ワイングラスの種類と違い。高級クリスタル ~プラスチックグラス等を比較

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ワイングラスの種類と違い。高級クリスタル ~プラスチックグラス等を比較

PR: 2024/9/30
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ワイングラスの種類と違い。高級クリスタル ~プラスチックグラス等を比較
ワインを飲む際に必須である「ワイングラス」。実はたくさんの形状があり、それぞれ合う味わいのワインが異なるとされています。

せっかくならワイングラスの違いを知り、より美味しくワインを味わうことに役立ててみてはいかがでしょうか?

この記事では、ワイングラスの違いや特徴を比較していきます。選ぶためのポイントや、グラスの名称などが知りたい方はぜひ参考にしてください。
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ワイングラスの形状と部位の名称

ワイングラスで乾杯
一般的なワイングラスは、丸い本体部分に脚と台がついているものを指します。各部位には以下のような名称が付いています。
ワイングラスの形状と部位の名称

  • リム・・・飲む時に口をつける部分のこと。直接触れるところなので、味わいの感じ方に大きく影響しやすい。
  • ボウル・・・ワインを注ぐ本体部分。丸みを帯びた形状が多い。形状で香りの感じ方が変わる。
  • ステム・・・ボウルを支える脚部分。持ち手になるので、長さで温度の伝わり方が変わる。長い方が、手の温度がワインに影響しにくい。
  • プレート・・・ステムの下についた、土台の部分。グラスの安定性に影響する。

なおワイングラスの中には、ボウルが丸くないもの、ステム部分がないもの(ステムレスグラス)なども存在しています。特に近年は、脚のないグラスを販売するメーカーも増えてきています。

形はどれが優れているということはなく、ワインに合うものを選ぶのがベストと言えます。複数の形のグラスを揃えて持っておくと、飲みたいワインに合わせたものを選ぶことができます。

ワイングラスの違いを比較!まずは基本の5種類を知ろう

ワイングラスの違いを比較!まずは基本の5種類を知ろう
ワイングラスには大きく分けて5つの種類が存在しています。どんなグラスを選んだらいいかわからない・・・という方は、まずは形から選んでみましょう

【ボルドーグラス】

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  • 形の特徴:一般的なグラスよりボウルがやや大きめ
  • 向いているワイン:ボルドーワイン、香りの強い赤ワイン、味が深めの白ワイン

ボルドーグラスはその名の通り、ボルドーワインに合うとされるグラスです。ボルドーワインはフランスのボルドー地方で作られるワインであり、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった黒ブドウ品種をブレンドさせて作られる赤ワインです。

ボルドーグラスは一般的なワイングラスよりもボウル部分がやや大きめで、縦長のチューリップのような形です。リム(グラスの口径)が広めになっているのも特徴であり、注いだワインが酸素によく触れるように設計されています。

この形のワイングラスは、タンニンを柔らかく感じさせ、ワインの香りを上品に立ち上がらせます。そのためタンニンや酸味の強いボルドーワインによく向いています。


またアメリカやチリなどのフルボディの赤ワイン、そして味わいが深めの白ワインにも使うことができます。

【ブルゴーニュグラス】

  • 形の特徴:ボウル部分に丸みがあり、リム部分は狭まっている
  • 向いているワイン:ブルゴーニュワイン、ピノ・ノワールのワインやシャルドネのワイン

ブルゴーニュグラスもボルドーワインと同様に、赤ワインに人気のグラスです。ただしこちらは名前の通り、ブルゴーニュワイン向きに作られています。

ブルゴーニュワインといえばピノ・ノワールで作られる赤ワインが人気で、スミレやラズベリーのような美しく繊細な香りが印象的です。膨らみの大きなボウル部分が、この美しい香りをより引き出してくれます


またリム部分が狭まっていることにより、芳醇な香りがグラスの中にしっかりと閉じ込められます。この形のグラスは、美しい赤ワインのほかシャルドネ種の白ワイン、イタリアのネッビオーロなどにも使うことができます。

【キャンティグラス】

  • 形の特徴:テイスティンググラスをやや大きく、ボルドーグラスをやや小さくしたような形
  • 向いているワイン:汎用性が高く、幅広いワインに使える

キャンティグラスは、万能型とも呼ばれる形です。小ぶりなチューリップ型グラスであり、テイスティンググラスよりやや大きく、ボルドーグラスを一回り小さくしたような形をしています。

