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ここ10年余りで激しい高騰化が進んでいるジャパニーズウイスキー。その中でも価格高騰が顕著な銘柄の一つがサントリーの「響30年」です。ブレンデッドウイスキーの最高峰として知られる響30年には、他のウイスキーにはない魅力が詰まっており、それだけ高い人気があるのです。
今回はそんな響30年にフォーカスを当てていきます。一体どのようなウイスキーなのか、定価や実際の価格はどのくらいなのか気になっている方はぜひチェックしてみてください。記事後半では響30年を定価で買う方法やお酒買取についても案内しています。
目次
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ブレンデッドウイスキー響30年は、サントリーが手がけるウイスキー「響」の30年熟成ボトルです。酒齢30年以上の長期熟成モルト原酒・グレーン原酒を丁寧にブレンドして作られた特別なウイスキーであり、年間数千本しか製造されないという希少な限定ウイスキーでもあります。
響30年のモルトに選ばれるのは、サントリー秘蔵の超長期熟成樽のものです。入念に選ばれたモルト原酒に、熟成期間30年以上の円熟グレーンが吟味した上でブレンドされます。ブレンドや製造の工程は全て手作業というこだわりで、とにかくバランスに優れており、宝石のような美酒に仕上がっているのが特徴です。
そんな響30年は近づくだけで特別に感じられるモルトの甘い香りと花のような華やかな香りが豊富です。口に含むとなめらかなとろみ、重厚なコクも感じられます。熟成が生み出す力強いウッディネスと長く美しく続く余韻で、まさに完成された頂点のウイスキーと言えます。
また響30年は特別な「30面カットのクリスタルボトル」に入っているのもポイントです。見た目にも楽しめる贅沢なウイスキーは、ウイスキーファンはもちろんコレクターたちからも厚い支持を得ています。
響はサントリーのブレンデッドウイスキーの銘柄です。30年ボトルの他にも「響JAPANESE HARMONY」「響BRENDER’S CHOICE」「響21年」などのボトルがあります。このほか期間限定品として特別なボトルがリリースされることもあります。
そんなウイスキー響ブランドは、サントリーが創業90周年を迎えた1989年に誕生しました。二代目マスターブレンダーであった佐治敬三氏が最高峰と呼ぶに相応しい日本のウイスキーを目指し、培ってきたブレンドの技術を駆使して作られたのがウイスキー響です。サントリーのウイスキーラインナップの中でも特にランクが高く、いわゆる高級ウイスキーとして「シングルモルト山崎」「シングルモルト白州」と並ぶ人気を誇っています。
ちなみにブレンデッドウイスキー響は近年のジャパニーズウイスキーの高騰化の影響を強く受けていて、今ではどのシリーズも入手困難・価格高騰が顕著なことでも知られています。特に響30年は手作業で生産数そのものが少ないため、入手がとても難しいプレミアムウイスキーの扱いとなっています。
ここまで気温が上がってくればグラスに注ぐだけで十分に香りが立ち上がる
この香りを楽しみたいからこそ冬場は飲まないウイスキー
やはり、響30年は別格 pic.twitter.com/7gfhRgNS5B
— ?(響) (@RM57vVolketPPk0) June 18, 2021
響 30年!!!
