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ウイスキーの一種である「バーボン」、名前は聞いたことがあっても実はどのようなお酒なのかよくわかっていないという方が多いのではないでしょうか。
バーボンは芳醇な香りが魅力のお酒で、コンビニで気軽に手に入るような銘柄から希少価値の高い高級品まで非常にバリエーションが多いことが特徴として挙げられます。近年のハイボールブーム・ウイスキーブームのおかげで、バーボンに今大きな注目が集まっています。
そこで今回は
バーボンの特徴について触れながら、人気の高いおすすめ銘柄を紹介していきます。ウイスキー好きの方はもちろん、あまりバーボンについて知らないという方も必見です。
スコッチウイスキーとの違いは?甘さに違いがあるって本当?
バーボンとよく比較されるのが「
スコッチウイスキー」の存在です。スコッチウイスキーはスコットランドで造られるウイスキーであり、こちらも世界5大ウイスキーの一つです。
バーボンとスコッチの違いは、産地だけではありません。原料や造り方そのものが違うので、同じウイスキーといえど味は大きく異なります。
【原料】
バーボンがトウモロコシを中心とした原料から作られるのに対し、スコッチは大麦をベースに造られます。
【蒸留方法】
バーボンは80%以下の度数で、主に連続式蒸留器を使い蒸留がなされます。一方でスコッチのモルトウイスキーは、94.8%以下で単式蒸留器を使い、2回〜3回の複数回にわたって蒸留が繰り返されます。
【熟成】
バーボンは樽熟成されますが、特に期間についての定めはありません。基本的には4年〜6年ほど熟成されたものが多いです。一方でスコッチウイスキーは、3年以上を木樽で熟成させることが定義づけされています。スタンダードなものでも10年以上の熟成がなされているものが多いです。
またバーボンは熟成の際に、樽の内側をバーナーで焦がした新品の樽を使います。そのため樽のエキスを短期間で吸収します。反対にスコッチは新品ではなく、ワインやシェリー酒を作った際にすでに使用済みの樽を使って熟成します。そのため味わいに複雑さが生まれるのが特徴です。
このように、原料や蒸留過程まで全く異なる製法で作られたバーボンとスコッチには、明確な差があります。一番大きく違うのは甘さであり、バーボンがカラメルのようなダイレクトな甘味があるのに対し、スコッチはやや酸味やアルコール感の方が強いです。もちろんどちらが優れているということはないので、いろいろなウイスキー銘柄を飲み比べてみて自分に合ったお気に入り銘柄を見つけるのが一番です。
バーボンとは?アメリカンウイスキーの一種で世界人気も高い
バーボンは、世界5大ウイスキーの一つである「アメリカン・ウイスキー」の一種です。アメリカの中でも主にケンタッキー州で造られることが多いです。バーボンはアメリカンウイスキーの中でも、特に原料の半分以上にトウモロコシを使用しているという特徴があります。具体的には、アメリカでは以下のように細かく定義付けがなされています。
【バーボンの定義】
- ・アメリカ合衆国で製造されていること
- ・原料となるトウモロコシの含有量が51%以上であること
- ・新品かつ炭化皮膜処理されたオーク樽を製造に用いること
- ・80%以下の度数で蒸留されていること
- ・熟成のために樽に入れる前のアルコール度数は62.5%以下であること
- ・製品として瓶詰めする場合のアルコール度数は40%以上であること
引用元:バーボン・ウイスキー – Wikipedia
バーボンは他のウイスキーに比べ甘い香りが特徴的であり、銘柄にもよりますがバニラやカラメルを感じさせるような独特さがあります。そのため濃厚でコクのあるウイスキーが好きな方に人気があります。香りや味わいが強めであるため、ストレートからハイボール、そしてカクテルのベースと様々な味わい方で楽しめるのがバーボンの魅力です。
バーボン誕生の背景と歴史について
バーボンの歴史は、
アメリカ合衆国が発足した1789年よりスタートします。
