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東北地方の太平洋側に位置する宮城県は、牛タンや仙台牛、笹かまぼこなど多くの名産品がある場所です。こうした宮城グルメとともに楽しみたいのが「お酒」なのではないでしょうか。
今回はそんな宮城県のお酒事情に注目していきます。おすすめのお酒・アルコールも紹介しているのでぜひ参考にご覧ください。
目次
宮城県は東北地方の県ですが、太平洋側に位置しておりさほど雪は多くなく内陸盆地の特徴を持ちます。太平洋と奥羽山脈に囲まれていて、農業や畜産など自然を活かした産業が盛んなエリアとして知られています。
そんな宮城県ですが、かつてはかの有名な伊達政宗が治めていた土地としても有名です。伊達政宗はかなりの食通であり、お酒も愛しており酒の文化を宮城県下に広めていったとも言われています。
近代でも仙台市という東北最大の都市を有する宮城県では、たくさんのお酒が作られています。そのジャンルはさまざまで、宮城県では日本酒以外のお酒も多く作られています。安定した気候と豊富な水源がある宮城県では、クオリティの高いお酒を作ることができるのです。
例えば有名なウイスキーの蒸留所や大手のビール工場なども宮城県には多くあります。中には見学を受け付けている蒸留所や工場もあるのでぜひチェックしてみましょう。
もともとニッカウヰスキーは北海道の余市に蒸留所を構え、古くからウイスキー製造をおこなっていました。そしてウイスキーをさらに発展させるため、第二の蒸留所として選ばれたのが宮城峡の場所であったと言います。
宮城峡は余市とはあえて個性の異なるウイスキーを生み出すという目的で蒸留所が建てられたため、環境から設備までがこれまでとは大きく違っています。そんな宮城峡の蒸留所で生まれるウイスキーのモルト原酒は、果実香が特徴な甘く飲みやすいスイートな味わいに仕上がっています。
宮城で作られる日本酒は、いわゆる淡麗辛口の味わいのものが大半です。東北ならではの涼しげな環境でじっくりと醸すことで、すっきりとしていて雑味がなく、キレのある味わいに仕上がるのです。
また宮城のお酒は、全体の約90%が特定名称酒だとも言われています。特定名称酒は原料や精米歩合に関するルールが定められたお酒のことであり、例えば吟醸酒や純米大吟醸酒といったものが該当します。当然ですが細かな条件を満たしたものしかこの名を名乗れません。
全国にあるお酒のうち特定名称酒に当てはまるものはおよそ30%前後だと言われているので、いかに宮城のお酒が高品質であるかが分かります。日本酒の味わいにこだわりたい方は、宮城のお酒を選んでおけばきっと失敗しにくいです。
仙台市のある宮城県ではビールも多く製造されています。宮城県にはキリンビールやサッポロビールなどの大手工場があり、ビールの生産量ランキングでも10位内に入るほどの知名度を誇ります。
また大手だけでなく、クラフトビールを製造する醸造所・ブルワリーも近年増えてきています。
シングルモルト宮城峡はニッカウヰスキーを代表するシングルモルトで、世界強いから注目を集めているジャパニーズウイスキーの一つです。りんごや洋梨を思わせるフルーティーなアロマが印象的で、スイートで滑らかな口当たりをしています。同じニッカウヰスキーの余市がピーティーで塩気のあるウイスキーであるのに対し、宮城峡は女性的で滑らか、上品な印象を受けます。
そんな宮城峡はレアウイスキーの一つにも数えられています。限定ボトルなどはさらに希少価値が高くなっているので、見かけることができた方は非常にラッキーと言えるでしょう。ハイボールや水割りなどさまざまな飲み方で楽しむことができますが、まず一口目はストレートがおすすめです。
伯楽星(はくらくせい)は新澤醸造が手がける日本酒銘柄で、宮城のお酒の中でも一番人気と言って過言のないブランドです。純米大吟醸酒ですが酵母由来の派手な香りをつけるのではなく、あくまでも米本来の旨味や香りを引き出すことを心がけて作られています。
そんな伯楽星 純米大吟醸はメロンやバナナの香りを楽しめるフレッシュでキレの良いお酒です。程よい酸味もあり、“究極の食中酒”としてバランスよく楽しむことができます。
萩の鶴は“上質な普段着のような酒”や“気の合う仲間と一緒に飲みたい酒”を目指して作られるお酒です。作り手は荻野酒造で、宮城県の中でも岩手県寄りの位置にあります。
純米吟醸生原酒うすにごりは美山錦を原料米としており、瓶内二次発酵による爽やかな炭酸ガスが特徴的です。フレッシュなガス感と心地よい甘味のバランスがよく、お米由来の味わいをしっかりと感じ取ることができます。
さくら猫ラベルは春の限定ボトルです。キュートな見た目にもぜひ注目してみましょう。
愛宕の松は伯楽星を製造する新澤酒造のもう一つの銘柄です。伯楽星よりも古くからある伝統のお酒で、著名人にも愛されてきたという歴史があります。
淡麗辛口の宮城らしいお酒であり、キレ味抜群です。ただ辛いというだけでなくバナナのような穏やかな含み香もあり、飲み飽きしない味わいに仕上がっています。
宮寒梅は寒梅酒造の銘柄です。寒梅酒造は東日本大震災からの復活蔵として知られています。
元々は普通酒などを含め50種類以上のお酒を醸す蔵でしたが、被災し蔵が全壊、廃業を考えるほどの被害を受けたと言います。そのような環境のなか支援もあり2013年に蔵が復活、そこからは純米吟醸酒と純米大吟醸酒のみを作るという方針に切り替わっています。
こだわりの純米吟醸酒は華の香りを感じさせる清涼感のあるお酒です。ANA国際線にも採用される実力派の日本酒でもあります。
本日のヲススメ!
