芋焼酎の『魔王』をはじめとして、鹿児島県には多くの日本を代表する焼酎があります。焼酎が好きな方ならば、”幻の焼酎”や”3M”という言葉を耳にしたことがあると思います。
『魔王』、『森伊蔵』、『村尾』の3つの超希少なプレミア焼酎を3Mと呼びますが、これらは鹿児島県で造られています。魔王などのプレミア焼酎は、お酒買取価格も非常に高額なため転売による購入者も増えたため抽選方式などで簡単には手に入りづらくなりました。
また国内の約93%の焼酎は、鹿児島県をはじめとした九州で造られています。九州の酒蔵の蔵元の数は、世界の5大ウイスキーと呼ばれるスコッチウイスキーで有名な英スコットランド地方の酒蔵の3倍の約300件もの数がある焼酎大国なのです。
今回は、そんな世界で最もホットな焼酎が造られる鹿児島県を代表する芋焼酎『魔王』についてすでに飲んだことがある方はもちろんですが、これから芋焼酎を飲みたいと思う方に向けて魔王の魅力を余すところなくお届けします。
目次
芋焼酎『魔王』は、鹿児島県の肝属郡錦江町城元にある白玉醸造で造られています。酒蔵は、ちょうど桜島をはさんで南に位置するのが『魔王』が造られている白玉醸造。
冒頭でもご紹介しましたが、この3つの日本を代表する、芋焼酎が同じ鹿児島県で造られているというのは大変驚きでもありそれだけ水・空気・職人の造り手と環境が整っている証拠でしょう。これだけの人気と希少性を誇っている理由についても、これからご紹介いたします。
先程も、定価で購入する方法をご紹介いたしましたがドンキホーテなどの場所でもごくまれに目にすることがあります。あのような場所に、置かれているお酒はとても危険なんです。それは、どこで購入してきたものか分からない上に管理がきちんと行き届いているか分からないからです。
基本的に居酒屋や酒屋さんはお酒に詳しい方が1人や2人は必ずいて適切な方法で保存しています。反対にドンキホーテなどでは購入する頻度が少ない為ずっと残っている。残ってしまうとどんどん劣化していきます。購入する際に、裏面に製造年月日が書いてあるのでよく見るようにしましょう。
魔王はとても購入するのが難しいお酒ですが、お酒好きの方にとっては自分の好きな味というのがあります。知っている方からすればとても喜んでくれるでしょう。もし知らない方の場合は説明をしてあげて一口飲んでもらうのがいいと思います。
購入するのがやはり非常に難しいですが魔王は焼酎好きから日本酒好きまで幅広い方に好まれているのでお酒好きの方へプレゼントをするの事はとてもオススメしたいです。
『魔王』というネーミングは、一度耳にすればかなり記憶に残るインパクトがあるネーミングですが、その由来は、造り手である白玉醸造のお酒に対するこだわりとコンセプトが隠されたものでもあったのです。
天使をも魅了する芋焼酎『魔王』
『魔王』と名付けられたその由来は、「悪魔が、天使を誘惑し魔界へ調達した特別なお酒」という天使さえもそのお酒の美味しさを魅了し誘惑するという白玉醸造の強い想いから付けられたネーミングなのです。
魔王の焼酎瓶の裏面にも記載されています。
魔王という名前はとてもインパクトがあり、プレミア焼酎として一目置かれ記憶に残りやすいです。この魔王の名前の由来とコンセプトについては、焼酎瓶の裏面のラベルに記載されていますので買われた際は是非確認してみてください。
またこの天使というキーワードは昔からお酒の造り手の間でワイン、ウイスキー、ブランデーなどを樽で熟成させる過程でアルコール成分が蒸発し原酒の量が減っていきます。このような工程を経て作られた、熟成された原酒のことを『天使のわけまえ』や『天使の取り分』などといったことも由来の1つだと考えられています。
魔王は、天使を誘惑して、魔界へ最高のお酒を調達する悪魔たちによってもらたされた、特別の酒という意味で名付けられたとされています。
魔界に捧げるお酒を、悪魔が調達したそのお酒はとても香りが良く悪魔を嫌っている天使でさえも誘惑されてしまうほどの芋焼酎でまだ堪能したことがない方にとっては是非味わいたいと思わせるのではないでしょうか。
鹿児島県錦江町にある焼酎界人気トップ3にはいる蔵元白玉醸造が製造をしています。白玉醸造の主な焼酎の銘柄は、白玉の露、天誅、魔王です。創業時は、焼酎白玉の露などは当時の錦江町の特産品であるリキュールポンカン酒などで人気を獲得し現在の魔王の基礎を造りました。