この形はワインが空気に触れる面積が少ないことが特徴です。温度の変化も少ないため、赤ワインから白ワイン、そしてスパークリングワインにまで幅広く使うことができます。

特に渋みの少ない、フレッシュでライトボディのワインに向いています。汎用性が高いので、まずは1つグラスを持っておきたいという方におすすめです。

【モンラッシェグラス】

  • 形の特徴:お椀型のような膨らみのある形
  • 向いているワイン:コクのある白ワイン、シャルドネの辛口白ワイン

モンラッシェはフランス・ブルゴーニュにて作られる、シャルドネ種の辛口白ワインを指します。世界最高峰と呼ばれる白ワインにふさわしいモンラッシェグラスは、お椀のような膨らみのある形状をしています。

バルーンのようなボウルに広がるリムは、白ワインのアロマとコクを引き立ててくれます。繊細な果実味、柔らかな酸味を堪能しやすくなり、香りもより感じやすくなります。

【フルートグラス】

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  • 形の特徴:細長のボウルにすぼまったリムで縦長い形
  • 向いているワイン:シャンパーニュ、スパークリングワイン

フルートグラスはシャンパーニュ(シャンパン)をはじめとする、スパークリングワインに向いているグラスです。細長い形が特徴で、シャンパングラスと呼ばれることもあります。

空気に触れる面積が少ないこのグラスは、炭酸が抜けにくいとされています。シャンパンなどを注ぐと、泡が上方向に美しく立ち上る様子も楽しめます

グラス選びは素材も重要!クリスタルやソーダガラスとは?

グラス選びは素材も重要!クリスタルやソーダガラスとは?
ワイングラスの形が理解できたら、次は素材にも注目してみましょう。ワイングラスに使われる素材には、以下のようなものが挙げられます。

【ソーダガラス】

ソーダガラスは一般的なガラスのことで、コップや瓶類によく使用される素材です。日常づかいできるワイングラスは、ソーダガラスで作られたものが多いです。

いわゆる“ありふれた素材”のガラスなので、ソーダガラスのワイングラスは安価で入手ができます。一脚数百円〜数千円で入手できるので、カジュアルにワインを楽しみたい方に向いているでしょう。

一方でソーダガラスのワイングラスは、クリスタル製のものに比べ透明度や輝きが劣ってしまいます。また耐熱性や温度差に弱く、耐薬品性に欠けることがあるので取り扱いに気をつけなければなりません。

【クリスタルガラス】

クリスタルガラスはガラスに鉛を加えて作られる素材です。ソーダガラスに比べ透明度が高く、美しい輝きを誇ります

クリスタルガラスのワイングラスは、ベーシックなソーダガラスに比べ薄く作られることも多く、口当たりがいいものが多いです。そのため高級なワインの見た目や香りをより感じやすくなります。

また乾杯した時の音も綺麗で、エレガントなシーンにもふさわしいです。

ただし高価な素材であるぶん、ソーダガラスのワイングラスよりも価格は上がります。また繊細であるため、丁寧に取り扱う必要があります。

【無鉛クリスタルガラス】

無鉛クリスタルガラスとは、クリスタルガラスと同じような透明度を誇りながらも鉛を含まないガラスのことです。クリスタルガラスも軽く、丈夫で薄くても割れにくいため、製品によっては食洗機対応していることもあります

鉛を含まないという点から、環境にやさしい・安全性が高いと人気を集めるグラスです。リーデルやツヴィーゼルといったブランドがこの頃リリースしている高級ワイングラスは、クリスタルガラスではなく無鉛クリスタルガラスが主流になりつつあります。

一方で無鉛クリスタルガラスのワイングラスは、高い技術を持って作られるためより一層高価なものが多い傾向にあります。1脚で数万円という価格になるグラスもあるので、お気に入りをしっかりと吟味してから購入するのが良いでしょう。

【プラスチック】

割れにくい素材の代表格であるプラスチックでできたワイングラスもあります。プラスチックのメリットは、軽量で手入れがしやすいことにあります。

気軽に使えて持ち運びしやすいプラスチックグラスは、アウトドアや屋外イベントなどに便利です。

ただしガラス製のグラスに比べると、耐久面で劣るため長く使うのには不向きです。またワインの香りや味わいが引き立ちにくいので、高級ワインを楽しむのには向いていないでしょう。

