お酒の中には、ジュースのように賞味期限が書かれていないものがあります。なぜならアルコール類は法律で賞味期限の記載が義務付けられていないからです。ですが実際に古いお酒を見つけたときに、「本当に賞味期限が切れていないのか」「傷んでいないのか」と心配になる方も多いかと思います。
実はお酒には、全く賞味期限がないわけではありません。お酒によって早く飲んだほうが良いとされるお酒、長期保存可能なお酒と種類が分かれています。お酒を美味しく飲むためには、「お酒の賞味期限」についてしっかりと把握しておきたいところです。
そこで今回は、お酒の種類ごとの賞味期限や、古くなったお酒をどうすればいいのかをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
目次
飲食物を安全に食べる・飲むためには、まず「賞味期限」と「消費期限」の違いについて理解しておきましょう。飲み物や食べ物のラベルに書かれている日付をよく観察すると、賞味期限と消費期限の2パターンがあることがわかるかと思います。
賞味期限とは、「美味しく飲食できる期間」のことです。未開封できちんと保存方法を守っていた場合に、記載されている日付までであれば美味しく食べられるという意味になっています。そのため、賞味期限を過ぎたからといっても、すぐに腐ってしまうわけではありません。食べられるか否かは、消費者本人が判断する必要があります。
なお製造日から賞味期限までの期間が3ヶ月以上ある場合は、日付ではなく年月での表記となっている場合もあります。
一方で消費期限は、「安全に飲食できる期間」のことを指します。きちんと保存方法を守った場合に、腐敗や変敗、劣化をせずに食べられると認められている期限を指します。そのため消費期限を過ぎてしまった飲食物は、劣化が進んでいる恐れがあるので食べないようにしましょう。
基本的に製造日から6日以上期限がある、痛みにくい食べ物には“賞味期限”が設定され、反対に5日以内の痛みやすい食品には“消費期限”が設定されます。ちなみにアルコール類は腐りにくいとされているため、「賞味期限」が設定されることが多いです。
なお、上記のルールはあくまでも未開封の場合です。開封後、空気に触れるとどんな飲食物も劣化が進むので覚えておきましょう。一度開封した飲み物・食べ物は、記載されている賞味期限や消費期限を当てにせず、できるだけ早めに消費するようにしましょう。
お酒は賞味期限が書かれているもの、書かれていないものがあります。そのためお酒が安全に飲めるかどうかは、飲み手本人が正しく見分ける必要があります。傷んだお酒には以下のような特徴があります。
この日本酒、濁りとかじゃなくて飲んで大丈夫なのか不安になるようなシルエットの浮遊物がありますけど大丈夫なんですかね
日本酒詳しくないからよくわかりませんが pic.twitter.com/1PcKv7G3Cy
— クロザネ (@krzn_HR7J) January 8, 2021
お酒の種類によっては、長期保存で浮遊物や沈殿が発生するものもあります。これは冷蔵保存や寒冷地の保存などで、お酒の成分が凝縮されてしまうためです。凝縮されたお酒の沈殿物は「澱(おり)」と呼ばれます。
澱はお酒の主成分が固まり結晶化しただけなので、澱が発生したお酒であっても特に腐っているわけではなく安全に飲むことはできます。ただし成分が異なっているため、風味が落ちるなど味に変化がある場合も多いです。澱をそのまま口に含むと、ざらつきを感じたり、酸味・苦味を感じることが多いです。
日本酒などに澱が発生した場合は、フィルターで一度濾過をしてから飲むと良いでしょう。そのほかウイスキーの場合は香味成分が固まってしまっている可能性があるので、瓶を1度回転させると風味が戻りやすいです。
なおワインの場合は、澱が発生していても苦味や渋みが和らぐきっかけとなり、むしろ味わいに“落ち着き”が生まれている場合もあります。上質なワインを長期熟成した場合などは、特に澱が発生しているケースが多くあります。このように、浮遊物や沈殿があるからといって必ずしも傷んだ悪いお酒とは言えません。沈殿物があるからといってすぐに捨ててしまわないようにしましょう。
お酒の劣化で気をつけておきたいのが、においの変化です。お酒はにおいうつりがしやすい飲み物なので、保管方法に注意しておく必要があります。
まず注意したいのが日光です。常温保存可能なお酒であっても、直射日光は避けるようにしましょう。なぜなら直射日光を浴びることで、未開封であってもお酒の成分が変化する可能性が高いためです。日光を浴びたお酒は、風味が落ちたり異臭を放つこともあります。
そのほか開封後の酸化にも注意です。お酒は空気に触れると、酸化が進み劣化していきます。酸化したお酒は酸っぱいにおいになることが多いです。酸化を避けるためには何よりも早く飲んでしまうこと、保存する場合も空気をなるべく含まないように保存することが重要です。
さらに日光や空気による酸化のほかにも、においの強すぎる食べ物などと一緒に保管していると、においが移ってしまうこともあるので気をつけておきましょう。日本酒やワイン、ウイスキーなどもともと香りの良いお酒は、においが変わるだけでも“美味しくなくなった”と感じてしまうことが多いです。
お酒の熟成が進むと、お酒に含まれる糖類やアミノ酸などの成分が変化しお酒に色がつくことがあります。もともと透明に近かったお酒が、黄色や茶色っぽい色に変化してしまったというのはよくある話です。着色されたお酒も飲んで体に悪いわけではありませんが、風味が劣化している可能性があるので注意です。
特に直射日光を浴びると、変色が早く進む可能性が高いです。このような状態を避けるためには、日光を避けた保管を心がけるようにしましょう。
