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今回はウイスキーのお湯割りについて解説していきます。
「ウイスキーのお湯割りは邪道じゃないの?」
「お湯割りにおすすめのウイスキーは?」
と気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
記事の中ではお湯割りの作り方やアレンジについても解説していきます。普段からウイスキーに飲み慣れている方はもちろん、初めてウイスキーに挑戦するという方も必見です!
ウイスキーのお湯割りとは、ずばりウイスキーをお湯で割って飲む方法のことを指します。
近頃はウイスキーといえば「ハイボール」が流行しているため、お湯割りの飲み方は一見邪道のように思えるかもしれません。しかし実はお湯割りは、ウイスキーの本場であるアイルランドやスコットランドでは王道の飲み方として親しまれています。日本でも“ホットウイスキー”の愛称で、ウイスキー通の間ではよく愛されている飲み方でもあります。
お湯で割ることでウイスキーの香りが引き立ち、上品な旨味を堪能できるのがお湯割りのメリットです。またお湯とウイスキーのアルコール成分が体をぽかぽかと温めてくれるような効果も期待できます。特に肌寒くなってくるシーズンには、ウイスキーのお湯割りはぴったりな飲み方と言えるでしょう。
お湯割りはウイスキーの香りが強調されるような飲み方です。そのため元々個性の強いウイスキーをお湯割りにしてしまうと、エグみや苦味が全面に出てしまう可能性があるので注意しましょう。
お湯割りにするのであれば、できるだけクセが少ないものや風味が控えめなウイスキーがおすすめです。高級品のシングルモルトよりも、初めはあえて手頃なブレンデッドウイスキーやバーボンで作るお湯割りの方が親しみやすいかもしれません。ブレンデッドウイスキーの中なら、特にシェリー樽の原酒を含むものがおすすめです。シングルモルトから選ぶ場合は、穀物の味がやさしく感じられるような滑らかな舌触りで飲みやすいタイプを選びましょう。
クセが少なく控えめなウイスキーをお湯割りにすることで香りが開きやすくなり、穏やかな印象のままゆっくりと飲むことができます。ぜひ試してみてください。
お湯割りの作り方は非常に簡単で、自宅でも気軽にチャレンジできます。しかしほんの少しのこだわりポイントを意識するだけでも格段に美味しくなります。
ここからは美味しいお湯割りの作り方とコツを解説していきます。
ウイスキーのお湯割りは温度が肝心です。美味しいお湯割りを作るためには、まずはグラスにいきなりウイスキーを注ぐのではなく、前もってグラスを温めておくのがポイントです。耐熱のグラスを用意し、そこにお湯を注いで温めておくようにしましょう。グラスがある程度温まったら、中のお湯は全て捨ててあらためてお湯割りの準備に入りましょう。
グラスが温まったら、お好みのウイスキーを注ぎましょう。この時、グラスの1/3〜1/4を目安に注ぐようにしましょう。
使用するウイスキーは好みの銘柄で構いませんが、前述した通り個性の強すぎる銘柄は好みが分かれるので注意です。お湯割りにトライしたことがない方は、優しい酒質のウイスキーを選ぶ方が安心です。
ウイスキーを入れた後はお湯を注いでいきます。この時に使用するお湯の温度・量が非常に重要になってきます。
ウイスキーのお湯割りを上手に作るためには、約80℃のお湯を使用するのがおすすめです。これ以上高い温度のお湯だと風味を損なう原因になるので注意です。逆に温度が低すぎる場合も、香りが引き出されずお湯割りらしい味にならないので気をつけましょう。
80℃のお湯を用意したら、ウイスキー:お湯=1:2〜3程度の比率になるように注いでいきましょう。熱いお湯を使うので、火傷に注意しながらゆっくり注ぐようにしましょう。
ちなみにお湯割りに使用するのはカルキの含まれる水道水ではなく、ミネラルウォーターを沸かしたものが良いです。できるだけ軟水を選ぶと、ウイスキーの香りを邪魔せず上品な味わいのお湯割りに仕上がります。
風邪気味に効きそうなカクテル。
Hot Toddy
はちみつとレモンが入ったウイスキーのお湯割りです?
