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日本酒ファンに広く知られ、国内外で高い人気を誇るブランド「獺祭(だっさい)」。その洗練された味わいと品質は、多くの人々を魅了しています。
そんな獺祭は、お米の磨き方など製法の違いによって多彩なラインナップを展開しているため、ボトルごとに値段の違いや特徴の違いがあります。そのため、「どれを選べばいいの?」と迷う方も少なくありません。
この記事では、そんな獺祭の魅力に迫りつつ、各ラインナップの違いや価格のポイントをわかりやすくご紹介します。ぜひ日本酒選びの参考にしてみてください。
目次
商品 | 特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
獺祭 純米大吟醸45
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180ml:545円
300ml:908円 720ml:2,183円 1800ml:4,367円 |
獺祭 磨き 純米大吟醸 三割九分
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180ml:715円
300ml:1,146円 720ml:2,750円 1800ml:5,500円 |
獺祭 磨き 純米大吟醸 二割三分
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180ml:1,584円
300ml:2,398円 720ml:5,720円 1800ml:11,440円 |
獺祭 早田 磨き 純米大吟醸 二割三分
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720ml:13,200円
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獺祭 磨き 純米大吟醸 二割三分 遠心分離
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720ml:16,500円
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獺祭 磨き その先へ
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720ml:41,800円
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定番の獺祭としてリリースされているのには、上表のようなボトルがあります。
低価格で手に入るのが「獺祭 純米大吟醸45」です。こちらはエントリーボトルとして位置付けられたものであり、4合瓶や一升瓶サイズのほか、ミニボトルなども存在しています。
そのほか獺祭のメインになるのが「磨き」シリーズです。精米歩合にこだわった日本酒で、39%のボトルと23%のボトルが存在します。精米歩合が低くなるほど、コストがかかるため価格も高額になります。
さらに磨きシリーズの上位ボトルとして、低温殺菌技術を取り入れたもの、遠心分離の技術を取り入れたものなどがあります。磨きシリーズの最上位は「獺祭 磨き その先へ」と名付けられたボトルであり、こちらは4合瓶で4万を超える高額がつけられています。
獺祭とは何かを知るのに適したスタンダードな銘柄として、獺祭の入門用におすすめといえます。
さらに鋭いドライさも感じさせ、さっぱりしたい時におすすめの銘柄です。
獺祭のラインナップとしては最高級のブランドの1つでありながら1升瓶でも1万2千円程度とリーズナブルなのもポイントです。
この遠心分離を使用し無加圧状態で、もろみから酒を分離することで、本来持つ香りやふくらみ等の美点が崩れることなく表現された味わいが期待できます。
品薄が続いており、高額な価格で取引されている獺祭でもあります。肝心の精米歩合は非公開とされただ言えることは、かなり低い精米歩合になっていることだけです。
商品 | 特徴 | 価格(税込) |
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新生獺祭 純米大吟醸45
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720ml:2,750円
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新生獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
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720ml:7,700円
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獺祭の発酵技術から生まれた新生甘酒
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825g:1,350円
