ウイスキー買取はこちら
ハイランドパークはスコッチウイスキーの銘柄です。スコッチの中でも独特の個性を持つ銘柄であり、1798年の蒸留所創業から今まで伝統を守り抜いてきたブランドでもあります。
今回はそんなウイスキー「ハイランドパーク」の魅力に迫っていきます。味わいや製法の秘訣、そしてラインナップの特徴をお伝えしていくのでぜひウイスキー選びの参考にしてみてください。
『ハイランドパーク12年』
スコットランド最北端の蒸留所のシングルモルトです。ハニーやドライフルーツの甘さを感じますね。ストレートやロックも美味しいですが、ハイボールにしても、その甘さを楽しむことができますよ。 pic.twitter.com/5FnxNneqUu
— 焼酎Bar純 マサト (@Bar48428924) March 5, 2020
ハイランドパークとは、スコットランドにある「ハイランドパーク蒸留所」のモルト原酒のみを使ったシングルモルトウイスキーのことです。
ハイランドパーク蒸留所はスコットランドのスキャパ湾にあるオークニー諸島・メインランドにあります。数あるスコットランドの蒸留所の中でも最北端にあることで知られており、吹き荒れる風や凍てつく大地の厳しさを受けて育った力強いウイスキーです。芳しい香りと濃密な味わいをもつこの銘柄は、「地の果てからのモルトウイスキー」と言うキャッチコピーでも知られています。
そんなハイランドパークの味わいは、一言で言うと“スモーキー&ハーモニー”。ただ濃厚なだけでなく、華やかさとスコッチらしいピート香の完成されたバランスを持ち合わせているのがハイランドパークの良さと言えます。
ハイランドパーク蒸留所の創業は1798年です。約200年以上にわたり、ウイスキー作りの誇りを受け継いできた歴史ある蒸留所として知られています。
ハイランドパーク蒸留所は長年の歴史の中で、経営権が何度も移り変わっています。しかし時代が変わろうと、経営者が変わろうと、「ウイスキーづくりの伝統」を失わず大切にしているのが特徴です。伝統的な製法を守ったハイランドパークの味わいは、“人の手”を大切にした丁寧な作りであり非常に完成度が高いです。
またハイランドパークのあるオークニー諸島は、海賊たち=ヴァイキングの文化や新石器時代の名残が残る場所でもあります。ハイランドパークのラインナップにはヴァイキングの伝説にインスパイアされたボトルも多く、ウイスキーを通じながらスコットランド・オークニー諸島の文化や歴史、そして島民たちのスピリッツを感じ取ることができます。
ハイランドパーク蒸留所のウイスキーづくりの特徴として、まず蒸留所独自の“ヘザーピート”麦芽を使用していることが挙げられます。
ハイランドパークで採用しているピートは、オークニー諸島が4000年と言う長い歴史をかけて育んできたヘザーの花が元になっています。このピートで麦芽を炊くことにより、ハイランドパークならではのアロマティックでバランスの良いスモーキーさが作り出されています。
またハイランドパークでは、独自のピートモルトだけでなくノンピートモルトも採用しています。あえてピートに偏りすぎない構成にすることで、多くの人に評価される“飲みやすさ”が再現されていると言えます。
ハイランドパーク蒸留所といえば、製麦の際に伝統的な「フロアモルティング製法」を採用していることも有名です。これは昔ながらの発芽の製法であり、現在スコットランドでフロアモルティングを取り入れている蒸留所は数えるほどしかありません。
フロアモルティング製法では手作業の技術が必要になってくるため、効率化を図っている蒸留所では現在採用されていないのが現状です。しかしハイランドパーク蒸留所はあえてこのフロアモルティングにこだわることで、他の蒸留所にはない独自性のある麦芽を生産しているのです。
フロアモルティングで手間ひまかけてじっくりと発芽させた麦芽を使うことにより、ハイランドパークらしいオリジナルのスモーキー&ハーモニーの味わいが生まれています。
ハイランドパークには多くのラインナップがあります。ここからはハイランドパークのウイスキーのうち、おすすめのボトルをいくつかピックアップしてご紹介していきます。
ハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナーは、オークニー島のユニークな文化をウイスキーに現した1本です。ナチュラルカラーのウイスキーで、酒齢12年以上の原酒によるシングルモルトとなっています。いわゆるスタンダードなボトルであり、ハイランドパークの入門編としてもおすすめです。
ヘザーハニーの甘さとピーティーなスモーキーさが共存した味わいで、口に含むと丸みを帯びたモルト感を堪能できます。
ハイランドパーク15年ヴァイキング・ハートは、ファーストフィルのヨーロピアンオーク・シェリー樽で熟成された15年熟成のウイスキーです。贅沢な樽熟成で生まれるバニラやクレームブリュレのような甘さが特徴で、甘さの中にドライで暖かなスパイシーさも感じられます。
ボトルにはリサイクル可能なセラミックが採用されていたりと、味の良さだけでなく環境にも配慮した1本であるのもポイントです。
ハイランドパーク18年ヴァイキング・プライドは、クリアで明るく光沢のあるゴールド色のウイスキーです。中身には18年熟成の原酒が使われていて、熟成が生み出す調和や複雑さ、洗練された印象を感じ取ることができます。
刺々しさが減り角の取れた奥深い味わいは、壮大な印象も感じられます。花や果実を思わせるエレガントに、ヘザーを感じさせるハーバルなスパイスも加わっています。
カスクストレングスとは、原酒に加水をせずそのままボトリングしたウイスキーのことを指します。「ハイランドパークのピュアな状態を味わってほしい」という思いのもと生まれたボトルであり、アルコール度数63.9%と非常に刺激の強い、そのままのウイスキーを感じられます。
シェリー樽メインの熟成の中にバーボン樽原酒が加えられた構成で、フルーティーかつスパイシーな味わいとなっています。
こちらのボトルはオークニー島に伝わるヴァイキングの伝説にインスパイアされた、「ヴァイキング・レジェンド・シリーズ」としてリリースされたうちの1本です。ヴァイキングの末裔であるデザイナーのジム・リングビルド氏がデザインしたボトルが目印で、中にはピート強めのウイスキーが入っています。
ヴァルクヌートは定番ボトルに比べスモーキーなニュアンスも強めであり、アロマティックな中にスパイシーさも感じられます。
ハイランドパーク ヴァルファーザーは、ヴァルクヌートと同様に「ヴァイキング・レジェンド・シリーズ」としてリリースされました。蒸留所のボトルの中でも最もピーティーなウイスキーであり、やや玄人向けの味わいに仕上がっています。
パリッとしたりんごや洋梨の香りがあり、口に含むとフローラルなスモーキーさを感じられます。コーヒーのような苦味もあり、特にピート系のウイスキーが好きな方に適しています。
ハイランドパーク トリスケリオンは、蒸留所の歴代マスター・ウイスキーメーカーであるゴードン・モーション氏、マックス・マクラーレン氏、ジョン・ラムゼイ氏の3人が選んだ樽原酒をヴァッティングした特別なウイスキーです。
オレンジやコリアンダーシードのような香りの中に、バラを纏ったようなピートのあるハチミツを感じられます。複雑に折り重なる味わいを堪能できるスペシャルなボトルであり、価格も2万円越えと高級品の位置づけです。
ハイランドパーク25年には、ファーストフィルのシェリー樽で25年以上熟成した原酒が使用されています。
長期熟成が生み出す赤みのあるゴールド色が目印で、加水控えめで仕上げられたリッチでスパイシーな香りに特徴があります。ヘザーピートならではの甘くスモーキーなニュアンス、そしてシェリー樽が生み出すレーズンのような甘味とバニラの余韻が魅力です。
ハイランドパーク40年は、オフィシャルの中でも最長熟の40年ものボトルです。2008年に全世界合計1000本のみでリリースされた希少品でもあり、日本には350本入荷しています。
圧倒的な存在感を放つフレーバー、そしてジューシーで粘性のある味わいでハイランドパークの中でも完成度が非常に高いです。なかなかお目にかかれるボトルではありませんが、ウイスキー好きなら一口でも試してみる価値があります。
本日の食後は、ハイランドパークCS?