温まる〜 pic.twitter.com/QChGFNCxil— Shikka?暮らしの記録 (@TashTsubo) November 4, 2021
ウイスキーのお湯割り、いわゆるホットウイスキーはアレンジして飲むこともできます。ここからはホットウイスキーのおすすめアレンジ例をいくつか紹介していきます。
この冬描きそびれたと思ってたけど今日すごく寒くなったので…ビール50ccで顔真っ赤になるほどお酒の弱い私がウィスキーにハマった手軽にできる一押しの飲み方。私はスプーン2〜3杯入れるだけで身体がポカポカします。強い方はもっと入れたら良いかなと。 pic.twitter.com/kDDD4GSWNU
— 小日向まるこ / Marco Kohinata (@MARU_CO_415) March 21, 2018
このほかにもジャムを入れたり、ドライフルーツをトッピングしたりとウイスキーのお湯割りは多彩なアレンジができます。気分に合わせて飲み方を変えることもできるので、ぜひ色々試しながらお気に入りを探してみてください。
お湯割りの作り方を覚えたら、自分好みのウイスキーを探してみましょう。ここからはお湯割りと相性のいいおすすめウイスキーを10ピックアップして紹介していきます。
メーカーズマークは由緒正しきバーボンの銘柄です。アメリカ・ケンタッキー州にある小さな蒸留所で作られるクラフトウイスキーで、手作りならではの丁寧な味わいに魅力があります。コンビニやスーパーなどでも手に入りやすいので、バーボンウイスキーに挑戦してみたい方におすすめです。
なお通常バーボンにはライ麦が用いられていますが、メーカーズマークはその代わりに冬小麦を使っているという特徴があります。冬小麦由来の優しいまろやかさが印象的で、お湯割りにすることで甘みがより一層膨らみます。味わいはオレンジのような華やかさとハチミツのような滑らかな甘みがあり、ほっと一息つきたい時にぴったりです。
タラモアデューはアイルランドで作られるウイスキーの銘柄です。スコットランド産のスコッチがスモーキーな味わいのものが多いのに対し、アイリッシュウイスキーであるタラモアデューはノンピートで作られるためあっさりとしていて飲みやすいのが特徴です。そのためスモーキーな銘柄のウイスキーが苦手という方にもおすすめできるシリーズとなっています。
舌触りはオイリーで滑らかであり、口に含むとレーズンのような甘く芳醇な味わいを堪能できます。お湯割りにすることでこの甘さがより引き立つようになり、口の中に広がるコクを楽しめます。
フロム・ザ・バレルはニッカウヰスキーが手がける銘柄のうちの一つです。熟成させたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後に再貯蔵=マリッジすることで生まれるウイスキーで、深く馴染みあった濃厚なコクとドライフルーツのような甘酸っぱさが特徴です。
ちなみにフロム・ザ・バレルは“樽出し”を意味します。名前の通り樽出しのままボトリングしているのがこのウイスキーのポイントで、加水しないためアルコール度数も51%と高めになっています。重厚感のある味わいはお湯割りにすることでバランスが良くなり、キャラメルのようなニュアンスの風味を楽しめます。
1950年に発売されて以来、長年親しまれてきたサントリーの人気ウイスキーです。「だるま」の愛称で親しまれているように、ころんと丸いボトルが目印です。かつてはサントリーの高級品でしたが、今では手の届きやすい家庭用ウイスキーの位置付けです。
サントリーウイスキーオールドは公式もお湯割りで飲むことを推奨するほどで、お湯で割ることによりレーズンのような芳醇な香りが際立つようになります。日本人の味覚に合わせて作られているため、飲みやすいと感じる方が多いです。このボトルは価格も700mlで2,000円ほどとリーズナブルであるため、手が届きやすく挑戦しやすいところも魅力です。
