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アメリカ・ケンタッキー州で作られるバーボン。家庭向けやデイリー向けの銘柄の流通が多い中で、特別な存在として君臨しているのが「ブラントン」のバーボンです。ブラントンのバーボンは唯一無二と言われるほどの個性があり、バーボン好きの方から高い評価を集めています。
今回はそんなブラントンについて解説していきます。ボトルデザインや人気の理由、そしてラインナップごとの特徴にも触れているのでぜひ目を通してみてください。
目次
×d 1984年,ケンタッキー州都フランクフォート市の市制200年を記念して誕生した.激動の時代を乗り越えウエスタンカルチャーを生み出した開拓者たちに敬意を込め,ダービー馬と騎手をキャップに冠した八面体のボトルに入れられている.キャップはblanton’sの8種類あり,ガッツポーズをしているsが縁起物. pic.twitter.com/qJDDOUfYMI
— 鳥取大学医学部カクテル部 (@ttr_cocktail) February 2, 2019
ブラントンのバーボンは、1984年のフランクフォートの市制200年を記念して作られました。なおフランクフォートは、バーボンの産地であるケンタッキー州の州都です。ブラントンは誕生からはまだ50年も経っていないので、バーボンの中では比較的新しい銘柄となっています。それでもバーボン好きの中では「ブラントン」の名を知らない人はいないほど、高い知名度のある銘柄です。
誕生のきっかけがそもそもが記念品ということもあり、ブラントンのバーボンは高級志向で製造されています。アパラチア山脈の天然水を使い丁寧に仕込まれたあと、しっかりと時間をかけて熟成が進められていきます。
なお銘柄の誕生は近年のことですが、蒸留所そのものには長い歴史があります。バッファロートレース蒸留所は1773年創業であり、今あるアメリカのウイスキー蒸留所としては最も古い歴史を持つと言われています。
お客様に教えてもらって購入した。
まずはストレートで
すごい深み
味が大人
いちいちオシャレ#ウイスキー #バーボン #ブラントン #大人 #46.5° #ストレート pic.twitter.com/uw4CuKNH1Y— Yasushi Kumagai (@KUMA_0722) March 14, 2015
ブラントンといえば、独特な八角形のボトルのデザインでも知られています。特に馬と騎手をモチーフにしたオリジナルのボトルキャップは、ブラントンの個性としてファンに愛されるポイントとなっています。
明日はヴァンビスタ?
出資した馬の血縁関係の馬券やグッズ集めてたのですが、ヴァンビスタに関してはJustifyで何もない…と思い、Justifyが制したケンタッキーダービーのサラブレッドをモチーフにされたブラントンのボトルキャップ集めてみました?
これ並べてみるとかっこいい? pic.twitter.com/cVLPq5NSH6— うる (@midorikeiba) December 3, 2022
このキャップはケンタッキーダービーのサラブレッドをモチーフにしていて、実はよく見ると8種類のキャップがあります。それぞれ馬・騎手の動きが異なっており、コレクターの中には全てをコンプリートしている方もいます。並べると競馬のスタートからゴールまでの様子が再現されたようになります。
バーボンには数々の銘柄がありますが、ブラントンのウイスキーはバーボンの中でも“唯一無二”と言われます。ここからはブラントンが唯一無二と言われる理由を解説していきます。
ブラントンのウイスキーになる原酒は、夏を4回越すまでに官能検査員によって品質がチェックされます。蒸留所のウイスキーの中でも検査員たちが“ブラントンにふさわしい”と認めた原酒だけが、ブラントンとして熟成されていきます。このチェックには、少なくとも3人以上の官能検査員が携わっています。複数のプロたちの厳しいチェックが、ブラントンの価値を守っているのです。
そして選ばれた原酒は、製造元のウェアハウスにある「H倉庫」にて熟成が進められます。ちなみにAからZまである倉庫の中からH倉庫だけが選ばれるのには、“H倉庫で熟成されたウイスキーは上質なものに仕上がる”というジンクスがあるからです。
