ウイスキーのボトルと言われると700ml~760mlあたりがおおよそのレギュラーサイズの容量になります。
しかし、中には400ml前後のハーフサイズから50mlほどのミニチュアボトルまで存在します。
一般的に、50ml前後の小さいボトルがミニチュアボトル、200ml前後のボトルがベビーボトルと呼ばれます。
また、レギュラーサイズの半分ほどのサイズのボトルがハーフサイズと、一言にウイスキーボトルといっても多くの種類があります。
もちろん、中身は同じウイスキー原酒で銘柄には差異はありません。
このレギュラーボトルからミニチュアボトルまでのボトルのサイズは、あくまでも量の違いのみになります。
ただし、ボトルが入れられている箱などはレギュラーボトルが木箱であってもミニチュアボトルは化粧箱だったり、コルク栓がスクリューキャップになっていたりすることも多いです。
特に小さくて、ロックであれば一杯で終わってしまうようなミニチュアボトル。
一度にあまり量は飲めないという方や多くの種類のウイスキーをテイスティングしてみたいという方からの需要に応えて商品化されたと言います。
今回はウイスキーの中でも最小ボトルであるミニチュアボトルの特徴や銘柄、需要の有無などについて詳しく掘り下げていきたいと思います。
目次
日本で50mlのミニチュアボトルが生まれたのは第二次世界大戦前ころだといいます。
日本ではこの頃から海外からウイスキーやブランデーを輸入していました。
そして、その際に本命の商品と一緒におまけとして試飲用についてきていたのが、このミニチュアボトルだったといいます。
日本が好んで輸入をしていたのはイギリスやスコットランドなどスコッチウイスキーの生産が盛んな土地からだったと言いますが、アメリカからの輸入も少なくなかったと言います。
つまり、もともとこのミニチュアボトルは当時は輸入先の企業の新商品などの宣伝品として作られていたのです。
そんなミニチュアボトルですが、第二次世界大戦後にはデパートなどのウイスキーやブランデーを取り扱う店では商品として取り扱うようになりました。
これは、戦争を終えてしばらくの間、海外からの輸入についてお酒はもちろんのこと多くの商品が制限をされていました。
そのため、試供品としてつけられていた海外ウイスキーのミニチュアボトルにも需要が出て値段がつけられるようになったからです。
他にも、ミニチュアボトルの手頃さに感銘を受けたジャパニーズウイスキーの蒸留所が同じサイズを商品化して発売したことも、市場に値段をつけて出回ることになった理由の1つだといいます。
また、空港などのお土産用のお店でもミニチュアボトルが取り扱われるようになりました。
このことが各国のウイスキーなどの地元のお酒を世界に広めるきっかけになったとも言われています。
ジャパニーズウイスキーのミニチュアボトルも、基本的には宣伝用の品であることが多いです。
ただ、一部のプレミアと呼ばれるヴィンテージウイスキーに限っては、レギュラーボトルでは購入しづらい方へ向けて手頃な価格で用意されているような商品もあります。
スコットランドやアメリカからミニチュアボトルのサイズで輸入される際には、同じ銘柄もしくは同じブランドのレギュラーボトルと一緒であることがほとんどでした。
ミニチュアボトルは、主に有名で高級なブランドのウイスキーのお試しサイズとして販売される傾向があります。
『飲んでみたいけど、高級なレギュラーサイズを買って口に合わなかったら…』
そんな心配をして購入できない人が少しでも減るように、味見のための手頃な値段のミニチュアボトルが存在するのです。
そんなミニチュアボトルには、以下のような種類があります。
サントリー山崎12年ミニチュアボトル50ml
他にもたくさんの種類のウイスキーブランドと銘柄が存在しますが、ミニチュアボトルとして有名なのが主に上記の銘柄になります。
ジャパニーズウイスキーでいえば、サントリーから発売されているブランドにはミニチュアボトルが多く存在します。
レギュラーボトルでは手が出しづらいと思われやすいウイスキーも一般人が楽しめるような工夫がなされています。
そのため、ジャパニーズウイスキーのファンはウイスキーをコレクションする際にはサントリーのミニチュアボトルを好む傾向があるといいます。
ウイスキーのテイスティング用としてはもちろんのこと、ちょっとしたプレゼントや贈り物用としても重宝される品のようですね。
前述でも紹介しましたが、レギュラーボトルであってもミニチュアボトルであっても、味わいにも香りにも全く違いはなく中身は同じものになります。
そのため、例えば【ザ・グレンリベット 12年 シングルモルトスコッチウイスキー 50ml】のように高級ブランドのスコッチウイスキーの、しかもヴィンテージ品となるとレギュラーボトルで購入すればかなりの高額になります。
【サントリーウイスキー 響 17年】になるとジャパニーズウイスキーの中では王道でありながら簡単に手に入れることができない貴重な品となります。
『お酒好きの相手にプレゼントをしてあげたいが、到底プレゼントとして簡単にあげられる額ではない…』
