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韓国ブームで人気を見せる、チャミスルなどの韓国酒。「飲んでみたいけれど、どのようなお酒かわからない・・・」という方も多いのではないでしょうか。
韓国酒には日本のお酒とはまた違った魅力があり、知れば一度は手に取ってみたくなるお酒ばかりです。飲みやすいと言われる銘柄も多く、若い世代からも支持を得ているのが韓国のお酒です。
今回はそんな韓国のお酒にフォーカスを当て、特徴や銘柄を紹介していきます。
目次
近年、若い女性を中心に継続している「韓国ブーム」。メイクやファッションなどが人気ですが、実はお酒文化にも注目が集まっています。
「梨泰院クラス」のような韓国ドラマではお酒が飲まれるシーンが映されることも多く、韓国のお酒は若い世代から圧倒的な支持を得ています。
韓国のお酒はカロリーが低いと言われており、韓国焼酎やマッコリなどダイエットを気にされる方にとって親しみやすいお酒が多いです。味わいもフルーツフレーバーなど飲みやすいタイプのものが増えてきており、ビールや日本酒などが苦手な層からも飲み会で楽しめるお酒として人気が高いです。
コンビニやスーパーなどで気軽に購入できる韓国酒が増えてきているため、宅飲みやホームパーティーで韓国酒が採用されうようなシーンも増えつつあります。
韓国とお酒は切っても切れない間柄にあります。
実は韓国は世界と比べても、アルコールの消費量が多い国です。2018年のWHOの調べでは韓国人1人あたりのアルコール消費量は10.2Lとなっており、日本(8L)やアメリカ(9.8L)などと比べてもお酒の消費量が多いことがわかります。
特に焼酎・ウイスキーなどの蒸留酒の消費量に関しては、世界1位にランクインしたこともあるほどです。韓国は忘年会・歓迎会・新年会といった大勢の飲み会が盛んな上、日常の食卓でもよくお酒が飲まれています。
そんな韓国ですが、実は時代と共に人気のお酒に変化が生まれつつあります。1960年代までは「マッコリ」という白く濁ったお酒が定番として飲まれてきていましたが、1970年には「韓国焼酎」が台頭し、さらに1980年以降は「韓国ビール」の消費量が増加してきています。
韓国では、満19歳になる歳の1月1日からお酒を購入できます。実は韓国には未成年者の飲酒を禁ずる法律はなく、購入に関する法律しかありません。
なお韓国の歳の数え方は通常“数え年”になりますが、このルールは満年齢の歳で数えます。
ただし未成年者の飲酒を禁ずる法律がないからといって、誰でも何歳からでも飲めるというわけではないので気をつけましょう。例えば18歳の高校3年生の場合、法律上は1月になればお酒が買えるようになっていますが、学校の校則などで飲酒・購入が厳しく制限されていることがほとんどで、ルールを破れば最悪退学となることもあります。
さらに未成年者に対して大人がお酒を買ってあげることは禁止されています。そのため実際には、高校を卒業すればお酒が飲めるようになるといったイメージです。
なお日本は2022年4月より成人の年齢が18歳まで引き下げられましたが、お酒が飲める年齢は変わらず20歳のままと定められています。
そのため日本の若者に比べて、韓国の方が若干早くお酒を飲めるようなルールになっています。
お酒の種類 | 蒸留酒・リキュール |
---|---|
アルコール度数 | 13〜20%前後 |
近年の韓国酒ブームで欠かせない存在、それはソジュと呼ばれる韓国焼酎です。緑色の特徴的な瓶が目印で、ドラマのワンシーンなどで見かけたことがある方も多いかもしれません。
この韓国焼酎の流通量が日本国内で劇的に増えており、国内の韓国のお酒ブームを引き起こす理由となっています。
韓国焼酎とは、その名の通り韓国で作られる焼酎のことを指します。米・麦・サツマイモ・トウモロコシ・タピオカなどの穀物類を原料に作られる蒸留酒となります。
