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マーテルはコニャックメーカーの一つです。コニャックは高級ブランデーであり、マーテルも格式高いお酒として長年世界で愛され続けています。
今回はそんなマーテルについて解説します。マーテルの特徴やラインナップ、そして評価などをまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
目次
マーテル(MARTELL)とは、ブランデーの中でもコニャックに該当する銘柄です。コニャックは厳しい条件をクリアしたものだけがその名を名乗れるという格式高いお酒ですが、マーテルはそんなコニャックの中でも5大ブランドの一つに数えられています。
マーテルはコニャックメーカーの中でも特に古い歴史を誇ります。創業は1715年で、なんと300年以上にも渡りコニャックづくりを行ってきたと言います。
独自の製法を継承してきたマーテルのコニャックは、唯一無二の存在です。老舗のメゾンということもあり、ラインナップが豊富にあるのも特徴です。
マーテルは飲む香水とも言われることがあり、とにかく香りが優雅で華やかです。味わいも複雑で、奥行きを楽しめます。
マーテルは自社畑を435ヘクタール所有していますが、そのうち200ヘクタールがボルドリ地区となります。作られるコニャックもボルドリ主体で、エレガントな味と言われることが多いです。
またマーテルは優雅かつ複雑でありながら、バランスの取れた味わいをしているのも特徴です。オリを取り除いて蒸留するマーテル式の方法で、クリアで軽やかなボディ感のあるコニャックに仕上げています。オーク樽にもこだわりがあり、タンニンが少なく仕上がるトロンセ産オークで熟成しています。
マーテルといえば、中身のコニャックのクオリティはもちろんボトルデザインがおしゃれなことでも有名です。マーテルのラインナップには、ボトルだけで価値があると言われる「バカラボトル」などの商品も多いです。そのためマーテルは飲むためだけのコニャックではなく、コレクション用のコニャックとしても愛されています。
そんなマーテルのボトルには、ゴールデンスワローと呼ばれる燕のロゴが入っています。他のメーカーと見分けたい時は、ぜひマーテルのロゴマークを探してみましょう。
マーテルは老舗コニャックであるため、先ほども述べたようにリリースされてきたボトルが非常に多いことが特徴です。現在市場で手に入るラインナップは、海外品も含めて25種類以上あると言われています。
ここからはマーテルの人気ラインナップを一部紹介していきます。
単一の蒸留所で作られる同じ性質のオー・ド・ヴィーにこだわって作られた、マーテルブランドの定番コニャックです。プラムやアプリコットを思わせる華やかさ、そして砂糖漬けのレモンのようなみずみずしさもあります。
マーテルらしいなめらかでフルーティーな1本で、マーテル初挑戦の方にもおすすめです。マーテルの中では手の届きやすいVSランクのボトルでありながら、ベルベットを思わせる上品さがあります。
黄金の輝きを放つコバカラーが印象的な1本です。香りにはライムやリコリスのようなほろ苦さがあり、そこからじわじわと砂糖漬けのフルーツのようなニュアンスが顔を出します。
レッドバレルから生み出される味わいは、プラムやハネムーンピーチ、アプリコットといった果実のようです。ロックにしたりカクテルベースにしたりと、幅広い飲み方で楽しむことができます。
マーテル コルドンブルーはマーテルシリーズの中でも最も人気のあるボトルです。1912年に生み出されたボトルで、伝説のコニャックと呼ばれた存在でもあります。コルドンブルーはフランスでブルーリボンのことを指します。
マーテルの象徴である砂糖漬けにしたプラムやアップルを思わせるフルーティな香りが特徴で、エレガントかつ芳醇です。2017年には「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」で金賞も受賞していて、世界的に認められています。
マーテルXOはアーチ型のボトルが目印です。ブランドのビジョンと感性を象徴する1本とされていて、中身のブランデーにもこだわりを感じます。
エレガントさが特徴のボルドリー地区のブドウと、力強さのあるグランドシャンパーニュ地区のブドウをブレンドしています。生まれる味はイチジクやクルミを彷彿させるフルーティでまろやかな味わいで、余韻は絹のように滑らかで非常にリッチです。
マーテル シャンテルーは、マーテルの最高級コニャックが眠る場所“シャンテルーの酒造”から名がつけられています。マーテルの中でも最高級に該当するXOクラスのコニャックで、熟成期間が非常に長いです。