そんな方にもミニチュアボトルはオススメなのです。
その点、少量で価格も手頃でありながら良い品であるミニチュアボトルをいただけたなら心から喜び味わいを楽しむことができますよね。
現在、ウイスキーはどの種類でも品薄になりつつありウイスキー原酒は希少とされています。
そんな貴重な品を手頃なサイズでプレゼントされたなら、お酒好きなら誰でも嬉しいですよね。
もちろん、ミニチュアボトルは量で計算をすればレギュラーボトルよりも割高にはなります。
そのため、本当にそのお酒をしっかりと飲みたい方には向いていないかもしれませんが、少し試しに飲んでみたい方やプレゼント用として考えている方には非常にオススメです。
現在、試しに飲んでみたいブランドや銘柄にミニチュアボトルの製造を望む声も上がっているといいます。
サントリーは特に消費者からの需要に応えてこのように多くのミニチュアボトルを製造しています。
ですが、他にもニッカウイスキーやキリン、本坊酒造などから発売されるウイスキーの中にもミニチュアボトルは存在します。
ごく少量のウイスキー原酒が詰められているミニチュアボトル。
お酒をたくさん飲みたい方にとっては、あまりメリットを感じられないかもしれませんが実はミニチュアボトルには大きなメリットがあるのです。
まず一番に挙げられるのは上記でも紹介した通り試し飲みができるというところです。
飲んでみたいと思っていたがレギュラーボトルは価格が高いし、口に合わなかったらもったいないと感じている方に、ミニチュアボトルは非常にオススメです。
もしも口に合わない味わいだったとしても、ミニチュアボトルのサイズならコップ一杯分ほどですし価格もそれほど高くありませんので「こんな感じか」という程度に諦めがつきますよね。
また、ミニチュアボトルはボトルのサイズの都合上、響のように高級なブランドのウイスキーでもコルクではなくスクリューキャップである傾向があります。
そのため、コルクを開け慣れていない方や相手に贈り物として考えている方も、安心して選ぶことができますね。
さらにミニチュアボトルの意外な需要としてあげられるのがコレクターの存在です。
コレクションとして集めている方は本当にたくさんの種類のボトルを収集します。
そのような方にとっては、中身は一緒でも見た目にレア感が感じられるミニチュアボトルは手に入れたい代物。
また、たくさん集めたいがレギュラーボトルは大きくてかさばるという方にとってもミニチュアボトルのサイズはちょうど良いようですね。
ミニチュアボトルはそのブランドのイベントに使われる試供品のような形で用意されることもあり、このような品は非売品となります。
これはコレクターにとっては価値が高いですよね。
ミニチュアボトルはレギュラーボトルに比べて劣化が早いと言われています。
というのも、一度でも封を開けてしまうとウイスキー原酒が空気に触れてしまうことになりますので、酸化などの影響でウイスキーが傷みやすくなります。
ましてウイスキーの残量が少なくなると空気量の方が増えていきますのでら触れる部分も多くなりますし振ったりする事で液体全体に酸素が触れてしまいやすくなります。
やはり残量が多ければ多いほど、長持ちする期間は伸びてきます。
ボトリングされる際には、酸化に影響される空気はしっかりと抜かれた状態でボトリングされて栓がされます。
そのため開封をしなければ劣化が極端に進むことはありませんし、ウイスキー原酒自体が長期保存に適したお酒になるようにアルコール度数を高めに設定してある関係上、長く保存をしていても一般的なワインや日本酒のように期限は存在しません。
ただし、もしもミニチュアボトルを開封した場合には、飲みきってしまった方が賢明でしょう。
また、ミニチュアボトルを開封せずに保管したい場合や、一度開けてしまったが少しの間品質を保ちたいという方には出来るだけ涼しいところに保管することをおすすめします。
特に未開封ボトルを綺麗に保ちたいという方は、包装紙や新聞紙などに綺麗に包み、専用の箱やもしくはクッションなどが入った箱に入れて梱包をしておくと良いでしょう。
ウイスキーボトルは全般的にラベルが紙でできていることが多いですので、陽に当たりやすい場所に保管していると日焼けしてしまうことが多いです。
さらに、劣化を防ぐためにウイスキーボトルは茶色や緑色をして陽を跳ね返しているのですが、それでもやはり陽に当たる場所や熱がこもる場所に保管していると未開封でもウイスキーの品質は落ちてしまいます。
ミニチュアボトルをコレクションとして飾りたい方は陽に当たらない場所を選び、遮光カーテンなどをつけておくと良いでしょう。
ミニチュアボトルのウイスキーは非常に希少価値が高くて購入という方法では手に入らないような品も多いです。
だからこそ、綺麗な状態で品質もよく保存をしていると買取価格は想像以上に高くなります。
試供品やイベントの限定品などとしてもらったミニチュアボトルが、もしかすると数万円もの価値になることも少なくありませんよ。
