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日本のお酒といえば、日本酒を思い浮かべる方が多いかと思います。しかし九州地方などの南部では、日本酒作りよりも焼酎作りが盛んに行われています。特に鹿児島県は焼酎の名産地として知られていて、芋焼酎「薩摩焼酎」を筆頭に人気の焼酎が多いです。
今回はそんな鹿児島県の焼酎に注目し、おすすめ銘柄を紹介していきます。焼酎が好きな方、特に芋焼酎に興味をお持ちの方は必見です。
目次
鹿児島県といえば、名産品に焼酎が挙げられるほど焼酎の産地としての知名度が高いです。実際に鹿児島県は焼酎の生産量が全国1位であり、さらに消費量も1位となっています。
鹿児島県で焼酎作りが盛んになったのは16世紀ごろであり、海外からの蒸留技術が沖縄経由で鹿児島に伝わったのがきっかけとされています。特に鹿児島はさつまいもを使って作られる芋焼酎が有名で、さつまいもの生産量も日本一を誇っています。
そんな鹿児島県には芋焼酎をはじめとする人気焼酎銘柄がたくさんあります。全国区の知名度を誇るような焼酎銘柄が多数あり、中には入手困難で高騰化している「プレミア焼酎」と呼ばれるようなものまで存在しています。
ちなみに鹿児島県で芋焼酎が作られるようになったのは18世紀ごろのことです。もともと焼酎作りは米を原料に行われることが多かったのですが、鹿児島の土壌は火山灰が多く米作りにあまり向いていませんでした。そんな中で「さつまいも」が鹿児島に伝わり、食用としてだけでなくお酒作りにも使われるようになったのが芋焼酎の始まりでした。今でもその伝統が受け継がれていて、鹿児島県内ではさつまいもを原料にした多彩な芋焼酎が作られています。
そんな鹿児島の薩摩焼酎の魅力は、芋由来の豊かなコクと旨味にあります。米焼酎や麦焼酎にはない深い味わいは、多くのファンを魅了しています。なお芋焼酎の香りは独特なクセがあり好みが分かれる場合がありますが、近年は臭みを減らして飲みやすくなったフルーティーな芋焼酎も増えてきています。
鹿児島県は芋焼酎が圧倒的に有名ですが、実は芋焼酎以外の焼酎も製造されています。特に奄美大島は黒糖を原料にした黒糖焼酎の産地として知名度があります。
また鹿児島の焼酎銘柄や酒造の中には、芋焼酎と同じように麦焼酎・米焼酎の製造まで手がけているところもあります。さまざまなタイプの焼酎を飲み比べできることも、鹿児島の焼酎ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
魔王は全国区で有名な鹿児島の芋焼酎銘柄です。入手難易度の高いプレミアム焼酎としても知られていて、森伊蔵や村尾と並んで「3M」と呼ばれます。
プレミアム焼酎にふさわしい味わいで、黄麹仕込みによる吟醸香のようなフルーティーさが特徴です。芋臭さが全くないので、焼酎に苦手意識にある方にもおすすめしやすい銘柄です。
佐藤 黒は鹿児島県を代表する佐藤焼酎の手がける銘柄です。霧島山系の天然水を使った上質な焼酎作りに定評があります。
佐藤 黒は泡盛の製造に使われる黒麹で仕込まれるのがポイントです。芋らしいどっしり感があり、甘やかな中にもビターな旨味を感じることができます。香り一辺倒ではない味の素晴らしさがあるので、お湯割りなど味わいをより濃く堪能できる飲み方がピッタリです。
佐藤 白は佐藤酒造が手がける焼酎のうちの1つです。佐藤 黒とは麹の種類が異なります。前述した通り佐藤 黒には黒麹が使われていますが、佐藤 白は白麹で仕込まれるのがポイントです。
黒麹仕込みの佐藤 黒に比べて軽やかな味わいであり、非常に飲みやすいです。柔らかな酒質でクセが少なく、落ち着いた焼酎を探している方にピッタリのボトルです。
薩摩白波は薩摩酒造の手がける人気ボトルです。ザ・芋焼酎と言えるような定番の味わいで、芋らしい濃厚さをしっかりと堪能できます。独特の芋の風味は好みが分かれるものの、芋焼酎ファンにとってはたまらないものとなっています。
個性強めの焼酎なのでロックやお湯割り、水割りなど割って飲むのに向いています。なおアルコール度数25%ボトルのほか、20%の控えめなアルコールのボトルもあります。
三岳は日本名水百選に選ばれた屋久島の天然水を使って仕込まれる上質な芋焼酎です。上品な味わいが特徴で、数ある薩摩焼酎の中でも多くの方に愛される銘柄となっています。
特に和風料理との相性がよく、お刺身などにもよく合います。リッチな味わいの焼酎をお求めの方におすすめできます。
森伊蔵は数ある焼酎の中でもトップレベルの人気を集めています。とにかく入手困難なプレミアム焼酎で、市場価格が大幅に高騰しています。価格高騰ばかりが話題になりやすいですが、人気になるほどの味わいには確かなクオリティがあります。
森伊蔵は伝統的なかめ壷仕込みで作られていて、白麹由来の上品さがあります。クセの少ない焼酎で飲みやすく、特別な贈り物としても選ばれている一本です。
れんとは鹿児島県の奄美王島で作られる焼酎です。黒糖を原材料に使用する黒糖焼酎の代表銘柄で、軽やかな口当たりとキレのある後味が特徴です。