歴史ある酒蔵ではありましたが約20年前、若者によるお酒離れの流れには勝てず、蔵元の危機を感じた現在の社氏 玉利誠章氏が魔王を造り出しました。そこから数々の焼酎を製造をし現在のトップ3にまでのし上がりました。
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会社名 | 白玉醸造株式会社 (しらたまじょうぞうかぶしきがいしゃ) |
創業者 | 玉利直次郎 |
創業年月日 | 明治37年 |
二代目 | 玉利孝 |
代表者名 | 代表取締役 玉利 誠章 |
代表銘柄 | 魔王 |
住所 | 893-2302 鹿児島県肝属郡錦江町城元618番地6 |
TEL | 0994-22-0030 |
魔王がなぜ幻のお酒や高価な希少価値が付いたかと言うと、こだわった製造方法で生み出される最高の味わい、焼酎であるのにもかかわらずストレートでも飲めてしまううまい酒だからなのです。
ではどの点をこだわり最高峰の芋焼酎を造り出しているのでしょうか?まず1つ目は、焼酎造りに絶対と言っていいほど使われている麹です。アルコールは酵母が糖を分解してつくられていますが、麹は、芋や米などに含まれるデンプンを糖質に変える役割を果たしています。
麹がなければ、デンプンをアルコールに変えることができないので必ず使用します。ここからが重要なのですが、一般的な焼酎には「黒麹」または「白麹」を作るのが普通なのですが、魔王は「黄麹」という本来、日本酒造りに使用する麹を使用しています。
薩摩芋焼酎は日本酒同様黄麹を使っていたが、腐敗防止効果のあるクエン酸を出す黒麹にしたが、蔵が真黒になるなど扱い難かった。それを克服したのが鹿児島工業試験場の河内源一郎。黒麹のアルビノ白麹を発見。華やかな芋の香りを生むこともあり芋焼酎の飛躍を支えた。私は白麹芋が大好き。#美食地質学 pic.twitter.com/iiSYvqx9Md
— 巽好幸 (@VolcanoMagma) February 24, 2021
焼酎界の常識を破り、魔王は日本酒で使う麹を使用しました。
黒麹や白麹に比べて、黄麹は雑菌の耐性が非常に弱く九州地方で多く生産されている焼酎にはかかせないものになっております。香はフルーティーで吟醸酒のような飲み口で焼酎で味わえなかった味わいを生み出したのです。
2つ目は熟成です。今の段階でも、かなりの珍しいのですが魔王はここから年月をかけて熟成させていきます。熟成させることによって、お酒自体のトゲトゲしさをなくしまろやかで落ち着いた味に変えていきます。同時にフルーティーな香りが穏やかにしっかりと乗っていき、熟成酒独自の香りと味わいを生み出していきます。
麹、熟成によって焼酎にもかかわらず日本酒のようなフルーティーな香りと味わいをお酒に凝縮させたのが魔王なのです。このように、魔王が幻と言われた理由は熟成により、生産数の少なさと焼酎にもかかわらず日本酒のような味わいのお酒だからなのです。
日本酒のような味わいのこの魔王ですが焼酎でありながらオススメの飲み方はいったいなんだと思いますか??
答えはストレートです。ストレートは味を100%受け止めることができます。呑む前にまず、香りを嗅ぎます。そして、口の中に運び舌で転がし味わいを確かめ最後に喉を通す。すると、お酒がどんな味、香り、旨味かが最初の一口でわかります。「ストレートではちょっと・・・」っと言う方には、水割りやロックがオススメです。
ここまでお話ししてきたことで、みなさんに一つ疑問がでてくると思います。それは、幻やプレミアムと言われているお酒買取依頼をするとどのくらいの価値になるのかだろうかと思うとおもいます。本来、普通の焼酎であれば高くても1,000円程度の買取ばかりなのですが魔王になると、買取価格はなんと5000円前後となっているのです。
ただ、高価買取をしてもらう為には、条件があります。お酒の品質は焼酎も食べ物と一緒で劣化をしていったら腐ってしまいこのようなお酒を劣化酒と言います。
通常の焼酎ですと、かなりの年数を保つことができますが、魔王は特に気をつけなければいけません。付属品購入した時についているラベルや包装紙、箱などがある方が高価買取となります。正規店で買ったことの証明になるので購入証明があればなお良しです。
魔王はとてもデリケートなお酒です。その理由は製造の際に使用している、麹が通常の焼酎に使う麹ではなく日本酒に使う麹を使用しているからです。では、どのように保存すればよいのでしょうか?
