スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーなど、ウイスキーには美味しいボトルがたくさん存在します。非常にたくさんの種類があり、それぞれ味が異なるので「どれを飲めばいいかわからない」「好みの味かどうか心配・・・」と感じている方も多いことでしょう。
そんな時におすすめしたいのがウイスキーの「量り売り」サービスです。量り売りなら気になるウイスキーを少量からお手軽に試すことができます。
ここではそんなウイスキーの量り売りについて解説していきます。
目次
ウイスキーの量り売りとは、ボトルごとではなくウイスキーを必要な量だけ計量してもらい購入する方法のことを指します。実はウイスキー以外のお酒でもこの方法はよく用いられています。
例えばウイスキーの場合、多くのボトルは700mlと大容量で販売されています。ハーフボトルやミニボトルでも350mlや180mlとやや多く、数杯分になるため一度に飲むのにはやや多いです。
一方で量り売りなら、30mlや50ml、100mlなどの少量からでも購入することができます。ただしどの量で購入できるかは、お店によって異なります。
ウイスキーの量り売りは小瓶や小ボトルを用いて行われます。小さな容器に必要な量だけのウイスキーを計量した上で詰めてもらうことになります。
用いられる容器は小さなガラス瓶であることが多いです。キャップ部分がしっかりしていてこぼれないもの、容器が頑丈で匂いなどがなるべく移らないものが量り売り用の容器として選ばれています。
量り売りと似たようなお酒の販売方法に「詰め替え販売」があります。どちらも少量のお酒を小分けにして売るという点では同じですが、実は両者には酒税法での違いがあるので注意しておきましょう。
「量り売り」は購入者があらかじめ用意したボトルに対し、希望する酒類を希望する量だけ酒類販売業者が販売する行為とされています。こちらは酒類の販売業免許があれば難しい手続きは要らず、簡単に行うことができます。
「詰め替え」はこれに対し、販売業者が仕入れたお酒をあらかじめ別の容器に小分け等して販売する行為のことを指しています。これには酒類の販売業免許のほか、詰め替えのための届出が必要になります。実は多くのショップで量り売りとされているウイスキーは、詰め替え販売に該当しています。
詰め替え販売を行うこと、詰め替えのウイスキーを買うことは違法ではありません。しかし手続きが必要な行為であるということを忘れてはいけません。
そのため「量り売り」と書かれているウイスキーを購入する際は、信頼のおけるショップを選ぶようにしましょう。
ウイスキーを量り売りで購入する最大のメリットは、気になる銘柄を気軽に試せるという点にあります。数mlの少量から試せるので、全く飲んだことがない銘柄のウイスキーでも挑戦しやすいです。
ウイスキーは産地や原料、製法の違いで大きく味が異なります。特にシングルモルトウイスキーは個性の強い味わいのものが多く、人によって美味しいと感じることもあれば、口に合わないと感じることもあります。
少量から試せる量り売りのウイスキーなら、好みかどうかわからない銘柄でもトライしやすいです。量り売りで購入した銘柄が気に入ったものであれば、ボトルを購入すると良いでしょう。
量り売りは少量であるぶん、ボトルごと購入するよりも購入時のコストを抑えられます。例えば1本で10万円以上するようなウイスキーも、量り売りなら数千円で試せます。
また生産本数や流通量が少なくボトルでは入手が難しいレアウイスキーも、量り売りなら運が良ければ数千円で出会えるかもしれません。
量り売りの中には、ボトルを持参して購入できるところやボトルをリユースできるところがあります。マイボトルを利用すればごみが出にくいので、エコにもつながると考えられます。
なお、お店によって持参できるボトルのルールが異なるので、量り売りの店舗を利用する前はあらかじめルールを確認しておきましょう。
少量から買えることが魅力の量り売りですが、1mlに対する単価は高くなることが多いので注意です。同じウイスキーをたくさん飲みたいという方は、量り売りではなくボトル購入をすることをおすすめします。
量り売りはどちらかというと試飲に近い感覚になります。日常的にウイスキーを飲む方、銘柄が決まっている方にはおすすめできません。
ウイスキーファンの中には、高級ウイスキーのボトルをコレクションしている方も多いことでしょう。しかし量り売りでは中身を別容器に移しての販売となるため、ウイスキーのボトルは手に入りません。
また一度開封してから詰め替えを行なっている量り売りは、長期保存やコレクションには向きません。飲むよりもコレクションしたいという方は、やはりボトル購入の方が良いでしょう。
量り売り(詰め替え販売)は先ほども述べたように特別な届出が必要になります。そのため実施している店舗数がまだまだ少ないのが実情です。
また量り売りを行う店舗に、必ずしも好きな銘柄や気になる銘柄が揃っているとは限りません。
好みのウイスキーを安全・安心に探すためにも、量り売りではショップ選びかかなり重要になります。
ウイスキーの量り売りには専門店があります。東京や大阪など主要都市に多くあるので、気になる方はぜひ足を運んでみましょう。
今日はさらに板橋にある
M’s Tasting Roomさんにお邪魔しました☺️
初めての場所で試飲しながら色々オススメしていただいてこちらのロッホローモンドを買いました?
非常に果実の味がして本当に美味しかったです?
