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一言でワインといっても、その種類はさまざま。発泡性のワインであるスパークリングワインも、世界各国で作られておりたくさんの種類が存在しています。
今回はイタリアを代表するスパークリングワイン・プロセッコについて解説します。美味しく飲めるスパークリングワインをお探しの方は必見です。
目次
夫の妹の家のぶどう畑でスクスク育っているグレーラは、プロセッコという発泡白ワイン用です。
8月下旬に収穫の予定で、ひょうが降らないことを祈るのみです?#prosecco pic.twitter.com/uv7Ds9xpUP
— mikotta (@Mikanipponika) July 1, 2023
EUの原産地名称保護制度にはプロセッコという名に関する決まりがあり、決められたエリアで特定の製法を守って作られたものしかプロセッコを名乗ることができません。プロセッコが作られるのは、イタリアのヴェネト州・ヴェネツィアの北に広がるエリア、トレヴィーゾ周辺です。中でもコネリアーノ地区やヴァルドッビアーデネ地区はプロセッコの産地として有名で、このあたりのエリアは真南向きの斜面で日当たりがよく、さらに山脈や海からの風で冷却されることから良質なブドウが育ちます。
そんなプロセッコには、「グレーラ」というブドウ品種を中心に、グレラ・ルンガ、ヴェルティゾ、ペレラ、ビアンチェッタというブドウが原料に使われるのが特徴です。またシャンパンにも使われるシャルドネやピノノワールのブレンドも認められています。グレーラ種は全体の85%以上を占めることが必須で、グレーラのフローラルでフレッシュな味わいがそのままプロセッコの味わいにつながっています。
スプマンテの名称
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それぞれの特徴
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プロセッコ |
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ランブルスコ |
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アスティ・スプマンテ |
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フランチャコルタ |
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イタリアのスパークリングワインといえば、「スプマンテ」も有名です。イタリアで作られるスパークリングワイン全般が“スプマンテ”と呼ばれるので、プロセッコはスプマンテの中の一つということになります。
ちなみにスパークリングワインは一般的にガス圧が3気圧以上のもののことを指します。ガス圧が1〜2.5気圧の微発泡タイプはスプマンテではなく「フリッツァンテ」と呼ばれています。
スプマンテの中には「プロセッコ」のほか「ランブルスコ」「アスティ・スプマンテ」「フランチャコルタ」というものも存在しています。それぞれ特徴が違うので、イタリアワインを選ぶ際には名称やラベルを比較しながら比べてみましょう。
シャンパン
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プロセッコ
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産地
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フランス・シャンパーニュ地方 | イタリア・ヴェネト州付近 |
製法
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残糖分
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価格
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1本数万円以上の高級品も多い | 1,000円台で買える安価なものもある |
スパークリングワインといえば、シャンパンも有名でプロセッコとよく比較されます。シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインで、特に高級品として日本でもよく親しまれています。
シャンパンとプロセッコは作られるエリアだけでなく、味わいや製法にも違いがあります。シャンパンは瓶内二次発酵で作られるのに対し、プロセッコは密閉式タンクにて仕込まれるというのが大きなポイントです。密閉タンクで作るプロセッコにはイーストの香りは付きにくく、そのぶんブドウ本来のフレッシュな香りを感じやすいです。甘みもプロセッコの方が強く、シャンパンのような複雑さが少ないぶんカジュアルに楽しみやすいのがプロセッコの魅力と言えるでしょう。
なお密閉式タンクによる製法は、瓶内二次発酵よりも手間がかからず大量生産がしやすいです。そのためプロセッコはシャンパンよりも安価で、1,000〜2,000円台で買えるようなボトルも多いので注目です。
安価でカジュアルなイメージの強いプロセッコですが、実はきちんと格付けもあります。プロセッコの格付けには「DOCG」と「DOC」の2種類があります。DOCGの格付けはDOCよりも上とされており、価格も高くなりやすいです。格付けの違いはワイン上部の栓、シール部分に記載されていることが多いのでぜひチェックしてみましょう。
DOCGのプロセッコには、「コネリアーノ地区」で作られるものや「ヴァルドッビアーデネ地区」で作られるものがあります。さらに上位のプロセッコには、限られた村だけで作られる「リヴェ」や「カルティッツェ」という単一畑の表記のものもあります。