れんとは音響熟成と呼ばれる独自の製法で作られています。これはクラシックを聴かせてタンクで熟成させるという製法になります。ただ雰囲気づくりのためにクラシックを聴かせているというのではなく、一定の音響振動により、熟成が促されマイルドな飲み口になると言われています。
神の河は芋焼酎ではなく麦焼酎の銘柄になります。「さつま白波」で有名なさつま酒造が手がける麦焼酎です。麦焼酎ならではの豊かな香りと、長期熟成によりまろやかな舌触りになっているのが特徴です。
薩摩酒造は幅広いタイプの焼酎を作っているので、飲み比べてみるのも面白いです。
伊佐美は人気が急上昇しているプレミアム芋焼酎の銘柄です。小規模な蒸留所で少量生産しかされていないため、入手が困難なことでも知られています。
伊佐美は程よいコクと甘みがありながらも、爽やかな後味をしているため飲みやすいです。なめらかな喉越しで芋ならではの素朴な味わいも感じ取れます。
だいやめは濵田酒造の手がける鹿児島産芋焼酎です。酒造が独自で生み出した“香熟芋”を使って仕込まれる焼酎であり、ライチのような香りが印象的です。甘くまろやかな味にキレの良い後味も加わり、全体的なバランスの良さを感じられます。食中酒として飲みやすく、炭酸で割っても割り負けしないのが人気のポイントです。
安納は焼酎には珍しい、食用の安納芋を使用して作られた芋焼酎となります。安納芋らしい甘くてフルーティーな味わいが特徴で、黒麹仕込み由来のパンチの強さも楽しめます。まるでブランデーのような濃厚さがあり、しっかり味なのに後味が爽やかというバランスに優れている点が魅力です。
ロックやクラッシュアイスロックでしっかりと混ぜ、芋由来の甘い香りを堪能しながら飲むのがおすすめです。
薩摩維新(さつまいしん)は小正醸造の手がける芋焼酎銘柄です。小正醸造は熟成焼酎のパイオニアである「メローコヅル」が有名で、近年では「喜之助」というウイスキー銘柄の製造にも取り組んでいます。
薩摩維新はそんな小正醸造が手がける希少な鹿児島限定の芋焼酎です。昭和時代に栽培され、その後黄金千貫の登場によって幻のさつまいもとなってしまった“農林二号”というさつまいもを原料に作られるのが特徴です。
昭和時代に流行った焼酎用の芋をベースにしているだけあり、昔懐かしい味わいをしています。芋らしい風味と個性が豊かで、お湯割りや水割りにぴったりな1本です。
鹿児島産の焼酎は芋焼酎を筆頭に個性が強く風味豊かなものが多いです。そのためストレートも悪くありませんが、お湯割りや水割り、ロックなどでアレンジして飲む方がトライしやすいです。
ここからは鹿児島の焼酎の飲み方をいくつか解説していきます。
お湯割りは焼酎をお湯で割る飲み方のことです。焼酎の風味が引き立ちやすいので、芋ならではの香りを堪能したい方にぴったりです。お湯で割ればコクや旨味も増し、さらに口当たりがまろやかになります。
お湯割りを作る場合はお湯→焼酎の順に注いでいくのがポイントです。濃さは好みで構いませんが、焼酎:お湯=6:4(ロクヨン)の飲み方が人気です。なお先にお湯を入れるので、作る際には耐熱の容器を使用するようにしましょう。できれば70度ほどの少し冷めたお湯を使い、人肌より暖かくなる程度のお湯割りにするのが理想です。
水割りは焼酎を水で割る方法のことです。グラスに氷を入れ、焼酎→水の順に注いでいきます。お湯割りとは入れる順序が逆である点に注意しておきましょう。正しい順番で注いでいくことで、焼酎と水が混ざりやすくなります。
水割りの場合も焼酎:水=6:4が目安となりますが、爽やかな味で飲みたい方は5:5(ゴーゴー)にするのもありです。先に水で割っておき一晩寝かせる“前割り”も人気です。
ロックはオン・ザ・ロックと呼ばれる飲み方で、大きめのグラスに氷を入れ、焼酎を注いで飲む方法です。焼酎が冷えることですっきりとした味わいになるほか、氷が溶けることによる味の変化も楽しめます。
氷を入れるだけの簡単な飲み方ですが、大きめの氷を選んだり丸氷を使ったりと工夫することでより美味しく飲めるようになります。
鹿児島の焼酎は全国区での知名度があります。国内はもちろん海外からの人気も高く、それだけ買手もつきやすいです。また焼酎は自宅保管でも劣化が進みにくいため、未開封ボトルであれば買取対象となるケースが多いです。
もし自宅に未開封の焼酎が余っている方がいれば、ぜひお酒買取の利用を考えてみましょう。お酒買取専門店リンクサスも、鹿児島の焼酎を積極的に買取しています。
リンクサスのお酒買取には店頭買取・出張買取・宅配買取のサービスがあり、宅配買取を使えば鹿児島からでも負担額0円で焼酎の買取依頼が可能です。まずは相談だけ、というニーズにもお応えしているので、鹿児島焼酎を余らせている方はぜひご連絡ください。
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鹿児島は薩摩焼酎と呼ばれる芋焼酎で有名な土地です。また薩摩焼酎のほか、奄美大島の黒糖焼酎など人気のボトルが多くあります。全体的に豊かな風味のものが多く、お湯割りや水割りにしても負けない力強さとコクがポイントとなっています。
そんな鹿児島の焼酎の中には、入手困難なプレミア焼酎もあります。ぜひ気になる銘柄があればチェックしてみてください。
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