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ワインといえばフランスやイタリアのイメージが強いかもしれませんが、実は日本でも多くのワインが作られています。その筆頭格が「メルシャン」で、日本の気候を生かした上質なワインからデイリーに楽しめるテーブルワインまで幅広いラインナップを用意しています。
今回はそんなメルシャンのワインについて解説していきます。シリーズごと・銘柄ごとの特徴のほか、デイリー向けのおすすめワインも紹介しているのでワイン選びの参考にご覧ください。
目次
メルシャンは日本のワインメーカーの一種です。大手のメーカーであるキリンホールディングスのグループ会社の一つであり、国内最大の規模を誇っています。
ワイナリーは「シャトー・メルシャン」と呼ばれ、製造されるワインは国内ワインの代表格として親しまれています。そんなシャトー・メルシャンは山梨県や長野県をはじめとする日本の各地に畑を所有していて、豊富な種類のワイン作りを行なっているのが特徴です。
シャトー・メルシャンは、「フィネス&エレガンス」という考えのもとワイン作りをおこなっています。これは調和の取れた上品な味わいのことを指しており、「良いワインは、その土地の気候や風土、生産者によって育てられるブドウごとの個性を、素直に表現している」といった信念に基づいています。
このような考えのもと作られるメルシャンのワインは、決してフランスやイタリアといった海外を真似したものではなく、日本ならではの個性を重視して作られているのがポイントです。世界的なシェア率こそフランスワイン・イタリアワインには及ばないものの、日本人の舌に合う味わいで多くのファンに支持されています。
キリンビール名古屋工場、仙台工場、シャトー・メルシャンの3ワイナリーで購入する電力が100%再生可能エネルギーに⚡
再生可能エネルギ―の使用比率を上げていくことは、温室効果ガスの排出量の削減につながります?
これからもキリングループは脱炭素社会を目指し、取り組みます。#環境の日
— キリンビール / KIRIN BEER (@Kirin_Brewery) June 5, 2022
シャトー・メルシャンは、山梨県甲州市に存在していた「大日本山梨葡萄酒株式会社」をルーツにしています。この会社は日本で最も古い歴史を持つ民間ワイン会社であり、その歴史の始まりは1877年まで遡ります。ワイン作りの本場であるフランスから醸造技術を学び、日本での本格的なワイン作りを始めたことで知られています。
その後、大日本山梨葡萄酒株式会社そのものは解散してしまいますが、販売を担当していた宮崎光太郎氏によって新たな醸造所が誕生することとなります。1912年にはブドウ園を併設した本格的なワイナリー「宮光園」を創設、さらに1949年には世界に認められる日本ワイン製造のために、「メルシャン」というワインブランドをスタートさせます。
かつては海外のワイン技術に遠く及ばなかった日本ワインの技術も、1960年代に入るころにはコンクールで受賞するなど徐々に世界的に認められはじめていきます。そして1970年に「シャトー・メルシャン」が国産高級ワインとして誕生しました。そこからは日本の気候に合わせた独自のブドウ栽培も盛んになり、日本ならではの長所を生かしたワインが作られるようになって行きました。
近年では、従来の山梨県「勝沼ワイナリー」だけでなく、2018年に長野県塩尻市「桔梗ヶ原ワイナリー」、2019年に長野県上田市「椀子ワイナリー」がオープンするなど、その規模はどんどん拡大されています。年間合計でおよそ60万本ものワインが生成されるなど、成長を続けているブランドであることがわかります。
ワイナリー巡りも楽しい?
シャトーメルシャン勝沼ワイナリーはテイスティングできるワインの種類も多くて、長居してしまいます?
山梨県の大自然を眺めながら、気持ちいい時間を過ごせます✨#日本旅行#コロナが落ち着いたら行きたい旅先 pic.twitter.com/w08YMaLM6p— naturliv_an (@naturliv_an) May 22, 2020
メルシャン勝沼ワイナリーは、シャトー・メルシャンの基幹となるワイナリーです。醸造所やヴィンヤード、そしてテイスティングカウンターやショップもあり、予約不要で見学可能な場所も多い体験型のワイナリーとなっています。
なんと20種類以上のブドウ品種を栽培しているとのことで、メルシャンの魅力を深く知ることができます。かつての木造ワイン醸造所が「ワイン資料館」になっているなど見どころも多くあるので、気になる方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
ホームページ:勝沼ワイナリーホームページ
今日の目的地、シャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリーの限定ツアーへ。とりあえずスタート待ち。 pic.twitter.com/iTtB2PvH3P
— y.shinohara (@yasuannri) September 14, 2019
桔梗ヶ原(ききょうがはら)ワイナリーは、長野県塩尻市にある、小さなガレージを使用した小規模ワイナリーです。あえてスタッフを少人数に絞り、栽培から醸造までを行うことで高品質ワインにこだわってワイン作りをおこなっています。
そんな桔梗ヶ原ワイナリーは年に数回だけ一般公開をしています。
住所:長野県塩尻市大字宗賀1298-80
ホームページ:桔梗ヶ原ワイナリーホームページ
せっかく上田に行ったので、帰りに椀子ワイナリーに立ち寄ってみました。今年、ワールズ・ベスト・ヴィンヤードに日本で唯一ランク入りし、ワイン愛好家の間でも注目度上昇中のヴィンヤードは、今が収穫の最盛期? 昨年オープンした真新しいワイナリーからは、一面のヴィンヤードと浅間山が望めます✨ pic.twitter.com/w5dKp1lwtQ
— くまじろう@女神湖 (@kumajiro_megami) October 15, 2020
