泡盛と焼酎の味や飲み方の違いとは。泡盛おすすめランキング10選

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泡盛と焼酎の味や飲み方の違いとは。泡盛おすすめランキング10選

PR: 2024/10/05
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泡盛と焼酎の味や飲み方の違いとは。泡盛おすすめランキング
沖縄名物として人気を集める“泡盛”。名前は聞いたことがあっても、どのようなお酒かよく知らないという方も多いのではないでしょうか。中には「アルコールがきつそう」「飲みにくそう」などと感じている方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、泡盛がどのようなお酒なのか、どういった魅力があるのかをお伝えしていきます。人気の泡盛も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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泡盛とは?琉球名物で沖縄で人気のお酒!

泡盛とは

泡盛とは
泡盛とは、琉球諸島で作られる伝統のお酒のことです。蒸留酒であり、日本の酒税法では「単式蒸留焼酎」に当てはまります。いわゆる焼酎乙類、本格焼酎などと呼ばれるお酒で、米焼酎や麦焼酎の仲間のような存在です。特に沖縄でよく飲まれるお酒として親しまれています。

泡盛はタイ米から作られるのが特徴で、どっしりとした骨太さがあります。麹には黒麹が必ず使われるというのもポイントで、コクがたっぷり、お酒好きにはたまらない味わいとなっています。

泡盛の歴史

泡盛の歴史
泡盛は15世紀ごろに当時の琉球諸島に伝わったとされています。タイから伝わったとされていますが、一方で東南アジアなどがルーツだという説もあります。明確な誕生の理由は不明ですが、貿易の広がりをきっかけに技術も持ち込まれたのがスタートです。
沖縄の周辺には、タイやベトナム、中国や韓国といった海外があります。当時の琉球王国は、立地を活かし貿易国として繁栄していきました。1400年代にはタイとの貿易がスタートし、そこでココヤシの樹液から作られたお酒が持ち込まれたと言われています。

その後、琉球王国の王家管理下のもとに蒸留酒作りの技術が発展していきます。1400年代の後半には、民謡に“あわもり”という名前が登場するのを確認できます。このほかの文献にも泡盛の単語は登場していて、琉球王国では泡盛作りがすでに盛んだったことがわかります。これは九州南部の焼酎作りよりも早い時代のことであり、沖縄の蒸留酒作りの歴史の深さや技術の高さも伺えます。

泡盛と焼酎の違いを比較

泡盛と焼酎の違いを比較

泡盛
本格焼酎
原料
タイ米によって作られる 国産米や芋、麦、そば、黒糖などが使われる
黒麹で仕込まれる 白麹や黒麹、黄麹など銘柄によって異なる
仕込み
全麹仕込みで作られる 2次仕込みが行われる
蒸留方法
常圧蒸留がメイン 近年は減圧蒸留のものが増えている
アルコール度数
30%前後 20〜25%程度
そのほか
3年以上貯蔵した「古酒」が存在する 銘柄やブランドによってこだわりはさまざま

泡盛は大まかなカテゴリーでは焼酎の一種に含まれます。しかし細かな製法や原料は、九州南部の本格焼酎とは異なっています。

例えば原料ですが、泡盛の場合はほとんどの場合でタイ米(インディカ種)が使われます。一般的な焼酎にも米焼酎が存在しますが、米焼酎はジャポニカ種という国産米が使われるので大きな違いとなります。タイ米は国産米に比べて硬質であり、麹を作りやすく温度管理がしやすいという特徴を持ちます。タイ米なら高温多湿の沖縄でも、安定した質の蒸留酒を生み出しやすいのです。


また泡盛は黒麹を使って作られるものがほとんどです。黒麹は醪の酸度を上げ、雑菌の繁殖を防いでくれます。沖縄の風土にあった作り方であり、黒麹を使って作られる泡盛は焼酎よりもインパクトのある、骨太な味に仕上がりやすいです。
ちなみに焼酎づくりでは原料から米麹や麦麹といったものが作られ、醪を作ります。その後、さらに原料を仕込むという“2次仕込み”が採用されます。しかし泡盛では2次仕込みではなく全ての米を一気に麹にして発酵させるという「全麹仕込み」が採用されています。

そして蒸留の工程では、泡盛は「常圧蒸留」が採用されていることがほとんどです。常圧蒸留は蒸留機内の圧力を変えず、そのまま蒸留するという伝統的製法です。常圧蒸留で作られるお酒は、原料の風味が残りやすく濃厚な味になるのが特徴です。一方で一部の焼酎作りに使われる減圧蒸留は、気圧を下げた状態で蒸留するためすっきりとしたテイストになりやすいです。

