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ゴールドカラーでリッチな印象のクリスタルシャンパン。世界で最も賞賛される老舗のシャンパーニュ・メゾンが作り上げるシャンパンで、知る人ぞ知る銘柄です。「手仕事の芸術品」とも呼ばれる品質は、シャンパン好きにファンが多いことでも知られています。
今回はそんな「クリスタル」の魅力に迫りながら、味わいやシリーズを解説していきます。シャンパン好きの方はもちろん、これからシャンパンにトライしてみたい方も要チェックです!
目次
「クリスタル」は、シャンパーニュ地方で作られる、いわゆるシャンパンの銘柄です。シャンパーニュの頂点に立つと言われる老舗のメゾン、ルイ・ロデレールがリリースしています。黄金色に輝く見た目をしたシャンパンで、フランス・シャンパーニュ地方で造られる“プレステージ・キュヴェ”です。
なおシャンパンはスパークリングワインの一種ですが、スパークリングワインであればどれでもシャンパンを名乗れるという訳ではありません。シャンパンには原料や製法などの厳しい基準が定められていて、全ての条件をクリアしたものしかその名を名乗ることができません。クリスタルはそんな厳しいシャンパンの基準をクリアした高品質な飲み物で、シャンパンらしいきめ細かな泡と洗練された味わいを楽しめるリッチさが魅力です。
プレステージ・キュヴェとは、簡単に述べるとシャンパンの中でも特にリッチな品として扱われる高級ラインのことです。
キュヴェとはワインやシャンパンで使われる用語の一つです。さまざまな意味合いを持つ言葉で、“特別な”、“生産者の思い入れがある”ワインにつけられることが多いです。ほかとは区別された、特別な区画・仕様で生産するワインやシャンパンの名にキュヴェが用いられます。
「プレステージ・キュヴェ」は生産されるラインナップの中でも、特に逸脱した品質を誇る特別な商品を意味します。クリスタルシャンパンのほか、「ボランジェ ラ・グラン・ダネ」「クリュッグ・グラン・キュヴェ」といったシャンパンもプレステージ・キュヴェに該当します。
クリスタルシャンパンを製造しているのは、老舗メゾンであるルイ・ロデレール社です。ルイ・ロデレールは200年以上の歴史を持つ、伝統的なメゾンとしてすでに有名でした。
そんなルイ・ロデレール社がクリスタルを生み出したのは1876年のことです。きっかけは当時のロシア皇帝の依頼で、1873年に「スペシャルなシャンパンを製造してほしい」と命を受けたのが始まりです。そこから実際にシャンパンが出来上がったのは3年後で誕生したシャンパンには「クリスタル」の名が付けられました。
つまりルイ・ロデレール社の中でも特別な存在、プレステージ・キュヴェとしてリリースされるのがクリスタルシャンパンです。最高峰のメゾンの最高級品であり、数あるシャンパンの中でも一際存在感を放っています。
ルイ・ロデレール社は創業当時から家族経営にこだわりを持つメゾンです。シャンパンのメゾンの多くは大手企業の傘下に入っていることが多いので、ルイ・ロデレールの家族経営は珍しい部類に入ります。
家族で思いを共有しながらシャンパン作りをすることで、確かなクオリティを代々受け継いでいけるのがルイ・ロデレールの特徴です。状況をみて素早い判断を下したり、長い視野で経営ができるのが家族経営の大きなメリットと言えるでしょう。
Le #champagne Louis-Roederer convertit cette année 50% de son vignoble en bio https://t.co/Kv4I6XKAe5 via @UnionArdennais #bio @LouisRoederer_ #vin pic.twitter.com/qoZwnJM4KL
— ?Karen (@KAREN_L_J) June 26, 2018
ルイ・ロデレール社はビオディナミ製法を採用しています。ビオディナミ製法とは、化学肥料・除草剤といった農薬を使わず栽培する有機農法です。人の力で無理やりブドウを栽培をするのではなく、自然の力を大切に、病気を治すのではなく畑全体のバランスを整えるという思想で栽培をおこなっているのが特徴です。
特にルイ・ロデレール社では、動物や植物の働きまで畑栽培に取り入れているのがポイントです。除草剤を使わずに馬の力で土壌を耕したり、バラを栽培して添えておくことで病気をいち早く判別しているのが取り組みの例です。