そんなブラントンの熟成は、およそ8年をかけてじっくり行われます。熟成が進められる中で、ブラントンらしい個性がより一層高められていきます。
【思い出に浸る&訪問蒸溜所まとめシリーズ】
No.14 バッファロートレース蒸留所(BUFFALO TRACE Distillery)2017年
ブラントンやジョージTスタッグなどお高いバーボンを生産している所
ブラントンはみんなで手作りしていることや、あのキャップが全種類売っていたのは驚き pic.twitter.com/kUzeqEQOpQ— hotaka_Pisshead (@h_liqac) September 27, 2021
ブラントンは先ほども述べた通り、シングルバレルのバーボンウイスキーです。他の原酒と混ぜられることなく、そのままボトル詰めされるのが特徴です。そのため同じ“ブラントン”の名がついていても、ボトリングされる時期や樽によって味わいが異なっています。
ブラントンの1つの樽から生まれるウイスキーはおよそ250本に限られています。つまり同じ性質を持つブラントンのボトルは非常に少なく、これが“唯一無二”と言われる所以でもあります。原酒はボトリングされる際にマイナス1度まで冷却され、16枚のフィルターで丁寧に濾過され、より一層ピュアな印象になります。
ブラントンのラベルは、1枚1枚手書きで作られます。ラベルには蔵出しの日付や樽ナンバー、そしてボトルナンバーが丁寧に記載されます。そしてラベルを貼る作業まで、手作業で行われます。
ラベルが丁寧に作られていることからも、ブラントンがいかに心を込めて作られたウイスキーなのかが理解できるでしょう。
ブラントンの名を冠したウイスキーには、いくつかのラインナップがあります。ここからはそれぞれのボトルについて解説していきます。
ブラントン オリジナルは、ブラントンシリーズの中でも最もスタンダードなボトルです。厳格なテイスティングののちにボトリングされたシングルバレルのウイスキーは、どのボトルも非常に高いクオリティを誇っています。
味わいはボトルごとに異なりますが、どのボトルも複雑で香ばしく、スパイシーなニュアンスも感じ取ることができます。
手の届きやすい価格帯が多いバーボンの中で、ブラントンは1本1万円〜と高額になっています。高級バーボンのパイオニア的な1本でもあり、ギフトや贈り物にも最適なウイスキーです。
ブラントン ブラックのボトルは、オリジナルのブラントンの製法を引き継ぎながら、仕上げをマイルドにしたという商品です。通常のブラントンがアルコール度数46.5%であるのに対し、ブラントン ブラックのボトルはアルコール度数40%とやや低めになっています。
そんなブラントン ブラックは、繊細で深い味わいになっています。バニラやカスタードといったリッチでバーボンらしいニュアンスの中に、フルーツのような酸味、シナモンのようなスパイスを感じ取ることができます。
ブラントンゴールドはアルコール度数51.5%と、樽出しに近い状態でボトリングされています。原酒の中でも最高と言われるレベルのものだけが厳選され、少なめの加水で仕上げられるのが特徴です。
そんなブラントン ゴールドは、とにかくハイクオリティで、高い香りと深い味わいをしています。ボトル1本で約2万円〜と高級品であり、間違いなくバーボンの中でも最高峰レベルと言えます。
懐かしのブラントンシルバー。チェリーとウッド。全体的にパンチよりも艶やかさ優先になってる。今が飲み頃。購入開封してもう10年近くたつからえらく育ってる気がするw pic.twitter.com/EskJyqyg8p
— ひらこう (@wjddh490) February 3, 2018
ブラントン シルバーはかつて販売されていたボトルで、現在は終売となっています。もともと免税店限定だったボトルであり、さらに現在は売られていないため希少価値が非常に高いです。Amazonなどのネットショップでも出回ることはほとんどなく、購入したい場合は中古品を探す必要があります。ちなみにヤフオクなどを見ると、1本16万円〜の価格で取引されているケースが多いです。
シルバーボトルのアルコール度数は約49%程度で、オリジナルのブラントンとブラントンゴールドの中間程度の存在です。現存するボトルは当然古いものばかりであり、コレクターからの人気もあります。
