世界的な知名度を誇る、サントリーの山崎ブランド。山崎が作られる山崎蒸溜所は、日本初のウイスキー蒸溜所として大きな人気を集めています。
そんな山崎蒸溜所の名前を冠した梅酒があることをご存知でしょうか?
山崎蒸溜所の梅酒は、サントリーの洋酒作りの技術を活かして生まれた高い香りと深い味わいに魅力があります。ここでは今話題となっている山崎ブランドの梅酒について、どんな特徴があるのか、どのようなボトルがリリースされているのかを紹介していきます。
目次
山崎蒸溜所では、シングルモルト山崎の原酒ともなるモルトウイスキーが作られています。山崎ブランドの梅酒とは、山崎蒸溜所の樽を使い、じっくりと時間をかけ貯蔵した梅酒のことを指します。
梅酒は青梅などの梅をホワイトリカーや焼酎、ブランデーといった蒸留酒に漬け込むことで作られます。一般的に「梅酒」と名のつくお酒には、実はいろいろな種類があります。
例えば原料となる梅の種類はもちろん、どんなお酒に梅をつけるのか、どのように熟成させるのかで味わいが大きく変わってくることが特徴に挙げられます。なお梅酒は酒税法上では混成酒類に分類されており、ただ梅を漬け込むだけでなく、その中にブランデーやウイスキーなど、いろいろなお酒がブレンドされることもあります。
山崎の梅酒はウイスキー熟成に使われた樽にて貯蔵が行われます。ウイスキーのエキスが染み込んだ古樽で熟成が行われることで、樽の香りや華やかなニュアンス、深みのある味わいと複雑さがプラスされることが大きな特徴です。
山崎蒸溜所でしか作れない特別なサントリー梅酒は、数ある梅酒の中でも特別な1本として愛されています。なおサントリー梅酒には複数のラインナップがあり、ボトルによってブランデーやウイスキーなどが隠し味で使われていることもポイントとなっています。
山崎蒸溜所の名がついたサントリー梅酒には、定番品として3つのボトルが存在します。ここからは、それぞれの特徴について紹介します。
山崎蒸溜所の名を冠すサントリー梅酒のうち、もっともスタンダードと言えるボトルがこちらです。このボトルには、山崎蒸溜所で樽貯蔵した梅酒に加え、隠し味としてブランデーが加えられています。
以前はアルコール度数が20%のものがリリースされていましたが、現行品はアルコール度数16%とやや控えめになっています。これにより、ストレートでもロックでも、そして水割りやソーダ割りでも親しみやすいバランスに仕上がっています。
1本2,000円以下でトライしやすいボトルなので、特に山崎ブランドの梅酒に初めて挑戦したいという方におすすめです。
ウイスキーブレンドと名のついたこちらには、ウイスキー樽で時間をかけて貯蔵した梅酒に加え、梅酒樽で後熟したグレーンウイスキーが加えられていることが特徴です。
梅酒を焙煎したウイスキー樽で貯蔵し、さらにウイスキーを梅酒樽で熟成し、それらをブレンドするという画期的なアイディアでのもと生まれた1本です。サントリーの高いブレンド技術によって、芳醇な香りと深い余韻が生み出されています。
鼻を近づけると堪能できるバニラのような香りに、梅酒の重厚な味わいが光ります。特にロックやストレートなど、濃厚な味わいをそのままダイレクトに楽しめるような飲み方が人気です。
リッチアンバーと名付けられたこちらの山崎梅酒は、サントリー梅酒の中でも特に高級な1本となります。定価は5,000円を超えていて、まさに特別なシーンにふさわしいです。
こちらにはウイスキー樽で貯蔵した梅酒をベースに、非常に香り高いモルトウイスキーと、梅酒樽で後熟が行われたグレーンウイスキーがブレンドされています。アルコール度数も20%とやや高く、ウイスキー好きにもおすすめできる仕上がりとなっています。
樽の香りと長い余韻は山崎ブランドならではの魅力となっています。また梅酒が持つ上品で芳しい甘さもあり、バランスに長けています。
山崎の梅酒には上記で紹介した定番の3本のほか、限定ボトルも存在します。数量限定での販売となり、定番品よりもレアになるのでぜひ狙ってみましょう。
例えば2024年の数量限定の山崎梅酒の中には、完熟梅を使ったボトルや、桜樽ブレンドの商品などが存在しています。
こちらのボトルには、完熟梅で漬けた梅酒が使われます。完熟梅の梅酒をウイスキー熟成樽で貯蔵したのち、ブレンドしています。
完熟梅が生み出す芳醇な香りとフルーティーさが特徴で、そこに樽由来の心地よい香りが混ざり合います。非常に華やかな仕上がりで、割り負けしないおいしさがあります。
なおこちらは、数量限定での発売となっていて、サントリーの公式サイトではすでに終売との記載もあります。ネットショップなどを探せば購入することも可能ですが、通常ラインナップより希少価値が高く、なかなか見つかりにくい点に注意しておきましょう。
優しいピンク色のラベルに黄金色の酒色が目印となったこちらのボトルには、桜樽で貯蔵した梅酒がブレンドされています。梅酒からは絶妙な熟成感と華やかさ、そして穏やかな桜の余韻が漂います。
1本7,000円超えと山崎梅酒の中でも特に高額な1本で、さらに限定品であるため希少価値が高いです。一部のWEBサイトおよびバーなどの限定の販売となっています。
今宵は「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スモーキー 2023」をソーダ割りでいただきます🥰
ひたすらに旨い✨スモーキータイプのウイスキー樽で熟成させた梅酒♪個性ある香りと深みのある味わいがたまりません🥃 pic.twitter.com/KipCQ1PDKw— アマゾン (@amazonn_ga) May 4, 2024
山崎の梅酒はしばしば「終売」と言われることもあります。
スタンダードな山崎の梅酒は基本的に終売とはなっておらず、今でもリリースされています。一方で過去の限定品については、すでに終売となっているボトルもあります。