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メインシリーズとは別に「新生」シリーズとして展開されているボトルもあります。新生シリーズには、獺祭の発酵過程から発見された「獺祭エクソソーム」が取り入れられています。
価格はメインシリーズの同精米歩合のものに比べ、若干高額となっています。お酒の効能・効果を期待したい方や、メインシリーズとの飲み比べを楽しみたい方におすすめのシリーズです。
この物質が獺祭にも含まれていることを発見し、発酵過程でおいしさのバランスも保てるよう、旭酒造が試行錯誤しながら作りました。従来の日本酒にはない発想で生み出された獺祭は、洗練された飲み口に仕上がっており、味も獺祭らしく抜かりはありません。
一味違った甘酒を楽しみたい方におすすめです。
商品 | 特徴 | 価格(税込) |
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獺祭 BLUE Type50
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720ml:4,180円
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獺祭 BLUE Type23
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720ml:11,000円
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BLUEシリーズには精米歩合50%のもの、23%のものの2種類があります。価格はメインシリーズよりもやや高額な設定になっています。
酒造りの環境が異なっているため、味わいにも違いが生まれています。アルコール度数がワインに近い14%になっているなど、アメリカ人の舌にも合うテイストが特徴的です。
商品 | 特徴 | 価格(税込) |
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獺祭 挑む
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720ml:330,000円
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獺祭 未来へ 農家と共に
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720ml:18,700円
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獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 美酔
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720ml:7,920円
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獺祭 登竜門
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720ml:2,750円
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獺祭 純米大吟醸 三割九分 寒造早槽 凍結酒
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720ml:3,630円
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交響曲 獺祭 ~磨~
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720ml:17,600円
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純米大吟醸 獺祭 花匂ふ
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720ml:5,940円
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先進的な酒造りを行う旭酒造では、さまざまなテーマに基づいた「獺祭」を作り上げています。新しい形として発表される各ボトルには、それぞれ特殊な技術が用いられています。
例えば農家とのプロジェクトで生まれたような高級酒や、低アルコールにこだわって作られたお酒などがあります。価格はそれぞれ異なっており、中には1本で30万円以上するようなボトルも存在しています。
さらに獺祭シリーズには、上記以外の季節限定酒、そしてスパークリング日本酒や焼酎などもラインナップされています。
通常の獺祭を飲んでみて美味しいと感じた方は、特別な獺祭にチャレンジしてみるのもおすすめです。
純米大吟醸の華やかな香りと炭酸を加えることなく瓶内の二次発酵によるシャンパンのような製法で自然な炭酸が楽しめます。大吟醸でスパークリングが楽しめる魅力的な一本です。
価格も数千円程度で販売されていることが多く、気軽に獺祭を楽しめるセットとして人気があります。
