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ブランデーの中には高級と言われるものがたくさんあります。有名銘柄のレアなボトルには、なんと数千万以上の値段が付けられているようなボトルもあります。またレアボトル以外で市場に流通しているブランデーでも、数十万〜という値がつけられている品があります。
今回は高級なブランデーの代表格と言われるボトルを紹介します。また高級なブランデーの見極め方なども解説していきます。
目次
Henri IV, Cognac Grande Champagne(ヘンリーIV、コニャック・グランデ・シャンパン)
164,000,000円!!
24金と6,500個のダイアモンドが散りばめられているボトル!
コニャックの王様や〜! 100年前から大切に樽の中で保管されとった上に、万能薬?が入っとる? ようわからへんけども、たっか〜(^◇^;) pic.twitter.com/bk43v3g0Qr— sally dragon (@sally_dragon) February 27, 2019
1本でなんと4億円というスペシャルな値段が付けられているこちらは、ヘンリー4世を讃えるために作られたコニャックです。24金と6,500個のダイヤが散りばめられたボトルが特徴的で、現存するコニャックの中でも最も高級だと言われています。
飲んだら不老不死になるという逸話まであり、ブレンドの中には万能薬が使われています。原酒の中には100年前からタルの中で大切に保管されていたものが使われています。
ルイ13世。
ブラックパール、サルマナザール(9リッル)、タイムコレクション。 pic.twitter.com/nrdwlmzq4a
— Kazuhiro Chii (@ChiiChii1975) May 18, 2022
レミーマルタンの最高級ブランド「ルイ13世」より登場した超巨大サイズのボトルです。ルイ13世シリーズは通常の700mlボトル以外にもマグナムサイズなど様々なサイズの商品を展開していますが、その中でもサルマナザールは最も巨大で容量は9Lあります。
2018年に発売したボトルで、発売当初の価格が4,900万円でした。希少価値の高いボトルなので、今後価格はさらに高まることが予想されています。
R1,5 million – Hennessy Beaute du Siecle Cognac pic.twitter.com/qCYKkdXa
— Kganya?? (@neodibetle) February 24, 2012
こちらは高級コニャックとして名高いヘネシーの作る特別ボトルです。ヘネシー家6代目当主であるキリアン・ヘネシーの生誕100周年を記念して作られたボトルで、非常に華やかな見た目が特徴です。
ボタンを押すと装置が作動する仕組みで、中からコニャックのボトルと4客のグラスが登場します。中のブランデーももちろん特別なもので、約25万樽もの中から厳選された希少な原酒がブレンドされています。
Gautier Cognac 1762 sets new auction record
Auctioneer Sotheby’s set a new #record for the most expensive bottle of #Cognac sold at auction after a bottle of Gautier Cognac 1762 fetched £118,580 (US$144,525) under the hammerhttps://t.co/SS4WHOvxsY#NewRecord trump #Sotherby pic.twitter.com/rfR5hr12Py
— The Gin Place (@TheGinPlace_Ar) May 29, 2020
1762年産という極めて希少な最古のコニャックです。世界にたった3本しかないと言われていて、天文学的な価値が付けられています。現行のブランドと値段を比較するのは簡単なことではありませんが、2020年のオークションでは約1,600万円の金額で落札されていて、現在では2,000万円以上の値が付けられていると言います。ヴィンテージ品として、ただのコニャックとはまた違った特別な価値が認められています。
幻の酒
ルイ13世ブラックパール
入荷しました〜!在庫抱えてる時点ですごいお酒?
さーて、誰がおろしていただくんだろ♫#ウィーアーピース pic.twitter.com/ROBLhYEUET
— 桜井 守 P’CEgroup (@mamocolle) July 2, 2019
レミーマルタン ルイ13世の特別ボトル、“ブラックパール”と呼ばれるものです。クロムやシルバー、ブラックのように輝く特別なボトルで、中身のコニャックも通常のルイ13世とはまた違うものが詰められています。
2007年に世界786本限定でリリースされたもので、当時は100万円という価格でした。今では激しく高騰化が進んでおり、1本に数百万〜数千万の値がつけられているような状況です。
1858 Croizet Cuvée Léonie, el coñac más caro del mundo. pic.twitter.com/JVEEdJjdkT
— CESSA Universidad (@CESSAMX) April 18, 2014
こちらもかなり古いコニャックで、1858年産のものです。ただ古いというだけでなく、グランド・シャンパーニュのぶどうを使用した質の高いものであることがわかります。
価値は1,700万円近くあると言われていて、今後さらなる高騰化が見込まれています。コレクターからの注目度が非常に高い一品です。
ハーディ ペルフェクションは世界1,200本限定の超高級コニャックです。もともとは250万円の価格でしたが、高騰化しネット価格では864万円の値がつけられています。歌舞伎町では4,000万円の価格でオーダーされたこともあり、価値が非常に高いことがわかります。このボトルも今後さらに価値が上がると予想されています。
ブランデーはブドウなどの果実を原料にして作られる蒸留酒のことを指します。世界各国で作られていますが、中でもフランスで作られる「コニャック」や「アルマニャック」は格式が高く、高級なものとして知られています。
これら2つはフランスの原産地呼称法AOCにて厳しいルールが定められており、原料や製法など条件を満たしたものしかその名を名乗ることができません。高級なブランデーが飲みたいという方は、まずは“コニャック”もしくは“アルマニャック”に当てはまるものから探すことをおすすめします。
