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日本酒は全国各地で作られています。作られる場所や地域によって、それぞれ味わいに大きな差が生まれるのが日本酒の面白さでもあります。
今回は全国の日本酒の中から、静岡県を代表する銘柄「磯自慢」について紹介していきます。ラインナップや入手方法なども解説しているので日本酒好きの方は必見です。
目次
磯自慢はいわゆる静岡型吟醸酒と言われるお酒です。非常にフルーティーで上品な吟醸香があり、透明感のあるような甘さと爽やかな酸味が特徴です。ラインナップごとに細かな違いはあるものの、いずれのお酒も磯自慢らしい要素を持ち合わせています。くどくない爽やかなお酒なので、食中酒にぴったりです。
静岡県焼津で採れる海鮮・魚料理とのマリアージュはもちろん、フレンチやイタリアンなどとも合わせることができます。晩酌からちょっとリッチに過ごしたい特別な日にまで、幅広いシーンで楽しめるお酒でもあります。
磯自慢酒造の見学させて頂きました。
人の感覚と科学的分析で造られた最高峰の日本酒です。#日本酒 #グルメ好きな人と繋がりたい #料理好きな人と繋がりたい #グルメ pic.twitter.com/mEOVeu9liI
— グルカンさん『Gourmet Counter』の中の人 (@CounterGourmet) October 25, 2020
磯自慢を作る「磯自慢酒造」は1830年に創業した老舗です。古き良き酒造りの伝統を大切にしながらも、新たな試みで常に成長を続けている酒造です。酒造は静岡県で採れる南アルプスからの名水を使用、さらに静岡酵母などの自社保存酵母を採用、麹の手作りまで行うようなこだわりの酒造りに定評があります。
そんな磯自慢酒造の歴史が大きく変わったのはバブル期の1970年代のことです。それまでは伝統通りの安価で手頃な酒造りを行なってきましたが、バブル期をきっかけに日本酒消費量の減少という事態に直面します。このままでは磯自慢の存続が危ういと思った酒造は経営の方針を転換し、高品質な酒を作ることにこだわりを持つようになります。そして1978年には酔うためだけの三増酒の製造を廃止、また大吟醸・純米吟醸の製造にいち早く取り組むようになります。
こうして成長していった磯自慢酒造は、現代でも高品質な酒造りを続けています。特A地区の山田錦など酒米へのこだわりを持ち、さらに品質管理や衛生面も細かなルールを設けて高いレベルでの酒造りを行っているのが特徴です。
磯自慢酒造は壁が全面ステンレス張りです。そして全室に空調を完備し、蔵内の環境を細かく調節しています。例えると蔵全体が冷蔵庫のような状態であり、雑菌の繁殖を防ぎつつ適温で酒造りや熟成が進むように工夫されています。
そんな磯自慢のお酒は、流通段階まで含めた低温貯蔵管理になっています。ラインナップの中には磯自慢だからこそできる熟成酒もあり、飲めばわかるほどの“丁寧さ”があります。
磯自慢の飲み比べ
東条山田錦戸産地の地区違いです
古家、常田、西戸、そして、はせがわ酒店パレスホテル限定のブレンドです
古家が好みです
ハッキリと違いが分かりました♪ pic.twitter.com/ezI4Si7U1k— 週末アル中無駄死にヤス (@ysyk_szk) October 5, 2019
磯自慢は日本酒にテロワールの概念を取り入れているのも有名です。
テロワールは元々ワイン製造における生産地指定のことで、畑の個性がそのままワインの出来栄えにつながるといった考えになります。特級畑の葡萄で作られるワインは、それだけ品質が高く価値・値段も高いものになります。
磯自慢酒造は2010年より兵庫県東条町秋津にある「古家」「常田」「西戸」3ヶ所の田んぼを生産地指定しています。いずれも特A地区と呼ばれる酒米産地にある畑であり、磯自慢のお酒の多くはこれらの畑の山田錦を100%使用して作られています。
磯自慢の日本酒は著名人や世界の要人たちにも愛されています。中でも有名なのが、毎年イチロー選手に贈られる特別な磯自慢です。