獺祭を作る過程で生まれた酒粕を丁寧に蒸留して仕上げたことで、獺祭の香りを感じながらもどっしりとした飲みごたえのある焼酎です。アルコール度数が39%なので、水割りやロックなどで薄めて飲むのもおすすめです。
獺祭、84万円で落札 「最高を超える」酒米で醸造 https://t.co/sQjqdN1IMa
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) November 10, 2020
人気の高い獺祭は、時に定価以上の価格で取引されることも。
実際に2020年11月に84万円で落札された獺祭があります。
サザビーズ香港で6万2500香港ドル(約84万円)にて落札されたのは、限定で醸造された23本のうちの1本です。
これは、旭酒造が主催する山田錦生産農家のコンテスト「最高を超える山田錦プロジェクト2019」で優勝した米で醸造されているの獺祭です。
最高の山田錦を限界まで磨くことによって作られた究極の獺祭といえるでしょう。ちなみにオークションに出された獺祭は23本のうちの6本(シリアルナンバー1、2、3、6、7、8)で、残りは関係者や社内での保管を行うそうです。
このように獺祭には、プレミアがつくようなレアボトルも存在しています。今後もさらに珍しい獺祭がリリースされる可能性もあるので、獺祭ファンの方はこまめにショップや公式サイトをチェックしておくのがおすすめです。
ここからは獺祭の魅力をおさらいしていきましょう。
獺祭(だっさい)は、山口県にある旭酒造で醸造されている日本酒です。
獺祭を醸造する旭酒造は、山口県の最東部にある岩国市の酒造会社です。同社は、酒造りが特に日本でも盛んというわけではない、この地で確実な実績を挙げていきました。
「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて。」という目標を持ち、日々新しい試みを行っている酒造会社でもあります。しかし、一部の酒造メーカーで見られる顧客を無視したストイックな技術の追求を行っているのではありません。
生活の、一つの道具として楽しんでもらえる日本酒を目指しており、その一手段として技術などがあります。そのため、基本的に一般的な獺祭は、その価格帯も極端に高いものではありません。
旭酒造の歴史は1946年に山口県玖珂郡周東町獺越(現・岩国市周東町獺越)で酒造りを開始したことに始まります。日本酒の蔵元が大正や明治、あるいは江戸、室町といった歴史の長さを持つことに比べると比較的新しい蔵元といえるでしょう。
創業当時は日本の経済成長やそれに伴う日本酒の需要増大を背景に旭酒造は普通酒(一般的な価格で販売された日常酒)である「旭富士」を中心とした醸造を行っていました。しかし、二代目当主になる頃には、販売量も生産量も減少の一途をたどり、閉業も考えていたようです。
そんな中、三代目当主として期待されていた現・旭酒造代表取締役会長の桜井博志氏は、維持拡大を目指して父親と対立しました。親族なのに一時は解雇されるという憂き目に遭います。しかし、父の急死に伴い三代目を継承しました。
前年比85%と、売り上げの減少に拍車がかかっていた最中だったものの、紙パック入りの酒やカップ酒を売り出すなど必死の努力で経営を立ち直らせようとしました。
そんな中、精米歩合50%の純米酒の反応が良かったことから、販売の軸足をこの日本酒に賭けることにしたのです。この純米酒がのちの「獺祭」となりました。
櫻井氏が生み出した純米大吟醸によって経営が持ち直すに至ったものの1980年代後半に地ビール事業や飲食店経営に乗り出して失敗します。これをきっかけに対立することの多かった杜氏が他の蔵に移って行ってしまいました。
このような絶望的な状況の中、杜氏なしで酒造りを行うという大きな勝負に出ます。以前より杜氏の手伝いをしていた際に得たノウハウやデータをもとにマニュアル化した酒造りを敢行し、品質の向上やコントロールに成功したのです。
これによって現在の獺祭が生まれました。現在は、4代目の桜井一宏氏のもと、さらなる成長が期待されている蔵元です。
昨日は獺祭の旭酒造さんの蔵見学に行ってきました。
一流のこだわりとチャレンジ精神、機械化データ化の裏にある美味しい酒造りの為の手間のかけ方、我々も商いは違えどコトを積み上げるところは共通する部分がありものすごく刺激になりました?#ローヤルよつや #獺祭 pic.twitter.com/bnbsI6LxGZ— おおくぼ(ローヤルよつや) (@royalyotsuya3) May 31, 2021
獺祭を醸造している環境は、岩国市郊外の山里にあります。ただし、その設備は旧来の酒蔵とは異なり、3階建ての近代的な仕込み蔵をはじめ、機械ですべきところは機械化した設備です。
さらに小生産蔵が冬季に1日1回しか蒸さないのに対し、獺祭は1日に3回、しかも1年中行っています。
このように聞くと、非常に機械的で無機質な環境で製造されているように感じるはずです。しかし、獺祭の心臓部とも言える麹づくりには手作業を採用しています。
機械化すべき所は機械化し、そうでないところは手作りにこだわるというのが獺祭を製造する環境の特徴といえるでしょう。
「金日大P」珍道中山口岩国編。本日の目的地旭酒造「獺祭」工場の見学に行って参りました。ずっと楽しみにしてた試飲もしてきました! pic.twitter.com/6WhLqLFhtN
