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今回は高級酒として非常に有名なクルボアジェに関して解説していきます。
「クルボアジェはどんなコニャックなの?」
「クルボアジェの特徴が知りたい」
という方は参考にしてみてください。
クルボアジェは5大コニャックに数えられる存在で、世界的に人気を集めています。ナポレオン皇帝も愛したと言われる銘柄で、ロイヤリティなブランデーといった位置付けになります。
目次
クルボアジェを知るなら、そもそもコニャックがどのようなブランデーであるのかを知っておく必要があるでしょう。コニャックはブランデー(=果実酒から作られる蒸留酒)であり、数あるブランデーの中でも特に高級品として扱われている存在です。
なぜならコニャックはブランデーの中でも厳しい規定が定められていて、条件を満たしたものしか「コニャック」の名を名乗れないからです。具体的には「ユニ・ブラン」「フォル・ブランシュ」「コロンバール」のうち、いずれかのブドウを90%使用、そしてポットスチルで単式蒸留を2回行うといったルールがあります。
なお蒸留後はアルコール度数70%ほどの原酒を、フランス産のオーク樽で2年以上熟成させることが義務付けられています。多くのコニャックは、実際には2年よりも長い期間の熟成が加えられています。
ちなみにコニャックは、熟成年数により等級が変わります。熟成年数が長くなるほど、ランクが上がり高級品となります。クルボアジェのような高級コニャックの中には、何十年と熟成させて作られるような希少ボトルもあります。
クルボアジェは日本にも多く流通しています。現在は大手メーカーであるサントリーがクルボアジェの正規輸入元となり販売を手がけています。そのため国内でも比較的手に入りやすく、高級コニャックの中では親しみやすい銘柄と言えます。
ただしクルボアジェには多くのボトルがあり、サントリーは全てのボトルを輸入しているわけではありません。クルボアジェの中でも熟成の長いボトルや限定ボトルは、日本でも希少価値が高く入手が困難です。
そんなクルボアジェは高級レストランやクラブ・バーなどでも広く親しまれています。特別なシーンを彩るお酒としてもクルボアジェは人気を集めています。
コニャックは原料に使われるブドウの育った土壌で品質が変わります。クルボアジェには、「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリ」「ファン・ボア」の4つの土壌で育ったブドウがブレンドされています。これらはコニャック地方にある6つの土壌のうち上位4つに数えられており、クルボアジェが品質の高いブランデーであることを証明しています。
なおクルボアジェには、最もコニャックに向いているとされるユニ・ブランという品質のブドウがメインで使用されます。ユニ・ブランから作られるクルボアジェの味わいは、5大コニャックの中でも特にフレッシュな風味が強めです。
もし仮に当店でブランデーを飲み始めるとしたら。
お勧めしたいのはこの2本。クルボアジェエクストラバガンスはスッキリしていて飲みやすく、
カミュXOは華やかで甘く豊潤な香りとまろやかな口当たり。3、4種飲むなら
クルボアジェEV→他 様々な銘柄→カミュXOの順が良いかと。 pic.twitter.com/HDaBqx5Wqq— Bar禁じられた遊び (@ai_no_romance) May 3, 2020
あのね、クルボアジェ、癖が少なくって「通」のひとがどう評価するかは分かんないんだけど、しろうとが飲むにはとても飲みやすいっすよ!
ヘネシーVSよりは全然飲みやすい
香りは薄いし高貴さもないんだろうけど、お酒としてクピクピのむのにはとてもよさそうよw
3000円くらい。たったの— ふーちゃん(麩菓子) (@fu_tyan_Notos) October 29, 2016
クルボアジェの味わいは、甘味がありつつもスッキリとしたテイストです。口コミ評価を調べてみると、スッキリした味のおかげで初心者でも飲みやすいと高く評価されているのがわかります。またスッキリ目ではありますが決して薄味ではなく、しっかりとした甘みと旨味があるのがクルボアジェの魅力です。香りとまろやかさに後味がキレていくような印象で、飲み飽きしにくいコニャックとなっています。
なお他の高級コニャックであるレミーマルタンやヘネシーなどと比べるとフレッシュ味が強いため、濃厚まろやかな味わいが好みの方にとっては物足りないと感じることがあるかもしれません。この辺りは人それぞれ好みが分かれるポイントになるので、ぜひ気になる方は飲み比べてみてください。
クルボアジェにはランクによってさまざまなボトルがあります。それぞれ熟成年数や味わいが異なるので、クルボアジェを試す上で覚えておきましょう。ここからはクルボアジェの種類について解説していきます。
クルボアジェVS。サントリーのvsopを買うつもりが、見た目に惚れてこっちに。レミーマルタンより好みかも知れん pic.twitter.com/HW8e2W4o2Q
— 瀞川 (@yuutsunatabi) April 25, 2021
クルボアジェVSは、熟成年数3〜7年の下位ランクボトルでブランドの中でもトライしやすい1本です。流通価格はおよそ3,000円で、コニャックの入り口としても親しみやすい価格となっています。