磯自慢の中でも人気の高い限定品「磯自慢 中取り純米大吟醸35」にはシリアルナンバーがそれぞれ付けられていますが、そのうち0051番は毎年イチロー選手に贈られているとのことです。イチロー選手も愛した磯自慢の味わいは、日本酒ファンでなくとも試してみたくなる魅力があります。
静岡県の磯自慢酒造さんの【磯自慢】青春
英名は『ベイ・プライド』だそうです。
心地好い酸味が綺麗で飲みやすい日本酒です、さっぱりとしています。No.157#磯自慢#アゲハ酒 pic.twitter.com/7m2msLOTt6
— アゲハ (@engaaebaaou) April 15, 2018
磯自慢は非常に飲みやすい味であり、国内だけでなく海外からも愛されています。サミットのお酒にも選ばれる磯自慢は、海外からベイ・プライドの相性で親しまれています。
また酒造自体も海外を視野に入れた酒造りを行っていて、商品の中には輸出用の日本酒もあるほどです。観光客のお土産や贈答品にも選ばれるような銘柄です。
磯自慢には製法や酒米の違いで多くのラインナップがあります。ここからは磯自慢のおすすめ品を10ピックアップして紹介していきます。
磯自慢 純米吟醸ブルーボトルは、テロワールを意識した上質な日本酒です。特A地区の田んぼまで指定し名前を冠したお酒であり「古家」「常田」「西戸」の3種類がそれぞれ青い瓶にボトリングされています。
穏やかな香りの中にも甘味があり、長めの余韻と堪能できる贅沢な味わいです。期間限定の発売ボトルで、リリースされるたび即完売するほどの人気があります。
磯自慢純米大吟醸愛山中取りグラッパブルーボトル、手に入れました
日本酒のくせにボトルが洒落てますね pic.twitter.com/VEjjvIkYhP
— 鋼緒 (@floyd_kohsho24) October 12, 2018
希少な特A地区産の愛山米を使用したグラッパボトルシリーズのうち、贅沢に中取り部分だけを使用して作った高級品です。中取りらしいキレ味があり、愛山らしいジューシーさとの相性が抜群です。
特徴的なボトルデザインも相まって、ギフトにも喜ばれる一品となっています。
磯自慢の中でも高級ランクに該当する、35%精米の純米大吟醸酒です。日本酒らしい切れ味の中にも凝縮された旨味があり、神秘的な吟醸香を堪能できます。
洞爺湖サミットで乾杯酒に選ばれたこともあり、世界的にも有名なボトルです。年に1000本しか流通しないという希少な品でもあります。
「磯自慢 中取り純米大吟醸35」を取り分け、冷蔵貯蔵で熟成させた特別な磯自慢です。年ごとの熟成酒の中から最高品質を迎えたものだけがAdagio(アダージョ)の名を冠することができます。
蔵元が認めなければ出荷されないこともあるほどレアなボトルで、熟成ならではの香ばしい香りや果実感を堪能できます。
磯自慢のラインナップの中でも中核を担う存在なのが磯自慢 大吟醸 一滴入魂のボトルです。磯自慢らしいスタイルを最も堪能できる日本酒であり、お魚とのマリアージュなど食中酒として楽しめるのが魅力です。
自然由来の香味があり、美しく飲みやすい大吟醸酒をお探しの方におすすめできる1本です。
開封後の風味の変化を楽しめる大吟醸の純米酒です。開封したてはフレッシュさが強く、グラスに注ぎ時間が経つと香味が広がるような印象です。
味わいには芯があり、天ぷらなどの料理にもうまくマッチします。ぬる燗程度に温めて飲むのもおすすめです。
東条の特A地区の山田錦を精米し、丁寧に仕込んで作られた純米吟醸のお酒です。爽やかな吟醸香が印象的で、くどくなくスイスイと飲めてしまうお酒です。後味は程よい酸味とキレがあり、どんな食事に合わせてもバランスを保てるような存在です。
No. 236
磯自慢 吟醸山田錦
酒友 磯自慢 静岡県
@かとや pic.twitter.com/s8vcOxWQ1L— すづか@広島酒同人誌作るぞ? (@sake_rinsho) April 1, 2021
いわゆる静岡型吟醸酒と言われるお酒で、上品なフルーティーさ、透明感のある甘味、優しい酸味が特徴です。清々しさもあり、特に暑い夏シーズンに好まれるようなお酒です。
飲み飽きしにくい酒質で、静岡のお土産品としても人気があります。
『磯自慢 特撰 特別本醸造 生酒原酒』
夏に飲んだのと同じだと思ってたら違った❗️酒飲みノートで確認?
