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ウイスキーファンの中では知らない人はいない、サントリーの「白州」ブランド。そんな白州のレアボトルの一つに“白州10年”があります。
白州10年は12年や18年といった長熟ボトルよりもさらに希少性が高く、定価に対する価格の上がり幅も大きくなっています。ここではそんな白州10年について、どんなウイスキーなのか、そして価格がどれだけ高騰しているかなどを解説していきます。
目次
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白州10年はサントリーが手がけていたシングルモルトウイスキーの1つです。白州蒸溜所にて作られるモルトを使ったウイスキーで、中には酒齢10年以上のモルト原酒のみが使われます。
白州は“森薫るウイスキー”という愛称で親しまれるように、深緑のような爽やかさを持ち合わせるウイスキーです。スモーキーでほんのりとしたピートを感じる酒質で、飲む人をとことん魅了していきます。
10年熟成の原酒を使って作られる白州10年は、そんな白州のスモーキーさを活かしながら、深みと甘みのある仕上がりになっています。若葉や青リンゴの香りの中から漂うクッキーとバニラ、ほのかな甘みのニュアンスで、後味はクリーンで軽快です。
軽やかさとキレ味を楽しめる白州10年は、ストレートのままでもハイボールにしても美味しいことが大きな特徴に挙げられるでしょう。飲みやすい味でありさまざまな方法で楽しめるため、広い世代に愛されるウイスキーとなっています。
白州のモルトが作られる白州蒸溜所は、1973年に誕生しました。1973年はサントリーの初めての蒸溜所である「山崎蒸溜所」が1923年に建設開始となってから、ちょうど50年という節目を迎える頃でした。
山崎蒸溜所とは別に第二の蒸溜所として作られた白州蒸溜所は、山崎とはあえて異なる原酒を作るという目標のもとに建設地が選ばれました。二代目マスターブレンダーを務めた佐治敬三氏がウイスキー作りに適切な環境を探したのち、選ばれたのが山梨県北杜市にある白州の土地でした。
白州の蒸溜所があるエリアは、まさに自然の奥深く、森の中です。ここはウイスキー作りに適した理想の水があります。
白州の水はキレが良くミネラルバランスに長けた軟水で、白州の味わいを作り出す基礎となっています。この水を使ってウイスキーを仕込むことで、白州はみずみずしくキレのある味わいに仕上がるのです。
そんな白州蒸溜所は、1973年の建設の後も常に進化し続けています。蒸留棟の増設や蒸留器の改修などを定期的に行っていて、味わいの追求を続けています。
2022年末にも改修工事が行われていて、ショップなどもリニューアルされています。白州ブランドに興味があるという方は、蒸溜所まで足を運んでみるのも面白いかもしれません。
白州の人気ボトルであった白州10年ですが、実はすでに終売となっていて簡単に入手することはできません。終売となったのは2013年のことで、そこからもう10年以上リリースされていません。
現行品で存在する白州は白州NV(ノンヴィンテージ)、白州12年、白州18年、白州25年といったラインナップのみです。つまり白州10年を入手したい場合は、10年以上前のボトルを探す必要があります。
当然希少価値は非常に高まっていて、それだけ価格も大きく高騰しているので注意しておきましょう。
白州10年が終売となったのは、決して不人気が理由ではありません。むしろ白州ブランドの人気が高まり、原酒が不足したことが終売の最大の原因になっています。
2010年代に入ってから、日本のウイスキーは大きく人気が高まっていきました。国内だけでなく海外でもその質が認められるようになり、一気に買い手が増える事態となっていきました。
とはいえ製造や熟成に何年もの歳月を要するウイスキーは、買い手が増えたからといって生産量を一気に増やすことはできません。供給量に対し需要が大きく上回ることになり、白州10年は終売を余儀なくされたのだと考えられます。
現在サントリーはウイスキー製造設備の改修・増築などに尽力していますが、おそらくすぐには生産量が増えるということはないでしょう。白州は25年、18年といった長熟ボトルがかなりの人気を集めているため、サントリーはまずそちらの製造に力を入れると予想されます。
そのため白州10年は、おそらくすぐに復刻することはほぼ無いでしょう。市場での流通量は減っていく一方で、それだけプレミア化が進んでいくと見られています。
2013年(終売前) | 約3,000円 |
2018年 | 約30,000円 |
2020年 | 約45,000円 |
2022年 | 約85,000円 |
2024年 | 約100,000円 |
しかし終売をきっかけに店頭に並ぶことがなくなり、それだけ希少価値も高まっていきました。いわゆる“プレ値”がつけられるような状態になり、2018年にはおよそ3万円という10倍の値段がつけられるようになっていったのです。
そこからの上がり幅は非常に大きく、2020年には45,000円、2022年には85,000円というような価格まで上がっていきました。現在の流通品には、10万円近い価格が付けられていることを確認できます。
価格の上昇幅が大きい白州10年にはコレクターや投資家、転売ヤーなども目をつけていて、それだけ買い手が多く価格が上がっているのだと考えられます。おそらくこの価格は、今後もさらに高騰していくことでしょう。
白州10年のすごいところは、白州12年よりも流通価格が高いという点にあります。基本的にウイスキーは熟成年数が長いボトルの方が価格が高い傾向にありますが、白州10年に関してはこの限りではありません。
なぜなら白州12年は現行品でも買えるのに対し、白州10年は終売していて新品ボトルが流通していないためです。状態の良い未開封ボトルの数が圧倒的に少ないため、それだけ価格も高くなっているのです。
白州10年としてリリースされていたボトルには、複数のタイプがあります。これまでにどんなボトルが発売されていたのか、その種類を見ていきましょう。
白州10年 森のかほり。
bar knott pic.twitter.com/4dOHM1I0Yo— BAR KNOTT @立川 (@BARKNOTT) December 1, 2020
終売前によく流通していたのは、緑色のラベルで容量700mlのシングルモルト白州10年です。当時は白州シリーズの中ではかなり手に入りやすい定番ボトルの位置付けであり、取り扱うバーなども多くありました。
現在は入手が難しくなっていますが、それでもウイスキーにこだわりを持つバーなどにはボトルが残っている場合もあります。先ほども述べたように10万円近くまで高騰しているため、未開封ボトルをお持ちの方はかなりラッキーだと言えるでしょう。
今となってはまぼろし!!
