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果実から作られる蒸留酒・ブランデーは、リッチな香りと味わいで多くのファンを集めるお酒です。そんなブランデーの中に、「シャボー(Chabot)」という人気ブランドがあります。
今回はシャボーがどのようなブランデーなのか、どのような魅力があるのかをお伝えしていきます。人気ボトルのラインナップや価格の相場が知りたいという方は必見です。
目次
シャボー(Chabot)はブドウを原料にして作られるブランデーの一種です。「アルマニャック」と呼ばれるブランデーの一つであり、ブランデーの中でも高級品の位置付けとされています。
シャボーは16世紀にフランスの海軍元帥であった「フィリップ・ド・シャボー」の末裔が、1828年にブランデー作りを始めたことからその歴史が始まっています。シャボーというブランド名も、元帥の名前にちなんでつけられています。
シャボー元帥は航海をしていた中で、ワインが時間経過とともに変質してしまうことに悩んでいました。そこでワインを蒸留してから船に積み込むことになりますが、それが予想以上に美味しかったことからブランデー作りが始まったと言われています。
そこからシャボー家の領地から採取されるブドウは、こだわりによって全て蒸留されるようになります。200年近くブランデー作りを行なっており、現代ではアルマニャックの中でも輸出本数第1位の大きなブランドにまで成長しています。
もちろん日本にも多くのボトルが輸入されており、ブランデー愛好家のなかでも大きな人気を集めています。ブランデーに興味があるという方は、ぜひシャボーという銘柄に注目してみましょう。
シャボーを知るためには、アルマニャックがどういうブランデーであるのかをまず知っておくべきです。アルマニャックはコニャックと並び世界2大ブランデーの一つとされていて、フランスの原産地呼称指定にも選ばれています。
アルマニャックはブドウを原料とするのが特徴で、必ずアルマニャック地方で作られます。
この地方にて厳しいルールを満たして作られたものだけが、「アルマニャック」の名を名乗ることが許されています。
コニャックとは産地そのものが違い、アルマニャックの方が歴史が古いです。また製法にも違いがあり、以下のような特徴があります。
アルマニャックは蒸留回数が少ないことから、コニャックよりもワイルドで野生味溢れる味わいのものが多いです。シャボーもアルマニャックなので、コニャックブランデーに比べ力強く、濃厚な味わいをしているのが特徴に挙げられます。
なおアルマニャックでは木樽熟成は義務付けられていませんが、シャボーはオーク樽などを使い、長めの熟成がなされています。これにより、シャボーはパンチがありつつもエレガントな、華やかな品質を再現しています。
シャボーはブドウの中でも、バコ種と呼ばれるブドウをブランデー作りに使用しています。バコ種のブドウはフィロキセラの後に開発された品種であり、病気や害虫に強い品種が多いのが特徴です。また腐りにくく湿気や冷気に強いため、長期熟成に耐えうるポテンシャルがあります。長期熟成させたブランデーを作ることで、ふくよかで複雑な香味を持つようになります。
シャボーではこのバコ種を軽くプレスし、まずは皮の渋みが混ざらないようにします。プレスして生まれたブドウ果汁を醸造し、出来上がったワインを蒸留しブランデーに仕上げます。
熟成には樫の木から作られる“オーク樽”を使用し、最低3〜5年、長いものになると何十年という歳月をかけ熟成を進めていきます。オーク樽にて熟成することで、バニラのような高級感のある甘みが生まれていきます。
一言でシャボーと言っても、そのラインナップはさまざまです。どのボトルを飲んでみるか迷っているという方は、以下のポイントに注目しながら選んでみましょう。
シャボーのようなアルマニャックは、熟成年数により等級が変わってきます。熟成年数が長ければ長くなるほど、等級が高くなり味にも深みが増していきます。
アルマニャックの等級はコントという単位で示されます。毎年5月1日~翌年4月末日が1つの周期となり、熟成した年から毎年5月1日を迎えるたびにコント0→コント1→コント2・・・と増えていきます。
アルマニャックはコント1以上からの出荷が可能で、等級は以下のように定められています。
熟成年数、そして等級が変わってくると、当然ですが価格帯も変わってきます。シャボーはいわゆる高級ブランデーになるので、予算に合わせたボトルをセレクトすると良いでしょう。
なお同じ等級のものでも、終売品やオールドボトルと呼ばれる古いものは価格が高くなる傾向にあります。これは飲むためだけではなくコレクションするためにブランデーを購入する方も多いため、希少価値の高いボトルにはそれだけ高い値段がつけられているためです。
シャボーVSOPは、5年以上熟成の原酒から作られるスタンダードなボトルです。軽やかかつクリーンな味わいで、シャボーらしいエレガントさも味わうことができます。