なおビールや日本酒など、お酒によっては瓶そのものに色がついており、日光を避ける工夫がなされているものもあります。ただし瓶の色だけでは、完全に日光を避けられるというわけではないので覚えておきましょう。瓶に色がついているお酒であっても直射日光はさけ、冷暗所での保管がベストです。付属の箱がある場合は、箱に入れたまま保管するのもおすすめです。
劣化したお酒は味わいそのものが変わります。口に含むと独特の苦味や酸味、辛味を感じることがあります。また、もともとはサラッとした飲み心地であったお酒が、ベタつく感じがしたりまとわりつく感じがすることもあります。
味の変わってしまったお酒は、やはり飲んでいて美味しくないと感じることが多いでしょう。変化し過ぎてしまったお酒は、無理に飲まず別の使用方法を考えるのも一つの手です。
先ほど述べたように、賞味期限とはあくまでも「美味しく飲める期間」のことです。そのため賞味期限を過ぎてしまったお酒であっても、いきなり飲めなくなってしまうわけではありません。品質に問題があるわけではないので安心しましょう。
お酒にはアルコールが含まれているため、そもそも通常のジュースなどに比べ劣化に強く、賞味期限が長めに設定されている、もしくは記載されていないことが多いです。そのため賞味期限が切れたと思われるお酒であっても、正しい保管方法であれば急に腐ってしまうということはほぼないでしょう。
ただし、品質そのものに問題がなくとも、風味や味わいが損なわれている可能性は十分にあり得ます。健康に害がなくとも、「なんだか美味しく感じない」「お酒本来の香りが消えてしまっている」ということはよくある話です。そのため、やはり賞味期限のあるお酒は、賞味期限内にきちんと飲んでしまうのがベターです。
お酒の種類
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未開封時
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開封時
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保存温度
|
---|---|---|---|
8ヶ月〜1年
(種類による) |
できるだけ早く
(生酒なら2〜3日) |
5〜15℃
(生酒なら−5〜5℃前後) |
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特になし
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できるだけ早く
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15〜25℃程度
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ビール
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約9ヶ月
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できるだけ早く
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5〜10℃程度
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約10年
(銘柄による) |
約3日
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13〜15℃程度
|
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特になし
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できるだけ早く
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20℃前後
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特になし
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できるだけ早く
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12℃前後
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|
特になし
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半年〜1年
|
15〜20℃程度
|
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洋酒
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特になし
|
半年ほど
(種類による) |
5〜25℃
(種類による) |
洋酒
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特になし
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できるだけ早く
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15〜20℃前後
|
茅台酒
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特になし
|
半年〜1年
|
20℃前後
|