フレッシュな黄桃やアプリコットのような気品あるフルーティーさに、砂糖漬けしたフルーツ、そしてジンジャーのようなスパイスのニュアンスも加わります。とにかく調和の素晴らしいコニャックで、骨格のしっかりした完成されたコニャックと言えます。
マーテルにはバカラ社製のクリスタルボトルがあります。人気のマーテルコルドンブルーのクリスタルボトルが例で、スマートでスタイリッシュなデザインの瓶で人気を集めています。
中身は同じコルドンブルーでもボトル自体に価値があるため、流通価格は10万超えの高い値段になっています。スペシャルな外箱や替え栓が付属でついていることも、バカラボトルの特徴となります。
なおバカラボトルはコルドンブルー以外の商品もあります。全て人気で希少価値が高いので、持っている方は非常にラッキーです。
マーテルは5大コニャックですが、レミーマルタンやカミュといった銘柄に比べると流通量や知名度的に「飲んだことがない」という方が多いかもしれません。
そこでマーテルは実際にどんな味がするのか、口コミ評価を調べてみました。
妹夫婦から呑めないからととても良いブランデーをいただきましてね…☺️✨
マーテルのコルドンブルー
香りが最高です…🤦♀️よかったのだろうかこんな良い酒をもらって…
とても飲みやすいし悪い酔いもしません…おつまみは甘くない方がいい気がしますね。お酒の甘味を大事にしたい感じです。 pic.twitter.com/J7nusXjz6R— ぴっぴ🐥 (@torikago1000) May 20, 2022
開 栓
マーテル VSOP
今までVSOPクラスのものはほぼ取り扱わなかったが
それでも当店の他のナポレオンやXOと戦える程の芳醇な香り。
口当たりはかなり飲みやすい。 pic.twitter.com/OxzEFvD13r— ハルキゲニア 11/11 hajime-genia@長居DEPO (@harutchigenia) January 24, 2022
マーテルはエレガントで穏やかな印象なので、飲みやすいと感じる方が多いです。口当たりが良く、悪酔いもしにくいので、コニャック初心者の方にもおすすめしやすいです。
またマーテル最大のポイントは、下位ランクのボトルでも評価が高いというところです。コニャックはブランドによってはXOランクなど上位ランクしか評価されていないものもありますが、マーテルはVSボトルやVSOPのボトルも美味しいと高い評価を受けています。
晩酌に久々ブランデー。マーテルのコルドンブルーうめぇよ。若い時みたいにストレートは無理なんで炭酸割だが。ヘネシーはよく飲んでたんだがマーテルは珍しい…無茶飲みしてたのって数十年前だよな…
— Kei_TB/浮上率底辺 (@TORA_kko) July 4, 2013
マーテルはバランスに優れたコニャックなので、炭酸や水で割ってもバランスが崩れにくいです。そのため気分によってストレート・ハイボール・水割り・トワイスアップなど飲み方をアレンジして楽しむことができます。VSランクやVSOPランクのボトルであれば、カクテルにしてしまうのもありです。
ただしXOなどの高級ランクになると、一口も飲まずにいきなり割ってしまうのは勿体無いかもしれません。まずはストレートから試して、自分に合った飲み方を探すのがおすすめです。
ブランデーなら飲んでる
マーテル コルドンブルーとチーズ盛り合わせ
思い出は酒と供に、君を思うと切なくて、あの時は流れても今も幸せを願う
♪As Time Goes By— すぎさん (@sugiirono) August 20, 2016
kurokayさん(@kurokay3 )さんから和菓子セットをいただきました🪐✨
久しぶりのマーテル コルドンブルーときんつばで幸せ時間作ります🥃🌿 pic.twitter.com/4BsWbEQgrN— K星人🛸🛸🛸🍇 (@kkkseijin) November 7, 2022
華やかな香りと優しい酒質が特徴のマーテルは、こっくりしつつも穏やかなおつまみとの相性が特に良いです。口コミでは、チーズやナッツ類、そしてサーモンやチョコレートと組み合わせて楽しんでいる方が多く見受けられました。
また珍しいケースでは、きんつばのような和菓子に合わせている方もいらっしゃいました。マーテルを楽しむ際は、おつまみとのマリアージュもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここまで紹介してきたマーテルは、品薄でなかなか手に入らないお酒でもあります。なぜならマーテルは5大コニャックの中でも愛されてきた歴史が長く、安定した人気があるからです。