酒は宮城県仙台市より
『DATE SEVEN episodeⅦ』
県内7蔵による共同開発酒も今期がラスト!
肴は『朝採り三陸産ほや』
『トロ茄子の涼風揚げびたし』
本日も皆さまの御来店お待ちしております(´ω`*) pic.twitter.com/Gl8PRC3I7z— みうら (@dispenalty55) July 7, 2021
DATE SEVENは宮城県の7つの酒造が集まった共同醸造のユニットです。酒造りの工程をそれぞれが分担し、DATE SEVENというシリーズのお酒を製造しています。2015年から開始したシリーズは、毎年完売するほどの人気を誇ります。ちなみにDATE SEVENは伊達政宗にちなんで名付けられています。
DATE SEVEN EpisodeⅦは最後となる第7章としてリリースされたお酒で、勝山酒造がリーダー蔵となり醸している純米大吟醸酒です。真の通った清楚で綺麗なお酒で、冷やして飲むと美味しい高級酒に仕上がっています。
浦霞を作る株式会社佐浦は、全国新酒鑑評会で非常に多くの金賞を獲得したことで知られる蔵元です。12号酵母発祥の蔵としても知られており、伝統を大切にしながらも常に進化を続けています。
浦霞 純米酒はスタンダードな1本で、すっきりした味わいが特徴であり非常に飲みやすいです。IWC(インターナショナルワインチャレンジ)など数々の入賞経験があり実力派のお酒として国内外に知れ渡っています。
一ノ蔵はかつて宮城県にあった浅見商店、勝来酒造、桜井酒造店、松本酒造店という4つの蔵が集結し1973年にスタートした酒造です。最新鋭の設備を持つ蔵ですが、機械に頼りすぎない丁寧なお酒造りをしていることに定評があります。
一ノ蔵 ひめぜんは多数あるラインナップの中でも低アルコールにこだわって作られた清酒です。アルコール度数は8%と低く、若い女性でも親しみやすい1本に仕上がっています。そのまま飲むほか、カクテルにして楽しむのもおすすめです。
阿部勘は食事と合わせて美味しい食中酒を目指して作られているブランドです。特に魚介類との相性は抜群です。
阿部勘の大吟醸はメロンや洋梨を感じさせる吟醸香にすっきりとしたキレ味のバランスがよく、カルパッチョや白身魚とうまくマリアージュします。720mlで3,190円(税込)と価格帯はやや高めですが特別な日の1本に選びたくなるクオリティです。
勝山を手がける仙台伊澤家 勝山酒造は、仙台伊達家御用蔵として300年を超える歴史を誇ります。勝山 献は山田錦を醸して作られる純米吟醸のお酒で、袋絞りの製法を採用しています。
上品な旨味のある宮城のお酒であり、パイナップルやりんご、ライチのような香りを楽しむことができます。IWCや KURA MASTER、SAKE COMPETITIONなどにおいて何度も表彰されたことのある世界的に有名なお酒でもあります。
おすすめ銘柄でも紹介したように、宮城の淡麗辛口なお酒は食中酒として楽しめる銘柄が多いことがポイントです。吟醸酒や大吟醸酒などのフルーティーなお酒も香りが極端に強すぎないので、食事の邪魔をしにくくバランスがとりやすいのが魅力です。
特に相性が良いのは白身魚などのさっぱり系の料理や天ぷら、貝類のお刺身などです。また和食全般に合わせても間違い無いでしょう。気軽に楽しめるおつまみをお探しなら、仙台名産の「笹かまぼこ」などもおすすめです。
ちなみにウイスキー宮城峡なら、甘味が強めなのでスイートチョコやナッツ、ドライフルーツなどに合わせるのもおすすめです。甘味や香りを損なわないようなおつまみと合わせて楽しんでみましょう。
宮城県には全国区や世界レベルで有名なお酒がたくさんあります。宮城のお酒は非常に需要が高いため、お酒買取専門店でも高価買取になるものが多いです。もし飲まないお酒、これからも飲む予定のないお酒をお持ちであれば、無駄にしてしまう前にお酒買取専門店の利用を検討してみましょう。
なお、一言でお酒と言っても種類や銘柄、そしてお酒の作り方によって適切な保存状況や飲み頃の時期は異なります。買取専門店での評価ポイントも変わってくるため、売りたいお酒がある方はできるだけ早めに相談していただくことをおすすめします。
お酒買取専門店リンクサスは、お酒に特化した買取専門店であり、買取可能なお酒のジャンルが幅広いです。お酒の知識に詳しいスタッフが1本1本丁寧に査定を行い、状態や希少価値を見極めた上で最高水準のお値段をお付けしています。宮城県のお酒で売りたいものがあるという方は、ぜひ一度ご連絡ください。相談のみのご連絡やお問合せも受け付けているのでお気軽にご利用いただけます。
グルメもお酒も楽しめる東北地方の宮城県。高級なウイスキーが作られていたり、特定名称酒の日本酒が多く作られていたりとお酒のクオリティが高いことで有名です。
宮城のお酒は食事中にも飲みやすい、さっぱりとしたキレ味で美しい味わいのものが多いです。ぜひこの機会に宮城のお酒をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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