泡盛のアルコール度数は30度前後

泡盛のアルコール度数は30度前後
泡盛と焼酎の違いの一覧でも説明した通り、泡盛のアルコール度数は30%前後であることが多いです。芋焼酎や麦焼酎などは20〜25%のものが多いので、比較すると泡盛のアルコール度数が高いことがわかります。なお銘柄によってアルコール度数は異なっており、泡盛の中にはアルコール度数が40%を超えるようなボトルもあります。

泡盛を長期熟成させると「古酒(クース)」になる

泡盛を長期熟成させると「古酒(クース)」になる
泡盛には「古酒」と呼ばれるお酒も存在します。古酒は泡盛を熟成させたもので、熟成3年以上ものと定義されています。中には5年や10年など、さらに長期熟成させている古酒も存在します。

古酒は熟成させてない泡盛に比べ、アルコール度数が高く、香りが豊かでまろやかさも増しているのが特徴です。熟成を楽しめる古酒は、ブランデーや高級ウイスキーのようなリッチさがあります。

泡盛は飲みにくい?口コミを調査してみた


泡盛は一般的な焼酎よりも濃厚で個性があり、「癖が強め」と表現されることが多いです。クセが強いため、人によっては飲みにくいと感じる場合もあります。
ただし味そのものが不味い、劣悪というわけではありません。クセが強くてもむしろそれが美味しいという声が多く、泡盛が愛されているお酒であることがわかります。


また泡盛の感想の中には、“割って飲んだら美味しかった”という声も多くあります。泡盛はそのままだと刺激が強いお酒ではありますが、その濃厚さ、インパクトを活かして作られるカクテルやジュース割りが人気を集めています。特に女性の方や若い世代の方、焼酎・泡盛初心者の方からは割って飲むのが愛されています。

沖縄の泡盛を試してみたいという方は、まずは割って飲むのから初めて見るのもおすすめです。ただし元々のアルコール度数が高く、割って飲んでも酔いやすいという点には気をつけておきましょう。

泡盛の人気品・おすすめ品ランキング10選

ここからは実際に泡盛を飲んでみたいという方に向け、おすすめの泡盛10選を紹介していきます。泡盛選びにお悩み中の方はぜひ参考にしてみてください。

1.残波プレミアム 30度

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残波ブラック
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  • 製造元:比嘉酒造
  • アルコール度数:30%
  • 価格:1,800ml 4,099円(税込)

泡盛の中でも圧倒的な知名度を誇るのが比嘉酒造の「残波(ざんぱ)」シリーズです。残波シリーズの1つである残波プレミアム30度は、5年熟成の古酒に蒸留酒をブレンドしたというバランスに長けた1本です。熟成原酒が生み出すコクが特徴的で、しっかりとした飲みごたえがあります。
モンドセレクションで何年にも渡り金賞を受賞するなどプロにも認められた銘柄で、こちらを選んでおけばまず間違いありません。印象的なブルーのボトルデザインも相まって、ギフトやお土産に喜ばれやすい泡盛となっています。

2.久米仙 パック30度

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久米島の久米仙
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  • 製造元:久米島の久米仙
  • アルコール度数:30%
  • 価格:1,800ml 2,202円(税込)

久米仙は久米島で作られる泡盛です。パック酒やペットボトル、瓶入りなどさまざまなタイプの泡盛をリリースしていて、いずれのボトルも美味しいと評価が高いです。特にパック30度は、軽快な飲み口が特徴で飲みやすく、日常に泡盛を楽しみたいという方に人気があります。
紙パックなので飲み終わった後のゴミの処分もしやすいです。

3.瑞泉 青龍3年古酒

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瑞泉
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  • 製造元:瑞泉酒造
  • アルコール度数:30%
  • 価格:1,800ml 2,750円(税込)

瑞泉(ずいせん)は沖縄本島、首里城の近くで作られる泡盛です。伝統製法を用いて作られる泡盛で、製法や熟成の長さの違いで多くのラインナップを展開しています。
青龍3年古酒は名前の通り3年熟成されたタイプの古酒で、手軽に古酒を楽しんでみたいという方にぴったりです。特にロックで飲むのにおすすめです。

4.白百合 30度

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白百合
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  • 製造元:池原酒造
  • アルコール度数:30%
  • 価格:1,800ml 2,241円(税込)

白百合は石垣島で作られる琉球泡盛です。添加物を全く使用せず、洗米から蒸留までを手作業で行うというこだわり製法で作られています。
泡盛の中でも個性派で、時には「土臭い」と言われることもあります。ですがクセの強さがたまらないと熱狂的なファンを集めています。

5.菊之露akari

  • 製造元:菊之露酒造
  • アルコール度数:25%
  • 価格:720ml 1,134円(税込)

菊之露は宮古島にある酒造で、泡盛のメーカーです。菊之露ブラウンや菊之露VIPゴールドといった人気酒をはじめ、数多くの泡盛を展開しています。
菊之露akariはそんな菊之露酒造から2023年6月に新たに誕生したボトルで、「炭酸で割って飲む」ための泡盛として開発されました。あえて減圧蒸留で作った透明感のある味わいは、これまでの泡盛にはない新鮮なニュアンスとなっています。