白州10年!!!(ミニボトルですが) pic.twitter.com/hxaLoZQw9t— さいとうゆうこ (@yuko3110) November 23, 2013
白州10年には700mlボトルのほか、50mlサイズのベビーボトル、180mlサイズのミニボトルも存在していました。当時は試し飲みやプチギフトとして人気が高かったため、自宅にこのボトルが残っているという方もいることでしょう。
ベビーボトルやミニボトルは容量が少ないぶん、数百円〜千円強といった価格で手に入ることが魅力的でした。なお終売となった今では、当時安値であったベビーボトル・ミニボトルにも何万円という価値がつけられています。
もっとヤバイもん出てきた⁉️⁉️⁉️
白州10年ピュアモルトwwwww pic.twitter.com/d0O4a80wRL— 三代目スクみん洋一™ (@sukumizuyouich) July 25, 2022
白州10年のボトルの中には、シングルモルト(SINGLE MALT)ではなくピュアモルト(PURE MALT)とラベルに書かれているものも存在しています。こちらも白州10年の一つで、さらに古い時代に流通していた旧ボトルになります。
サントリーは2004年ごろから、白州や山崎といったウイスキーの表記をピュアモルト→シングルモルトへと変更しています。そのためピュアモルト表記の白州10年は、2004年よりも昔、20年近く前のボトルであることがわかります。
なお文字の表記以外にも、ラベルに金枠が付いていたり、ラベル左上に響マークと呼ばれる金色のモチーフがつけられていたりするのが存在し、このボトルは非常に希少価値が高く、お酒買取においても高値になりやすいのが特徴です。
白州10年はお酒買取において、非常に高値が付くボトルとなっています。なぜなら白州というブランドが世界的に人気であることに加え、終売によって希少価値が高くなっているためです。
未開封の綺麗なボトルであれば、まず間違いなく高額買取が可能です。査定額はボトルの状態にもよりますが700mlボトルであれば数万円以上となり、ピュアモルト表記のレアボトルなどは5万以上の価格になるケースもあります。
ウイスキーは日本酒やビールのような醸造酒とは違い、蒸留という過程を経て作られる蒸留酒となります。ボトルの中で酸化や発酵していくことがないため、正しく保管をしていれば半永久的に日持ちすると言われています。
そのため10年以上前のウイスキーでも、高額買取が可能になっています。むしろ古いからこそ高値がつくものも多く、白州10年はまさに希少価値の高い、高額買取対象品となっているのです。
白州10年のような古いウイスキーを査定に出す場合は「できるだけボトルを綺麗にしておくこと」を心がけておきましょう。長期保管で埃や汚れが付いている場合は、できるだけ取り除いてから査定にお出しください。
また箱や冊子のような付属品がある場合は、必ず揃えた状態で査定に出しましょう。付属品が全て揃ったものは“完備品”と呼ばれ、高値がつく傾向にあります。
時間に余裕がある方は、複数社に相見積もりを依頼するのもおすすめです。買取価格を比較して、なるべく高額査定をしてくれる業者を探してみましょう。
トラブルなく白州10年を売るためには、お酒のプロによる査定が受けられるお酒買取専門店での取引がベストです。お酒買取専門店なら、ウイスキーの状態や市場での人気を踏まえた上で正しい値段をつけることが可能です。
また他に売りたいお酒がある場合は、まとめ売りなどをするのも良いでしょう。いらないお酒をまとめて売ることで、買取価格がUPすることがあります。
白州10年の買取査定を検討中の方、お悩み中の方はぜひお酒買取専門店リンクサスにご相談ください。リンクサスは只今ウイスキーを買取強化中で、特に白州10年のようなレアボトルは高額買取が可能です。
リンクサスは店頭買取・出張買取・宅配買取と3種類の買取方法を用意しているため、全国からお気軽にご利用いただけます。なおどの買取方法をお選びいただいても、手数料や査定料などは一切かからないのでご安心ください。
店頭買取はお酒を売りたいと思ったタイミングで、すぐに持ち込みしていただくことが可能です。横浜の本店や東京渋谷の店舗のほか、大阪や福岡といったエリアにも店舗を拡大しています。
出張買取は大量のお酒を売りたいという方におすすめです。ウイスキーコレクションや遺品の整理、店舗閉店による在庫の整理などにも対応していますのでお気軽にご相談ください。
遠方で店頭買取や出張買取の利用が難しい方も、宅配買取であればいつでも気軽に白州10年をお売りいただけます。リンクサスの宅配買取は運送保険や宅配キットの用意もしておりますのでご安心ください。
買取についてまずは話が聞きたい、おおまかな金額が知りたいという方は電話やオンラインの簡易査定をご利用ください。
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白州10年は終売から10年以上が経過するボトルであり、今となっては12年や18年といったボトルよりもレア度が高いです。そのためもともと3,000円程度であったボトルにも、何万円という価値がつけられています。
なかなかお目にかかれるボトルではありませんが、ウイスキーがお好きな方はぜひチェックしておきましょう。未開封ボトルをお持ちの方は、ぜひお得なお酒買取の利用も検討してみてください。
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