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フランス・ボルドー地方のメドックの格付けにおいて、1級に君臨する5大シャトーは世界最高峰の赤ワインを生み出すシャトーと称されています。その中でも、筆頭と呼ばれるシャトーが「シャトーラトゥール」です。
ライオンと堂々とそびえ立つ塔のラベルデザインで知られるシャトーラトゥールは、ボルドー地方における全ての理想を詰め込んだ赤ワインと言っても過言ではありません。
本記事では、そんなシャトーラトゥールの魅力を解説していきます。
目次
シャトーラトゥールを知るための基本的な情報を下記の内容にまとめました。
それぞれ解説します。
写真でワイナリー見学3弾は…
シャトーラトゥール!
ここは予約がないと敷地内に入ることすら許されておりませんお城の外観すら見学しないと見れません
ここは本当に何かが宿っている…。
空気がここだけ違う1.門
2.畑から見たお城
3.サードワインに描かれている塔(元鳩舎)
4.内部にある門 pic.twitter.com/EZ5uL5PuPo— 野田祥子🍷🥃🍶🇫🇷 (@sachiwines) March 5, 2019
シャトーラトゥールの歴史は、1300年代中頃にまで遡ることができると言われています。カスティヨン家の領主であったポンスの許しを得たことでラベルの要塞が建てられたと言われており、この要塞はフロワサールの『年代記』にまで登場する大変有名な塔でもありました。
16世紀末頃まで共同領主であったシャトーラトゥールの土地ですが、その後はミュレ家、さらにセギュール家へと所有権が移ります。
実際にシャトーラトゥールの歴史が動き出したのが、1718年。マルキ・ニコラ・アレクサンドル・ドゥ・セギュールによって、シャトーラトゥールの歴史が動き出しました。
領地を広大に広げた同氏ですが、死後は領地が分割。18世紀頃に独立した形でシャトーラトゥールが動き出します。その後、イギリスやフランス以外のヨーロッパ、アメリカで高く評価され、1855年の格付けの際に1級シャトーのひとつとして選ばれました。
さまざまな資本によって所有者が変わったものの、現在ではフランス人の手によって質の高いワイン造りが行われています。
シャトーラトゥールが生み出す赤ワインは、そのほとんどがカベルネ・ソーヴィニヨンで構成されています。そこに若干のメルロー、そしてプティ・ヴェルドが加えられた、全体的に力強い味わいが特徴です。
ヴィンテージによってカベルネ・フランなどもブレンドされますが、全体的に凝縮感のあるパワフルな味わいであり、強靭なタンニンを感じます。
メドック1級シャトーの中では最も男性的と言われており、熟成能力が高く、50年以上はフレッシュな味わいを楽しめると評価されているほどです。
プラムやブラックベリー、バラ、鉛筆の芯やハーブ、スパイスなど、香りの数は膨大。熟成を経ることで感じるなめらかな口当たりとスケールの大きい全体像。
永遠に続くと思わせるような余韻もシャトーラトゥールの魅力でしょう。
シャトーラトゥールは、なぜここまで世界的に評価されているのでしょうか。過去の名声もさることながら、常にワイン造りの第一線を走り続けているこだわりがあるからに違いありません。
シャトーラトゥールのこだわりについて下記の内容にまとめました。
それぞれ解説していきましょう。
シャトーラトゥールでは、“ランクロ”と呼ばれる重要な畑のブドウが使用されています。ジロンド川から300mほどしか離れていないこの地域は、温度変化が少なく質の高いブドウが収穫できる一等地と考えられているようです。
ギュンツ氷期の大きな砂利が多く含まれる土壌であることから、水はけが良好で土壌下層の泥灰岩性の粘土にしっかりと水分を保持させることができます。
全78ヘクタールの中の47ヘクタールがランクロであり、カベルネ・ソーヴィニヨンが主体に栽培されています。
徹底した栽培管理のもとブドウが育てられていることはもちろん、この貴重な環境を守り続けているところもシャトーラトゥールのこだわりと言えるでしょう。
シャトーラトゥールでは、ブドウの品質を維持させるため昔ながらの手法でブドウを収穫。
さらにタンク搬入をしています。選果は2回行い不純物を徹底的に除去。選果の後は数多くのサイズが存在するステンレスタンクに仕込まれる流れです。
温度管理をはじめ最新鋭のステンレスタンクをサイズ別に活用しているほか、徹底した室内コントロール、半地下でのアルコール発酵などブドウを酸化から徹底的に守る工夫がなされています。
味わいのバラつきがないよう「ブレンド用タンク」が用意されていたり、熟成されたワインは3ヵ月に1度の澱引き、コラージュを行うなど、その品質管理の徹底ぶりはシャトーラトゥールのこだわりと言って良いでしょう。
醸造所は非常に清潔に保たれており、ワインが外部の悪影響を受けることはあり得ません。
品質のバラつきがほとんどなく、どのワインも安定した味わいが保たれているといった評価がシャトーラトゥールの特徴でもあります。その安定した品質維持のための設備作りこそが、シャトーラトゥールのこだわりなのです。