アベラワーはスコットランドで作られるシングルモルトウイスキーです。シェリー樽とバーボン樽の2種類の樽で熟成させる“ダブルカスクマチュレーション”で作られているのがポイントです。異なる樽のウイスキーをバランスよく組み合わせることで生まれる、絶妙な味わいに定評があります。
アベラワー アブーナはそんなアベラワーシリーズの中でも、とにかく甘みが濃厚なボトルです。樽出しそのままのカスクストレングスと冷却濾過をしないノンチルフィルタード製法で作られていて、ナチュラルなウイスキーのスタイルをそのまま味わうことができます。お湯割りにすることでアルコール度数もちょうどよくなり、甘みの中にジンジャーやビターチョコのような香りが広がりやすくなります。
ジムビームは200年以上の歴史があり、世界売上No.1を誇るバーボンウイスキーです。日本国内ではサントリーが販売を手掛けていることもあって、非常に手に入りやすいバーボンとなっています。
大粒のデントコーンを原料に作られるウイスキーであり非常に甘みが強く、バニラやカラメルのようなニュアンスと心地よい飲み口が特徴的です。比較的万能なウイスキーなのであらゆる飲み方で楽しみやすく、もちろんお湯割りにも向いています。
ジムビームはそのままお湯で割るだけでなく、砂糖やバターを混ぜてみたり、シナモンを振ってみたりとお湯割りの中でもさまざまな楽しみ方ができます。
ホワイト&マッカイは何度もの後熟を繰り返すことで生まれる風味が印象的なスコッチウイスキーです。トリプルマチュアードは、シェリー樽を使った3段階の熟成が施されているボトルとなります。IWSCで何度も金賞受賞経験があるほど世界的に認められたボトルでもあり、確かな実力があるウイスキーとして人気があります。
そんなホワイト&マッカイ トリプルマチュアードはノンエイジウイスキーでありながら糖蜜のような甘みがあり、ミルクやキャラメル、ブラウンシュガーを思わせるほっこり感があります。独特の甘みがお湯割りにぴったりで、シェリー樽由来の香りがより広がっていくのを楽しめます。
グレングラントはスコットランドで作られるシングルモルトウイスキーです。爽やかなリンゴのようなニュアンスで、フルーティーかつすっきりとした味わいをしています。シングルモルトの中では個性が強すぎず飲みやすく、穏やかな酒質はホットウイスキーにも向いています。
またグレングラントはお湯でわるだけでなく、紅茶割りのアレンジもおすすめです。そのほかオレンジをトッピングするなど柑橘系を加えてみるのもありです。
ラフロイグはスコットランドの中でもアイラ島で作られる個性派ウイスキーです。力強く濃密な味わいで、ピート麦芽のスモーキーさが非常に印象的です。
ラフロイグのお湯割りはどちらかというと上級者向けです。決して万人受けの味ではありませんが、お湯で割ることでモルトの風味が際立ち深くなるためファンにはたまらない味になります。元々個性派のスモーキーなウイスキーが好きという方やラフロイグファンの方は試してみる価値があります。
ブッシュミルズは北アイルランドにある蒸留所です。世界最古のウイスキー蒸留所で作られるウイスキーは、アイリッシュウイスキーには非常に珍しい大麦麦芽100%のモルトウイスキーです。ピートを焚かずに3回蒸留するのが特徴で、独特の豊かなフレーバーとまろやかで優しい口当たりが魅力となっています。
ドライフルーツやアップルパイのような甘やかな香りと、スムースで心地よく続く余韻を堪能できます。シングルモルトの中ではお湯割りにしやすい銘柄であり、リッチな味を試したい方におすすめです。
ウイスキーはお湯割りにすることで香りや風味がより一層楽しめるようになります。体を温めてリラックスしたい時や、寝る前の1杯としてもぴったりです。
お湯割り向けのウイスキーはスーパーなどで手頃な価格で入手できるものばかりです。自宅で簡単にトライできるので、ぜひ試してみてください。
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