ブラントン・ストレート・フロム・ザ・バレルは、樽だしのブラントンをそのままボトリングした究極のプレミアムバーボンです。濾過をせずにそのまま瓶詰めされているため、ブラントンの味をダイレクトに楽しむことができます。
このボトルはアルコール度数が66%と非常に高く、インパクトは抜群です。濃厚で個性豊かであり、他のバーボンとは違った存在感があります。
ブラントンは非常にレアなウイスキーであり、たびたび終売が噂されています。実際のところ完全に終売してしまったわけではありませんが、人気のあまりに手に入らないことがあるのは事実のようです。特にコロナ禍で世界情勢が傾いた際には、ブラントンがそもそも手に入らない時期があったとのことです。
今では状況が落ち着き、ブラントン オリジナルやブラントン ブラックなどの定番ボトルは購入できる状況まで戻ってきています。しかし2020年より正式に値上げがされていて、かつての値段よりも1,000円〜3,000円程度高額になっているので気を付けておきたいところです。
またブラントンの中でも「ブラントン シルバー」は終売になっていて価格もプレミア化しています。またかつて販売されていた30周年記念ラベルのボトルも、現在ではほぼ入手不可能な状況になっています。このようにブラントンの中には入手そのものが困難なボトルもあります。
価格高騰の激しいブラントンのウイスキーは、できるだけ見かけたタイミングで手に入れておくことをおすすめします。近年のウイスキー事情を鑑みると、ブラントンは高級スコッチやジャパニーズウイスキーのように高騰化する恐れもあるので覚えておきましょう。
ブラントンは非常に珍しいシングルバレルのバーボンウイスキーです。そのため最初に飲む際は、無駄なアレンジをせずできるだけそのまま飲むことをおすすめします。まずはストレートのまま、香りや味わいの違いを堪能してみましょう。この際は常温で、温めたり冷やしたりしすぎないことがポイントとなります。
また香りのニュアンスを感じたい方は、ブラントン:水=1:1のトワイスアップで飲むのもおすすめです。ブラントンは高いアルコール数なので、トワイスアップにすると口当たりがさらに良くなり、また香りも開きやすくなります。
ストレートやトワイスアップで味や香りを確かめた後は、ロックやハイボールなど好みの方法で工夫してみるのも良いでしょう。ブラントンで作るハイボールは、非常にビターで樽感が強めの味わいとなります。
ブラントンはプレミアムなバーボンで、どのボトルも数万円の価格で取引されています。そんなブラントンは、高級品で買い手も多いためお酒買取市場でも高額取引の対象になります。もし未開封で飲まないブラントンが余っているなら、無駄にしてしまう前にお酒買取専門店の利用も検討してみましょう。
なおブラントンを売る際は、バーボンやウイスキーの買取に強い専門店に依頼するようにしましょう。「お酒買取専門店リンクサス」なら、ウイスキーに精通した専門のスタッフが在籍しておりブラントンを高値で買取ができます。
ブラントンはコレクション目的で購入する方も多いので、買取に出す場合はボトルの見た目をきれいにしておくようにしましょう。付属の箱などもきちんと揃えて買取に出すと、査定額がUPしやすくなります。
ブラントンは販売の時期や樽ナンバーなどでもボトルの価値が変わってくるので、正確な相場を知るのが難しいウイスキーでもあります。買取査定に関して気になることがある場合は、まずは買取専門店に問い合わせてみましょう。
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ブラントンはプロたちがこだわって作り上げた、最高級クラスのバーボンです。シングルバレルのバーボンであり、ボトルごとに異なる個性があります。馬のキャップも印象的で、おしゃれなボトルはコレクター心もくすぐる存在です。
そんなブラントンはボトルの種類や時期によっては購入できない場合があり、希少価値も高いです。見かけた際にはぜひチェックしておくようにしましょう。
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