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今回はアイラの巨人と言われる「ラガヴーリン」について解説していきます。
ラガヴーリンは地元の島民に昔から愛されているウイスキーで、日本人気も高い銘柄となっています。分厚い骨格を持つ個性派ウイスキーであり、一度飲んだら忘れられないインパクトがあります。
この記事ではそんなラガヴーリンについて、ラインナップや特徴を説明していきます。終売や品薄の噂についても迫っていくのでぜひ目を通してみてください。
目次
アイラ島のシングルモルトは、独特の地層と海に近い環境が生み出すスモーキーさ、ピーティーさに特徴があります。また潮のようなニュアンスを感じるのもポイントで、数あるウイスキーの中でも個性派な味の銘柄が多いです。ラガヴーリンもアイラらしい個性を持つウイスキーであり、万人受けの味ではないものの熱狂的なファンに愛されている存在となっています。
またラガヴーリンは強めのインパクトがありつつも、ただのスモーキーなだけではなく風味の中にほのかな甘みや滑らかさがあるのが特徴です。強めの個性を甘みがバランスよくまとめ上げているので、スモーキーなアイラモルトの中では比較的飲みやすい存在となっています。そのためアイラモルトの入口としてラガヴーリンを選んでみるのもアリかもしれません。淡麗なウイスキーでは物足りないという方やスモーキーな味わいが好きな方には特におすすめの銘柄です。
ラガヴーリンの歴史がスタートしたのは1816年のことです。現在までに200年以上の歴史がある、非常に由緒あるウイスキーとも言えます。アイラ島の中でもボウモア・アードベッグ・ラフロイグに続く4番目に古い蒸留所となります。なお蒸留所はアイラ島南部の玄関口であるポートエレン港から東へ4kmほど進んだ位置にあります。
もともとこの場所では、1700年代から蒸留所が点在していたという記録も残されています。蒸留所のあるところは湿地帯エリアであり、ソラン湖からの湧水に恵まれているのがポイントです。湧水はアイラの分厚いピート地層をくぐり抜け、ピートなニュアンスをウイスキーにもたらします。この水を使って作られるラガヴーリンも、ピーティーでスモーキという独特な個性を持ち合わせています。
そんなラガヴーリンのウイスキーと切っても切れない存在なのがブレンデッドウイスキー「ホワイトホース」の存在です。
ラガヴーリン16年は、ラガヴーリンシリーズの中でもスタンダードな位置付けのボトルです。スタンダードボトルが16年熟成というのは珍しく、完成度の高さからシングルモルトファンの中でも評価が非常に高い1本となっています。
味わいはドライでスモーキーというアイラらしい個性がありながら、それでいて飲みやすいのが特徴です。ヨード香や潮のニュアンスがあり、それをシェリーの甘みとフルーティーさが上手くまとめ上げている印象です。正露丸にも例えられるような香りに後からバニラのような香りが広がっていき、飲み進めるたびに味の変化を感じ取ることができます。
ラガヴーリン8年は、もともと2016年にラガヴーリン蒸留所創立200周年記念として限定リリースされていたボトルとなります。限定リリースボトルが世界的に好評だったため、2018年より装いを新たにして定番商品化されたという背景があります。
ラガヴーリン8年にはしっかりとしたスモーキー・ピーティーさがあり、その中にオレンジやドライアプリコットなど柑橘系のニュアンスも感じ取ることができます。スタンダードボトルに比べ若い原酒であるためフレッシュさが目立ちますが、アルコールの刺激が強すぎるわけではなくとろみ・厚みのある味わいになっています。
スタンダードのラガヴーリン16年に比べると甘さが若干控えめなので、スモーキーな個性を楽しみたい方におすすめです。ボトル1本1万円以下なので、手軽にラガヴーリンブランドを試してみたいという方にも適しています。
