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石川県を代表する菊姫は、“加賀の菊姫”と呼ばれ長い歴史を誇る日本酒ブランドです。伝統を大切にしながらも、新しい取り組みに積極的な酒造で幅広いラインナップの日本酒を展開しています。流行にとらわれず品質を追求する姿勢で、特に原料米へのこだわりが大きいことで有名です。
今回はそんな日本酒「菊姫」を解説していきます。ぜひお酒選びの参考にしてみてください。
菊姫といえば、酒米“山田錦”へのこだわりが有名です。山田錦は酒造好適米の中でも王様と言われるような存在で、このお米を使って作られる日本酒は香り高く繊細で綺麗な味わいに仕上がると言われています。高級な吟醸酒の多くは、山田錦を使って作られています。
菊姫はそんな山田錦を普通酒の製造にも使用していることで有名です。日本で初めて普通酒に山田錦を100%したブランドでもあり、宮内庁御用達の日本酒に選ばれるほど品質が認められています。なお菊姫の製造で使われるのは山田錦の中でも最高ランクである特A吉川産のものになります。
さらに菊姫では完全自家製米にもこだわりを持っています。全てのお米を自分たちで精米することで、安定して高い品質をキープしています。
菊姫は醸造時にあえて小さなサイズのタンクを使用しています。通常よりも小さな醸造タンクで仕込むことにより、より深く、コクのある味わいに仕上がるのです。
山田錦のコクが印象的な菊姫は、一口含んだときには甘やかで、そのあとは爽やかにスッと消えていく後味を堪能できます。飲み始めと飲み終わりの変化があるので、飲み飽きせず食中酒としても親しみやすい銘柄となっています。
タクシーの運転手さんと話すと地元情報をたくさん仕入れられることが多く、神社に行く途中に菊姫酒造があったので寄ってみました。何度も飲んでる酒の酒蔵があったのは感動ものでミニ酒樽買いました(^-^)したら酒粕くれました。いや〜アドリブ旅はいいですね。#日本酒#菊姫 pic.twitter.com/IgeOgEFpSY
— 全国一ノ宮神社巡りガイド(ときどき温泉) (@ichigoshujun) January 23, 2019
菊姫は石川県白山市鶴来の里にて作られています。ここには日本三名山に数えられる霊峰・白山があり、上質な水があるからこそ美味しいお酒が生まれたと言われています。
そんな菊姫の元になったのが“加賀の菊姫”と呼ばれていたお酒です。これは鶴来の土地で伝統的に作られていたと言われる美酒で、安土桃山時代の数々の史書にその名がたくさん残されていたことが確認されています。そして実際にこの時代には「菊姫」と同名の蔵元も誕生していました。
この歴史は400年も前の出来事なので、今の菊姫とかつての菊姫とのはっきりした関係はわかっていません。しかし鶴来の土地で伝統的に受け継がれてきた酒造りへのこだわりが、今の「菊姫」にもつながっていることは間違いありません。天下の美酒とまで呼ばれた酒造りの伝統は長年この土地で守られ続けており、今もなお進化し続けています。
菊姫 大吟醸は菊姫の伝統的な吟醸造りを継承して作られた一本です。洗練度の高い山田錦の吟醸酒を蔵内で5年ほど熟成させて生まれるお酒で、菊姫を代表するお酒です。720mlボトルで約6,400円(税込)と、菊姫のラインナップでも高級ランクに該当するボトルです。
熟成が生み出すカラメルや黒糖のようなコクがポイントで、芳醇ながらもすっきりとした後味で飲みやすいです。専用化粧箱入りの商品があり、ギフトや贈り物としても人気があります。
菊理媛は菊姫のラインナップの中でも最高峰に当たる商品です。極上の吟醸酒を厳選し、さらに10年以上の熟成を加えて作られています。
長い年月をかけてじっくりと磨き上げられた味わいは、カラメル香が強く芳醇でなめらかです。奥深いコクと厚みがあり、高級感のある味に仕上がっています。
菊姫シリーズの中でも生産数が限られた特別分配品であり、入手難易度は高くなっています。Amazon価格は1,800mlボトルで5万円を超えています。
菊姫吟醸は最高級の山田錦を醸して作られた精米歩合55%の吟醸酒です。メロンやバナナのようなフルーティーな吟醸香が特徴的で、穏やかな辛口の味わいです。また辛さの中にも穏やかな甘味を感じるため、個性が強すぎず飲みやすいです。口に含むとフレッシュで軽やかであり、冷やして飲むことでより美味しさが増します。
なお菊姫吟醸は北陸限定酒としてのリリースなので、一般的な入手難易度は高めです。石川県の旅行のお土産としても人気です。
菊姫 鶴乃里は山廃仕込みの純米酒です。特注の発酵タンクを使って醸造されるお酒で、吟醸酒と同じきめ細やかな温度管理をされているのがポイントです。高いクオリティを持った純米酒であり、2007年にはIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の初代チャンピオン・サケにも選ばれています。