— 日光企画社長(同人誌印刷所) (@nikko_boss) August 26, 2017
獺祭の人気は、味わいにあるといっても過言ではありません。その味わいは一言で言えば「飲みやすさ」、ここではその秘密や味わいについて解説していきましょう。
獺祭は、飲みやすい日本酒といわれています。具体的には果物のような雰囲気とくどくない甘さ、マスカット系の爽やかさとメロンのような甘い香りが魅力です。
そのため、日本酒に飲みなれていない方でも気軽に飲めることで人気を博しています。その味わいを出している秘密は次の3つが挙げられます。
獺祭に使われる主な酒米は山田錦と呼ばれるものです。山田錦は、日本酒を作るのに適した酒米とされ、過去の日本酒の品評会でも山田錦によって作られた日本酒が数多く受賞しています。
その山田錦にこだわっていることで果物のような華やかな香りや味わいを出しています。
精米歩合の低さもポイントで、精米歩合とは米を削って残った割合のことを言います。例えば50%であれば削って50%残った状態です。
獺祭は、この歩合を非常に低くし、最も高いものでも50%になっています。さらに製品によっては30%を下回るものも珍しくありません。つまり、すべての獺祭で半分以上、多いものでは70%以上削っているのです。
酒米をほとんど削ってしまうことで、うまみを生み出せます。
もろみと酒の分離の機械化も特徴です。もろみと酒を分離する上槽工程で、遠心分離機を業界で初めて導入することで、これまでにないスッキリした味わいを手にしました。
このようなポイントを中心に様々な革新的な取り組みをすることで獺祭は、飲みやすく華やかな味わいとなっています。
獺祭の美味しい飲み方や気になるおつまみについても紹介しましょう。
獺祭は、香りが強く味わいが爽やかなのが特徴な銘柄が少なくありません。そのため、爽やかさを強めつつ香りも損なわれない温度まで冷やしておくのがおすすめです。もちろん好みによるので、お燗でいただいても常温で楽しんでも美味しく飲めます。
香りを楽しむために小ぶりのワイングラスを使ったり、口幅の広い盃を使ったりするのがおすすめです。特におつまみの香りが強い場合は盃の方が酒器に香りがつきにくく便利です。
180mlや720ml瓶の場合は、封を開けたら飲み切ってしまうのがおすすめです。獺祭は香りや味わいが魅力ですが、開封して空気に触れると徐々にそれらが損なわれます。他の日本酒であれば、寝かせれば美味しくなる銘柄もありますが、獺祭はそうではありません。一升瓶タイプでも早めに飲み切ってしまうのがおすすめです。
保存にも注意しましょう。縦に置くことと冷暗所に保存することです。これは日本酒全体にいえることですが、獺祭も例外ではありません。
ワインのイメージが強いおつまみですが、獺祭にも適しています。華やかな香りの獺祭とチーズは香りをお互いに補い合い、より香りが高まります。特に香りが華やかな獺祭三割九分とチーズとは高相性です。
意外と柑橘類との相性も良いのでおすすめです。特に獺祭スパークリング45とは相性がよく、スパークリングの爽快さがより強調されます。スパークリングワインのようにフローズンフルーツをお酒の中に入れてしまうのもよく合います。
鯛やひらめ、カレイ、カワハギ、太刀魚など白身魚の刺身もおすすめです。あっさりとしたうまみのある魚と華やかな香りとすっきりとした味わいの獺祭は、高相性といえます。和食のおつまみで獺祭を楽しみたい方は、加えてみても良いでしょう。
このように魅力的な獺祭ですが、お酒自体が飲めない方などは他の方に譲りたいと考えている方も多くいます。そんな方々におすすめしたいのがお酒の買取査定です。
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もし飲まないお酒があれが是非お問い合わせください。きっと想像以上の価格で買取査定を実現できるでしょう。
なお獺祭の買取査定は、できるだけ早めにご依頼いただくのがおすすめです。
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獺祭は、日本酒の中でも特に人気の一本で、日本酒のことをあまり知らない方でも知っている銘柄です。山口県の岩国市にある旭酒造で作られた杜氏を起用せず生み出されている獺祭は、すっきりとした味わいと華やかな香りが魅力でもあります。
そんな獺祭には、製造方法の違いでさまざまなボトルが存在します。それぞれ値段にも違いがあり、数千円で購入できるようなボトルもあれば、1本で何万円、何十万円と値がつくような高級品も存在します。
エントリーボトルとして人気なのは「純米大吟醸45」や「磨き 三割九分」「磨き 二割三分」の獺祭です。高級なシリーズ品になると、特殊な製法・技術を用いて作られる特別な味わいが楽しめます。
獺祭が気になるという方は、まずは購入しやすいボトルから挑戦し、気に入ったのであれば徐々にいろいろなものを飲み比べてみるのがおすすめです。ラインナップの中にはスパークリング日本酒や甘酒、焼酎などもあるのでぜひチェックしてみてください。
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