【トライタン】

トライタンは耐久性に優れた、ニュータイプのプラスチック素材です。ガラスのような透明度、軽さでありつつも、割れにくく丈夫であるのが大きなメリットです。

頑丈で扱いやすいトライタンのグラスは、食洗機対応のものが多いです。倒しても割れにくいという特性から、お年寄りやお子様なども手に取りやすいです

ただしクリスタルガラスに比べると、ワインの繊細な味わいや香りを引き立てる能力は劣ります。またプラスチックより進化した素材であるため、プラスチックのグラスよりは価格が高価になります。

ワイングラスの選び方!手入れの方法や収納もチェック

ワイングラスの選び方!手入れの方法や収納もチェック
ワイングラスの種類や素材の違いを知った後は、自分に合うものを探すことが重要です。以下のポイントをチェックしながら、どんなワイングラスが自分に向いているのか探してみましょう。

1.どんなワインを飲むのか考えてみよう

どんなワインを飲むのか考えてみよう
ワインの好みは人によって変わります。自分に合ったグラスを探すためには、まずは日頃どんなワインを飲みたいかを考えてみましょう

例えば高級なブルゴーニュワインを好む方は、アロマをためられるブルゴーニュグラスが向いています。力強い味わいの赤ワインがお好みなら、ボルドーグラスを選ぶと良いでしょう。

様々な種類のデイリーワインを楽しみたいという方は、万能型と呼ばれるグラスから始めるのが安心です。乾杯シーンにスパークリングワインを楽しみたいなら、やはりりフルート型グラスがあると盛り上がります。

複数のワイングラスをコレクションするなら、あえて違う形を選んで色々なワインに対応できるようにしておくのもおすすめです。

2.予算やシーンに合わせて選ぼう

予算やシーンに合わせて選ぼう
ワイングラスは高ければ高いほど良い、とは限りません。なぜなら人によって、ワインの楽しみ方や味わうシーンが異なってくるからです。

まずは予算を設定し、それに合うものを選ぶようにしましょう。あくまでも気軽にデイリーワインを楽しむ目的なら、無理して何万円もするクリスタルのワイングラスを入手する必要はありません

一方で記念日や特別な日に高級ワインを開けるなら、やはり上質なクリスタルのグラスを使うのが良いでしょう。ワインの味わいは、グラスによっても大きく変わってきます

飲みたいワインのランクも考慮しながら、ふさわしい価格とシーンに合ったグラスを選んでみましょう。

3.自分好みのデザインを探してみよう

自分好みのデザインを探してみよう
見た目からワインを楽しみたい、グラスをコレクションしたいという方は、デザインに注目するのもおすすめです。自分好みのデザイングラスがあると、より一層ワインを楽しめるきっかけになります。

この頃は定番型以外にも、さまざまな形のワイングラスが登場しています。カジュアルなものだと柄のついたグラスや、あえて脚部分を無くしたステムレスグラスなどもあります。

また高級なクリスタルグラスの中には、美しいカッティングを誇るデザインものなどもあります。見た目の華やかなデザイングラスは、ギフト・プレゼントにもおすすめです。

4.お手入れ方法もチェックしよう

ガラスでできたワイングラスは、丁寧に扱わないと傷・割れの原因になってしまうことがあります。グラス選びの際には、お手入れのしやすさ・丈夫さも確かめておきましょう。

特にデイリー向けのグラスは、頑丈さを重視したいところです。食洗機対応のグラスもあるので、丈夫と扱いやすさを求める方はぜひ選択肢に入れてみましょう。

5.収納場所に合ったサイズを選ぼう

収納場所に合ったサイズを選ぼう
背の高いワイングラスは、広い収納場所が必要になります。収納棚のサイズも考慮しながら、安全に保管できるものを選びましょう

特に薄くて大きいグラスは割れやすいので、保管方法には注意です。ワインを頻繁に飲む、高級ワインが好きという方は、グラスをコレクションしておける棚などもぜひ合わせて用意しておきましょう。

飲まないワインはリンクサスのお酒買取へ

飲まないワインはリンクサスのお酒買取へ
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まとめ

ワイングラスには形・素材など、さまざまな種類のものがあります。同じワインでもグラス選びで味が変わると言われていて、ワインごとにふさわしいグラスが存在します。

せっかく美味しいワインを楽しむなら、グラス選びにも注目してみましょう。好みのワイングラスを見つけることで、より一層ワインを楽しめることでしょう。

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