生酒好き?Alc.18-19度と高め(´,,•ω•,,`)酔鳥焼きは塩味と醤油味?
皮がパリパリでお肉はしっとり☺️
くんせいたまごの香りが?? pic.twitter.com/tERkX1bOSV— みちねこ (@michinecoo) March 28, 2020
普段飲みにぴったりな、デイリー向けの磯自慢です。本醸造でありながらも磯自慢の確かな品質を感じることができます。
ミネラル感たっぷりの酒質は喉越しが非常によく、特に白身魚や鶏肉などの料理と相性がバッチリです。
いつもの磯自慢として地元を中心に愛されている本醸造のボトルです。3段仕込みの最後に兵庫県産山田錦を使用することで酒質をリッチに高めているのが特徴です。
また低温醸造にこだわりがあり、本醸造ながら吟醸酒のような香りを堪能できるのもポイントです。
磯自慢の定価はボトルによって異なります。デイリー向けの本醸造酒なら定価2,145円で手に入りますが、吟醸クラスになると3,740円、大吟醸のお酒になると5,000円〜と高くなります。サミットにも選ばれた「磯自慢 中取り純米大吟醸35」になると、定価でも1本16,500円の超高級品となります。全体的に定価は他の日本酒銘柄に比べやや高めですが、それでもすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりです。
ちなみに流通価格になると、定価をさらに超える値段になるので注意です。例えば一本16,500円の中取り純米大吟醸35のボトルですが、Amazonや楽天市場の価格を見ると1本あたり2.5万~5万円で取引されているのがわかります。
お疲れ様でした。
東京駅で静岡の銘酒磯自慢定価で買えました。 pic.twitter.com/l0ESsCSrwp— チバネットワーク (@VrZi9) May 9, 2022
高騰化していて希少な磯自慢ですが、決して手に入らないわけではありません。きちんと特約店を探せば、定価での購入が可能です。
磯自慢の特約店は産地の静岡県だけでなく、北海道から九州地方まで各地にあります。酒造の公式ページにも紹介されているので、ぜひ利用しやすい特約店を探してみましょう。
またネットでも定価や定価に近い価格で購入できるお店があります。ただしいずれのお店も入荷本数に限りがある点に注意です。特に発売時期が限られているボトルや数量限定の純米大吟醸酒などは入手が難しいです。根気よく発売時期をチェックし、買い逃さないように気をつけておきましょう。
プレミア化している日本酒「磯自慢」はお酒買取でも高額買取が期待できます。もし未開封の磯自慢をお持ちなら、ぜひお酒買取専門店に相談してみましょう。お酒買取専門店リンクサスも、磯自慢のような日本酒を買取強化しているのでおすすめです。
リンクサスのお酒買取は全国対応で、店頭のほか出張買取・宅配買取サービスもご利用いただけます。磯自慢1本からでも買取相談ができるので、まずはぜひお問合せください。プロの査定員が市場人気なども踏まえた上で、磯自慢に適切な価格をお付けいたします。すぐに現金化できるので、メルカリ・ヤフオクのようなオークションサイトよりも安全で確実に磯自慢を売ることができます。
ただし磯自慢のような日本酒は劣化が進みやすく、飲み頃が早めに設定されているので注意してください。飲み頃をすぎると値段がつかない場合もございます。できるだけ製造年月日から半年以内など、早めに相談していただくのがベストです。
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静岡を代表する日本酒・磯自慢について紹介しましたがいかがでしたか?
磯自慢はここ数年で大幅に人気が高まったプレミア日本酒です。高品質な酒造りに定評があり、上品なフルーティーさと透明感のある甘味を堪能できます。どなたでも飲みやすい味わいなので、日本酒好きの方だけでなく今まで飲んだことがない方、日本酒初挑戦の方にもおすすめしやすいです。
また磯自慢は買い手が多いので、買取専門店でも高額買取が期待できます。もし余っている磯自慢のボトルがあれば、ぜひお酒買取専門店リンクサスの買取サービスを活用してみてください。
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