奥さんにバレないようにガイアフローと一緒に持って帰ります?#M’s Tasting Room pic.twitter.com/AOlyA6gIMX— でこぽん (@depon_TWLC) August 18, 2023
こちらは東京都・板橋区にあるお酒の量り売り店です。希少な高価格帯のウイスキーの取り扱いが多く、レアなウイスキーを試してみたい方にぴったりです。
また実店舗のほか、saketry(サケトライ)というネットショップも運営しています。こちらでは試飲用のテイスティングボトルを販売しています。好みだったウイスキーはボトルでの購入もできます。
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Whisky Shop Sipは大阪府なんばの付近にある店舗です。バーと併設されたショップで、合計300種類以上のウイスキーを取り扱っています。
量り売りでは1銘柄50ml〜と少量から購入ができます。ボトルには銘柄がわかるラベルをつけてもらえるのもポイントです。瓶の再利用にも対応してくれます。
今日から、厚岸 大暑を量り売りします!
50mlのみ
税込1700円1本(700ml)のみです!
お待ちしております〜! pic.twitter.com/TQhCnePtiY
— 根本商店(札幌南区の日本酒とウイスキー専門店) (@nemotoshoten) September 17, 2022
札幌市南区にある酒店で、日本酒やウイスキーの取り扱いが豊富です。量り売りにも対応していて、実店舗のほかECサイトや公式X(旧:Twitter)もあります。さまざまなお酒のサービス、企画を展開しています。
北海道の銘柄に強く、過去には余市や厚岸ウイスキーを抽選販売していたこともあります。
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福岡県の中心、中洲川端にあるウイスキー専門店です。店内にウイスキー樽があり、店内熟成されたウイスキーを量り売りしてもらうことができます。
こちらは六甲山蒸溜所の運営を行なっている会社であり、六甲山蒸溜所のウイスキーを量り売りで購入ができます。
近くに量り売りの店舗がないという方は、オンラインからの利用もおすすめです。ここからはオンラインで利用できる、ウイスキーの量り売り店を紹介します。
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ひとくちウイスキーは小瓶詰替通販店です。小瓶に詰め替えたウイスキーをネットから少量で購入できます。30ml、100mlのボトルがあり、きちんと洗浄したものを使いパラフィルムで密閉して届けてくれるので安心です。
コンセプトはネット上のウイスキーバーであり、家の中でリラックスしながら気になるウイスキーを飲むことができます。熟成スコッチなど取り扱うお酒のバリエーションが豊かです。
ウイスキーライフの量り売り定期便第二弾が届いた是
まさかの響JHでうれしー pic.twitter.com/QEyoQbEZuL— ラ・μ (@miu_k15) July 28, 2022
株式会社リカーマウンテンが運営するウイスキーの通販サイトです。シングルモルトを100蒸溜所以上扱う大型ショップで、人気の高いウイスキーからレアなウイスキーまで広く扱っています。
ボトルの販売だけでなく量り売りにも対応していて、気になるウイスキーを少量から試せます。飲み比べセットなどもあるので、色々なウイスキーを比べてみたいという方にピッタリです。
夢の国から帰って来ました、芝岡です。
さらにパワーアップ&初めての場所の余市蒸溜所の見学ができて、すんごく楽しかったです!
よいち歳になり、またさらに余市を愛することができ、これからもウイスキーと共に、という決意を新たにして4年目の量り売りも頑張って行きます、よろしくお願いします。 pic.twitter.com/YznZR2rTSD— B.BREEZEの芝岡です。 (@_b_breeze_) April 16, 2023
B.BREEZEは洋酒の量り売り専門店です。世界のウイスキーをワンショット30mlという少量の量り売りから購入ができます。
大人気のスコッチウイスキーのほか、アイルランドやアメリカのウイスキー、そしてインドや台湾といった世界各国の珍しいウイスキーにもトライできます。
ウイスキーの量り売りは、その都度購入するほかサブスクリプション(=定期購入)で契約することもできます。バーにも通うけれど自宅でも楽しみたい、そんな方におすすめです。
ウイスキーのサブスクが届いた〜#呑めめこ pic.twitter.com/B1M1M1bXJj
— 森田めめこ (@moryanko) April 22, 2023
ウイスキースタジオではサブスク形式で色々なウイスキーに挑戦できます。入会すれば、毎月テーマに沿ったウイスキーのミニボトルを届けてもらうことができます。
月額3,980円〜利用が可能で、ミニボトルが4本〜届きます。ウイスキーとの新しい出会いを求めている方におすすめのサービスです。
飲んだことのないウイスキーは、まずは量り売りで挑戦するのがおすすめです。なぜならウイスキーの中には、好みではない味わいのものがある場合があり、ボトルでいきなり購入した場合には余ってしまうことがあるためです。
飲まないウイスキーのボトルが未開封状態で余ってしまっている、そんな方には便利な「お酒買取査定」が適しています。お酒の買取査定なら、開封することもなく余ってしまったウイスキーをお得に現金化することができます。
お酒買取専門店リンクサスでは、ウイスキーの積極買取を実施しています。店頭買取・出張買取・宅配買取の3つに対応していて、全国からご利用いただけます。手数料や送料などかからずにご利用いただけるのでぜひご相談ください。人気のウイスキーであれば、数千円、数万円といった買取査定額がつくこともあります。
なお量り売りのウイスキーに関しては、一度開封してから詰め直しをしているため査定対象外となるのでご了承ください。ウイスキー買取査定についてわからないことがある場合や、価格が知りたいという方はぜひオンラインや電話、LINEなどからお気軽にお問い合わせくださいませ。
ウイスキーの量り売りを利用すれば、気になるウイスキーを30mlや100mlといった少量から購入することができます。知らない銘柄や飲んでみたいお酒にトライする際に便利なので、ぜひ活用してみましょう。
ただし量り売りには特別な届出が必要であるケースがあり、量り売りを行うショップは限られています。近くにお店がないという方は、オンラインから利用できるサービスなども探してみましょう。
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