ラガヴーリン10年は2019年発売の、免税店向けにリリースされた商品です。名前の通り10年熟成の原酒が使われたシングルモルトで、「リフィルカスク」「バーボンカスク」「ニューリー・チャード・リジュベネーテッドカスク」という3種類の樽のモルト原酒を組み合わせて作られています。
酒質は軽く滑らかであり、甘くソルティな味わいを感じ取ることができます。そこからのフィニッシュはスパイシーで、飲みながら味の変化とワクワク感を楽しめるようなボトルとなっています。
ラガヴーリン12年 カスクストレングスは限定品としてリリースされているボトルです。いわゆる“リミテッドエディション”であり、2002年からシリーズがスタートしています。このシリーズはカスクストレングス=樽だしそのままでボトリングがなされているという仕様で、約55〜60%と高いアルコール度数を誇ります。なお発売される年数により、正確なアルコール度数はそれぞれ異なっています。
加水されないそのままのアイラモルトの味わいはとにかくダイナミックで、ラガヴーリンのもつ個性を余すことなく堪能できます。濃いめのウイスキーなので自身で加水しつつ、味わいの変化を楽しむのがおすすめです。
そんなラガヴーリン12年 カスクストレングスは限定品ということもあり、流通価格が2万円越えとスタンダード品よりも値段が高くなっています。発売時期が昔のボトルになるほど希少性が高くなり、そのぶん価格も3万超えと高級になっていきます。
ラガヴーリン ダブルマチュアードは「ディスティラリーエディション」としてリリースされている人気品です。通常のバーボン樽で熟成させたのちにペドロヒメネスのシェリー樽で追熟しているのが特徴で、ラガヴーリンらしい海藻のようなニュアンスの中に極甘口シェリー由来のフルーティーな甘みがアクセントになっています。レーズンやドライプラムなどの濃厚な甘味があるので、スモーキーなだけのウイスキーは苦手という方にも好まれています。
いわゆるフルーティー系のアイラモルトになり、スタンダードなラガヴーリンとはまた違った味を楽しめます。ラガヴーリンの魅力に触れた方は、定番ボトルと飲み比べてみるのも面白いかもしれません。
価格改定前 | 価格改定後 | |
---|---|---|
ラガヴーリン 16年 | 8,800円(税込) | 10,200円(税込) |
ラガヴーリン 8年 | 6,100円(税込) | 6,400円(税込) |
ラガヴーリンの定番ラインナップである「ラガヴーリン16年」「ラガヴーリン8年」は、熟成タイプのシングルモルトでありながら手頃な価格で購入できるのが魅力の一つでした。しかし2022年4月より、残念ながら定価の値上げが発表されています。
ラガヴーリンの値上げの主な理由はウイスキーの原酒不足によるものです。ここ数年でシングルモルトウイスキーはどのブランドも軒並み原酒不足となっていて、ラガヴーリンも例外ではなく原酒が不足し、その影響を受け価格が上がっています。ウイスキー転売やウイスキー投資など飲む以外の目的でウイスキーを集める方が増えたことも、原酒不足の一因となっています。
ラガヴーリンをこれから手に入れようと考えている方は、こうしたウイスキーの動向についてもきちんと覚えておかなければなりません。今後さらに定価が値上がりする可能性もあるということを踏まえておいてください。
待て待て、ラガヴーリン16年の価格がぐんぐん高騰してこのままだと1本2万円の大台に乗っちゃうよ……。市場供給が追いついてないだけだと思うけれど、「終売」という勘違いの噂が流れて国内で買い急がれている。今栓開けたやつ1本しか持ってないや。
— 久木田大地 (@cookie1101art) May 2, 2022
ラガヴーリン16年、もしかして終売?ものすごい値段がついてるのを見た。4,5年前は6000円台で買えたのに。
— Yoshi (@yoshi9801) July 6, 2022
価格改定で定価が値上がりしたラガヴーリンですが、実は市場の流通価格はそれ以上に高騰化しています。例えば「ラガヴーリン16年」は、Amazon価格が約16,000円にまで跳ね上がっています。