力強さの中にミルキーな風味と爽やかさが広がる味で、後味はキリリとした酸味があります。熟成させても美味しいお酒となっています。
なお菊姫 鶴乃里には赤・黒・青の3色のラベルがあります。色によって発売された年が異なっていて、3色のラベルがローテーションで使われています。
菊姫 山廃純米は日本酒業界で初めて「山廃仕込」と表示した純米酒としてリリースされたボトルです。酵母と乳酸菌を共生させつつお酒を育てる仕込みの方法で、強めの酸味とふくよかで厚みのある味わいが特徴的です。濃厚でしっかりとした飲み応えがあり、常温からぬる燗程度の温度にするとより一層個性を感じられます。
いわゆる“男酒”と呼ばれるような質の日本酒で、個性派な味わいには熱狂的なファンがいます。
搾りたての“山廃純米”をそのまま瓶詰めした無濾過生原酒タイプのお酒です。濾過や加熱殺菌の工程をあえて省くことで、フレッシュな味わいをそのままダイレクトに堪能できます。新酒らしい荒々しさと原酒ならではのインパクトで、十分な飲みごたえがあります。エグみや苦味もあるので好みは分かれますが、菊姫ファンや無濾過生原酒好きの方にはぜひ挑戦してもらいたい1本です。
いわゆる生のお酒なので発売時期も限られていて、毎年12月・2月の限定品となっています。生の味わいを壊してしまうことのないよう、よく冷やして飲むのがおすすめです。
ひやおろしは冬に作られたお酒を蔵内で寝かせ、ひと夏越した頃に瓶詰めして出荷するお酒のことを言います。出来立てのフレッシュな新酒に比べ丸みを帯びた味わいになっているのが特徴です。
菊姫 純米ひやおろしは、菊姫らしい爽やかさと酸味・甘味のバランスが美しい1本です。キレがありサラリとした飲み口で、秋の味覚との相性が抜群です。
菊姫 菊は、豊富にある菊姫シリーズの中でもデイリー向けに作られた一本です。原料米・醸造・熟成と最初から最後までこだわる菊姫の製法と味わいを、日常にも親しみやすい価格で堪能できます。一升瓶(1,800ml)で2,000円台なので、コスパの良いお酒を探している方にもおすすめです。
膨らみのある甘さとすっきりした後味で、米本来の柔らかさを感じられます。気取らず飲める銘柄として人気が高いです。
菊姫 姫は普通酒に該当する親しみやすい1本です。デイリー向けのお酒であり、毎日の晩酌に向けて作られています。
ナッツやカラメルを感じるような香りとマイルドさが特徴で、同じく定番ボトルである菊姫 菊よりもさらに甘くすっきりとした印象です。
40〜45度のぬる燗や、50〜55度の熱燗で飲むとより特徴が広がります。食中酒としてもおすすめしたい1本です。
にごり酒は菊姫のお酒造りにおいて最初に絞られるシリーズです。清酒のもろみを練り挽いて、荒濾することで生まれます。名前の通りにごり酒タイプで、乳酸菌飲料のような爽やかさのある酸味、そしてとろりとした甘味が特徴となっています。
通常の辛い日本酒が苦手な方でも飲みやすく、女性人気も高い1本です。お燗につけたりソーダ割りにしたりとアレンジが楽しめるのもポイントです。
菊姫は全国的な知名度があり人気も高いお酒です。デイリー向けの普通酒だけでなくこだわりの吟醸酒や熟成酒もあり、ボトル1本で数千円、数万円の価値がつけられているものも存在しています。
そんな日本酒・菊姫はお酒買取の市場でも人気があります。需要が高く知名度もある菊姫は、高い買取価格がつきやすい銘柄でもあります。もし未開封ボトルが余っているなら、ぜひ無駄にしてしまうのではなくお酒買取を活用してみてください。
なお菊姫のような日本酒は、買取専門店によって買取価格に大きな差が見られます。せっかく買取を申し込むのであれば、日本酒買取に強い業者を選ぶことをおすすめします。
お酒買取専門店リンクサスは、ただいま日本酒の買取を強化しています。菊姫のような日本酒に業界最高水準の査定額をお付けしているので、買取査定の利用をお考えの際はぜひご連絡ください。ちなみに菊姫のような日本酒は飲み頃が定められているため、時期が過ぎると価値が下がるケースがあります。買取依頼をする際はできるだけ早めにご連絡いただくようにお願いします。
石川県が誇る美酒・菊姫について解説しました。
最高ランクの山田錦へのこだわりを持って醸される菊姫は、しっかりとした芯のある味わいと、それでいて華美すぎないキレの良さに定評があります。ボトルによってそれぞれ味わいが違うので、飲み比べてみるのもきっと面白いかと思います。見かけた時にはぜひトライしてみてください。
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