プロセッコは元々、発泡性の白ワインにのみ名称が認められていました。今までDOCに該当するエリアでもロゼの発泡性ワインが作られていましたが、これまでのロゼはプロセッコDOCを名乗ることは認められておらず、イタリアン・ロゼやスプマンテ・ロゼといった名称で呼ばれていました。
しかし2021年の1月1日に「プロセッコ・ロゼ」が解禁となり、プロセッコを名乗れるロゼワインが誕生しました。ロゼの場合はグレーラ種85%のほか残りはピノ・ネロというブドウ品種だけを使うことが許されています。ピノ・ネロがもたらす赤い果実の味わいと香りが特徴で、これまでの白のプロセッコとはまた違った華やかさを楽しめる仕上がりになっています。ロゼのプロセッコは特に貴重なので、ぜひ見かけたら試してみてください。
プロセッコについての理解が深まったら、ぜひお気に入りボトルを探してみましょう。ここからはおすすめのプロセッコをピックアップしてご紹介していきます。
白桃のようなみずみずしい香りに白い花のニュアンスが加わった、爽やかな味わいのプロセッコです。日本ではサントリーが販売元となっているので、入手がしやすく親しみやすい1本です。
ゴージャスなダイヤモンドカットのボトルデザインが印象的で、乾杯シーンやパーティーシーンにも相応しいです。見た目に反して2,000円台とお手頃価格で入手できるのも魅力です。
優しいイエローの色味が特徴的な、ドライな口当たりの辛口プロセッコです。洗練されたアロマと調和のとれた味わいで飲みやすく、プロセッコの入り口としてもおすすめしやすいボトルです。
乾杯シーンのほか、前菜やスパイシーな料理にもよく合います。
ミオネットはプロセッコの中でも世界NO.1の売り上げを誇るメーカーです。そんなミオネットの提供する定番プロセッコがこちらで、オレンジ色のラベルが特徴です。
きめ細かな泡立ちの中からはゴールデンアップルのような華やかな香りが漂います。トレヴィーゾ地区のブドウのみを使用して作られるこだわりの1本です。
チンザノはピエモンテ州・州都トリノの生産者です。ベルモットを製品化した先駆者としても知られています。
チンザノのプロセッコはフルーティさが強く、バランスにも優れていて食前から食中まで広く楽しめます。プロセッコらしい青リンゴの香りが印象的で、控えめな甘みと程よい酸味があります。
レモンやバナナのようなフレッシュな香りを感じられる人気のプロセッコです。イオンなどのスーパーでも購入可能で、1,000円台と手に取りやすい価格帯が魅力です。
雰囲気を盛り上げてくれるボトルデザインが人気で、リッチな気分を手軽に味わいたい時にぴったりな1本です。
プロセッコとしては珍しいロゼタイプの商品です。イチゴやチェリーを思わせる要素が含まれていて、味わいの広がりを感じられます。
見た目もロゼなのでキュートであり、女性人気も高いです。
DOCG格付けの高級なプロセッコです。ヴィッラ・サンディがヴァルドッビアーデネに所有する自社畑や契約農家のブドウを原料としており、高い品質が認められています。
繊細な泡立ちの中には若々しくも熟した印象があります。口に含むとホワイトグレープフルーツの爽やかさ、そしてマルメロのジャムや杏のようなニュアンスも感じ取ることができます。
プロセッコの中でも最高と認められたテロワール、カルティッツェ村のプロセッコです。いわゆるプロセッコにおけるグラン・クリュ(特級畑)の位置付けのもので、とにかく高い品質を感じることができます。
一般的なプロセッコに比べボディ感が強めで、きめ細やかな泡の中に華やかで複雑な香りが広がります。一本5,000円強とプロセッコにしては高級なので、特別な日の1本におすすめです。
プロセッコを飲む際は、温度帯や飲み方にもこだわってみましょう。ここからはプロセッコを飲む際のポイントについて解説していきます。
スパークリングワインであるプロセッコは、一般的なワインよりも飲み頃温度がやや低めに設定されています。飲み頃温度は6〜8℃前後なので、飲む前には冷蔵庫で冷やしておくと良いでしょう。
日頃から保管しておく際も、直射日光や高温な場所は避けておきましょう。ボトルを扱う際は泡に刺激を与えないよう、静かに保管しておくのがおすすめです。
プロセッコを飲む際は、白ワイン向きのグラスや細いシルエットのフルートグラスがおすすめです。あまり大きなグラスを使うよりも、コンパクトな白ワイングラスなどを使う方がプロセッコのフレッシュさを感じやすいです。
グラスに注ぐのはあくまでも少量が良いでしょう。たくさん注ぎすぎると飲み切る前にぬるくなってしまい、プロセッコの魅力が半減してしまうので注意です。
プロセッコのような格付けされたスパークリングワインは、お酒買取でも人気があります。プロセッコだけでなくシャンパンやスプマンテ、そのほかのボトルも買取対象になります。炭酸入りのワインと聞くと早く飲んでしまわなければいけないように感じますが、スパークリングワインには賞味期限がないので、未開封であれば比較的長持ちし査定にも出すことができます。
ただしプロセッコのようなスパークリングワインは繊細で取り扱いが難しいので、査定依頼をする場合はお酒に詳しい専門業者に依頼することをおすすめします。お酒に特化した買取専門店なら、スパークリングワインの状態や人気度を見極めた上で相場に見合った金額での査定が可能です。
お酒買取専門店であるリンクサスも、プロセッコを含むスパークリングワイン買取に対応しています。買取査定は1本からでも利用が可能、大量買取や業者の方・法人様の買取にも対応しているのでまずはご相談ください。
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イタリアで作られるプロセッコは、シャンパンよりも気軽に楽しめるスパークリングワインです。値段が比較的手頃であり、それでいて確かな品質があります。
近年はロゼタイプも登場していて、ますます市場での注目が高まっています。国内メーカーが販売を手掛けているブランドもあり手に入りやすいので、ぜひこの機会にみなさんチャレンジしてみてください。
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