ビオディナミ製法へこだわりを持って栽培することで、ストレスを与えずにブドウを栽培することができます。そうすることで、味わい豊かなブドウが出来上がり、シャンパンの質もハイクオリティになります。
シャンパンは、瓶内で熟成されてからリリースされるのが基本です。瓶内二次発酵によって、きめ細かで持続性のある泡が生まれるのが“シャンパーニュ製法”の基本です。ルイ・ロデレール社は瓶内熟成の期間を通常のシャンパンの規定よりも長く設けているのが特徴で、よりクリーミーで深い味わいの美味しいシャンパンが生まれる理由となっています。
クリスタルシャンパンの瓶内熟成は「醸造チーム」がきちんと管理しており、ただ長く熟成させるというだけではありません。飲み頃を判断してシャンパンをリリースしているのがポイントで、いつでも美味しい味わいを楽しむことができるようになっています。2009年のクリスタルが2008年ボトルよりも早くリリースされたことも話題になっています。
フレディが愛したルイ・ロデレールのクリスタル??
フルーティな香りと優雅な余韻?
毎日でも飲みたくなる美味しさ?クリスタル満タンのフレディの冷蔵庫?#LouisRoedererCristal#FreddieMercury pic.twitter.com/eS4Pzl3Fnn
— フレにゃあ (@Freddie_0906) January 18, 2022
クリスタルシャンパンは、ブドウの出来栄えが良い年にしか生産されません。実際に2009年から2012年の間は3年の間が開くなど、品質の悪いものは決してリリースされないのが特徴です。このようなこだわりの中作られるクリスタルシャンパンは、質の悪いものは存在せず、クリーミーな口当たり・きめ細かで繊細な泡立ちを楽しめるようになっています。
またクリスタルシャンパンは、ピノ・ノワールの比率がやや多めになっています。そのため深いコクがあり、芯の強い味わいも堪能できます。ヘーゼルナッツや焼き立てパンに例えられる甘く香ばしい風味もあり、余韻も長めでリッチな時間を過ごすのにぴったりです。
なお、ブドウを醸造して作られるシャンパンは、ブドウそのままの味がでるのでヴィンテージによって細かな味わいは異なります。シャンパン好きな方は、ヴィンテージごとの違いを飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
クリスタルシャンパンは、ボトルデザインも特徴的です。通常のシャンパンは色付きのボトルが使われますが、クリスタルシャンパンは中身の見える透明のボトルを採用しています。クリスタルガラスが使われていることで、「クリスタル」の名前がつけられています。なお周りには、紫外線を防ぐためのイエローセロファンが巻かれているのも特徴です。
またボトルの底も、通常とは違い窪みになっておらず、フラットなデザインをしています。これは、当時このシャンパンが捧げられたロシア皇帝アレクサンドル2世が、毒物の混入や爆弾などによる暗殺が仕掛けられていないか確認できるようにするためでした。
当時の面影も残る伝統的でオリジナリティのあるクリスタルボトルは、見た目にも人気でギフトやクラブシーンの高級酒として良く選ばれています。クリスタルシャンパンを手に入れることや注文すること自体が、名誉ある行為だと捉えられています。
Look out for the upcoming Louis Roederer Cristal Vinothèque 1996 relsease in September – Nick @stockwine has just tasted it in Reims and rates it very highly. Watch for his upcoming Champagne report #champagne #teamjs #winetasting #winecritic pic.twitter.com/g0KYCTaykK
— James Suckling (@JamesSuckling) July 17, 2018
クリスタル・ヴィノテックは、クリスタルを専用のセラーでさらに熟成させたシリーズです。製造に20年以上など長い期間がかかるシャンパンで、非常に希少性が高いです。