バーボンはアメリカができてすぐ、アメリカの中東部であるケンタッキー州バーボン郡にて醸造が始まりました。ケンタッキー州のバーボン郡は原料となるトウモロコシが豊富にある場所で、さらに自然の石灰岩でろ過された良質な水、オーク樽などウイスキー造りに良い条件が揃った場所だったそうです。
実は一番最初にバーボンが誕生したのは、偶然が重なってのことでした。
バーボン郡の地元牧師であるエライジャ・グレイグ氏が火事で焦げ付いた樽にウイスキーを保存していたところ、偶然見つけたのが最初のバーボンのレシピでした。そこから多くの移民がバーボン造りに関わり、何度も改良が重ねられることで、徐々に現代のバーボンのレシピが完成していったと言われています。
そこから
アメリカのウイスキー業界はしばらく順調だったものの、1920年に施行された「禁酒法」により大きなダメージを受けます。これは1920年から1933年の間、消費のためのアルコールの製造・販売・輸送を全面的に禁止するという法律です。この間にバーボン造りは一気に失速してしまい、20世紀の初めには3000軒近くあった蒸留所もほとんどが廃業に追い込まれることとなりました。
1933年に禁酒法が撤廃されてからは、またじわじわとバーボン造りが息を吹き返すことになります。はじめは禁酒法時代に人気を集めたカナディアンウイスキーに大きく遅れをとっていましたが、2010年には売り上げで大きく上回ることができています。
現在ではバーボン造りを新たに始めたという小規模な蒸留所も多く、バーボンは銘柄によって非常に個性のあるお酒となっています。
美味しいバーボンの選び方・判断方法
バーボンは蒸留所によって個性の異なるウイスキーです。そのためどの銘柄のバーボンを飲んでみようか悩む方も多いでしょう。ここからは、
バーボンの違いを比べる場合に注目すべきポイントを紹介します。
・熟成年数で選ぶ
先ほど述べたように、バーボンはスコッチウイスキーなどと比べ熟成年数がやや短めです。そのためボトルによっては、熟成年数を明記していないものもあります。より美味しくて価値のあるバーボンは、熟成年数が長いバーボンだと言われています。もし美味しいバーボンを探したいのであれば、年数表記のあるバーボンを探してみると良いでしょう。
・アルコール度数で選ぶ
バーボンは銘柄によってアルコール度数が変わります。基本的には40度くらいのものが多いですが、物によっては50度前後までアルコールの高い銘柄も存在します。
初心者の方は40度くらいのバーボンから試し、アルコール好き・ウイスキー好きの方にはよりアルコール度数の高い50度前後のバーボンへのチャレンジをおすすめします。
・香りの特徴から選ぶ
バーボンはアメリカンホワイトオークの新樽の内側をバーナーで焦がし、その中で熟成がなされます。そのためオーク由来の香りが付着しやすく、甘く芳醇な香りがするのが特徴です。
バーボンは比較的香りが強いウイスキーなので、好みの香りを探してみるのも良いでしょう。中にはバーボンにミントや蜂蜜を加えたフレーバードウイスキーと呼ばれるものも存在します。
希少価値の高い幻のバーボンと呼ばれる高級品も
バーボンにはいろいろな種類があります。日常的に購入できる2,000円以下のボトルもあれば、
幻のバーボンと呼ばれるような希少価値の高い銘柄も存在します。特に熟成年数が長いものになると、レア度の高さや味わいの良さから高級品として扱われることが多いです。
高級なバーボンは日常的に飲むのは難しいかもしれません。例えばコレクションとして集めておいたりするのに向いているでしょう。そのほか誕生日や何かのお祝いでギフトとして高級バーボンのボトルを贈るというのも良いでしょう。
なお
高級品として扱われるプレミアムなバーボンは、買取専門店でも売れる可能性が高いです。なぜならバーボンは蒸留酒であり、自宅保管でも劣化しにくく価値が下がりにくいためです。
未開封で飲まないバーボンが自宅にある方は、買取の査定に出してみるというのも一つの方法です。
リンクサスウイスキー買取詳細ページはコチラバーボンのおすすめ人気銘柄15選
1.ワイルドターキー8年
WILD TURKEY (ワイルドターキー)
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熟成年数8年以上の原酒を使用した、深いコクとバランスが特徴のバーボンです。スタンダードのワイルドターキーもありますが、それに比べて熟成から出る複雑な深さがポイントです。野生味あふれる雰囲気のバーボンです。