韓国焼酎は希釈式焼酎の製法で作られるものがほとんどで、日本で言うところの甲類焼酎に該当します。希釈式焼酎である韓国焼酎は大量生産が可能なのでコスパ面で優れており、また飲みやすい味わいのものが多いという特徴があります。
日本にも焼酎はありますが、韓国の焼酎は日本のものとは異なっています。大きな違いとしては「原料・製法の違い」「アルコール度数の違い」が挙げられます。
日本の焼酎といえば、麦焼酎・芋焼酎・米焼酎など。単一の原料を使用したものが多く、原料由来の豊かで個性的な味わいが楽しめるのが魅力です。なお麦焼酎・芋焼酎・米焼酎の蒸留方法は単式蒸留となっており、クセが強いものが多いです。
韓国焼酎といえば、通常の焼酎のほかフレーバータイプも豊富なのがポイントです。韓国焼酎の中には桃や葡萄、ザクロ、ストロベリーといったフルーツ風味のものも多く作られています。
韓国焼酎のフレーバータイプは、まるでカクテルのような飲み口でスイスイ飲めてしまうのが特徴です。そのため日本の焼酎は飲みにくいと感じていた方でも、韓国焼酎は飲みやすいと感じることが多いです。
緑の瓶の韓国焼酎として、定番の人気を集めるのがこちらの「チャミスル」です。韓国国内No.1のシェア率を誇る銘柄で、日本にも多く輸入されています。
チャミスルは米と麦をベースにして作られる焼酎で、ボトルによってはサツマイモやタピオカなどのでんぷんが加えられているものもあります。
アルコール度16%で飲みやすく人気の「チャミスルfresh」のほか、アルコール度20%で味わいを楽しめる「チャミスルオリジナル」、さらには「ストロベリー」「すもも」「マスカット」「グレープフルーツ」といったフレーバータイプもあります。
チャミスルに似た雰囲気の緑のボトルをした韓国焼酎です。チャミスルよりもフレーバーが多く、ライチやもも、ゆずなどをはじめ9種類のボトルがあります。
フレーバータイプの焼酎は13.5%と、刺激が少なく飲みやすいのもポイントです。
本場韓国で、発売100日で6,300万本を売り上げたという人気の焼酎です。控えめな甘さとシンプルな味わいで、料理にも合わせやすい万能さが魅力です。
柔らかな口当たりで、焼き肉などの韓国料理に合わせるのにおすすめです。アラニン・アスパラギンが含まれているため、二日酔いになりにくいお酒とも言われています。
お酒の種類 | ビール |
---|---|
アルコール度数 | 4.5〜5%前後 |
日本でも日常酒として愛飲されることの多いビールですが、もちろん韓国でも製造・販売されています。
韓国のビールは「メクチュ」と呼ばれます。生ビールはセンメクチュ、缶ビールはケンメクチュとなります。
韓国のビールは日本のものに比べ、麦芽の使用割合が少ないのが特徴です。日本のビールは麦芽50%以上で作る必要がありますが、韓国では麦芽10%を使用していればビールとして売り出すことができるのです。
そのため韓国ビールは全体的に、苦味が少なめです。アルコール度数も4.5〜5%前後と控えめでありすっきりとした味わいなので、日本のビールが苦手な方でも挑戦がしやすいです。
また近年の韓国では、日本のように“クラフトビール”のようなものも流行しています。韓国では2002年のワールドカップのタイミングで酒税法が改正されており、小規模蒸溜所でもビールが作れるようになっています。
近頃はコンビニ、スーパーで買えるような面白い韓国ビールも増えてきています。フレーバー付きのビールなど、オリジナリティあふれるものが多数登場しています。
韓国ビールらしいすっきりさと爽快感のある味わいで、喉越しも爽やかです。アルコール度数も4.5%と控えめで、気軽に飲める海外ビールに挑戦したい方にもおすすめです。
そんなTERRAは2023年の春より日本にも正規輸入がされています。日本国内で買いやすいという点も、おすすめできる理由に挙げられるでしょう。
独自の非加熱処理方法を用いて製造された韓国ビールは、ライトな口当たりで人気を誇ります。適度な苦味もあり、辛味の強い韓国料理にも負けない美味しさがあります。