サントリー梅酒の限定品は毎回作りが異なっています。2024年にリリースされている限定品は完熟梅を使ったものや桜樽熟成原酒を使ったものですが、2023年にはスモーキータイプのものなどもリリースされていました。
またサントリーは山崎の梅酒を2022年に大幅リニューアルしていて、リニューアル以前のボトルは旧ボトルとして価値が高まっています。旧ボトルには「樽仕上げ」などと書かれているのが特徴です。
こちらは2023年10月にリリースされていた、サントリー梅酒の数量限定ボトルです。こちらにはスモーキータイプのウイスキー熟成樽にて貯蔵した梅酒がブレンドされています。
グリーンのラベルが目印で、中のウイスキーにはスモーキー樽由来の個性ある香りがもたらされています。ストレートだけでなくソーダ割りなどで爽やかに楽しめる梅酒となっています。
こちらも過去の数量限定発売品で、リリース日は2023年5月となっています。すでに終売済みのボトルでもあり、現在は1本に2万円以上の価値がつけられています。
サントリーの梅酒作りが60周年という節目を迎えたことを記念するボトルで、見た目も中身もスペシャルなものになっています。定番の山崎梅酒とは異なる丸みを帯びた瓶が目印で、横山大観氏の絵画「生々流転」をデザインした化粧箱も付属しています。
ウイスキー熟成樽に梅酒を詰めたのち5年貯蔵したという長熟タイプの梅酒で、さらに中には梅酒樽で長期間熟成したというモルトウイスキーもブレンドされています。
サントリーのブレンド技術および熟成テクニックがわかる素晴らしい梅酒で、熟成による奥深さとまろやかな旨みを堪能できます。
サントリーの山崎梅酒は、一部終売品を除きスーパーや酒屋などで入手することができます。山崎といえばウイスキーの品薄・高騰化がしばしば話題となっていますが、梅酒に関しては一般のショップにて、定価購入も十分に狙うことができます。
近くに売っているショップがない方も、オンラインショップを利用すれば在庫を探すことができるので確認してみましょう。
一方で数量限定品に関しては、発売直後でないと在庫がなくなってしまうこともあります。完熟梅や桜樽熟成、スモーキータイプのものなどはレアな1本となるので、見かけたタイミングでできるだけ早めに狙うのがおすすめです。
また「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒〉EXTRA BLEND」のように、終売後に価格高騰しているボトルもあるので注意しましょう。近年は山崎のブランド人気の高さから、梅酒商品にも大きな人気が集まっているのだと考えられます。
なお一度終売となってしまったボトルも、翌年以降の限定品として再復活するケースがあります。実際にスモーキータイプの梅酒などは、数年にわたり限定品としてリリースされています。
サントリーは山崎ブランドの梅酒の限定品を数ヶ月に1度のペースでリリースしています。限定の梅酒が気になるという方は、サントリーから発表される最新情報を必ずチェックしておきましょう。
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ファミリーマート限定
サントリー梅酒<山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド>ソーダ割り缶
数量限定で新発売!
\山崎蒸溜所でウイスキー古樽で貯蔵した梅酒を絶妙なバランスでブレンド!
華やかな香りと心地よい余韻が特長の大人の梅酒のソーダ割り✨是非お試しください👍https://t.co/dPpx7M6znt pic.twitter.com/sD1meJDcEA
— SUNTORY(サントリー) (@suntory) April 25, 2023
2024年4月には、「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉」をベースに作られた梅酒のソーダ割り缶がリリースされています。こちらは2023年以前にも発売された実績がある商品で、ファミリーマートで気軽に購入できることから人気を集めています。
アルコール度数5%の飲みやすい梅酒ソーダで、濃い味のストレート梅酒が苦手な方でも気軽に挑戦できます。1本200円前後で入手できるというのも魅力です。
また缶タイプの商品で冷やしてすぐに飲めるというのもポイントで、BBQなどのアウトドアにもおすすめです。
なおこちらの梅酒ソーダ缶も、数量限定でのリリースとなっています。見かけることができた方はラッキーなので、ぜひ挑戦してみましょう。
山崎ブランドのお酒は、お酒買取の市場においても査定対象となるお酒です。特に高騰化しているEXTRA BLENDなど、高額買取が期待できるボトルがあります。
もし未開封で余っている山崎の梅酒をお持ちなら、ぜひお得なお酒買取査定の利用を検討してみましょう。買取査定に出すことで、不要な梅酒を現金に変えることができます。
お酒買取専門店リンクサスでは山崎ウイスキーの買取も受付中です。現行ボトルのほか、旧ボトルなども査定ができるのでぜひご相談ください。
なお査定にお出しいただく際は、できるだけ箱付きの状態でご依頼いただくことをおすすめします。こちらはどのお酒に限ったことではありませんが、お酒の買取査定では箱の有無で査定額が大きく変わる場合があります。
とはいえ箱を無くしてしまったボトルに関しても、査定額は下がることはございますが買取査定はもちろん可能です。不安な点や疑問点がある方も、まずはお気軽にお問い合わせください。
山崎ブランドの梅酒は、ウイスキー熟成に使われた樽で梅酒を貯蔵することで作られています。ウイスキー樽由来の豊かな香りと華やかさが特徴で、高級梅酒として人気を集めています。
そんな山崎の梅酒には、貯蔵方法やブレンドの違いで複数のボトルが存在します。中には1本1万円を超えるような高級ボトル、そして限定品などもあるので注目してみてください。
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