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安くて美味しいといったイメージの強いチリワイン。
数年前に世界はもちろん、日本でもチリワインブームが起きたことは記憶に新しいですが、それを牽引していたのがアサヒビール株式会社が取扱うチリワイン、「アルパカ」です。
コンビニやスーパーマーケットで気軽に購入できる上に、価格帯も500円台とコストパフォーマンス抜群のチリワインとして人気を博しています。本記事で、アルパカワインについて徹底解説していきましょう。
目次
それぞれ解説していきましょう。
アルパカとは、チリのワイナリー「サンタ・ヘレナ社」が手掛けるワインブランドです。チリは「新世界ワイン」のひとつで、コストパフォーマンスに優れたワインを多く生産している国として知られています。
中でもアルパカは可愛らしいラベルデザインとキャッチャーなネーミング、価格帯、味の良さなどを理由に、世界中で人気を博しているブランドです。チリワインは日本における、2015年の輸入スティルワイン市場で初めてフランスワインを上回り1位を獲得したことも話題となりました。そしてアルパカは2017年に過去最高の販売数量で150万箱を達成し、輸入ワイン市場において販売数量1位になっています。
単独ブランドでこの数量は日本ではあり得ない数字であり、アルパカは日本にチリワインが根付かせた立役者といっても過言ではない、重要なブランドなのです。
「サンタ・ヘレナ・アルパカ」から「スパークリング・ブリュット」が新登場!慌ただしい毎日も泡といっしょに弾け飛ばしちゃいましょう!
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アルパカを手掛けているのはチリの名門ワイナリー、サンタ・ヘレナ社です。創業は1942年で、チリのワイナリーの中でもいち早く海外進出を果たしたことで知られています。
ブランドの名前となっている「ヘレナ」は、ギリシア語で「太陽のように光を照らす」といった意味を持っており、ラベルの女神像がその象徴としてデザインされています。
サンタ・ヘレナは現在、サン・ペドロ・タラパカ・グループの傘下で、チリ第2位の企業力を誇る巨大企業です。高品質なワインの製造に力を入れていることはもちろん、世界50カ国に100万ケース以上のワインを輸出するなど、日々世界での存在感を示し続けている名門ワイナリーなのです。
アルパカの特徴のひとつが、その名の通りアルパカのラベルデザインです。「動物ラベル」が日本で大ブームを巻き起こしましたが、その先駆けとなっているのがアルパカといわれています。
ワインは超有名銘柄でない限り、なかなかその名を覚えるのが難しいお酒です。そのため、一度飲んだワインを覚えていないといった方が多く、リピートに繋がりにくいところが難しいといわれています。しかし、アルパカのように一目見ただけでわかるワインの場合、銘柄がわからなくても手に取りやすく、結果的に売上を伸ばすきっかけとなったと考えられているようです。
また、味わいについては、いろいろなブドウ品種の個性をしっかりと出すことはもちろん、果実味も生かすつくりになっている特徴があります。
大企業であるサンタ・ヘレナ社が手掛けていること、ワイン用ブドウの栽培しやすい広大なチリといった理由から安定供給に繋がり、高品質ながら500円台から楽しめるワインを生み出すことができているのです。
近年では、スタンダードな品種別シリーズだけでなく、オーガニックやプレミアム、ローアルコールなど、さまざまなアルパカが登場しています。
ひとりよがりのワインづくりではなく、市場のニーズや時代に合わせたワインを提供しているところもアルパカ最大の特徴といえるでしょう。
アルパカに使用されているブドウ品種を一部紹介していきます。
チリでも生産量の多い黒ブドウ品種が、カベルネ・ソーヴィニヨンです。ブラックベリーやスパイスの香りがあり、果実味とタンニンが豊富なワインを生み出すことでも知られています。
ただしチリのカベルネ・ソーヴィニヨンは、ボルドーのそれと比べて丸みと果実味が豊富であり、初心者でも飲みやすいつくりになっているところが特徴です。
メルロー
ワイン用の葡萄がたわわ。#写真#photo#写真好きな人と繫がりたい#写真撮ってる人と繫がりたい#山梨県#ルミエールワイナリー#ぶどう#wine pic.twitter.com/W3vkq3M8dh
— Ayumi-S (@Ayumi_S_0730) September 1, 2023
ボルドー右岸の主要品種として有名なメルローは、チリでも人気の品種です。ベリー系の香りと豊かな果実味、まるみのある口当たりなど、カベルネ・ソーヴィニヨンと比較すると女性的な印象を与えます。
アルパカでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドしたタイプが用意されています。
チリを代表する黒ブドウ品種がカルメネールです。古くはメルローと混合されていた時代もありましたが、よりエキゾチックな風味を持つなど、メルローとは別の品種であることが近年、しっかりと認識されてきました。
カルメネールはチリワインで多く使用されていますが、アルパカでも単独品種でつくられています。力強さと爽やかさを兼ね備えた人気の1本です。
ブルゴーニュを中心とした高級黒ブドウ品種、ピノ・ノワール。近年、チリの冷涼な産地が注目されていることから、良質なピノ・ノワールが多く生産されるようになりました。
チリのピノ・ノワールは、ブルゴーニュほどの複雑性はありませんが、カシスやシャープな酸、繊細なタンニンなど、ピノ・ノワールの魅力を理解しやすいワインを生み出します。
アルパカでも単一品種として利用されているなど、人気を博しています。
フランスのコート・デュ・ローヌを代表するシラーは、チリでも人気の品種です。野性的な香りとスパイシーな風味が特徴ですが、チリのシラーは果実味が豊富で力強さとまろやかさを兼ね備えた、飲みやすいタイプが多い傾向です。
アルパカでもシラーは単独品種でつくられており、果実味豊かなフルボディタイプに仕上げられています。