本当に画面が割れそうなくらい刺激的なKloudビール……..絶対美味しいよこのビール!!!ホソクさんに舌出しスマイルされジンさんにキッスされた贅沢ビール、欲しい。 pic.twitter.com/HjmwFEpViQ
— ᴷᴼᴺᴬ ?ིྀ (@124_jin_p) July 14, 2021
Kloudビールは日本やドイツなどと同様の製法にて作られた麦芽100%の本格ラガービールです。よくある韓国ビールに比べて苦いので、日本のビールがお好きな方におすすめです。
CMのイメージモデルにBTS(防弾少年団)を起用したことでも話題になりました。そのため世界的に知名度があり、ビールとしても人気を集めています。
マッコリどーん! pic.twitter.com/ofSbLzeEAG
— このは (@konoha_2424) April 3, 2022
お酒の種類 | 醸造酒 |
---|---|
アルコール度数 | 6%前後 |
マッコリは米や小麦、麹を主原料とする韓国のお酒です。白く濁った見た目をしているのが特徴で、日本でいうところのどぶろくのような存在です。
マッコリは韓国のお酒の中でも長い歴史を誇っており、伝統があります。近年は韓国焼酎ソジュや韓国ビールが台頭してきたためブームが落ち着いていますが、それでも安定した人気があります。
甘酒や乳酸飲料を思わせるようなまろやかな甘味で、飲みやすいことから人気があります。アルコール度も6〜8%と控えめ、美容や健康にも良いとされています。
お米のまろやかな味の中に、マッコリならではのほんのりとした微炭酸がバランスよく広がります。植物繊維やアミノ酸が豊富であるなど、健康志向の方にもおすすめしやすいお酒となっています。
ノーマルタイプの他、マンゴー味やピーチ味などのJINROマッコリもあります。ボトル1本数百円で購入が可能でコスパにも長けています。
シャンパンマッコリとも呼ばれる人気品であり、天然の炭酸がしっかりと入っています。瓶内で酵母が生きているので、時間経過による味わいの変化も楽しめます。
食物繊維や乳酸菌、ビタミンBが豊富で美容を気にする方にもぴったりな1本です。
あと복분자ポップンジャという木いちご?ラズベリー?のお酒がめちゃ美味しいということを知りました???甘いワインみたいな味 pic.twitter.com/QxxjJWSFQb
— 日下部元美 Motomi KUSAKABE (@MoKusakabe) December 1, 2020
ポップンジャは覆盆子と書くお酒です。ポップンジャタルギと呼ばれる木苺の実を使った果実酒で、フルーティーな味わいが女性に人気です。
甘さの中に適度な酸味もあり、フルーツワインのような感覚で飲めるのが魅力です。
ポップンジャタルギには腎臓の機能をよくする効果があるとされていて、身体に良いお酒としても注目を集めています。
韓国で飲んだ清酒。清河(チョンハ)が飲みたくてたまらない。これめちゃくちゃ美味しい。 pic.twitter.com/Ij3y6CuEXD
— スマイル (@hirota_sisters) October 12, 2014
焼酎文化が根強い韓国ですが、清酒も作られています。韓国の清酒で最も人気なのが「清河(チョンハ)」という銘柄です。
利川盆地のアキバレなどを原料米に用いて作られるお酒で、酸味がある味わいが特徴です。
薬草、漢方成分からわかるように、健康志向のお酒といえます。このお酒を飲めば百歳まで生きられるという意味を込めて、「百歳酒」の名がつけられています。
日本の焼酎とは異なる個性を放つ韓国焼酎は、飲み方も通常の焼酎とはやや異なります。
ここからはチャミスルなど韓国焼酎のおすすめの飲み方を紹介します。
日本の焼酎は水割りやお湯割りがメインですが、韓国焼酎はストレートで飲んでも美味しいのがポイントです。なぜなら韓国焼酎は前述した通りアルコール度数が低めであり、ストレートで飲んでもスイスイ飲みやすいからです。
特にフレーバータイプの韓国焼酎は、カクテルのような感覚でそのまま飲むことができます。小さなグラスに注ぎ、グイッと一気に飲み干すような飲み方が主流です。
