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日本で最もワインが盛り上がる日といえば、間違いなくボジョレーヌーボーです。
11月の第3木曜日の解禁日当日、ご自宅や飲食店でボジョレーヌーボを楽しまれる方は多いことでしょう。
しかし、そもそもボジョレーヌーボーとはどういったイベントなのか、そしてどんなワインなのか知らないといった方もいるかもしれません。
本記事では、ボジョレーヌーボーについて解説しています。おすすめのボジョレーヌーボーも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ボジョレーヌーボーについて下記の内容にまとめました。
それぞれ解説します。
ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地区で生産される新酒のことです。ボジョレーヌーボーは日本国内で毎年話題となり、あまりワインを知らない方の中にはお祭りの名前だと思っている方も多いようです。
ボジョレーヌーボーのヌーボーは、フランス語の「新酒」を意味しているため、ボジョレーヌーボーは日本語で、「ボジョレーの新酒」といった意味となります。
例えば、「山梨ヌーボー」といった言葉がありますが、これは山梨県産ワインの新酒を意味しており、ボジョレーヌーボーもそれと同じような意味合いのネーミングと理解すればわかりやすいのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーは、上記でお伝えしているようにボジョレー地区の新酒を意味しているため、それ自体は古くから存在していたと考えることができます。
収穫祭を意味するとかマーケティング目的など、ボジョレーヌーボーがお祭りになった理由は諸説あるため、その起源ははっきりとはわかっていません。
ただし、1800年代にはすでにボジョレーヌーボーといった用語が利用されていたとも考えられているため、古代からの伝統といったわけではなさそうです。また、なぜ11月の第3木曜日に日時が設定されたかというと、その他の日時ではいろいろと問題が起こったため、1985年の政令によってこの日に定められたと言われています。
おはようございます☀️#今日は何の日 #ボジョレーヌーボー解禁
ボジョレーヌーボーとは、フランスボジョレー地方で作られる赤ワインの新酒の事
その年に採れたブドウで作られ瓶詰めにされその年の11月第三木曜日0時に販売が解禁
日本が最も早く解禁 pic.twitter.com/yzzZhnIG2a— プチ子 (@puchiko3355) November 16, 2022
ボジョレーヌーボーは、赤ワインとロゼワインのみに認められています。また、ワインにおける新酒とはその年に収穫されたブドウをその年に仕込んだワインのことです。
本来、赤ワインは収穫された年の翌年や熟成を経た2年後などに瓶詰めされますが、ボジョレーヌーボー、つまり新酒は醸造後に長期熟成などを経ないまま瓶詰めされ出荷されるワインとなります。
そのため、ボジョレーヌーボーは総じて色合いが美しい淡い色となり、香りも風味もフレッシュでタンニンも穏やかです。
詳しくは後述しますが、醸造法によってはストロベリーやいちごといった甘酸っぱい印象の味わいになり、ワイン初心者でもタッチしやすいワインとなります。
ボジョレーヌーボーは、原産地呼称であるAOCのひとつです。フンラスワインにおける原産地呼称はワイン法によってさまざまな規定が定められており、それを守った上でその名を名乗ることができます。
上記でボジョレーヌーボーはボジョレー地区の新酒とお伝えしましたが、ワイン法によってブドウ品種をはじめ醸造法など細かい規定が定められているのです。
下記にて、ボジョレーヌーボーに使用されるブドウや醸造について解説します。
ボジョレーヌーボーは、フランス・ブルゴーニュ地方の南部に位置する産地です。ブルゴーニュといえば世界最高峰のワイン産地として知られており、赤ワインはピノ・ノワールと呼ばれる高級ブドウから生産されています。
しかし、ボジョレー地区は栽培環境から歴史的にガメイと呼ばれる黒ブドウ品種が主体に栽培されており、ボジョレーヌーボーは同ブドウ品種から造られていることが条件です。
ガメイはピノ・ノワールのように淡くストロベリーなどの小さな赤系果実、酸が豊富でタンニンはシルキーといった特徴を持つ品種ですが、やや格下に見られています。
近年、品質の高いガメイ種のワインが注目され始めていますが、古くはあまり魅力的ではないブドウとされてきました。
しかし、ボジョレー地区のガメイは魅力的な品質を持っており、中でもボジョレーヌーボーのような新酒にすると軽快で飲みやすく、万人受けするといった特徴があります。