ここまでで、ミニチュアボトルの特徴やメリットなどはおおよそ分かってきましたね。
必要としている方がいるからには、ウイスキーはたとえ入り量が少ないミニチュアボトルでも大きな価値が見出せるのです。
コンビニにレアなウイスキーのミニボトルが再入荷しているらしい という情報を聞きつけコンビニを4軒ハシゴしてなんとか全部揃えることができた。山崎だけどうにも見つからなかったけどダメ元で入ったコンビニに全部揃っててズコーってなった pic.twitter.com/OCfnA01OkN
— 瞬時? (@syunn2) December 18, 2019
まずはミニチュアボトルウイスキーを欲しがる人の目線で考えてみます。
メリットとしても紹介した観賞用やコレクションとしての購入を考えている方が欲しがっている場合、多少の劣化があったり古くなったウイスキーであったりしても比較的、価値は高いままになりやすいです。
なぜならば、ミニチュアボトルのきしょうせいです。
私たちの日常で、スーパーなどのお酒コーナーを回っても、ウイスキーで一番多いのはやはり700mlのレギュラーボトルですよね?
さらにその横にハーフボトルがある銘柄もあったりしますが、一般的なサイズはレギュラーボトルになります。
ミニチュアボトルはというと、このサイズでまとまって数種類並んでいる店もあれば、ミニチュアボトル自体を取り扱っていない店も少なくありません。
このように、ミニチュアボトルは市場に反映されている通り生産量も製造量も多くはないのです。
世の中に売っているものであればおおよそ手に入れることができると言われるネット通販でも、ミニチュアボトルはレギュラーボトルに比べると圧倒的に商品数が少ないです。
もちろん、ネット通販やスーパーなどには出回らずに取り寄せになっていたり、限定品としてオークションに出されている銘柄だったりする場合もあります。
ですが、上記の方法でしか手に入れることができない銘柄はそもそも生産量が少なくなっています。
そんなミニチュアボトルですので限定品や非売品ならなおさら、買い手はつきやすくなります。
企業ではよく、ウイスキーの新商品が発売されたり試飲してほしい銘柄が出たりすると、ミニチュアボトルを販売したり、イベントで配ったりします。
特に、山崎や白州などの大きくて常に一般人も見学ができる体制が整っているような蒸留所ですと、創業祭や新作発表などでよくイベントを開きます。
このような時、その蒸留所で作られたウイスキーが非売品でミニチュアボトルとして配られることも多いです。
企業側としては一度、飲んでみてほしいということでこのサイズを商品化しますが、その本数は非常に少なく量産されることはありません。
たまたまイベントで通りがけにもらったりした品だと、自分としてはあまり価値があるようには思えないかもしれませんが、店で買えないというボトルは時間が経つと必然的に価格が高騰してきます。
というのも、もともとジャパニーズウイスキーは販売当初の価格はそれほど高くないのです。
現在では超希少と言われている山崎35年でもレギュラーボトルでさえ当時の販売価格は50万円でした。
もちろん、絶対に安い価格とは言えない値段ですが、そんな山崎35年は現在、品によっては300万円を超える価格で売買されたこともあるほど価格も人気も高騰している品なのです。
品薄続く国産ウイスキー。2021年値上がりしそうなジャパニーズウイスキー8選
そのため、たとえミニチュアボトルだったとしても価格の高騰に関してはあなどることができません。
もし購入当時には数千円という想像よりも安値で買うことができた品でも、時間が経つとともに数万円の価値になっている可能性もあります。
ただし、あまりにもラベルが日焼けしていたり汚かったりする場合にはいくら珍しいミニチュアボトルウイスキーでも価格が下がってしまうこともあります。
また、ミニチュアボトルだからなんでも高く売れるということではありません。
あくまでも普段は買えないような珍しい、そして高級なブランドのウイスキーである方が買取価格は高くなりやすいです。
例えば響や山崎などのヴィンテージウイスキーは、生産量も減っていることから簡単にレギュラーボトルは購入できません。
そんな希少なウイスキーなら、ミニチュアボトルで多少割高になったとしても買って飲んでみたいと感じる方はたくさんいるでしょう。
山崎12年ストレートで晩酌、健康診断を控えているので少なめに。諸氏のウイスキーコレクションを見ていると目が潰れそうですが、山崎12年のストックに関してはささやかに誇れる我が家です。(といってもミニボトルは東海道新幹線ののぞみかひかりに乗るチャンスがあれば車販で買えますけど) #TWLC pic.twitter.com/brlCTYhpSH
— さられぎ (@sararegi) April 8, 2019
また、飲む気は無いが飾って眺めて楽しみたいという方も購入したいと考えるでしょう。
逆に、飲むことを目的としている方がスーパーなどでもよく見かける一般的なウイスキーのミニチュアボトルを見かけても、あまり惹かれることはないですよね?