アルコール度数:50度
2.ジャックダニエル
ジャックダニエル
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バニラとキャラメルのような、バランスの取れた程よい甘い香りで人気のあるバーボンです。ジャックダニエルはテネシー州で造られる「テネシー・ウイスキー」の一種となります。
圧倒的なシェア率を誇り、アメリカのウイスキーの中で最も売れている銘柄です。日本国内でも流通量・人気ともに高いです。
アルコール度数:40度
3.フォアローゼス プラチナ
Four Roses(フォアローゼズ)
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ケンタッキー州を代表するウイスキーの銘柄フォアローゼス、その中でも最上級に当たるのが“プラチナ”のボトルです。ケンタッキー州が誕生してから200周年という節目に記念して発売されたボトルです。甘めで柔らかな口当たりで、落ち着きのあるクリーミーな味わいとなっています。
アルコール度数:43度
4.ブラントン
ブラントン
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原酒を樽で5年以上熟成させた、プレミアムバーボンです。ややとろみのあるオイリーな口当たりで、トウモロコシ由来の香ばしさも人気の理由です。やや丸みを帯びた特徴的なボトルデザインで、ギフトやお土産としても人気があります。
アルコール度数:46度
5.エライジャ・クレイグ
ELIJAH CRAIG(エライジャ・クレイグ)
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バーボンの生みの親である、エライジャグ・レイグ牧師の名を冠した銘柄です。バニラの優しく甘い味わいの中に、樽由来のドライでスパイシーな余韻を感じます。バーボンウイスキーのスタンダードとも言える味わいです。
アルコール度数:47度
6.エズラブルックス
他のバーボンに比べ良質なコーンが多めに使われていて、コーン由来の豊かでほんのりと甘い香りを感じられます。飲み心地は非常にマイルドで、なめらかな舌触りで飲みやすいです。
アルコール度数:45度
7.ノアーズミル
ノアーズミル
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家族経営の小さな蒸留所で造られる、希少価値の高いボトルです。秘伝の樽熟成を行っており、レシピはわずかな関係者しか知りません。クルミやプルーンを思わせる芳醇な香りの中に、フルーティーな味わいとビターチョコのような余韻を感じます。余韻が非常に長く、満足感の高い1本です。
アルコール度数:57度
8.アーリータイムズ イエローラベル
EARLY TIMES(アーリータイムズ)
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濃厚な甘味とまろやかな味わいで、これぞバーボンと感じられる1本です。見た目もクラシックなボトルデザインで、バーボン好きの心をくすぐります。日本でも手に入りやすく、比較的安価で購入ができます。
アルコール度数:40度
9.ヘンリーマッケンナ
HENRY McKENNA(ヘンリー マッケンナ)
麦の香りとライトな飲み口で、非常に飲みやすいバーボンです。製法は1855年のブランド創業から一切変わらないという、歴史あるバーボンでもあります。
アルコール度数:40度
10.ジムビーム
JIM BEAM(ジムビーム)
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世界120ヵ国で飲まれているという有名バーボンです。業界シェア率が高く、比較的安価なのでデイリーにのめるのが魅力です。なめらかで優しい口当たりと、バニラやキャラメルのような軽やかな甘味があります。初心者でも飲みやすい1本です。
アルコール度数:40度
11.ベイカーズ
