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乾杯シーンやパーティ・クラブなどで飲まれることの多いシャンパン。シャンパン=高級なお酒というイメージが定着しているので、「とっておきの日に開けよう」と大切に保管している方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ開けようとすると、「賞味期限は切れていないの?」「風味が劣化していないの?」と気になることがあるかと思います。なぜならシャンパンのボトルには賞味期限の記載がなく、美味しく飲める期間が非常にわかりにくいからです。
そこでこの記事では、気になる「シャンパンの賞味期限」について解説していこうと思います。正しい保存方法についても述べているのでぜひ目を通してみてください。
目次
シャンパンには明確な賞味期限が定められていません。なぜならシャンパンには11%程度のアルコールが含まれており、このアルコールの殺菌作用によって腐りにくいと言われているためです。食品衛生法でも、シャンパンのようなアルコール飲料は賞味期限の記載を省略していいと定められています。
ただし、こちらはあくまでもルール上の話です。炭酸ガスの含まれるシャンパンは非常に繊細な飲み物であるため、保存方法や環境によって大きく性質が変わってしまいます。古いシャンパンを美味しく飲むためには、あくまでも正しく保存しておくことが大前提となります。
先ほど述べたように、シャンパンには賞味期限がありません。そのため保存方法さえきちんとしていれば、10年前、20年前のものでも飲むことは可能です。未開封のシャンパンは、腐るという概念がそもそもありません。
ちなみにシャンパンの種類によっては、20年以上のボトルが市場に流通していることもあります。長い年月を耐えて熟成されたシャンパンには、「古酒」としての付加価値がつけられています。若いシャンパンでは決して生み出せない、リッチな深みが生まれているのです。
ただし、注意しておきたいのが、シャンパンによって耐久できる年月が異なるということです。長期保存で味が熟成されるシャンパンもあれば、放置していることで飲み頃を過ぎてしまい、味が落ちてしまうシャンパンもあるので気をつけておきましょう。シャンパンを美味しく飲むためには、「シャンパンの飲み頃」をきちんと知っておく必要があります。
シャンパンの飲み頃は、シャンパンのグレードによって決まります。シャンパンのグレードは、カーヴ(貯蔵庫)でどれだけ熟成されたかで3つに分類されます。基本的に未開封のシャンパンの飲み頃は「カーヴでの熟成期間と同じ」だと言われています。
シャンパンのグレードには、以下の3種類があります。
例えばノンヴィンテージのシャンパンなら、飲み頃は出荷後1〜2年以内ということになります。反対にプレステージのシャンパンなら、出荷後7〜10年ほど待ってから抜栓した方が美味しいです。つまり高級シャンパンの方が、長期保存には向いていると言えます。
飲み頃に当てはまっていても、シャンパンの保存状態によっては劣化が進んでいることもあります。気になる方は、まずシャンパンの状態をしっかりと調べ、劣化していないかどうかを確認してみましょう。シャンパンの劣化を見分けるポイントは以下の通りです。
未開封のシャンパンでも、量が減ってしまうということが稀にあります。これは「液漏れ」「蒸発」などが主な理由です。
液漏れや蒸発は、シャンパンを高温下で保存していると起こってしまいます。適正温度を超えて長期保存していると瓶内の空気が膨張し、コルクが変形してしまう原因となります。
コルクが変形し液漏れ、蒸発が起こってしまっている場合は、中のシャンパンも空気に触れているということになります。もはや未開封とは言えない状態であり、シャンパンそのものも味が変わってしまっている可能性が高いです。
シャンパンの変化は色にも現れます。シャンパンの見た目が極端に濃い色になっている場合は、品質が落ちている可能性があります。
年代物のシャンパンは、どうしても熟成の過程で色が濃くなることはあり得ます。ただし1〜2年程度しか経っていないシャンパンが茶色っぽい色に変化している場合は要注意です。未開封で1年ほどしか経っていないにもかかわらず変色が進んでいるのであれば、液漏れなどで空気に触れ酸化が進んでいると考えられます。
劣化が進んだシャンパンは、抜栓した際にツンとした臭いがすることがあります。異臭のするシャンパンは、味も大きく変化していることが多いです。
異臭には色々な種類がありますが、「カビっぽい」「獣のようなにおい」「湿った段ボールのようなにおい」「酸っぱいにおい」などが例として挙げられます。少しでも気になる臭いがしたら、美味しくはないので飲むのを控えておきましょう。