These green grapes are on their way to becoming a glass of Napa Valley CA wine. Paty shared the wine grape harvest begins in August. Green grapes are used to make white wines such as Chardonnay, Sauvignon blanc, & Riesling.Thank you Paty for sharing this photo with us. #WeFeedYou pic.twitter.com/xhQWIgh78n
— United Farm Workers (@UFWupdates) July 18, 2020
世界中で栽培されている人気のブドウ品種、シャルドネ。チリでも多く栽培されている品種であり、アルパカワインでも人気です。
シャルドネはさまざまなスタイルでつくられていますが、アルパカはトロピカルフルーツなど、果実の甘さと華やかさを感じさせるスタイルが特徴となっています。
爽やかなワインを生み出す白ブドウ品種のひとつが、ソーヴィニヨン・ブランです。チリでも栽培面積が広いことで知られており、アルパカでも単独品種でつくられています。パッションフルーツや柑橘など、冷やして美味しい軽快な味わいが特徴です。
そのほか、セミヨンやブレンド用に使用されている品種など、アルパカでは数多くのブドウ品種が使用されています。
チリらしい、果実味豊かな飲みやすい味わいに仕上げられているため、普段ワインを飲まない方でも安心して手に取ることができるラインナップばかりです。
アルパカを生み出すワイン産地がチリです。チリワインの全体像を下記にまとめました。
それぞれ解説していきたいと思います。
チリワインとは、チリで製造されているワインのことです。チリは古くからワインづくりが始まったといわれていますが、本格的なワインづくりはスペイン独立後の1818年以降といわれています。
北はアタカマ砂漠、南にはパタゴニアという、南北に細長い国であることから土壌や気候のバリエーションが幅広く、さまざまなブドウ品種を栽培できるところが特徴です。
赤ワインが全体の7割を占めており、比較的コストパフォーマンスの高いワインが多い傾向です。しかし、近年は冷涼な産地が注目を浴びていることから高級ワインや瓶内二次発酵のスパークリングワインなどが増えているなど、品質の向上化が見受けられます。
チリの原産地呼称であるD.O(Denominacion de Origen)にも注目が集まりだしており、テロワールによって味わいの差異を表現する生産者も増加中です。
2007年に発効したEPA(日チリ経済連携協定)によって関税が引き下げられたことをきっかけに国内での輸入量が増加し、今フランスを抑えて輸入スティルワイン第1位といった位置をキープし続けているのです。
チリワインの魅力は、なんといってもその価格帯です。人件費などの関係もありますが、第一に広大な土地で大量にブドウが収穫できること、気候条件が良いことが関係しています。
チリは晩春から初秋まで長い乾期が続く地中海性気候で、降雨量は日本の3分の1程度です。そのため、健全なブドウが収穫しやすく、ワイン生産が安定しているといった特徴があります。
また、チリは上記で解説したようにブドウ栽培における気候条件が優れていることから、オーガニック栽培にも適しており、事実数多くの生産者がオーガニックブドウを使用しています。安くて美味しい、さらに安全性の高いワインが手に入れやすいといったところがチリワイン最大の魅力といえるのではないでしょうか。
お値打ちチリワインなら
「アルパカ」が好きです✨
#低音レディオ pic.twitter.com/gvTd29XOVW— キッシュ (@tw_693) November 16, 2019
チリワインにおけるアルパカは、まさにチリワインの縮図といった存在といえるでしょう。安定供給ができる基盤が整っていることで価格も安く、さらに品質の高さは世界が認めるところです。
また、アルパカにはブレンドや単一品種、プレミアム、オーガニック、スパークリングなどさまざまな種類が揃えられています。
これもチリのようなブドウ栽培がしやすい環境だからこそ叶う、幅広いラインナップといえるでしょう。
南米の楽しい雰囲気が漂ってくるユニークなラベルデザインとネーミング、そして難し過ぎない味わいといった部分など、アルパカは「THE・チリワイン」といった存在といっても過言ではないのではないでしょうか。
サンタ・ヘレナ社は高品質なワインづくりはもちろん、環境問題への取り組みに力を入れていることでも知られています。
2016年には世界初のバイオ燃料プラントが始動しており、河川流利用の小型発電所を開設。エネルギーの60%が自給可能になるなど、環境に優しいワインづくりを進めています。
また、チリではとくに重要になる水源管理にも力を入れており、2010年と比較して現在は24%減少、さらに適正飲酒啓蒙を提唱するなど、環境や社会性へのアプローチも続けているといった活動も続けています。
ワインづくりは農業であり、環境を守ることが重要であるといった視点が世界のスタンダードとなっています。それら環境問題にもいち早く取組み、成果を出しているのがサンタ・ヘレナ社なのです。
アルパカの楽しみ方について下記にまとめました。
それぞれ解説していきます。
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ワインというと、どことなくかしこまった雰囲気を感じる方も少なくないでしょう。たしかに1本数万円を超える高級ワインであれば、そのワインに適したワイングラスを用意し、ワインに合わせた料理を用意しながら飲みたいところです。
アルパカもそういった楽しみ方がおすすめですが、もう少し気軽にカジュアルに楽しむことをおすすめします。
例えば、赤ワインであってもピノ・ノワールであれば冷やして美味しいですし、夏場であれば氷を入れたり、カクテルにしてもよいでしょう。