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53.5度という高めのアルコールで、ガツンとした刺激のフルボディタイプのバーボンです。口に含むと芳醇なバニラとキャラメル香を感じ、味わいにはパンチが効いています。比較的玄人向けのバーボンで、現地の方は葉巻とともに楽しむことが多いです。
アルコール度数:53.5度
12.ケンタッキージェントルマン
4年以上熟成させた麦の独特な香りが特徴で、甘みがありながらもカラッとしたスッキリ感を感じられます。スムースな口当たりであるにもかかわらず、しっかりとした力強さもあるバランスの取れた1本です。味がしっかりと残るので、水割りやハイボールにしても美味しいです。
アルコール度数:40度
13.ノブ クリーク
KNOB CREEK(ノブクリーク)
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第16代大統領リンカーンの育った土地に由来する名前のバーボンウイスキーです。低温と高温で2回焼き目をつけたオーク樽を使用して熟成し、複雑なアロマを感じさせてくれる1本です。国際酒類品評会「ISC2014」にてウイスキー部門の金賞を獲得するなど、世界からも評価が高い銘柄です。
アルコール度数:50度
14.ベイゼル ヘイデン
トウモロコシとともに多めのライ麦を使用したバーボンです。8年以上の熟成で香りが凝縮されていて、独特のスパイシーさがあります。ハーブ系のスパイス感とライ麦由来の奥深さもあり、ただ甘いだけのバーボンには飽きている方におすすめできます。
アルコール度数:40度
15.ジョージ T スタッグ
年間生産数350〜400本という、超希少の最高級プレミアムバーボンです。非常にレアであり、高い値段で取引されています。ブランデーに近い濃縮されたフルーティーさがあり、スパイシーでリッチな複雑さのある味わいです。個性が強めなので、ゆっくり時間をかけて味わうのがおすすめです。
アルコール度数:58.5度
バーボンの美味しい飲み方!ハイボールはあり?
バーボンは甘みとしっかりした味わいのウイスキーであり、飲み方を問わずに様々な方法で楽しむことができます。
ストレートで飲むのであれば、薄めのグラスでダイレクトに味を感じると良いでしょう。ただしアルコールが40度と高めなので、必ずチェイサー(水)を用意するのを忘れないようにしましょう。
濃すぎるアルコールが苦手な方は、氷を入れたグラスに注ぎオン・ザ・ロックにして楽しんだり、バーボンと水を1:1で割って水割りにして楽しむのも適しています。
そのほか
ハイボールもおすすめです。バーボンの芯のある甘い味わいは、炭酸で割ってもしっかりと余韻が残ります。ハイボールの場合はよく冷やして飲むと、口当たりが爽やかになり初心者でも飲みやすくなります。
不要なバーボンは買取専門店の査定に出してみよう
バーボンは多くの国で愛されているウイスキーで、日本人の中にもたくさんファンがいます。そのため買取需要も高く、査定に出すと高額で売れることがあります。特に「ブラントン」「ジョージTスタッグ」などの高級品であれば、査定に出すと高い値段がつきやすいです。
バーボンは銘柄によって大きく価値が異なるので、もし売りたいのであればきちんとお酒に詳しい査定員が在籍する買取専門店で見てもらいましょう。プロの査定員がいる専門業者に依頼すれば、バーボンの知識があまりない方でも安心して買取が申し込めます。
リンクサスでももちろんバーボンの買取査定の相談を受け付けています。どんな銘柄でもきちんと丁寧に査定を行うので、安心してご依頼ください。
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まとめ
アメリカンウイスキーの一種である「バーボン」は、ストレートでもハイボールでも美味しく飲める、世界で人気のあるウイスキーです。甘さと味のインパクトのあるウイスキーであり、蒸留所ごとに個性があります。
リンクサスの査定では、バーボンの銘柄まできちんと判断して買取対応をしています。もし不要なバーボンが自宅に余っているという方がいれば、気軽にご相談ください。