日光は、お酒を発酵させる一番の天敵となるので日の光があたるところは避けた方がよいでしょう。
お酒も食べ物と一緒です。ですので、保存に適した温度というものがあります。通常の焼酎のアルコール度は大体20~25℃程度なのですが魔王に関しては、劣化が早い為早く飲む場合は冷蔵庫に入れておくか直射日光の当たらない涼しい場所に保管するのがいいです。
魔王ともなると通常のネットなどで購入すると7,000円・10,000円と容易に超えてきます。しかし、本当は定価で購入する方法があります。それは酒屋の抽選型での注文購入です。ここまで人気がでているのにもかかわらず製造本数の少ない魔王を定価で購入する唯一の方法です。
抽選なのでもちろん外れる事もあります。しかし、時間をかければ購入することができます。では、抽選の応募方法をご紹介いたします。まずは株式会社白乃さとへ電話注文をします。平日、月曜日から金曜日の朝9時から10時半までの間に電話注文ができます。
1週間ほどで注文用紙が届きますので、住所や生年月日などを記入をし返送するのみとなります。納期は大体、半年程度と告げられますが4カ月後に届いたりすることもあります。受け取りはすべて代引きとなっています。
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芋焼酎『魔王』の魅力は、美食家でもあるセレブや有名人、芸能人にも愛飲者が非常に多く、その魅力の源泉は、やはり本質的な美味しさにあるということを再確認させてくれます。そんな『魔王』を愛飲している芸能人、有名人をご紹介します。
福山雅治さんといえば、男が惚れる大人の男の代表といえる九州・長崎が生んだ大スターですが、福山雅治さんのラジオで、芋焼酎『魔王』が大好きであることをお話しされており、さすがは九州男児で福山さんは焼酎、とくに芋焼酎が大好きとのことです。それにしても、『福山雅治』とググると『離婚』とサジェストされるのはなぜでしょうw?奥さんである、 吹石一恵さんとの離婚もないようですしね。
鹿児島ライブが楽しかったので
焼酎「魔王」
呑みます。 pic.twitter.com/z7HwhLl1NH— DOZAN11 aka 三木道三 (@DOZAN11) May 26, 2019
三木道山といえば、80年代生まれの方なら知らない人はいないのではないでしょうか?「Lifetime Respect」で一世を風靡し、私のようなにわかファンも含めてジャパニーズレゲエを広めた方と言えるのではないでしょうか。
そんな三木道山氏も、芋焼酎『魔王』の愛飲者のようですね。当時の居酒屋さんでは、BGMで間違いなく一度は流れた「Lifetime Respect」 ですが、リリースが2001年ということで約18年越しに聞くと、幻の焼酎『魔王』同様にいろんな意味で五臓六腑にしみるものがありますね。
芋焼酎『魔王』と同じく芋焼酎『大魔王』、どちらも魔王がついているので同じ白玉醸造からリリースされている焼酎かと思われる方も多いと思います。
『魔王』を製造しているのは、白玉醸造。『大魔王』を製造しているのは、鹿児島県いちき串木野市にある濱田酒造会社が製造しており全く違います。どちらも芋焼酎にしては、非常に飲みやすく、芋焼酎のあの、独特の香りが苦手な方にもおすすめの焼酎です。
また味わいの大きな違いとしては、『魔王』の方がやや辛口でキレがあります。飲む方で好みが分かれると思いますが、芋焼酎好きならば、ぜひ飲み比べしてみることをおすすめします。
魔王というお酒がなぜ高価でプレミアムがつくのか分かりましたでしょうか?皆さまの今後のお酒人生に乾杯です。この記事を読んで頂き少しでもお酒を好きになってくれる方が増えると嬉しく思っております。
またお酒買取専門店リンクサスでは、芋焼酎『魔王』を含めてプレミア焼酎などの買取を法人様、個人様問わずに行っております。ほかにも、高級ウイスキー、ブランデー、シャンパン、ワインなどの高価買取も行っていますのでぜひお問い合わせください!
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