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梵(ぼん)は日本酒の銘柄です。福井県の日本酒で、国内だけでなく世界でも高い知名度や人気を誇っています。式典やイベントのお酒としても選ばれるようなクオリティがあり、素材にこだわったお酒作りに定評があります。
今回はそんな梵について紹介していきます。おすすめラインナップなども取り上げているので、ぜひ日本酒選びの参考にご覧ください。
目次
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梵は“ぼん”と読むお酒で、米・米麹を原料とする日本酒の銘柄です。数ある日本酒の中でもフルーティーで、ワインを思わせるようなテイストが特徴的です。クセが少ない酒質で飲みやすく、どのような料理とも合わせやすいことから人気があります。
飲みやすさに定評のある梵は、日本国内だけでなく海外からの人気も高いことで知られています。1本あたりの単価は高く、いわゆる高級日本酒の扱いですが、それでも買い手が後を立たないほどで希少価値も高いです。
梵が全国区の銘柄になったのは1928年のことです。この頃に行われた“昭和天皇の御大典の儀”にて、梵は地方選酒の銘柄として採用されました。これをきっかけに政府主催の式典や晩餐会で梵は常連のお酒となり、やがて日本を代表する銘柄にまで成長しました。
今では日本航空のファーストクラス・ビジネスクラスの機内酒にもラインナップされるほどで、日本酒通の間では王道の高級酒という位置づけになっています。梵のボトルはどれも高級品で、お土産・贈答品としても人気があります。
梵は国内だけでなく、海外でも知名度が高いです。アメリカやカナダ政府主催の式典の日本酒(=SAKE)としても採用されるほどで、現在ではなんと世界100ヵ国以上に輸出されています。雑味少なく飲みやすいクリアな味であることが、日本酒に馴染みのあまりない海外客からも人気を集める大きな理由となっています。
なお梵は英語表記をすると、BONではなくBORNと書かれます。「誕生」や「創造」といった未来を思わせるネーミングで、縁起のいいお酒としても親しまれています。短く覚えやすいこのネーミングは、さまざまな国や地域で商標登録もされています。
梵の日本酒は、全てが米・米麹・水だけを用いて作られる純米酒に該当します。いわゆる醸造用アルコールを添加していないのが、梵の最大の特徴と言えます。原料に余計な添加物が加えられていないため、米本来の豊かな味わいをしっかりと堪能できるのです。
消費者の目線に立った“体に優しい、美味しい酒造り”にこだわりを持っていて、コストや手間を惜しまずお酒が造られています。
梵で使用される酒米は「兵庫県特A地区産契約栽培山田錦」および「福井県産五百万石」がメインとなっています。最高級の酒米だけをセレクトすることで、最高品質のお酒が生み出されます。
また精米にもこだわりがあり、自社設備で丁寧にお米を磨き上げているのがポイントです。梵に使われる酒米は、全て精米歩合60%以下まで削ったものとなっています。
精米歩合は平均すると35%ほどであり、中には精米歩合20%の極限まで磨いたお米が贅沢に使用されているような銘柄もあります。お米を磨くことで雑味をなくし、クリアな味わいを生み出しているのです。
日本酒の中には、製造後すぐに瓶詰めされ、そのまま商品として出荷されるものが多いです。しかし梵は原酒の製造後に、マイナス10度の貯蔵庫にて「氷温熟成」という工程が加えられます。
低い温度で熟成をすることで、日本酒の持つフルーティーさがより引き出されるようになり、さらに角がとれたような円やかで優しいコクが生まれます。梵の銘柄の中には、10年近く熟成されているボトルもあります。
梵は製法や精米歩合の違いで、幾つものラインナップが存在しています。今回はたくさんある梵のラインナップの中から、特におすすめのボトルを10ピックアップして紹介します。
梵・吟撰は特別純米酒に該当する1本です。兵庫県産の山田錦を50%まで磨いて醸される日本酒で、1年の氷温熟成の後に商品として出荷されます。万人受けの飲みやすい味わいで、梵らしい美味しさをリーズナブルな価格で楽しめることから人気があります。
2010年のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で世界1位となる“チャンピオン・サケ”にも選ばれています。
梵・特選は、吟撰よりもよく磨いた38%精米のお米で作られる純米大吟醸酒です。梵の数あるラインナップの中でも定番の名品と紹介される人気ボトルです。
グレープフルーツのような香りを楽しめる芳醇旨口の日本酒で、なめらかな深さを堪能できます。
梵・超吟は、豊富な梵のラインナップの中でも特にスペシャルなボトルです。精米歩合20%まで磨いた究極の純米大吟醸酒であり、マイナス10度の環境で約5年ほど熟成されたお酒を中心にブレンドしています。完全予約限定品であり、流通量が少ないとにかく貴重な日本酒でもあります。
梵・日本の翼は約2年ほど熟成した精米歩合20%・35%の純米大吟醸酒を、1:1のバランスでブレンドしたボトルです。日本政府専用機の正式機内酒にも選ばれています。
ブドウに近いジューシーな香りと味わいは、まるでワインのような印象を受けます。ロンドン国際酒祭でグランプリ受賞したこともあり、日本だけでなく世界的にも認められているシリーズです。
