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ジェムソンはアイリッシュウイスキーの人気ブランドで、日本だけでなく世界的な知名度を誇ります。流通量が多いので、名前を見かけたことがあるという方も多いかと思います。
今回はそんなジェムソンについて、スコッチなどのウイスキーと何が違うのか、どのような特徴があるのかをまとめてみました。ジェムソンに挑戦してみたい、ジェムソンのウイスキーが気になるという方は必見です。
目次
ジェムソンはアイリッシュウイスキーの銘柄の一つです。日本にも正規輸入されているほどの有名なブランドで、アイリッシュウイスキーの中でも非常に高いシェア率を誇ります。コンビニやスーパー、量販店にも置いてあるお手軽なウイスキーであり、飲みやすい味わいから多くのファンを集めています。
そんなジェムソンは優しい口当たりと穏やかな酒質で、個性の強いウイスキーが苦手な方でも親しみやすいです。優しさの中にもしっかりとしたコクがあり、本格派の味わいを堪能できます。
ジェムソンがどのようなウイスキーかを知るには「アイリッシュウイスキー」について知っておく必要があります。
アイリッシュウイスキーはアイルランドで作られるウイスキーで、スコットランドのスコッチやアメリカンウイスキーなどと並び世界5大ウイスキーに数えられています。スコットランドのスモーキーなウイスキーとは対照的に、ノンピートの穏やかな酒質に特徴を持ちます。
アイリッシュウイスキーはほとんどの銘柄が「ノンピート麦芽」により作られるのが特徴で、スコッチによくある煙たい印象がなく非常に飲みやすいです。また蒸留回数が3回とスコッチに比べ多く、その分雑味が取り除かれたスムースな味わいに仕上がっています。
今日の午前中はアイルランド南部のコークと言う町にあるアイルランドウィスキーの代表銘柄「ジェムソン」が作られるミドルトン蒸溜所を訪れた。#アイルランド #ミドルトン蒸溜所 #アイルランドウィスキー pic.twitter.com/2KOFIFj1TQ
— ☆丸(ほしまる) (@hoshimarutohoho) June 26, 2023
ジェムソンのはじまりは18世紀まで遡ります。当時のアイルランドはウイスキー造りが非常に盛んで、世界でもトップの生産量を誇っていました。有名な蒸留所のひとつにダブリンのボウ・ストリート蒸溜所があり、ジェムソンのブランドはそこで誕生しました。ボウ・ストリート蒸留所はダブリンのビック4と呼ばれ、地元からやがて世界へとその人気や知名度が広まっていきました。
ジェムソンのウイスキーは瞬く間に人気を博し、1880年代には蒸留所が何千壺というレベルにまで成長します。しかし常に順風満帆ではありませんでした。
なぜなら時代の移り変わりと共にアメリカの禁酒法やアイルランドの独立運動、第二次世界大戦の影響を受け、アイリッシュウイスキーそのものが停滞期に入ってしまったためです。ダブリンにある数多くの蒸留所は閉鎖を余儀なくされ、ボウ・ストリート蒸留所も閉鎖の一途を辿ることとなります。
このような状況でも「ジェムソン」というブランドはミドルトン蒸留所に受け継がれ、存続されることが決まります。そこから会社の合併や買収という変化を辿りながらも、ブランドは存続していくことになります。
現在は「ペルノ・リカール社」に買収された事で、資金調達が安定し大量生産ができるようになっています。そんなジェムソンのウイスキーは、アイリッシュウイスキーとしてのトップを誇るだけでなく、世界のウイスキー販売数量でも上位にランクインする程の盛り上がりを見せています。
ジェムソンは現在、アイルランドにあるミドルトン蒸留所にて作られています。「ポットスチルウイスキー」および「グレーンウイスキー」を混ぜ合わせたブレンデッドウイスキーとして生産されています。
ポットスチルウイスキーの原料には蒸留所近くで採れる大麦が、グレーンウイスキーの原料にはフランス産のトウモロコシが使われます。仕込み水にはダンガーニー川のミネラル水が使われ、ジェムソンらしい味わいを生み出しています。
アイリッシュウイスキーであるジェムソンは、スコッチよりも蒸留回数の多い“3回蒸留”で作られるのが特徴です。ジェムソンのこだわりはポットスチルウイスキーだけでなく、グレーンウイスキーまで3回蒸留をおこなっているという点にあります。