6.請福ファンシー

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請福 ファンシー
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  • 製造元:請福酒造
  • アルコール度数:35%
  • 価格:720ml 2,387円(税込)

請福は石垣島の泡盛です。1949年創業の蔵で、釜に直接火を効かせるという直火式地鎌蒸留にこだわりを持っています。
そんな請福の人気品である請福ファンシーは、35%のアルコール度数でしっかりとした旨みとコクがあります。水のびがよく、水割りやロック、フルーツジュース割りなどさまざまな楽しみ方ができます。

7.島唄 白25°

  • 製造元:まさひろ酒造
  • アルコール度数:25%
  • 価格:1,800ml 1,958円(税込)

島唄白25°はアルコール度数25%の軽快な飲み口の泡盛です。泡盛の中ではクセが少なくスッキリ目で、初心者にもおすすめしたい1本です。炭酸割りや水割りと相性が良く、食中にも飲みやすい味となっています。

8.泡波30度

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泡波
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  • 製造元:波照間酒造所
  • アルコール度数:30%
  • 価格:1,800ml 1,720円(税込)

泡波は「幻の泡盛」と呼ばれる銘柄で、とにかく入手困難です。日本最南端の波照間島で作られており、少量生産であるため希少価値が高いです。島民向けのリリースですが、島民ですら手に入らないほどのレアボトルとなっています。現地であれば一升瓶が1,700円程度の価格で売られていますが、希少価値が高く出荷にコストもかかるため島外ではプレミア価格で売られています。

9.樫樽3年熟成古酒 くら

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長期熟成古酒「くら」
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  • 製造元:ヘリオス酒造
  • アルコール度数:25%
  • 価格:1,800ml 2,478円(税込)

こちらは沖縄中部で生産される熟成タイプの泡盛です。県内では唯一銅製の蒸留器=ポットスチルを採用しているのが特徴で、安定した酒質を誇ります。熟成は専用のホワイトオーク樽を使用しており、じっくりと手間暇をかけて行われます。
まろやかでコクのある酒質で、古酒ならではの魅力を堪能できます。

10.千年の響 長期熟成古酒

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千年の響
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  • 製造元:今帰仁酒造
  • アルコール度数:43%
  • 価格:720ml 4,346円(税込)

千年の響はブランデーのような甘みを堪能できる熟成タイプの古酒です。アルコール度数43%の濃厚なお酒で、酒質はまろやかで美味しいです。モンドセレクションでも最高金賞を受賞しており、高い評価を得ています。高級感のあるラベルは贈り物にもぴったりです。

泡盛の飲み方は?ロックや水割りのほかレアな割り方も!

ここからは泡盛のおすすめの飲み方を紹介します。泡盛を手に入れた方はぜひお試しください。

オン・ザ・ロック


泡盛の定番の飲み方は“オン・ザ・ロック”です。大きいクラッシュアイスを入れたグラスに泡盛を注いで馴染ませれば完成です。ロックは泡盛の独特なクセの強さを、適度にスッキリとさせつつ堪能できます。アルコール度数が高いので、チェイサーを用意しゆっくりと飲むようにしましょう。

水割り


水割りにした泡盛は、食中酒としてぴったりです。アルコール感や独特のクセが穏やかになり、合わせやすくなります。泡盛:水=4:6程度がおすすめで、好みに合わせて濃さを変えながら楽しめます。普通のミネラルウォーターだけでなく、炭酸水で割ってソーダにするのもありです。

泡盛コーヒー


泡盛コーヒーは数年前から大ブームとなった沖縄の名物です。泡盛をブラックのアイスコーヒーで割ったカクテルで、泡盛の味わいとコーヒーの苦味がうまくマッチします。後味がスッキリとしているので、夏にもぴったりです。苦味が気になる方は、カフェオレなどを採用するのもありです。

シークワーサー割り


個性強めの泡盛は、あえてジュースで割るのも良いでしょう。柑橘系のジュースとは特に相性が良く、沖縄名産のシークワーサージュースとの組み合わせは絶品です。
沖縄の飲食店ではカクテルとして用意していることもあるので、沖縄に訪れた際にチャレンジしてみても良いでしょう。もちろん自宅で挑戦するのもありです。
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まとめ

泡盛は焼酎の一種ですが、一般的な焼酎に比べタイ米や黒麹を使って作られているのが特徴です。独特の濃厚なコクとクセのある味わいで、多くのファンからの支持を得ています。
人によっては飲みにくいと感じる場合もあるかもしれませんが、クセの強いお酒がお好きな方にはぴったりです。またカクテルなどのベースにも使うことができます。

そんな泡盛は、沖縄のお土産としても注目されています。ぜひこの機会に、皆さんもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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