梵・夢は正夢は、日本の翼のように精米歩合20%・35%の純米大吟醸酒がブレンドされています。しかし日本の翼が2年熟成であったのに対し、こちらはなんと5年以上もの期間をかけて熟成が行われています。そのため液体には熟成特有の色がついていて、味わいもよりなめらかになっています。
また精米歩合20%の純米吟醸酒が全体の9割を占めていて、深みがありながらもスマートな切れ味もあります。トロフィーをモチーフにしたボトルデザインも人気の理由となっています。
梵・ゴールドは、1年ほど氷温熟成させたお酒を使った無濾過タイプの純米大吟醸酒です。無濾過のため見た目が淡い黄金色をしていることから“ゴールド”の名が付けられました。
生酒を出荷直前に加熱することで、旨味を存分に閉じ込めた作りになっています。香りは透き通るような綺麗さがあり、味にも爽やかさを感じることができます。
梵・ときしらずは精米歩合55%のお米を使って作られる純米吟醸酒です。熟成・ブレンドのバランスが良く、梵の中でも特に日本料理と相性の良い1本です。
冷やして美味しいボトルの多い梵ですが、こちらはぬる燗にしても楽しめるのが特徴です。冷やすとコシが強くなり、温めることで味わいが深くなりやすいです。
梵・天使のめざめは、フランス製樫樽を使って作られる超熟タイプの日本酒です。甘酸っぱいような熟成香が堪能できる、梵の中でも特別感のある逸品です。原料米や精米歩合は非公開であり、アルコール度も18%と高めになっています。
まるでブランデーのような印象を受ける日本酒で、手でほんのり温めて飲むと鮮やかな味が華開きます。
さかほまれは“山田錦”と“越の雫”をベースに開発された福井独自の新酒米です。梵・さかほまれは、この新種米だけを使って作られます。
梵のラインナップに多い山田錦のお酒とは一味違ったニュアンスで、芳醇旨口でありながら果物のようなフレッシュさ、くっきりとした輪郭を感じることができます。
梵・プレミアムスパークリングは、発泡タイプの薄にごり生原酒です。瓶内二次発酵によるきめ細やかな泡が美しい、まるでシャンパンのような純米吟醸酒です。ボトルもフランス製シャンパン瓶が使われていて、リッチな乾杯シーンにぴったりな1本となっています。
よく冷やしてワイングラスで飲むのが最もおすすめの飲み方です。
梵のラインナップは、香り高い純米吟醸酒がメインとなっています。美しさを崩さずに堪能するためには、やや冷やして飲むのが最もおすすめです。日頃の保管も品質を損ねないよう、できれば日本酒セラーなどで冷やしながら保存しておくのが良いでしょう。
ただしキンキンに冷やしすぎると、熟成感や豊かさを感じにくくなるボトルもあるので注意しましょう。ベストは10度前後くらいがおすすめです。なお精米歩合や熟成によっても感じ方が変わってくるので、基本は冷やを意識しつつも、常温(15〜20度)など自分好みに合った温度帯をぜひ探してみてください。
ハシゴでBISTRO SAIで日本酒梵GOLDとチーズの盛り合わせ‼︎
うーーまーー( ✧Д✧) カッ!! pic.twitter.com/U4Q8iXaRcR— ひでみん@1y?︎?︎ (@hidemin0605) February 2, 2018
梵はフルーティーな旨口の熟成酒であり、日本料理だけでなく海外料理とも相性がいいです。特にチーズ系料理やパスタなど、こっくりとした味のイタリアンとピッタリ合うのでぜひ試してみてください。
またさっぱりテイストで楽しみたいときは、越前の海鮮やカルパッチョのような酢味のものを合わせるのもありです。
梵は世界的に知名度の高い銘柄であり、生産数に対して需要が大きく上回っています。そのためお酒買取市場でも、高い評価を得やすい銘柄となっています。特に完全予約限定品など、そもそものリリース本数が少ないボトルは高額買取になりやすいです。
もし未開封で飲まない梵をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひ無駄にしてしまう前にお酒買取専門店の利用も検討してみてください。お酒買取専門店リンクサスでは、只いま梵のようなプレミア日本酒の買取を強化しているのでぜひご相談ください。
梵のような日本酒は、自宅保管が比較的楽なウイスキーやブランデーなどのお酒に比べ劣化が進みやすいです。適切に保管していないと、酸化が進み酸っぱくなってしまうこともあります。時間が経って劣化したお酒は評価額が下がったり、買取が不可能になることがあるので気を付けておきましょう。できるだけ早めに買取専門店に相談するのがおすすめです。
またスムーズな買取を行うためには、いつ・どこで購入したものなのかをはっきりさせておくと安心です。事前査定の際に購入時の詳細を伝えることで、より正確に近い査定額を知ることができます。
また梵のような日本酒は、保管方法でも劣化スピードが変わります。純米・無添加で作られる吟醸酒は、特に直射日光や高温多湿の環境が苦手なので注意です。
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福井県鯖江市の名産品である日本酒・梵を紹介しました。
名誉ある式典でも選ばれるほどの日本酒・梵は、現在100カ国以上に輸出されていて世界規模で人気があります。1,000円台で買えるものから1本数万円以上の高級品まで幅広いラインナップがあるので、ぜひ気になるボトルがあればトライしてみてください。
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