大きなポットスチルでゆっくりと時間をかけて繰り返し蒸留することで、ジェムソンには独特のなめらかさが生まれています。
アイリッシュウイスキーは必ず3年以上の熟成をしてから瓶詰めされるルールが決まっています。ジェムソンも3年以上の樽熟成が加えられていて、熟成による豊かな味わいが生まれています。
熟成にはアメリカンオークのバーボン樽を中心に、さまざまな樽が選ばれ使用されています。近年はビールの製造に使った“ビール樽”なども使われることがあり、ラインナップによって多彩な味が楽しめるような工夫もなされています。
ジェムソン スタンダードは、ジェムソンの中でももっともメジャーな定番ボトルです。ノンピートのブレンデッドウイスキーで、青リンゴのようなフレッシュな味わいに定評があります。
シトラスのような爽快感もあり、水割りやハイボールで飲むのに向いています。コクのある味わいでありながら後味はスムーズで、ウイスキー初心者の方でも親しみやすい味わいです。
ジェムソンのスタウトエディションは、もともと「カスクメイツ」という名称で発売されたシリーズです。2017年にはISC金賞も受賞したほど実力派の1本として知られています。
アイルランドで絶大な人気を誇るブルワリー「フランシスカン・ウェル」とのコラボで生まれたウイスキーで、ジェムソンを熟成した樽でスタウトビールを熟成し、その後またその樽でウイスキーを熟成させるという製法が採用されています。スタウトビール由来のカカオやコーヒーを思わせるほろ苦さが印象的です。
ジェムソン IPAエディションは、アイリッシュペールエールという種類のビール樽が使われたウイスキーです。フローラルなホップの香り、そして香ばしいナッツのような印象を受ける味わいです。こちらは全国のリカーマウンテンで販売されています。ビール好きの方はぜひこちらもチェックしてみてください。
ジェムソン ブラック・バレルは、内側を焦がした樽が熟成に使われます。バーボン樽に加えシェリー樽の原酒も加えられていて、スタンダードボトルよりもさらにコクや芳醇さが増した印象に仕上がっています。
レーズンのような熟成感、そしてそれを引き立てるブラックペッパーのスパイシーさが魅力的です。リッチな1本をお求めの方におすすめです。
〆はジェムソン18年ボウストリート。
相変わらずジェムソンと思えない濃厚なバニラとウッディさ。
トワイスアップくらいに加水してもまだまだ濃いな。#TWLC pic.twitter.com/lwqKWb17VL— ユージ@バイソナー (@hetareyuji) March 23, 2023
こちらはジェムソンの中でも非常に高級なボトルです。18年間かけて丁寧に熟成された原酒をかつてボウ・ストリート蒸留所があった場所に移しフィニッシュさせているという特別な品で、2018年にリリースされました。
加水をせず瓶詰めを行うカスクストレングスによる製法で、力強く複雑な味わいが表現されています。オークとバニラの甘みの中に、レーズンやプラムのような芳醇さも感じられます。
また美味いやつ。
これどこに売ってるぅ???#ジェムソン#コールドブリュー pic.twitter.com/EOOt2tKZQp— こっぺぱん君 (@whisky__barrel) July 22, 2023
ジェムソン コールドブリューは、ジェムソンにコーヒーのニュアンスをプラスして作った特別な味わいです。コーヒーエキスの入ったウイスキーで、ジェムソンのスムースな味わいの中にコーヒーの豊かな苦味がマッチしています。
30度とアルコール度数は低めで飲みやすさも抜群です。そのまま飲むだけでなく、カクテルアレンジにもおすすめしたい1本です。こちらは全国のイオンにて限定発売されています。
ジェムソン ジャパンリミテッド2022
スーパー立ち寄ったら限定ラベルが!やたっ✨✨ pic.twitter.com/bnjFyq6KvM— LISAc5 (@rinxc5) November 6, 2022
ジェムソン ジャパンリミテッドは、日本限定で発売されるオリジナルラベルのジェムソンです。2022年のボトルはSIRUPがデザインを監修、アーティストKentaro Okawaraがラベルデザインを手がけています。
