味わいであると言えます。アイリッシュらしい爽やかさの中に豊かなコクがあるので、飲みやすさ、飲みごたえの両方をウイスキーにお求めの方にぴったりです。
ブッシュミルズ10年のシェリーカスクやたら安いくせにイケるやん
ブッシュミルズはレギュラーラインナップももうちょい度数欲しいよな— 青柳 (@aoyagigai) June 22, 2023
ブッシュミルズの10年ものを発見
これの安いのは飲みやすかったので買ってみた
どんな感じかなぁ pic.twitter.com/U5QPoMSeZ7— 風なし (@kazenasi_sorani) November 22, 2020
ブッシュミルズは味わいだけでなく、価格の安さにも軍配が上がっています。一番安いスタンダードボトル「ホワイトブッシュ」でも十分に美味しく、コスパが良いと評価されています。同じ価格帯のサントリー角瓶などと比較されている方も多いです。
価格が安いためデイリー用に採用がしやすく、食中酒や晩酌用のお酒としても高い人気を集めています。安いホワイトブッシュが美味しかったので、やや高級なシングルモルトを飲んでみたという声も多いです。
ブッシュミルズは爽やかで飲みやすい味わいなので、ロックやソーダ割りで飲むのがベストなバランスです。加水をする場合は水の量を控えめにし、香りが華開くバランスで飲むように心がけましょう。
またシングルモルトの16年や21年などを飲む場合は、そのままの味わいを堪能できるストレートがおすすめです。ブッシュミルズらしいスムースな口当たりとコシを楽しむよう、ゆっくりと飲み進めていきましょう。チェイサーも忘れずに用意してください。
またブッシュミルズはカクテルベースに使うこともできます。コーヒーと組み合わせて「アイリッシュコーヒー」にしたり、リキュールやジュースを合わせたりしながら、ぜひお気に入りの飲み方を探してみてください。
ブッシュミルズはアイリッシュウイスキーの人気銘柄なので、お酒買取シーンでも高い評価を得ています。もし未開封で余っているブッシュミルズが自宅にあるなら、無駄にしてしまうのではなくぜひお酒買取専門店の利用を検討してみてください。「どこに売るべきかわからない」という方は、お酒買取専門店リンクサスまでぜひご相談ください。
リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、あらゆるジャンルのお酒買取に対応しています。業界最高水準の買取価格をご提示できるので、お酒を高値で売りたい方はぜひお問い合わせください。リンクサスでは店頭買取のほか宅配買取や出張買取でも査定受付中です。遠方にお住まいの方やブッシュミルズ以外のお酒を売りたい方もお気軽にお問い合わせください。
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アイリッシュウイスキーの人気ブランドブッシュミルズは、飲みやすくコスパの良いウイスキーとして高い評価を集めています。スタンダードボトルの「ホワイトブッシュ」なら、スーパーなどでも簡単に入手ができます。
またラインナップの中にはリッチな印象のシングルモルトも多く展開されています。煙たい印象がなく初めての方でも親しみやすいので、ぜひウイスキーを探されている方は試してみてください。
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