当然、複雑性のあるワインも仕上がりますが、ボジョレーヌーボーはガメイらしさを全面に押し出した、難しいことを考えずに楽しめるワインとして受け入れられているのです。
ボジョレーヌーボーは、マセラシオン・カルボニック(半炭酸ガス浸漬法)といった醸造法が用いられているワインです。
ボジョレーヌーボーには、AOCボジョレーとAOCボジョレー・ヴィラージュがあり、後者が格上とされています。
近年、これら醸造法を用いないしっかりとしたタイプのワインも見受けられますが、ボジョレーヌーボーを造る生産者は主にこの醸造法を取り入れている傾向です。
マセラシオン・カルボニックとは、ブドウをタンクに入れたままで圧搾などせず、その自然の重みで潰してアルコール発酵させる手法になります。
果皮が破れ果汁が染み出すことで酵母がアルコール発酵をスタートさせ、それに伴って果皮由来のさまざまな香りが生まれます。
マセラシオン・カルボニックによってキャンディのような甘い香りが加えられるため、一般的な赤ワインにはない風味となるのです。
また、「ボジョレーヌーボーは、渋みが少ない」といったイメージを持たれる方も多いですが、ガメイ種が比較的タンニンが少ないこと、さらに抽出を強くすることを目的としていないためタンニンは軽快になります。
ボジョレーヌーボーの豆知識を下記の内容にまとめました。
それぞれ解説します。
冒頭でお伝えした通り、ボジョレーヌーボーは日本で最もワインが話題になるお祭りです。そのため、人によっては世界規模で盛り上がっているワインのお祭りと考えている方も多いでしょう。
当然、ボジョレーヌーボーは世界的にも話題になるワインのお祭りのひとつですが、実際盛り上がりを見せているのは現地の一部、そして日本だけと言われています。
そもそも、ボジョレーヌーボーの輸出量の1/4は日本国内と言われるほど、生産者にとっては超お得意様といった状況です。
なぜ、これほどまでにボジョレーヌーボーは日本に受け入れられているのか。そのひとつとして、時差の関係から、一番早く解禁日が訪れるのが日本だから、といった理由があります。
そして、それを知った日本のメーカーがそれをひとつのお祭りとして話題にあげた結果、新しいもの好きの日本人の性格やワインブームなども手伝って話題となったのです。
ボジョレーヌーボーと聞くと、「100年に1度の大傑作」などの大胆なキャッチコピーを想像する方も多いのではないでしょうか。
それを味わいの基準にするというよりは、風物詩として楽しんでいる方も多いかもしれませんが、一体これは誰がどう決めているのでしょうか。
まず、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表する見解を日本語訳したもの、そしてそれをわかりやすくしたものをメーカーが決めていると考えられています。
しかし、一般的にはボジョレーワイン委員会がブドウを評価し、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表したキャッチコピーが流通していることがほとんどです。
一部の誇大広告は、一体誰が決めているのかは定かではありません。
お店側が勝手に伝えているのか、ワインを輸入するメーカーが決めているのか、そのあたりの使い方は自由なようです。
今までに使用されてきたボジョレーヌーボーのキャッチコピーの一部を下記にまとめました。
キャッチコピーは自由ですが、基本的にはポジティブなものが多く、飲み手が手に取りたくなるようなものが利用されています。
そもそもボジョレーヌーボーは全て同じ味わいにまとまっているわけではありませんし、生産者によっても変わってくるでしょう。
もし、ボジョレーヌーボーの味わいを知りたい時は販売店の方やソムリエに聞くのが最も良い判断と言えるのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーは、主にフレッシュ&フルーティーな赤ワインです。酸が強くタンニンは控えめ、そして果実味がしっかりと感じられるため、冷やして飲んで美味しいワインとなります。
ワインのタイプとしては、「フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディ」の中のライトボディに当たるため、あまり温度をあげすぎると間の抜けた味わいとなってしまうでしょう。
アロマティックかつ軽快な味わいなので、脂っぽい食事よりも生ハムやチーズ、レーズンの盛り合わせや前菜など、軽めのお料理と合わせやすい傾向です。
さらに、煮物などの和食との相性も良い傾向といわれています。
おすすめは、ベリーソースなどを使用したカルパッチョやローストビーフなどです。
ぜひ、今年のボジョレーヌーボーで試してみてください。