2022年9月より数量限定でリリースされたボトルであり、希少価値が高くコレクター人気も高いです。
ジェムソンはストレートそのままだけでなく、さまざまなアレンジで楽しめるウイスキーでもあります。ここからは特におすすめしたい「ハイボール」「オンザロック」そして「カクテル」の飲み方について、それぞれ解説していきます。
ジェムソンの爽やかな飲み心地は、炭酸ソーダと混ぜる「ハイボール」にぴったりです。
ハイボールを作る際はジェムソン:炭酸水=1:3~4程度の割合でつくるのがおすすめです。大きめのグラスを用意し、たくさんの氷をいれてから作りましょう。
お好みでミントやライムを添えるのも良いでしょう。また炭酸水ではなく、ジンジャエールなどのドリンクを使って作るのも人気です。
ジェムソンのまろやかな味わいを堪能したい方は、オン・ザ・ロックでぜひ味わってみましょう。オン・ザ・ロックは通称“ロック”と呼ばれる飲み方で、ロックグラスに大きめの氷を入れ、ジェムソンを注げば完成します。
ロックで飲むジェムソンは、よりスムースで飲みやすい印象です。ただしアルコール度数が高いので飲み過ぎには注意です。
?:JAMESONレシピ
「ジェムソン レイニームーン」梅雨の時期をイメージしたカクテル。
あざやかなグラデーションで、梅雨の空の移り変わりを表現しました☂️ぜひご自宅でお試しください? pic.twitter.com/r0cRdJabzX
— ジェムソン 公式 I Jameson Official (@JamesonJapan) June 15, 2023
クセの少ないジェムソンの味わいは、カクテルに使うウイスキーにも向いています。ぜひさまざまなアレンジを加えて、自分らしい飲み方を探してみましょう。
たとえばウイスキーにアロマティックビダーズと少しの角砂糖を加えて作る「オールドファッションド」や、レモネードにジェムソンを加える「アイリッシュレモネード」などは非常にオススメです。単純にコーラなどのドリンクで割って飲むだけでも美味しいです。
ジェムソンは定番ボトルのスタンダート以外にも、スタウトやIPAのフレーバー、そしてハイエンドモデルのボウ・ストリート18年などさまざまなボトルがあります。限定発売のボトルもあり、世界各国から人気を集めています。
そんなジェムソンの人気ウイスキーはお酒買取でも安定の評価を得ています。高価買取になるボトルもあるので、未開封のジェムソンをお持ちであればぜひ買取査定の利用を検討してみましょう。
お酒買取専門店リンクサスでは、ジェムソンをはじめとする人気ウイスキーの積極買取を行なっています。店頭買取・宅配買取・出張買取と3つの買取方法に対応しているので、ぜひお気軽にご利用ください。
買取査定の対象となるのは未開封のジェムソンのみです。未開封ボトルの中でも箱や付属品が揃った“完備品”が高額査定になりやすいです。例えば専用グラス付き商品などは、グラスも揃えた状態で査定に出すようにしましょう。
ジェムソンの査定時には見た目や中身が劣化していないことが重要なので、査定に出す前にはさっと掃除をし、コンディションを整えておくことをおすすめします。
なおジェムソンのようなお手頃ウイスキーは、1本だけで売るよりもなるべくまとめ売りをする方が評価額UPへと繋がりやすいです。ジェムソン以外のウイスキーや他の種類のお酒とのまとめ売りもOKなので、売りたいお酒がある方はお気軽にご連絡ください。
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ジェムソンはアイリッシュウイスキーの代表格で、ノンピートで飲みやすいウイスキーです。スムースな口当たりとコクのある味わいが特徴的で、ハイボールやカクテルなどさまざまな飲み方で楽しむことができます。
なおジェムソンの中にはイオン限定やリカーマウンテンでの販売品、そして数量限定発売品などもあります。ぜひ豊富なラインナップの中から、お気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。
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