ショップによっては3,000円程度で買うことができるので、シャボーを手軽に飲んでみたいという方におすすめです。そのまま飲むほか、カクテルに使うのもありです。
シャボーXOは、シャボーの中でも上位ランクにあたるXO等級のボトルです。中には23〜35年程度熟成された原酒がブレンドされています。
ブランドのベストセラーでもあり、世界各国に輸出されています。長期熟成がもたらす深みとしっかりとしたボディーは、食後の時間を優雅に過ごす際にぴったりです。
シャボーXO ハートボトルは、ハートの形が印象的な大人気のデザインボトルです。中身はシャボーXOと同じものですが、見た目が異なるためギフトやコレクション目的での人気があります。恋人への贈り物やバレンタインギフトなど、特別な日の1本として選ばれているケースが多いです。シルバー・ゴールドと複数のカラーがあるので注目です。
こちらもシャボーのデザインボトルで、ガチョウの形をした陶器ボトルが特徴的です。ガチョウがモチーフになっているのは、アルマニャックの熟成庫を守るという伝説があるためです。なお中身はXOランクのシャボーで、安定した品質を誇ります。
シャボーXOグースにはホワイトグースやゴールドグースなどのカラー展開があります。ゴールドは1万以上の高値で売られるなど、色によって希少価値が変わり、取引価格にも差があります。
ナポレオンはシャボーの人気ボトルの一つです。“ナポレオン”は前述したように等級を指す言葉です。
このボトルの中には、6〜20年熟成の原酒が詰められています。フルーティーな風味が特徴で、パンチのある味わいとバニラにも似た香りを堪能できます。
シャボーのようなアルマニャックは、まずはストレートで飲んでみることをおすすめします。常温のままブランデーをグラスに注ぎ、ゆっくりと香りを楽しむように味わってみましょう。
なおシャボーはアルコール度数が40%と高いので、一気にグイグイ飲んでしまうようなお酒ではありません。グラスには1杯30〜50ml程度の少しの量を注ぎ、じっくりと時間をかけて味わうのが基本です。このとき、チェイサー(水)を用意するのを忘れないようにしましょう。
ストレートで飲む際は、グラス選びにもぜひこだわってみましょう。近年は小さいフォルムで脚のついたブランデーグラスが主流です。持ち手のあるブランデーグラスなら、ブランデーが温まりすぎることなく適温で飲みやすいです。
ストレートそのままでは刺激が強いという方は、氷をいれロックスタイルで楽しんでみましょう。温度が下がり、氷が溶けていくことで、パンチの効いたシャボーも口当たりがまろやかになり飲みやすくなります。
氷は大きめで溶けにくいものを選ぶとベストです。ロックアイスや、丸い氷をいれて飲むと気分もUPします。グラスは氷が入るような大きめのものを用意しましょう。
シャボーはカクテルにして飲むのもありです。ブランデーを使って作るカクテルには「ニコラシカ」などがあります。
ニコラシカはリキュールグラスにブランデーを注ぎ、そこにレモンのスライスと大さじ1杯の砂糖を乗せるというものになります。特別に混ぜたりシェイクしたりする必要もないので、自宅で簡単に作れるカクテルの一つです。
飲む際はレモンと砂糖を最初に口に含み、そこに一気にブランデーを流しこみましょう。甘酸っぱい中にシャボーのニュアンスが加わることで、ブランデーサワーのような爽やかな口当たりを堪能できます。
シャボーのような人気ブランデーは、飲まない場合お酒買取の査定に出すことができます。ブランデーには賞味期限がなく、未開封であれば半永久的に日持ちするため、古いものでも売れることがあります。
シャボーは終売ボトルやオールドボトルも多いので、希少なボトルであれば定価以上の価値がつくこともあるかもしれません。「コレクション整理をしたらシャボーが出てきた」「飲まないシャボーのボトルが余っている」という方は必見です。
シャボーを売るならお酒買取専門店リンクサスがおすすめです。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、シャボーのような高級品の価値を正しく判断することができます。XOやナポレオンなど等級の高いシャボーや、ハートボトルなどのレアなデザインボトルの買取もお任せください。ブランデーに詳しくないという方でも、買取査定のポイントをきちんとお伝えしますのでご安心ください。
今回はブランデー・アルマニャックを代表する銘柄「シャボー」について解説しました。シャボーはこだわりの製法で作られたアルマニャックで、フルーティーかつ華やかで力強い味わいに定評があります。
そんなシャボーには複数のラインナップがあります。飲んでみたいという方も、コレクションしたいという方もぜひシャボーをチェックしてみてください。
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