華やかでフルーティーで重厚感のある香りで、味も最高の熟成感を感じました!僕的にはブドウっぽい甘味と酸味に近かったです。ブレンデッドウイスキーの頂点は伊達じゃないッ!#TWLC#ウイスキー#ウイスキー好きと繋がりたい pic.twitter.com/QDH2H6Dj30
— クルス@バー&ウイスキー好き (@Kurusu_Whisky) September 5, 2020
響30年は人気ウイスキーということもあり、Twitterなどに多くの口コミが寄せられていました。飲んだ感想のほとんどが美味しかったというものであり、「格別だった」という感想も多く見受けられました。他の響シリーズと比べても違いが明確にわかるほどのレベルであり、とにかく華やかで甘やかな点に対して高い評価が集まっているようでした。
また響30年はブレンデッドウイスキーということもあり、癖が少なく飲みやすい点も高評価のポイントでした。シングルモルトに比べて親しみやすい味わいであるため、中には「山崎よりも美味しい」と感想を述べる方もいるほどでした。
感想からも分かる通り、響30年はプレミアムウイスキーの中でも非常に飲みやすく、高級感を堪能できる味わいと言えます。万人受けする味なので、国内だけでなく世界各国の方にも愛されているボトルとなっています。
響30年の代表的な受賞歴を調べてみました。上記を見て分かるように、響30年は世界的に有名なウイスキーの賞をいくつも受賞しています。特にISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)では最高賞である「トロフィー」を何度も獲得しています。ISCはイギリスで行われる酒類のコンペティションで、ブラインドテイスティング(目隠し)により評価が行われるのが特徴です。
ブランド力だけでなく実力が認められたウイスキーであるという点が、響30年が長く人気を誇る理由でもあります。世界に誇る日本のウイスキーでもあり、日本のお土産として響30年を選ぶ海外の方も多くいるほどです。
響30年は完成されたブレンデッドウイスキーです。デイリーウイスキーのようなクセのある刺激や飲みにくさはないので、ストレートでそのまま美味しく飲むのに相応しいです。できれば香りをうまくとどめておけるウイスキー専用のグラスを用いて、ストレートでゆっくり堪能してみましょう。なお響30年は味だけでなく香りも魅力です。一気に飲んでしまうのではなく、まずはゆっくりと鼻を近づけ香りから楽しんでみてください。
ストレートで楽しんだ後は、わずかに加水して味の変化を楽しむのもありです。加水する場合はウイスキー:水=1:1のトワイスアップがおすすめです。これ以上の水を加えてしまうとウイスキーが薄まってしまい勿体なく感じるので注意しましょう。
ちなみに響30年は飲みやすい味ですが、アルコール度数が43%と高めです。そのためストレートで大量に飲むと、悪酔いする原因にもなります。響30年を飲む際には、必ずチェイサー(水)の用意も忘れないようにしましょう。
響30年の穏やかで奥深い酒質は、さまざまなタイプの料理と合います。特にナッツ類やチョコレート類との相性は抜群です。また甘やかで華のある香りは、ドライフルーツとも好相性です。
味の濃い食事に合わせる際には、水割りやハイボールにするのもありです。響の甘みと華やかな香りは割ってもバランスが崩れにくいのが魅力です。
響30年の定価は160,000円(税抜)です。しかし人気で希少なウイスキーということもあり、定価購入は非常に難しくなっています。特にここ10年余りでジャパニーズウイスキーへの注目が集まり、響30年が世界的な賞を多く受賞したことから市場価格は跳ね上がっています。近年ではウイスキー投資や転売の対象となっていることも影響し、価格はますます高騰しています。
価格は購入する場所にもよりますが、Amazonや楽天市場のようなネットショップではボトル一本に100万円近い価格が付けられています。酒屋での店頭購入も数十万円を超えることがほとんどです。響30年を飲んでみたいという方は、これだけ価格高騰しているという事実を忘れないようにしましょう。
2013年 | Amazon価格・・・約16万円 この頃は定価に近い価格で購入できていた |
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2015年 | Amazon価格・・・約29万円 世界的なジャパニーズウイスキーへの注目UP さらにISCトロフィー受賞をきっかけに価格が高騰 |
2020年 | Amazon価格・・・約53万円 ウイスキーに終売銘柄などが増え、転売が話題に 響30年の流通価格は定価の4倍近くまで上昇 |
2022年 | Amazon価格・・・約95万円 コロナ禍など生活様式の変化から価格高騰も急速に わずか2年ほどで流通価格は40万円近く増える |
高騰化が進む響30年ですが、終売品ではなく現行でもリリースされているため定価購入は可能です。ここからは響30年を定価で購入する方法について解説していきます。
山崎18年と響21年が抽選で当たった‼️
定価で買えるっぽい
山崎25年、白州25年、響30年は普通に外れた‼️— のりこ (@nrcnrk2) April 19, 2022
響30年は基本的に一般的な酒販店の店頭に並ぶことがありません。しかし入荷のタイミングで実施される抽選販売に当選すれば、定価での購入が可能です。
抽選販売はそごうや近鉄百貨店、伊勢丹などの百貨店で不定期に開催されています。また百貨店だけでなくビッグカメラやリカーマウンテンなど、大型の酒販店でも行われています。まずは響30年の抽選販売を実施している店舗を探し、根気よく抽選に応募してみましょう。
なお百貨店や酒販店によっては「カード会員限定」など抽選の参加に条件を定めている場合があるので注意です。響30年を狙うなら、購入条件についても詳しく確認しておきましょう。
Twitter初心者なのですみません
リカマン福袋の追加報告です
結果は…
凄すぎます❗️暫く動悸が止まりませんでした‼️
なんと特賞の響30年が当たりました❗️
リカマンさんありがとうございます?