お酒の賞味期限や保存方法は、お酒の種類によって変わります。基本的に賞味期限は製法によって異なり、「醸造酒」は賞味期限が早い傾向にあります。一方で蒸留という工程を加える蒸留酒は、劣化が進みにくく賞味期限が設定されていないことも多いです。
さらに保存温度も、お酒によって変わります。基本は冷暗所とされていますが、お酒の種類によって冷蔵保存すべきものとそうでないものがあるので気をつけておきましょう。詳しくは以下の項目にて解説します。
日本酒は、一般的に米・米麹を原料とした清酒のことを指します。なお製法によって、「本醸造酒」「吟醸酒」「純米酒」「生酒」のようにジャンルが分かれています。
日本酒は醸造酒であるため、蒸留酒に比べ劣化が進みやすく、賞味期限が設定されているものがほとんどです。賞味期限は8ヶ月〜1年ほどで、ものによって変わります。
例えば醸造アルコールが添加されているような「本醸造酒」や「普通酒」は1年ほど保つものが多いです。直射日光を避けて冷暗所で保管しておくと良いでしょう。
「吟醸酒」「純米酒」「生貯蔵酒」に該当するものの賞味期限は、製造日より10ヶ月ほどに設定されていることが多いです。銘柄によっても若干異なるので、ラベルを確認しておきましょう。なおこちらも、冷暗所での保管がベストです。
なお日本酒の中には、「生酒」と呼ばれるものがあります。生酒は製造の工程の中で、火入れがなされていない生のお酒のことを指します。生酒はお酒本来の風味を味わえるというメリットがある分、劣化も早いので注意しましょう。賞味期限は製造日より8ヶ月ほどで、保管方法も−5〜5℃前後の冷蔵保存が推奨されています。
日本酒の中には、不要になったら高価買取ができる銘柄も多数あります。ただし上記で述べたように賞味期限があり、製造から半年を過ぎた場合は買い取ってもらえないことも多いので気をつけましょう。飲まない日本酒がある場合は、無駄にしてしまう前になるべく早めに買取査定に出すことをおすすめします。
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・高木酒造 十四代
焼酎には「芋焼酎」、「麦焼酎」、「米焼酎」などさまざまな種類があります。日本の蒸留酒であり、鹿児島や長崎など、主に九州地方で造られることが多いお酒となります。日本酒に比べ劣化が進みにくく、長期保存に向いていると言われています。実際にラベルを見ても、賞味期限が書かれていないものも多いです。
焼酎は未開封で正しく保存をしていれば、数年前のボトルでも美味しく飲める場合があります。冷暗所で日光を避け保存しておくようにしましょう。ただし冷やしすぎると、沈殿物が発生して味が劣化する場合があるので気をつけましょう。冷蔵庫では冷やし過ぎになるので気をつけてください。
なお焼酎は未開封であれば買取に出すことができます。痛みにくい焼酎は、数年前〜10年ものであっても値段がつく可能性があります。特に「3M」と呼ばれるプレミアム焼酎は買取市場で人気があります。
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・森伊蔵酒造 森伊蔵
乾杯シーンや毎日の食卓で親しまれることの多いビールは、醸造酒に該当します。アサヒビールやキリンビール、エビスビールなどの大手のビールのほか、近年では小さな醸造所の製造する「クラフトビール」なども人気を集めています。
ビールは涼しいところでの密閉保管が基本です。保管がきちんとしていれば、9ヶ月ほど美味しく飲める期間があります。国内メーカーのビールは基本的に賞味期限が9ヶ月に統一されています。
ビールは安定した人気があるため、買取市場でも査定対象となることが多いです。ただし製造から半年以内が買取の基本となるので覚えておきましょう。なるべく早めに買取に出したほうが、高値がつきやすいです。
・サントリー ザ・プレミアムモルツ
ワインは幅広いランクのものがあり、長期熟成に耐えられるかはワインのポテンシャル次第です。高級なヴィンテージワインであれば、10年〜30年以上と長期保管できるボトルがあります。
ただしワインは醸造酒であり、繊細であるため保管方法に気をつける必要があります。温度変化や酸化に弱いので注意しましょう。日本の平均気温(25℃前後)では確実に劣化が進むので、ワインセラーを用意すると良いでしょう。
ワインの買取価格は銘柄や保存状態で大きく変わります。正しく保管していれば、何十万円という値段がつくようなワインもあります。ただし一度開封してしまった場合や、未開封でもコルクに痛みがある場合などは買取できないので注意です。飲まないワインは自宅保管で劣化させてしまう前に、買取に出すことをおすすめします。
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・ロマネコンティ
ウイスキーはライ麦や大麦、とうもろこしなどの穀物を原料にして造られた蒸留酒です。スコットランドの「スコッチ」やアメリカの「バーボン」のほか、近年では「ジャパニーズウイスキー」が爆発的な人気を集めています。
ウイスキーは長期熟成に耐えやすいアルコールであり、基本的に賞味期限はありません。未開封できちんと保存していれば、数十年前のものでも美味しく飲むことができます。
むしろ買取市場などでは、古いウイスキーの方が価値が高いと判断されることが多いです。ラベルに年数が書かれているようなヴィンテージものや、すでに発売が終了となっている旧ボトルなどは特に高い値段がつきやすいです。
保管方法は日光の当たらない冷暗所で、静かに保管しておくことが大切です。この際、温度はもちろんですが香り移りにも注意しましょう。ウイスキーは香りが損なわれてしまうと未開封でも価値が下がってしまう恐れがあります。
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・ザ・マッカラン
シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方で造られる特別なスパークリングワインです。厳しい条件を満たした上で製造されたものだけが、シャンパンを名乗ることができます。シャンパンは非常にデリケートなお酒ではありますが、そもそものポテンシャルが高いため正しく保管すれば長期保存が可能です。
一般的には、シャンパンは美味しく飲める期間が“熟成期間と同じ”と言われています。例えばノンヴィンテージのシャンパンなら1〜2年程度で、最高級クラス“プレステージキュヴェ”なら10年以上も飲み頃が続くということになります。ただし一度開封してしまったものは、炭酸が抜けてしまう恐れがあるので早めに飲むことをおすすめします。
ちなみにシャンパンの保管方法は基本的にワインと近いです。直射日光や強い匂いを避け、セラーで保管しておくと良いでしょう。なお、セラーの温度は12℃前後が理想です。
さらにシャンパンは発泡性であることから、強い刺激にも弱いので気をつけましょう。瓶を振ったり、強い刺激を与えることはNGです。もし買取査定に出す場合は、保管時はもちろん、移動時に強い刺激が加わらないように注意しましょう。
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・ドン・ペリニヨン
ブランデーは蒸留酒の一種です。ウイスキーと似ていますが、ウイスキーが穀物から造られるのに対し、ブランデーは果実から造られているのが特徴です。コニャックやアルマニャック、カルヴァドスなどが有名です。
ブランデーは40%以上のアルコールが含まれており、劣化しにくいのが特徴です。むしろ長期熟成が可能なお酒であり、樽熟成の期間が長いほど高級品とされています。賞味期限も設定されていないので、質のいいブランデーであれば数十年前のものでも美味しく飲むことができます。
またブランデーはワインとは違い、常温での保存が可能です。15〜20℃前後の涼しい場所であれば、セラーなどに入れておく必要はありません。そのため自宅保管していたブランデーも劣化が進んでいないことが多く、査定でも高い値段がつくケースが多いです。
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・レミーマルタン
洋酒は西洋、主にヨーロッパ北米で造られるお酒全般を指します。さまざまな種類があり、上記で紹介したウイスキーやブランデーの他にも「ウォッカ」「ラム」「ジン」「テキーラ」などの種類があります。
洋酒の多くはスピリッツ(蒸留酒)となります。寒い地域で造られているという背景もあり、アルコール度が非常に高いものが多いことが特徴です。中にはアルコール含有量が90℃を超えているような洋酒もあります。
アルコール度が高いということは、つまり長期保存がしやすいということです。もちろん賞味期限もなく、未開封で正しく保管していれば何年でも持ちます。ただしアルコール度の低いリキュール類、特にクリームやミルクの含まれているものは傷みやすいことがあるので注意しましょう。クリーム系・ミルク系のリキュールは一度開封したらできるだけ素早く飲んでしまうのがおすすめです。
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・ボンベイ サファイア
古酒はその名の通り、古いお酒を指します。基本的には日本酒の長期熟成ものを指すことが多いですが、泡盛などそのほかのアルコールについても古く状態の良いものであれば「古酒」と呼ばれます。ただ古いだけでなく、熟成により独特の味わいがついているものが古酒と言われる傾向にあります。
古酒の中には数十年間熟成されたボトルもあります。ただしこれは、あくまでも上質なお酒を正しく熟成させた場合に限ります。通常の日本酒をそのまま放っておくだけでは、味が劣化するだけであり古酒とはならないので気をつけましょう。
なお状態の良い古酒は、買取査定で高額になるケースが多いです。これは味そのものの魅力だけでなく、簡単には手に入らないという“プレミア価値”があるためです。
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・十四代 秘蔵酒 古酒
茅台酒(まおたいしゅ)は中国のお酒です。貴州省特産の高粱(カオリャン)を原料とした白酒で、スコッチ・コニャックと並び世界三大蒸留酒に数えられています。
茅台酒はアルコール度数53%ほどと高く、劣化が進みにくいため基本的に賞味期限はありません。昨今ではアルコール度38%など低めのものも発売されていますが、いずれにせよ賞味期限は設定されておらず古いものでも美味しく飲めます。
ただし茅台酒には偽装品も多いので注意が必要です。
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・茅台酒 天女
ここまで紹介したとおり、アルコールは基本的に賞味期限のないものばかりです。しかし「日本酒」や「ビール」などの一部の醸造酒は、9ヶ月〜1年ほどの賞味期限が設定されていることがあります。そのためお酒の種類や銘柄によっては、できるだけ早く対処しておかないと無駄にしてしまうこともあるでしょう。
では一体、賞味期限が切れそうになっているお酒はどのように対処すれば良いのでしょうか。ここからは賞味期限の近いお酒の活用方法・対処方法の例を紹介します。
お酒を処理する上で一番ベストな方法は、やはり早く飲んでしまうことです。賞味期限が長いと安心せずに、できるだけ早く飲むことを心がけましょう。
またウイスキーやブランデーのような賞味期限の記載がないお酒であっても、一度開封したものは劣化が進むので早く飲むようにしましょう。開封後のお酒を長期保管していると、腹痛などトラブルの原因になることもあります。
ビールの飲み残しはどうしてますか?