現在購入することができる、おすすめのボジョレーヌーボーを紹介します。近年のボジョレーヌーボーは品質が高く、熟成も可能なものが増えている傾向です。
ボジョレーヌーボーの味わいに興味がある方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
シャサーニュ | ガメイ | 2021 | フランス ボジョレー |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ラブレ・ロワ | ガメイ | 2023 | フランス ボジョレー |
ジャン フルール ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー 2022
なかなか濃厚な色合い。火を通した甘いベリーと?のアロマ。あまやかな果実味は好みの別れるところだろうが、個人的にはヌーヴォーはこれでいい。意外とわずかなタンニンを感じる。暖かな年だったんだろうな☀️
今年の収穫に乾杯? pic.twitter.com/CNc1XGjkqG— ワイン専門店@COCOS (@cocoswine) November 17, 2022
難しいと言われていた2022年ヴィンテージであっても、最高の出来栄えとして話題となったジャン フルールのボジョレーヌーヴォー。
いちごやさくらんぼなど、赤いベリーが魅力的なアロマと爽やかな酸味、シルキーなタンニンが魅力です。ペットボトル対応でコストパフォーマンスを高めた、手に取りやすい1本となっています。
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ジャン フルール | ガメイ | 2022 | フランス ボジョレー |
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2022。タイユヴァン セレクション。香りが良く、イチゴ、プラム。ボディは凝縮感あって酸味とタンニンもしっかりとしている。ラストにかけてはフレッシュな酸でスッキリ。妻が買ってきてくれましたが、円安の影響か値段聞くと腰抜かす☆7 pic.twitter.com/IwNZsC53Gk
— 一蓮 (@ichiren210) November 20, 2022
ブルゴーニュの名門ドメーヌ、ジョセフ・ドルーアンが手がけるボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー。ヴィエイユ・ヴィーニュとは古樹のことで、同ワインは凝縮された品質の高いガメイから仕上げられています。
他の追随を許さない、エレガントさとバランスの良さが際立つボジョレーヌーボーです。
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
ジョセフ・ドルーアン | ガメイ | 2022 | フランス ボジョレー |
ブランド | ブドウ品種 | ヴィンテージ | 生産国 |
アンリ フェッシ | ガメイ | 2018 | フランス ボジョレー |
お酒買取専門店リンクサスでは、ボジョレーヌーボーをはじめとしたワインを高価買取しています。ご自宅や店舗などに残っているワインの処分にお悩みのお客様は、ぜひリンクサスにご相談ください。
下記に、リンクサスでワインを高価買取するコツをまとめました。
ボジョレーヌーボーをはじめとした多くのワインは、飲み頃が早く、それを過ぎることで劣化していきます。そのため、処分をご検討された時点でできるだけ早くお売りいただくことをおすすめしております。
また、品質劣化を防ぐためにワインにとって理想的な条件で保存されていたこと、付属品などもご一緒にお持ち込みいただけますと高価買取が期待できるでしょう。
その他、買取査定依頼前に汚れを落としていただく、当たり年のワインなども高価買取につながります。買取においてわからないことがあれば、何なりととリンクサスにご連絡ください。
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リンクサスでの買取において、お客様にご負担いただく費用はございませんのでご安心ください。また、無料でお客様のワインを査定いただける事前査定サービスなども用意しておりますので、なんなりとご相談くださいませ。
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日本人にとって、ボジョレーヌーボーは大切なワインのひとつです。毎年なんとなく飲んでいるという方は、ぜひ本記事を参考にボジョレーヌーボーの魅力を知った上で楽しまれてみてはいかがでしょうか。
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