老舗コニャックのマーテルは、決してここ数年だけで人気が出たようなお酒ではありません。100年以上にも渡り世界トップクラスのステータスを維持してきたようなブランドなので、それだけファンも多いです。
日本国内はもちろん世界中で愛されているブランドであり、供給に対して需要が高めです。そのためリリースされるたびに購入する方が殺到し、常に品薄の状態が続いているような状況です。
マーテル コルドンブルー オールドラベル
40数年前のコニャック
いま開けなかったら
きっといつまでも開けないいま開ける pic.twitter.com/Xao94uWmsz
— 大山満千《ミチオ》連載中💥🔫 (@oyamamachi) March 13, 2022
マーテルの中には、現在終売となっていて希少価値が増しているボトルがあります。特に“旧ボトル”と言われるアイテムについては、定価の何倍もの価格が付けられているような状況です。
旧ボトルはかつて発売されていたマーテルのコニャックで、現行品とはボトルデザインなどが異なります。中身にも違いがあり、コレクターからの人気がとにかく高いです。
例えばマーテルの中でも人気ボトル「マーテル コルドンブルー」の場合、基本はクリアボトルですが旧ボトルにはグリーンの色味のボトルも存在します。そのほかキャップの種類やラベルの形状が異なる商品もあります。
熟成過程で樹齢300年のオーク樽で寝かせたすごい #コニャック#マーテル #コルドンブルー #300周年 限定品 40度 700ml
1715年に設立されたマーテル社の創業300周年を
記念して少量発売#ブランデー #cognac#蒸留酒 #アロマ #素敵な香り#bar #バー #ショットバー#ラウンジ #東海 #愛知 #三河 pic.twitter.com/d8qKUhJuLQ— 伊勢屋酒店【地酒&ウイスキー】 (@ISEYA_SAKETEN) June 7, 2019
マーテルのラインナップには、通常品のほか限定品や記念品が登場することがあります。2015年には創業300周年を記念した「マーテル コルドンブルー 300周年リミテッドエディション」も発売されました。
どのお酒にも当てはまりますが、限定品は希少価値が高いため人気が出やすいです。コルドンブルーの300周年記念ボトルも、現在では品薄で価値が上がっています。
安定した人気のあるコニャック・マーテルは、お酒買取でも高額買取対象アイテムとなります。もし未開封で余らせているマーテルをお持ちであれば、お酒買取専門店の利用を検討してみましょう。
なおマーテルには数々のラインナップがあり、旧ボトルや限定品なども存在します。素人の方が全ての価値を判断するのは非常に困難なので、買取に出す場合はコニャックに詳しいプロの査定員が在籍している専門店に依頼しましょう。
マーテルの買取でお悩みの方は、ぜひ一度お酒買取専門店リンクサスにご相談ください。リンクサスはお酒に特化した買取専門業者で、マーテルのようなランクの高いお酒を業界水準の価格で買取ができます。
旧ボトルなどの価値についても正しく査定ができるのでご安心ください。いますぐに売るかどうか決めていない方も、お気軽にご相談していただけます。
なおマーテルの中には、バカラ社製のクリスタルボトル商品なども存在します。コレクター需要の高いマーテルの買取では、見た目のコンディションが綺麗なことが非常に重要なので覚えておきましょう。できるだけ汚れを取り除くのはもちろん、付属品がある場合は忘れずに査定に出しましょう。
ちなみにブランデーなどお酒買取は基本的には未開封品のみが対象ですが、マーテルのバカラボトルなどは空瓶でも買取対象となることがあります。リンクサスは空瓶買取のご相談も受け付けているので、まずは一度ご連絡ください。
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今回は5大コニャックの中でも長い歴史を誇るマーテルについて解説しました。
ボルドリのブドウを使って独自の製法で作られるマーテルのブランデーは、優雅で複雑でありながらも軽やかな印象で飲みやすく、幅広い世代に愛されています。非常に多くのラインナップがあり、手軽にトライできるVSOPから超高級なXOボトルなどもあります。
コニャックが好きな方はもちろん、これからコニャックに挑戦したいという方にもマーテルは非常におすすめです。品薄な商品も多いので、見かけたらぜひ手に入れてトライしてみてください。
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