シャトーラトゥールは、愚直に偉大なワインを造り続ける1級シャトーです。そのため、ほかの1級シャトーと比較すると多少地味な存在でもあり、なかなか知られていない逸話などがあります。
シャトーラトゥールをより詳しく理解するために、下記に同シャトーの逸話や知っておきたい情報をまとめました。
それぞれ解説しましょう。
シャトーラトゥールは、誰もが認める世界最高峰のワインです。一方、これらのワインは安定的に毎年生産される必要があることから、品質が不安定な自然派ワインとは別のワインスタイルと思われている節があります。
超大手の高級ワインと希少価値の高いマニアックな自然派ワインといった形で、シャトーラトゥールにおいては相容れない特徴とイメージされる方も多いはずです。
しかし、上記で紹介したシャトーラトゥールの優良畑「ランクロ」はビオディナミへの転換を古くから始めており、2015年には完了。さらに、エコセールの認証も2018年に取得しているなど、シャトーラトゥールは自然派ワインのひとつになります。
ちなみに、シャトーラトゥールは2015年ヴィンテージ以降は完全なる自然派ワイン。
シャトーラトゥールは味わいの良さはもちろん、品質の安定化と環境保全を両立する、まさに現代のワイン造りの最先端を走り続けている存在なのです。
5大シャトーの1つ、シャトー・ラトゥール。メドック1級、ポイヤック🍷🇫🇷 2012年よりプリムール販売から撤退。#ワイン #ボルドー #シャトーラトゥール #Bordeaux pic.twitter.com/5mYUoXm89c
— Mari (@mari_wine_) February 17, 2023
ボルドーワインが話題になるニュースのひとつが、プリムールです。プリムールとはフランス語で新しい・初めて・一番目などを意味する言葉で、ボージョレ・ヌーヴォーなどがそれに当たります。
一方、ボルドーにおけるプリムールとは樽で熟成中のワインを先に樽買いするシステムで、いわゆる「投資目的」として活用されている取引を指します。
瓶詰め前であることからお得な価格で樽買いできるため飲用目的で購入される方も多いですが、1級シャトーなど有名シャトーのワインは値上がりが期待できることから、投資目的で購入される方も多いようです。
そんなプリムールですが、シャトーラトゥールは2011年ヴィンテージより参加しないことを表明し、大きな話題となりました。
正しい熟成を経て瓶詰めされ飲み頃を迎えたワインだけを、シャトーラトゥールを求めている人たちに提供したいと考えたのです。
投機対象ではなく、ワインは飲用物といった強い思いがシャトーラトゥールの覚悟から感じられるエピソードとして今もなお語り継がれています。
シャトーラトゥールには、さまざまな当たり年があります。しかし、上記でもお伝えしたようにシャトーラトゥールは5大シャトーの中でも品質が安定していることで有名であり、どの年代もバランス良く素晴らしい品質に仕上げられているのが特徴です。
その中でも、当たり年として話題となっているのが下記のヴィンテージです。
どのワインも偉大であり、ワイン評論家たちも舌を巻く液体の芸術品として高く評価されています。
まだまだ飲み頃のピークは迎えていないとも言われており、これから先どれだけ進化を遂げるのか楽しみなヴィンテージです。
ここからは、おすすめのシャトーラトゥールのワインを紹介していきます。シャトーラトゥールと一口に言ってもさまざまなヴィンテージがあり、それぞれ魅力に違いがあります。
ぜひ、こちらで紹介するシャトーラトゥールが気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
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リンクサスでワインを高価買取するコツを下記の内容にまとめました。
シャトーラトゥールをはじめ、数十年の熟成に耐えるワインであっても時間が過ぎれば本来のポテンシャルを失います。とくに若いワインは早くピークを迎えるため、できる限り早くお売りいただくことをおすすめします。
さらにワインに付属品が付いていた場合は一緒に査定にお出しいただくこと、当たり年と言われているヴィンテージであれば査定額アップが期待できます。
ちょっとした汚れやほこりを落としていただくこと、1本より2本、3本といったかたちで複数本をまとめ売りいただくのも高価買取のコツです。
ワインを少しでも高く買取してほしいといったお客様は、ぜひリンクサスにご相談いただけますと幸いです。
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5大シャトーの筆頭として安定した上質なワインを生み出し続けている、シャトーラトゥール。あくまで実直かつ愚直にブドウ栽培・ワイン造りを続けるその姿勢は、まさに職人です。
世界中のワインファンが憧れる最高峰のシャトー、シャトーラトゥールのワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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