コニャックはフランスにあるコニャック地方にて作られるブランデーです。数あるブランデーの中でも最も高級と言われており、有名な銘柄がいくつもあります。主にユニ・ブランというぶどうを原料にするのが特徴で、銅製のポットスチルを用いて2回の単式蒸留が行われます。
蒸留の後は熟成樽にて最低2年以上の熟成をしてから瓶詰めする必要があります。流通しているほとんどのボトルが2年よりもさらに長い熟成を経ているため、深い味わいと高い香りが堪能できるブランデーに仕上がっています。
そんなコニャックの中でも高級と言われるのが“5大コニャック”に数えられる「ヘネシー」「レミーマルタン」「マーテル」「クルボアジェ」「カミュ」という銘柄です。このほかにもビスキーやゴーティエ、ハーディー、ハインといった有名銘柄があります。
アルマニャックの中には「シャボー」や「バロン」、「クロワ・デュ・レイ」「ラフォンタン」「ジェラス」などがあります。
ブランデーの価値は、使われている原料の質で大きく変わります。コニャックやアルマニャックの中から特に高級なボトルを探す際は、ぜひ畑の違いにも注目してみましょう。
ブランデーの中でも最も有名なコニャックは、ブドウが作られる畑の土壌で6つの地域に分かれます。6つの生産域があり、上のものほどランクが高くなり、取引額も上がります。
例えば高級ブランデーとして名高いレミーマルタンは、上位畑である「グランド・シャンパーニュ」および「プティット・シャンパーニュ」のブドウしか使わないと徹底しています。さらに高級品のルイ13世は、原酒の全てがグランド・シャンパーニュのブドウを使って作られるというこだわりです。
グランド・シャンパーニュのブドウで有名なコニャックには、このほか「ポールジロー」などがあります。
アルマニャックの生産域は土壌の質によって3つに分かれます。こちらも上に行くほどランクが高くなり、ブランデーの品質も高くなると言われています。
バ・アルマニャックのブドウを使って作られるブランデーは、アルマニャックの中でもフルーティーで香りの高いものに仕上がります。アルマニャックらしい力強さがありつつも、繊細さも兼ね備えた上質な味わいを堪能できます。
ブランデーの価値は熟成年数でも変わってきます。樽熟成の期間が長ければ長くなるほど、ブランデーの価値も上がります。熟成が長いと角が取れたようなまろやかな印象になり、味の複雑さも増します。
なおブランデーの等級はコニャックとアルマニャックで若干異なります。
コニャックのランクは、コントという熟成年数の単位で数えられます。最低熟成年数が決まっていて、ブレンドされたすべての原酒が基準をクリアしていなければなりません。例えばX.O.のブランデーはコント10以上であることが必須ですが、これは原酒が10年熟成という意味ではありません。
あくまでも“最低熟成年数”が10年を超えている必要があるので、X.O.のコニャックブランデーの中には10年以上、何十年という熟成を経た原酒が含まれていることがほとんどです。
アルマニャックはスリースターやV.S.の基準がコニャックとは異なります。コント1、最低熟成年数1年のものも存在しているのがポイントです。またアルマニャックのランクも“最低熟成年数”で決まるため、XO表記のボトルには10年に限らず20年、30年熟成という長期原酒が含まれます。
なおここで紹介しているのは、あくまでもコニャックやアルマニャックの基準となる点に注意です。コニャックやアルマニャック以外のブランデーにX.O.と書かれている場合、必ずしも最低熟成年数10年とは限らないので気をつけておきましょう。
高級ブランデーのランキングをみてもわかる通り、ブランデーの中には100年以上昔に作られた非常に古いボトルが存在します。古いボトルのブランデーは“旧ボトル”や“オールドボトル”などと呼ばれ、コレクターを中心に人気を集めています。
古いボトルのブランデーはコレクション品としての需要が高いですが、今でも飲んで楽しめるものがきちんと存在します。なぜなら蒸留酒であるブランデーはアルコール度数が高く発酵も進んでいかないため、未開封であれば半永久的に日持ちすると言われているためです。実際にいま発売されているブランデーのボトルにも、賞味期限や消費期限などは書かれていません。
もちろん未開封のブランデーであっても、保存状態が悪いと中身が劣化してしまうこともあります。しかし冷暗所などで正しく丁寧に保管していたブランデーは、数年後、数十年後でも十分に飲むことができます。むしろ年数が経ったブランデーは、今では作れない味として高い人気を集めているものが多いです。プレ値で取引されるブランデーも多いので、旧ボトル・オールドボトルのブランデーを持っている方は非常にラッキーです。
ここまで紹介したように、ブランデーには高級と呼ばれるボトルがいくつもあります。限定品のコニャックなどレアボトルの中には、発売当時よりもはるかに高い値段で取引されているボトルがあるほどです。もし高級なブランデーを未開封の状態でお持ちなら、無駄にしてしまうのではなく“お酒買取”の利用を検討してみてください。
ブランデーをどこに売ればいいかわからないという方は、お酒買取専門店リンクサスへぜひ一度ご相談ください。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、高級なブランデーやレアなブランデーを正しい値段で査定することが可能です。
またリンクサスのお酒買取は店頭買取のほか、出張買取や宅配買取にも対応しています。店舗がお近くにない方でもお気軽にご利用いただけるので、ぜひブランデー買取に関して気になることがあればご連絡ください。
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ブランデーの高級品といえば、「コニャック」そして「アルマニャック」が有名です。特級畑のブランデーや熟成年数の長いブランデーには高い価値がつきやすく、限定発売品には数千万円越えのプレ値が付いているものもあります。
なかなかお目にかかれるお酒ではありませんが、お酒が好きなら知識として知っておきたいところです。バーやクラブなど一部店舗で高級ブランデーが提供されている場合もあるので、ぜひチェックしてみましょう。
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