トロピカルフルーツと花の蜜の香り。濃厚なカカオやヘザーハニーのピート。加水すると柑橘感や木材の香りが際立って、とっても美味しい? pic.twitter.com/nyi2ojgoF7
— あきらっと (@Akirat3134) July 4, 2022
今宵3杯目⭐️モルトさんのオススメで
ハイランドパーク15〜途中からロックて?で?ロック美味しい❗️ pic.twitter.com/edjoskikrD— TANIMACHI (@ts19910721) June 16, 2022
ハイランドパークは日本への流通量も多く、実際に飲んでみたという方が多数見受けられました。感想を調べてみると、濃厚で華やかなスモーキーさを褒めるコメントが多く、“美味しい”と評価が集まっていました。特に食後酒としての評価が高いのが特徴であり、ゆっくり贅沢な時間を過ごしたい時におすすめのウイスキー銘柄と言えます。
なお飲み方はストレートが断然人気ですが、その一方でロックやハイボールにしても個性が薄まりにくく美味しいという意見が多かったです。自身の味の好みや気分によって飲み方を自由に変えられるのも、ハイランドパークの魅力と言えるでしょう。
特にハイランドパークの中でも12年もの、15年ものあたりは、コスパも良いため挑戦している方が多い印象です。ハイランドパークが気になるという方は、まずは12年・15年といった定番ボトルから挑戦してみるのがおすすめです。
ハイランドパークはウイスキーの専門家からも高く評価されています。世界的に有名なウイスキー評論家であるジム・マーレイ氏は、ハイランドパークを世界6大モルトに選んでいます。世界6大モルトには余市、アードベック、スプリングバンク、バッファロートレース、ワイルドターキーといったウイスキーがラインナップされていて、錚々たる面子の中にハイランドパークが並んでいることから高い評価を受けていることが見て取れます。
またハイランドパークは世界的なコンペティション・品評会でも受賞歴が多く、安定した人気を誇っています。評論家のマイケル・ジャクソン氏が「全モルトウイスキーの中で最もオールランダーで秀逸な食後酒」と述べたことも非常に有名です。
ハイランドパークは長い歴史を誇るブランドであり、世界中から人気があります。買取査定でも高めの評価額がつきやすいので、未開封ボトルを余らせている方がいればぜひお酒買取専門店の利用を検討してみましょう。
お酒買取専門店リンクサスでは、現在ハイランドパークの買取を強化しています。ハイランドパーク12年、ハイランドパーク18年など様々なボトルの査定に対応しているのでぜひご相談ください。
ハイランドパーク12年旧ボトル。
社会人なりたての頃、ものすごく奮発して買ったのを思い出しました。その頃はウイスキーを飲みたてで、こんな美味しいウイスキーが有るのかと感動していました。
思い出補正も有りますが、今飲んでみてもやはり美味いですね。香りで当時の色々な記憶が蘇るようです。 pic.twitter.com/pMmOs34Ggs— Amber Times (@AmberTimesCom) May 14, 2022
ハイランドパークの中でも特に高額査定になりやすいのは、すでに終売してしまった旧ボトルや入手の難しい限定品などです。例えばハイランドパーク12年の旧ボトルなどは、現在はラベルが切り替わり、旧ボトルが入手困難になっているため高値がつきやすいです。また40年ものなど、数量の限られている長期熟成ボトルは高騰化しているため評価額も高くなります。
「どのボトルが旧ボトルなのか見分けられない」「手持ちのウイスキーの価値が知りたい」という方も、プロの買取査定を利用すればお酒の正しい価値を知ることができます。リンクサスにはハイランドパークなどのスコッチウイスキーに詳しい査定スタッフが在籍しているので、安心してご依頼ください。
ハイランドパーク買取はこちら
スコットランド最北端の蒸留所で作られるシングルモルト「ハイランドパーク」は、独特のスモーキーさと華やかさで長年愛され続けているブランドです。リッチな味わいは、特に食後酒としての評価が高いです。
「スモーキーだけれど飲みやすい」そんなスコッチらしいウイスキーを探している方にとって、ハイランドパークはまさにぴったりの銘柄と言えるでしょう。日本国内でも手に入りやすい銘柄なので、もし見かけたらこの機会にトライしてみてはいかがでしょうか。
ウイスキー買取はこちら 高級ウイスキーの代表格であるサントリーの「山崎」。店頭では簡単に買うことができず[...]
ウイスキー買取はこちら この記事ではサントリーの人気ウイスキーである「シングルモルト白州」の抽選情報につ[...]
ウイスキー買取はこちら 響はサントリーが誇る最高級のブレンデッドウイスキーです。昨今のジャパニーズウイス[...]
日本酒買取はこちら 日本酒は全国各地で作られていて、とにかくたくさんの種類があります。そのため「日本酒を[...]
ワイン買取はこちら 新世界ワインの筆頭と称される、アメリカ。今や、“新世界”といったカテゴリを超えた、世[...]