また、わざわざワイングラスではない脚無しグラスなどで飲むことで、よりカジュアルな雰囲気を出すことができるでしょう。
アルパカはスクリューキャップなのでワインオープナーも不要。難しいことを考えず、気軽な気持ちで楽しむのがアルパカワインなのです。
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アルパカを楽しむのであれば、それに合わせた料理も用意してみましょう。例えば、アルパカのロゼやスパークリングワインなどであれば、生ハムやサラミ、レバームースなどを寄せ集めた「シャルキュトリープレート」などがおすすめです。
一方、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどのキリッと冷やした白ワインであれば、ホタテのカルパッチョや冷製サラダなどもおすすめでしょう。
もちろん赤ワインにはローストビーフがばっちり合いますが、スパイスに漬込んだ肉類などはシラーとの相性が抜群です。
ちなみに、レモンや柑橘を絞った料理は白ワインやスパークリングワインとの相性がよいため、和食でも柑橘のニュアンスのあるものが合わせやすくなります。ご自宅に用意したアルパカの特徴を見極めながら、ぜひ楽しい料理のマリアージュを考えてみましょう。
ニャンコと家飲み ?? #アルパカワイン #チリ #家飲み #猫 #肉球 #美味しい #cats #wine #alpaca pic.twitter.com/9VJHYUDojc
— アルパカハウス神楽坂 (@alpacahousekagu) July 8, 2021
アルパカを楽しむシチュエーションは多彩です。平日でも休日でも使えますし、昼夜問わずいつでも楽しめるところが特徴といえるでしょう。
スタンダードなシリーズであれば普段の食事に使い、プレミアムやスパークリングワインは週末の食卓で使ってみましょう。
また、アルパカはスクリューキャップであることから、屋外でも使いやすいのでピクニックやキャンプ、バーベキューといったシチュエーションでも活躍してくれます。
また、アルパカはドライフルーツやチーズにもよく合うため、食後や夜の仕事終わりなど、一人でリラックしたい時間帯に楽しむといった方法もおすすめです。
特別な日だけでなく、毎日を豊かにしてくれるワインがアルパカではないでしょうか。
アルパカの赤でサングリアの仕込み。オレンジ、林檎、レモンをたっぷりの蜂蜜でマリネ。果実汁が出きったらクローブとシナモンとグランマニエを加えてワイン投入。 あとはしばし放置。 #ケ食 pic.twitter.com/MRBEzghuZZ
— 藤村公洋 (@kurosuguri43) February 2, 2017
アルパカはいろいろなアレンジで楽しむことができます。例えば、フルーツとシロップを漬込むサングリアや氷を入れてロックにしたり、ホットワインとしてアレンジすることができます。
また、飲みきれなかったアルパカの白ワインをオレンジジュースなどで割って楽しむといった飲み方もおすすめです。料理酒としてマリネに使ったり、いろいろなアレンジができるところもアルパカの特徴でしょう。
ちなみに公式では、アルパカにジャムを入れてレンジで40秒ほど温めるだけで、「ほろ甘ホットワイン」がつくれると提案されているのでチェックしてみましょう。
アルパカには、さまざまな種類が用意されています。ここからは、多種多様なアルパカワインを紹介していきましょう。
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カルメネール | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | ピノ・ノワール | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | シラー | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | シャルドネ・セミヨン | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | ソーヴィニヨン・ブラン | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | シャルドネ、セミヨン | NV | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブラン | NV | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | シラー、カルメネール、ヴィオニエ | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ヴィオニエ | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、シラー | 2020 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ | 2020 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | ピノ・ノワール | 2018 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | シャルドネ | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、シラー | 2021 | チリ |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
SANTA HELENA Alpaca | カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、シラー | 2021 | チリ |
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