ガスコンロの頑固な油汚れには
使い古しの布巾などに
ビールをしみ込ませて拭きましょう!
窓ガラスの汚れ落としにもどうぞ!#ガスコンロ掃除#ガス台掃除 pic.twitter.com/dGXNCVaN5a
— 晩酌ナビ (@meetingredients) August 12, 2021
賞味期限が切れてしまったビールも、工夫次第で捨てずに活用することができます。その一つが掃除シーンです。
実はビールには油汚れを分解してくれる効果があります。ビタミンEやアルコールの成分が、頑固な油汚れを落としやすくしてくれます。特にコンロや電子レンジなど、キッチン周りの掃除におすすめです。
使用方法は非常に簡単で、水拭きのように布にビールを含ませて拭き掃除をするだけです。さらになかなか落ちない頑固な汚れの場合には、“つけおき洗い”も可能です。
今日は飲みきれなかったワインで?
ワイン風呂?( :3) ×)〆 ~~~スイ〜 pic.twitter.com/36S5GSlUxB
— 園崎みゆ (@act__this) January 26, 2022
日本酒やワインの賞味期限切れのものは、美容シーンに取り入れることができます。一番簡単なのはお風呂に混ぜることです。
日本酒に含まれるアミノ酸や赤ワインに含まれるポリフェノールなどは、健康や美容に良いと言われています。さらに温めたお湯に混ぜることで、香りも広がりリラックス効果も期待できます。新品のお酒ではもったいないと感じてしまいますが、賞味期限の切れたお酒なら捨ててしまうよりも断然お得です。
昨日久しぶりに白ワイン飲んだ
エル・コンシエルト 白(スペイン)
飲み残しは料理酒に〜 pic.twitter.com/n6sZ0gZu6g— 櫻子 (@EttaP90) June 18, 2017
味が落ちてそのまま飲むのには向かなくなってしまったお酒は、料理酒として使うこともできます。日本酒には食材の臭みを取り除いてくれる効果があり、さらに料理のコクや旨味を引き出してくれる効果も期待できます。炒め物や煮物などさまざまな料理に使えるので、ぜひ試してみてください。
未開封で賞味期限が近づいているお酒は、無駄にしてしまう前に買取査定に出すのもありです。買取査定に出せば、お酒を現金化することができます。
賞味期限のあるお酒であっても、ビールや日本酒なら製造から半年以内であれば買取査定ができます。そのほか賞味期限表記のないお酒は、状態が良ければ古いものでも買取対象となることが多いです。なお、どれくらいの時期のものが買取対象になるかはお酒ごとに異なるので、飲まないお酒を見つけた場合はなるべく速やかに買取査定に出すことをおすすめします。
リンクサスでももちろんお酒買取を受け付けています。ブランデー・ワイン・ウイスキーのほか、焼酎や日本酒の査定も行っているのでぜひお気軽にご依頼ください。時期が曖昧で売れるかどうかわからない場合は、電話やLINE査定などで一度お問い合わせいただくことも可能です。
今回はお酒の賞味期限について解説しました。
お酒の賞味期限は、お酒を美味しく飲める期間のことです。ただし賞味期限が必ず正しい、というわけでなく、お酒を美味しく飲むためには適切な保管方法を守ることも重要です。
もし自宅保管が不安なお酒で、これからも飲む予定がない場合は買取業者の査定に出すのもおすすめです。お酒の賞味期限を迎え無駄にしてしまう前に、ぜひ賢く活用してみてください。
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