たとえば有名な1995年ヴィンテージのクリスタル・ヴィノテックは、総生産本数が450本、日本への輸入量はわずか60本と非常にレア度が高いです。このボトルは1本あたり10万円を超える価格で売られていましたが、現在ではほぼ流通しておらず高騰化しています。
クリスタル・ロゼ・ヴィノテックは、クリスタル・ロゼをそのままリリースせず熟成させてから販売したボトルです。ロゼを10年間澱とともに瓶内熟成し、さらに12年熟成させています。
1995年のヴィンテージは生産量が150本のみ、日本への輸入本数はわずか18本とクリスタル・ヴィノテックよりもさらに希少です。プレミア扱いのシャンパンで、高額取引の対象になります。
クリスタルは熟成タイプのシャンパンなので、飲み頃が比較的長く続きます。ヴィンテージにもよりますが、収穫年から短くて10年ほど、長いと40年もの熟成に耐えうると言われています。
出荷直後である10年熟成程度のものを飲むと若々しくエレガントな印象になり、熟成が進んだものを飲むと円熟した果実やトーストのような香ばしさが増します。基本的には購入してからすぐ飲むよりも、少し寝かせてから飲む方が人気が高いです。
デリケートな泡が印象的なクリスタルは、数あるワイングラスの中でも「フルート型」のものを選ぶのがおすすめです。フルート型のグラスはボウル部分が細く長くなっているので、シャンパンの美しい泡が立ち上る様子がわかりやすいです。また空気に触れる面積が少なくなるので、炭酸の泡が消えにくくいつまでも舌触りを楽しめるというメリットもあります。
なおクリスタルはシャンパンの中でも豊かな香りがあるので、細すぎるフルートグラスではなく膨らみのあるタイプを選ぶと、より香りを楽しみやすくなります。
微発泡で爽やかさを堪能できるクリスタルシャンパンは、やや冷やして飲むと美味しさが増します。適正温度は6〜14度ほどで、ワインセラーから出してそのまま飲むとベストです。
よく冷やすと酸味や凛とした印象のミネラル感が目立ちやすく、エレガントな味わいになります。反対にやや温度を上げることで、果実感やトースト感などジューシーな風味が広がりやすくなります。
最高峰のシャンパンとして知られる「クリスタル」は、シャンパン愛好家からの圧倒的な人気があります。買取市場でも安定した人気があり、状態が良ければ1本に何万円という価値がつきます。もし今後も飲む予定のないクリスタルシャンパンをお持ちであれば、買取専門店の査定に依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。
お酒買取専門店リンクサスでも、クリスタルのような高級シャンパンを積極的に買取しています。プロの査定員による査定を無料で利用できるので、ぜひ一度ご相談ください。個人の方はもちろん、大量買取をご希望の場合やパーティーで余ってしまったシャンパンなど、法人の方からのお問い合わせもお受けしています。
クリスタルのようなシャンパンには、明確な賞味期限は設定されていません。しかしシャンパンには飲み頃があり、飲み頃を過ぎてしまったシャンパンは価値が下がってしまいます。そのため、シャンパンを売りたいと思ったら出来るだけ早めに相談するようにしましょう。早めに相談すれば、自宅保管で劣化が進んでしまうリスクも抑えることができます。
なお売れるシャンパンは基本的に未開封のもののみなので注意しましょう。一度開封したシャンパンは、残念ながら売れないので自分自身で楽しむようにしましょう。
ちなみに買取査定に出したシャンパンは、別ルートで再販されます。そのためできるだけ美品状態のものの方が、査定額も高くなります。箱などの付属品がある場合は、そちらも併せて査定に出すようにしましょう。
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老舗メゾンであるルイ・ロデレールの最高級シャンパンとして知られる「クリスタル」。広告費にお金をかけずに、より良いシャンパンを生み出すことにこだわりを持って作られたブランドです。知る人ぞ知るといった印象で、シャンパンのファンであればぜひ抑えておきたい銘柄でもあります。
基本的に当たり年しか製造されないクリスタルシャンパンは、どれも評価が高く1本3万円〜、レアなボトルであれば何十万円という値段で取引されることもあります。シャンパン好きの方は、ぜひチェックしてみてください。
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