ストレートだと濃すぎる場合やアレンジを加えたい場合はソーダ割りも人気です。
いわゆる韓国焼酎版のハイボールで、炭酸の爽やかさでよりスッキリとした印象で飲めます。大きめのグラスに氷をたっぷりと注ぎ、韓国焼酎と炭酸水を混ぜれば完成です。
ソーダのほかカルピスのようなジュース、ジンジャエールのような炭酸で割るのもありです。
爆弾酒(ポクタンチュ)やってみた。
CASS(韓国のラガービール)にジョウンデーをドーン。
おい、そういう予定じゃなかったぞ!という動画。 pic.twitter.com/G5p4iY97By— ロケット花火?(ぽむ) (@rocketohanabi) February 10, 2023
爆弾酒(ポクタンチュ)とは、いわゆる韓国焼酎のビール割りのことです。ビールグラスに焼酎を入れたショットグラスを、そのままドボンと落として飲むのが正しい飲み方です。
なお爆弾酒はいわゆる2つのお酒を混ぜている飲み物なので、非常に酔いやすいと言われています。
韓国の飲み会やパーティーシーンでお馴染みではありますが、飲み過ぎてしまうと悪酔いの原因になってしまうので注意です。
韓国でお酒を飲む時のマナーは、日本とは少し違います。ここからは韓国のお酒の席でのマナーについて、紹介していきます。
韓国では、実は目上の人の前ではお酒を飲んでいけないというマナーがあります。
とはいえ韓国でも、目上の人との飲み会が全く行われていないというわけではありません。目上の人からお酒を勧められることも当然あります。
韓国では、目上の人にお酒を勧められた場合は「飲んでいる姿を隠しながら飲む」ことが正解になります。身体や顔を相手から少し横にむけ、口元を手で隠すのがマナーとされています。
韓国ドラマでも、わざと身体を横に向け、口を隠しながらお酒を飲んでいるようなシーンが映し出されることもあります。
韓国では、物を人に渡すときは必ず右手を使うというマナーがあります。お酒を注ぐ際にも、このルールが適用されます。
なお韓国では、日本と同様に片手ではなく両手でお酒を注ぐというマナーもあります。つまり右手で瓶を持ち、左手は瓶に添えるのが正しい注ぎ方になります。
家族同士や友人同士の場合はそこまで細かくマナーを追求されませんが、目上の人に注ぐ場合には気をつけておくと良いでしょう。
日本の飲み会では、グラスが開く前にお酌をするシーンが多いです。特にビールや日本酒などは、なるべくグラスを開けないように注いであげることがマナーにもなっているほどです。
しかし韓国のマナーでは、お酒が残っているグラスに注ぎ足しをするのは良くないとされています。日本のルールとは違い、注ぎ足しはマナー違反となるので注意しましょう。
韓国のお酒は、チャミスルなどの韓国焼酎を筆頭にコスパに優れた銘柄が多い印象です。なぜなら韓国ではお酒は特別なものというよりも、日常で親しまれる大衆向けのものであるからです。
元値が安く手に入りやすい韓国のお酒は、高級ワインやブランデーほどの高額買取にはなりにくいのが現状です。
ただし状態が良ければ、安価な韓国のお酒でも売れるケースがあります。なぜなら韓国焼酎などのお酒は今非常に人気が高く、買取手が多いためです。
特に韓国焼酎であれば賞味期限も定められていないため、購入から期間が空いていても値段がつく可能性が大いにあります。一本あたりの価格はさほど高くならないので、まとめ売りをするのがおすすめです。
韓国のお酒を売りたい場合は、海外酒の買取に強い買取専門店を選ぶようにしましょう。リンクサスでも韓国のお酒を取り扱っているので、ぜひ一度ご相談ください。
韓国のお酒は、飲みやすいフレーバーのものが多く若い世代を中心に今人気を集めています。日本の焼酎などが苦手な方でも飲めるケースが多いので、ぜひトライしてみてください。
話題の韓国焼酎は、ホームパーティーや宅飲みに用意しておくと盛り上がること間違いなしですよ。
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