ラガヴーリン16年が定価で買えた。値札がある酒屋に足繁く通った甲斐があった。どこにも売ってないから買えた喜びを伝えたところ、店主曰わく「もう少ししたら戻ってくると思うよ」とのこと。 pic.twitter.com/KTWfceBOeL
— なっちゅ軍曹 (@nacchu) July 13, 2022
高騰化が話題になったラガヴーリン16年のボトルですが、酒屋によっては在庫があり定価購入できるお店もあるようです。流通価格と定価では倍に近い価格差があるので、ラガヴーリンが気になっているという方は値段に注意しておきましょう。
なお基本的にラガヴーリンはネット購入しようとすると相場が高めなので、安く入手したいのであればできるだけウイスキーに強い酒屋・酒販店を探したり抽選販売にチャレンジしてみることがポイントです。近くに酒販店がない方は、交通費や送料まで考えた上でネット購入も検討してみると良いでしょう。
人気で品薄のラガヴーリンを手に入れることができたなら、せっかくなので飲み方にもこだわりたいところです。ここからはラガヴーリンをより美味しく飲むための方法やコツについて解説していきます。
ラガヴーリンの強烈な個性は、味が強めの食事と合わせると喧嘩してしまう場合があります。独特のスモーキーさには舌をピリピリさせるようなインパクトがあるので、どちらかというと食中酒としてガブガブと飲むよりも食事の後半や食後にかけてゆっくり堪能する方が飲み方としては適しています。ちょっとリッチな晩酌がしたい時やゆっくりと特別な時間を楽しみたい時にラガヴーリンを選ぶようにしましょう。
ラガヴーリンの個性を余すことなく堪能するなら、薄めずにそのままストレートで飲んでみましょう。加水せずに飲むことで、スモーキーでピーティーな中に広がる芳醇な甘みをより強く堪能できます。
ただしストレートは刺激が強くアルコール度数も高めなので注意です。飲む際は必ずチェイサーも用意し、ウイスキー・水を交互に飲むようにしましょう。交互に飲むことで口の中がリフレッシュされ、悪酔いしてしまうのも防ぐことができます。
ラガヴーリンは香りも非常に素晴らしいウイスキーです。ウイスキー:水=1:1になるように加水するトワイスアップなら、より一層香りが華開くような印象になります。
トワイスアップにはテイスティング用のグラスがあるとベストです。ただしお持ちでない場合は、赤ワイン用のグラスなどを採用しても構いません。
ラガヴーリンの個性はロックの飲み方とも非常に相性がいいです。氷を浮かべて飲むことで、ストレートとはまた違った味の変化を楽しむことができます。
なおラガヴーリンでロックを作る際には大きめの氷を用意するのがコツです。グラスも大きめの氷がしっかりと入るようなロック専用のグラスを用意しましょう。
ラガヴーリンは終売・品薄の噂も多く、市場価格が高騰しているウイスキーです。そんなラガヴーリンを未開封ボトルで余らせているならお酒買取専門店の利用がおすすめです。
お酒買取専門店なら飲まないラガヴーリンをお得に売ることができます。特に品薄ボトルや限定リリース物は今なら高額買取となりやすいので、相談してみましょう。
お酒買取専門店リンクサスでも、ただいまラガヴーリンの買取を強化しています。「ラガヴーリン16年」「ラガヴーリン12年 カスクストレングス」といったボトルに高い査定額をお付けできる自信があるので、まずは一度ご連絡ください。
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ラガヴーリンはアイラ島らしい個性を発揮する、スモーキーでピーティーなウイスキーです。また強烈な個性がありつつも、甘やかさもあり比較的飲みやすいです。
ラガヴーリンは今特に注目度が高く、値上げの影響もあり市場価格が高騰化しています。しかし根気よく探せば定価購入できることもあるので、気になっていた方はぜひこの機会にチェックしてみましょう。
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