シャンパンは通常のワインとは違い、微発泡を楽しめるスパークリングワインの一種です。ただし劣化してしまうと、炭酸が抜けてしまっていることがあります。
シャンパンは炭酸が抜けたからといって、飲んで体に害があるわけではありません。しかしあまりにガス抜けがひどい場合は、シャンパン本来の味は楽しむことができません。また未開封なのに極端にガスが抜けているような場合は、同時に酸化も起こっている可能性が大です。酸化が進んだシャンパンは、酸っぱいお酢のような味になってしまいます。
ここからは、シャンパンを正しく保存しておくためのポイントを解説します。皆さんもシャンパンの正しい保存方法を覚え、美味しいシャンパンを長く楽しむのに役立ててください。
シャンパンにはコルク栓がついています。コルクは乾燥してしまうと、変形しシャンパンが劣化してしまう原因となります。寝かせて保存することで、コルクの乾燥を防ぐことができます。
シャンパンを保存する際の適正温度は12℃前後です。温度変化の少ない場所で、静かに保存しておきましょう。できればワインセラーに入れておくのがベストです。
もしワインセラーがなく冷蔵庫に入れておく場合は、冷えすぎない「野菜室」に入れておきましょう。その際は、開け閉めの振動に注意しておいてください。
シャンパンのようなお酒類は、光のダメージに弱いです。直射日光に当たる場所はもちろん、部屋の蛍光灯の明かりにも注意しておきましょう。光を避けるためには、新聞紙で包んでおくのもおすすめです。
特に冷蔵庫保存の場合は、においの強いもののそばに置かないようにしましょう。強いにおいの食べ物のそばに置いておくと、シャンパンの香りが損なわれてしまうことがあります。
シャンパンが長期保存できるのは、あくまでも未開封の場合に限ります。一度開封したシャンパンは長持ちしないので、できるだけ早めに飲み切るようにしましょう。基本的には抜栓したその日に飲んでしまうのがベストです。
どうしても飲み切れない場合は、「シャンパンストッパー」「シャンパンセーバー」と呼ばれるアイテムを使うのがおすすめです。これはシャンパンの口部分につけておける栓のような道具のことで、開封済みのシャンパンの炭酸抜けを防いでくれる効果が期待できます。
どんなに高級なシャンパンでも、余らせて無駄にしてしまってはもったいありません。飲まないシャンパンは無駄にして捨ててしまうのではなく、有効活用する方法を考えてみましょう。
余ってしまったシャンパンのおすすめの活用法は以下の通りです。
※セレブすぎて料理酒を切らすとシャンパン入れちゃう pic.twitter.com/j9HZU8ltyX
— あなたのスノーマン(いちぽむ) (@itikawax) July 18, 2019
シャンパンは微発泡のワインです。風味が劣化したシャンパンは、ワインの代わりに料理をする際に使うことができます。煮込み料理や蒸し料理にシャンパンを使えば、食材がふっくらとし、リッチな味わいになります。
サングリア風シャンパン pic.twitter.com/SZ3H96Krws
— みかづき (@crescent1018) December 25, 2021
味が好みで無くなったシャンパンも、腐っているわけではないので飲むことはできます。そのまま飲むのに抵抗がある場合は、果物を入れてサングリア風にしてみたり、ジュースで割ってカクテルにして飲むと良いでしょう。
ただし果物をずっと漬けておくのは、酒税法に違反してしまうのでNGです。サングリア風のドリンクにする場合は、飲むタイミングで作るようにしてください。
未開封で状態がよく残っているシャンパンは、お酒の買取査定に出せば高額買取になることが多いです。もし今後も飲む予定がないのであれば、飲み頃を完全にすぎてしまう前に早めに査定に出してみましょう。銘柄によっては、数千円〜数万円といった価値がつくものもあります。
お酒買取専門店リンクサスでも、シャンパンの買取に対応しています。買取について何かわからないことがある場合なども、ぜひ一度連絡してみてください。
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シャンパーニュ地方で造られる、特別なスパークリングワイン「シャンパン」。シャンパンには賞味期限がないので、飲み頃や保存方法を理解していれば時間が経っても美味しく飲むことができます。長期保存していたシャンパンも飲める可能性があるので、まずは一度状態をチェックしてみてください。
また、もし飲まない場合も、料理に使ったり買取査定に出したりとシャンパンの有効活用の方法はさまざまです。ぜひシャンパンとの上手な付き合い方を覚えて、シャンパンを楽しむのに役立ててみてください。
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