椀子(まりこ)ワイナリーは、2019年にオープンした比較的新しいワイナリーです。ブティックワイナリーと呼ばれる品質志向のワイナリーであり、およそ30ヘクタールという大きな自社管理畑“椀子ヴィンヤード”に囲まれているのが特徴です。
陽当たりが良く降水量が少ない、そして通気性に優れているというワイン作りに適した環境で、世界に認められるレベルのワインをリリースしています。
住所:長野県上田市長瀬146-2
ホームページ:椀子ワイナリーホームページ
シャトー・メルシャンのワインには、大きく分けて「アイコン」「テロワール」「クオリティ」の3つのシリーズがあります。最も高級と言われるのが「アイコンシリーズ」で、各ワイナリーの展開するラインナップの中でも、トップクラスに位置するスペシャルなワインとなります。
アイコンシリーズのワインは主に山梨県や長野県の中の、厳選された国産葡萄から作られています。いわゆる国産高級ワインであり、記念日や誕生日のお祝いシーンなどハイクオリティな味わいを楽しみたい時におすすめです。
日本最高峰の赤ワインとして国内外から高い評価を受けている、メルロー100%の赤ワインです。シグナチャーは“特別なワインに対し醸造責任者が署名をする”といったことを意味しており、桔梗ヶ原のメルローの中でも選りすぐりのものだけが選定されてワインとなります。
ブラックベリーを思わせるような香りとフルボディの味わいは、上質な和牛ステーキなどと相性がぴったりです。
勝沼地区にメルシャンが所有する自社管理畑「城の平ヴィンヤード」、そのポテンシャルを最大限に引き出して作られたワインです。メルローとカベルネ・ソーヴィビヨンを主体としながら、カベルネ・フランもバランス良くブレンドしています。
垣根式栽培をメルシャンワインの中で最初に取り入れたのが城の平であり、1つのブドウに旨味を凝縮させることで生まれるエッジと熟成感がポイントとなっています。
2003年より展開が始まったメルシャンの自社管理畑「椀子ヴィンヤード」で生まれる最高級ワインです。熟したカシスやブラックベリー系の果実の中に、チョコやコーヒー、ヴァニラといったニュアンスを感じることができます。
程よい酸味はサーロインステーキや豚のグリルなど、ジューシーな肉料理にピッタリ合います。
テロワールシリーズは、アイコンシリーズの次にランクの高いワインとなります。山梨・長野・秋田・福島それぞれの土地にて、適した品種のブドウから作られるワインとなります。山梨なら甲州やマスカット・ベーリーA、長野ならカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、シャルドネなどが中心になります。
テロワールシリーズのワインは25種類以上もの多彩なラインナップがあり、飲み比べも楽しむことができます。
山梨県のマスカット・ベーリーAという、日本固有のブドウ品種で作られるワインです。ラズベリーやイチゴといった赤い果実味を思わせるフレッシュさのなかに、スパイスやヴァニラなど樽由来の香りがうまく溶け込んでいます。
酸味とタンニンのバランスが非常に良いミディアムボディの赤ワインは、肉じゃがなど甘味のある日本の料理に合わせることができます。
山梨県甲府市で生産されるブドウ品種・甲州から作られる辛口の白ワインです。ボルドー大学と共同開発したという、こだわりの銘柄となります。
ゆずやかぼすを感じさせる和柑橘のテイストを楽しめるワインで、フレッシュな酸味は白身魚や海鮮料理に合わせるワインとしてピッタリです。
長野県の椀子ヴィンヤードで生まれる黒ブドウを使って作られる辛口のロゼワインです。ラズベリー・イチゴのような酸味の中に、バラや椿などを感じさせるエレガントな華の香りを感じることができます。あざやかなピンクの見た目もポイントで、見た目のかわいらしさからお土産にも選ばれることが多い銘柄です。
クオリティシリーズはシャトー・メルシャンの良さをアピールしつつも、手の届きやすい価格帯で気軽に楽しめるのが魅力です。クオリティーシリーズのワインは国際品種や日本固有種をブレンドしつつ、バランスの良い味わいを目指して作られています。
また日本人の舌に馴染みやすいワインが多く、飲みやすいタイプも多いです。ラインナップの中には赤・白のほかロゼワインやスパークリングワインなどもあります。
長野県や山梨県を中心に作られる、国産ぶどうを使って作られるミディアムボディの赤ワインです。イチゴやフランボワーズのような赤い果実香の中に、ベリーやプラムといった華やかさを感じ取ることができます。奥行きのある熟成香もあり、ミディアムボディながらしっかりとした輪郭を感じ取ることができます。
食事とのマリアージュも良く、特に照り焼きや生姜焼きなどの家庭料理に合わせるのがおすすめです。
萌黄は、いきいきとしたミネラルと酸を堪能できる辛口タイプの白ワインです。輝きのあるレモンイエローのような見た目から、「萌黄」の名がつけられました。
エレガントさを堪能できる白ワインは、山菜やキノコなど自然を思わせるような味わいの料理にうまくマリアージュします。
日本のあわ 甲州&シャルドネは、いわゆるスパークリングワインとなります。炭酸からくる爽やかさの中に、リッチな膨らみも感じられる味わいです。
甲州由来のグレープフルーツのような和テイストに、シャルドネらしい白桃・バナナといった甘めのニュアンスがバランスよく調和しているのがポイントです。シャンパンのような感覚で、乾杯酒として取り入れるのもおすすめです。
シャトー・メルシャンの3つのラインナップの他にも、メルシャンからはデイリー向けワインがたくさんリリースされています。
ここからはコンビニなどでも買いやすい、日常にぴったりなワインを紹介します。
メルシャンワインの特徴やラインナップを紹介しましたが、いかがでしたか?
メルシャンのワインには、日本だからこそ再現できる美味しさがあります。高級なボトルから安価で親しめるものまで幅広くあるので、予算やニーズ・好みに合わせて選んでみてください。
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