フレッシュで軽やかな味わいなので、ブランデー初心者の方でも刺激を感じすぎず飲みやすいです。ブランデーらしくストレートで飲むほか、ソーダ割やロック、そしてカクテルベースとさまざまなアレンジで楽しむことができます。
クルボアジェVSOPルージュはナポレオン夫人ジョセフィーヌの“薔薇の貴婦人”をイメージして作られたコニャックです。貴婦人のような繊細でエレガントな味で、ややライトなため非常に飲みやすいです。
ボトルシェイプも細身であり、貴婦人を思わせる上品さがあります。サントリー公式価格は4,180円(税込)であり、国内流通量が多いため手にしやすい1本となっています。
クルボアジェVSOPはブランドを代表するVSOPランクのボトルです。VSOPというランクでありながら、熟成度は「クルボアジェ X.O.」と同等レベルで非常に完成度が高いです。熟成感のある味わい、そしてまろやかな香味が特徴で、それでいて重すぎないのが魅力です。
飲む際には香りや味わいを損なわないよう、加水しすぎずロックやトワイスアップで飲むのがおすすめです。こちらもサントリーが公式で発売しており、価格は9,570円(税込)となっています。
クルボアジェXOは、クルボアジェシリーズの中でも評価の高い1本です。1986年の国際ワインスピリッツコンテストでは優良コニャックにも選ばれています。
クルボアジェの中でも上位ランクに該当するX.Oのボトルで、長い熟成による奥深さを堪能できます。バニラのようなニュアンスと重厚さの中に、柑橘を思わせる爽やかさが共存しています。
なおクルボアジェXOは国内流通も多いボトルです。サントリーの正規品のほか、並行輸入品であればネットで1〜2万円ほどの価格で購入ができます。
バカラ社製のクリスタルボトルに封入された、ナポレオンランクのクルボアジェです。高級コニャック銘柄の多くはXOなど最上級ランクのみがバカラボトルに詰められますが、クルボアジェ社はナポレオンなど中位ランクのバカラクリスタル版があるという珍しい蔵です。なお同じボトルで、中身がクルボアジェVSOPのバージョンもあります。
中のコニャックの完成度が高いのはもちろん、ボトルそのものにも価値がありコレクターから絶大な人気をあつめています。クリスタルの替え栓もセットになった状態が完備品となります。
高級コニャックと言われるクルボアジェですが、その価格はボトルによって大きく異なります。流通価格が3,000円程度で気軽にトライできるようなボトルもあれば、1本で何十万円という値段が付けられているボトルも存在しています。
クルボアジェの基本的な価格は、コニャックのランクによって決まります。コニャックには「スリースター」「VS」「VSOP」「ナポレオン」「XO」「オール・ダージュ」という6種類のランクがあり、ランクが高くなるほど熟成年数が長くなり、それだけ値段も上昇します。
同じコニャックでも、正規輸入品と並行輸入品では流通価格が変わってきます。例えば「クルボアジェXO」の場合、サントリーの正規輸入品は定価28,000円(税別)とされていますが、並行輸入品なら2万円弱の値段で買うことができます。
クルボアジェの中でも特に高い値段が付けられているのがバカラボトルのシリーズです。クルボアジェブランドはバカラ社製のクリスタルデキャンタに入った多くのコニャック商品をリリースしています。
バカラボトルのコニャックはコレクター人気が高いため、中身のコニャックが同じランクであっても高い値段が付けられることがほとんどです。そもそも入手がしづらいので、いわゆるプレミアボトルのような扱いになっています。
バカラボトル入りのクルボアジェはランクや状態にもよりますが、新品を購入しようとすると1本で10万円を超えてきます。
高級コニャックであるクルボアジェは、お酒買取の市場でも安定した人気を誇る銘柄です。自宅保管でも劣化が進みにくい長期保管に向いたブランデーなので、未開封であればお酒買取で高値が付きます。
特にコレクターの多いバカラボトルやXOなどレアな長期熟成ランクのクルボアジェは、高額買取の対象となります。ただし売る場合は、リサイクルショップのようなお店ではなく、きちんとお酒の価値を判断してくれるような専門店に依頼するようにしましょう。
なおクルボアジェは長い歴史の中で伝統的に作られてきたコニャックなので、年代によってさまざまなボトルがあります。昔リリースされていて今は手に入らないような一本は、「旧ボトル」と呼ばれ現行品よりも高値で取引されることがあります。
お酒買取専門店リンクサスでは、クルボアジェを筆頭とするコニャック・ブランデーの買取を受け付けています。コニャックやブランデーに詳しいプロ査定員が丁寧に対応するので、クルボアジェを売りたいとお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
5大コニャックの中でも特にフレッシュな味わいが強めのクルボアジェは、日本国内に流通量が多く非常に幅広いシーンで親しまれています。高級なイメージが強いクルボアジェですが、VSランクなどのお手頃ボトルであれば数千円からトライもできます。
お手頃ボトルではなくせっかくなら高級酒を味わってみたいという方は、クルボアジェXOなど上位ランクボトルを選んでみると良いでしょう。飲みやすいコニャックをお探しの方は、ぜひクルボアジェをチェックしてみてください。
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