これは家宝です‼️#リカマン#リカマン福袋#特賞#響30年#ジャパニーズウィスキー pic.twitter.com/7J0XgVM1YD— あーちん (@achin_oriori) October 30, 2021
響30年は抽選販売のほか、福袋商品に含まれていることがあります。いわゆるウイスキー福袋と呼ばれる商品のことで、抽選や先着で購入ができます。
あくまでも福袋なので確実に響30年が購入できるわけではありませんが、運が良ければ定価未満の価格で響30年をゲットできる可能性があります。もし外れても他のウイスキーが手に入ることがほとんどなので、ウイスキー好きならトライしてみる価値があります。
昨日、念願の山崎蒸溜所見学に参加してまいりました
圧巻なのは貯蔵庫、画像では伝わらない庫内に充満したウイスキー香♪
そして、有料試飲バーでは念願の
響30年、山崎25年、白州25年
貴重な経験に幸福感でいっぱいでした。蒸留所の皆様有難うございました pic.twitter.com/SN6b4Ypljg
— 炭火焼くっちき (@cucchiki) August 2, 2022
響30年はサントリーの蒸留所で有料試飲ができます。15mlで3,700円とわずかな量ではありますが、流通価格を考慮すると非常にお得です。ボトルごと購入する必要がないので手軽にチャレンジしたい方にもおすすめです。有料試飲では響30年以外のウイスキーにもトライできます。
なお蒸留所見学は予約が必要です。時期によっては開催されていないこともあるので、詳細はサントリーの公式ページで確認してみてください。
価格高騰が激しい響30年は、お酒買取市場でも人気のアイテムです。もし未開封ボトルをお持ちで今後も飲む予定がなければ、ぜひお酒買取専門店の利用を検討してみましょう。響30年のボトルは状態が良ければ定価以上の高額買取ができるケースがあります。
響30年の買取ならお酒買取専門店リンクサスがおすすめです。リンクサスは店頭買取・出張買取・宅配買取の3種類の方法で、全国から響30年の買取を受け付けています。買取価格は上昇中で、状態や付属品次第では80万円越えの価格がつくこともあり得ます。
リンクサスでは「今はまだ売るかどうか決めていない」「まずは価格だけ知りたい」という方からの相談も受け付けています。在籍するプロの査定員が丁寧に査定を行うので、安心してお任せください。
響30年の買取はこちら
通常ウイスキーの買取は未開封ボトルのみになります。しかし響30年の「30面カットクリスタルボトル」は、コレクターが多いため空き瓶でも買取対象になります。お酒買取専門店リンクサスは響30年の空き瓶買取も行っているのでぜひご相談ください。
なお空き瓶買取の際も箱や冊子付きの状態でお持ちいただくのがベストです。また中の香りを堪能できるよう、ボトルはできるだけ洗わない状態でそのまま買取査定にお出しください。
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サントリーが誇るブレンデッドウイスキーの最高峰である「響30年」。華やかで豊かな香りは、格別と称されるほどの人気です。元々の定価16万円に対し今では100万円近い価格が付けられるほど、プレミアムなウイスキーとしても有名です。
そんな響30年ですが、百貨店などの抽選販売を狙えばわずかですが定価で買える方法もあります。未開封ボトルはお酒買取の高額買取対象にもなるので、ぜひチェックしてみてください。
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