例えば700mlがレギュラーサイズのウイスキーのミニチュアボトルとなると50mlですから量とすれば14分の1になります。
よく見かけるお酒を、わざわざ割高な価格で買おうとする方はいないですよね。
このようなメジャーなウイスキーのミニチュアボトルは、一般的に飲む人よりも軽いプレゼントやお供え物として購入するという需要があります。
ミニチュアボトルとしての価値があるのは、レギュラーボトルでも価値があるブランドや銘柄に限られるでしょう。
さらに試供品などで非売品として手に入れることができたミニチュアボトルウイスキーは、一緒にもらったグラスや冊子などとセットにするとにより買取の価値が上がります。
もしレギュラーボトルを買った際についてきたものだったりすれば、レギュラーボトルとのセットや付属品とのセットなどにするなどの工夫で価値は上がって行きやすくなります。
興味本位で購入したりイベントで配られていたりしたミニチュアボトルでも、必ず包装紙や付属品は一緒に保管をしておくことがオススメです。
売り手とすれば、やはりこのようなレアなウイスキーボトルはウイスキーの買取専門店に買取を依頼することが一番です。
リサイクルショップなどでもお酒の買取を行なっている店舗はありますが、このような店舗ですとある程度、規定の価格が設定されておりミニチュアボトルのレア度を算定してもらえないこともあります。
例えばレギュラーボトルで10万円のブランドだから、単純に計算をして内容量で割って7千円前後での買取とされてしまう可能性もあります。
一番良いのは、いくつかの専門店などを回って買取価格を比較することです。
出来るだけウイスキー専門のバイヤーがいるような店舗を選んで買取査定をしてもらうと、ミニチュアボトルとしての価値をしっかりと見定めてもらうことができるでしょう。
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ミニチュアボトルウイスキーのメリットや価値などを見てもわかるように、ウイスキーのミニチュアボトルサイズの需要は高いです。
しかし、生産量から見ると減っている傾向があります。
なぜならば、需要として多いのはコレクターであるため、本当に飲みたい人からの需要はそれほど高くないからです。
もちろん、上記でも紹介した通り試しのみを望んで購入する方もいます。
しかし、購入者が何度も試し飲みをするとは限りません。
むしろ、一度試し飲みをして気に入ったら割安になるレギュラーボトルの購入を考えるでしょう。
このように、普段飲むウイスキーとは違い、プレゼントなどの特別な時や、試しに“一度”飲んでみるというような需要であるミニチュアボトルはある一定の価値があるボトル以外は需要が大きく伸びることが無いのです。
だからこそ、現存するミニチュアボトルウイスキーは非常に希少価値が高くなっていますし珍しい銘柄であればあるほど買取価格も高くなっているのです。
中には試供品など、いくらお金を払ってもタイミングが合わなければ手に入れることができない超希少なミニチュアボトルも存在します。
このようなミニチュアボトルは、場合によっては入り量が約14倍のレギュラーボトルよりも高値で買取されることもあるほど珍しい品になります。
例えば、響21年などであればレギュラーボトルではもうすでにほぼ市場には出回っていません。
そこでミニチュアボトルの響21年を売りに出したとします。
たとえ入り量が14分の1だったとしても、レギュラーボトルの響21年を購入し損ねた消費者は食いつきますよね。
そうなると、普通に考えればレギュラーボトルの売価の14分の1の価格で取引されるのが自然な流れであるミニチュアボトルが、レギュラーボトルにも引けを取らない価格で売買されるのです。
むしろ、小さくて可愛いサイズ、そして見た目にも珍しいミニチュアボトルを所望していた人の目に触れれば、レギュラーボトルよりも高い値段であっても手に入れたいという方もいらっしゃるでしょう。
このように、ミニチュアボトルの価値と可能性は大きく広がっているのです。
さて、ウイスキーのミニチュアボトルの世間的な需要と生産者側の狙いはある程度理解できましたね。
そこで、ミニチュアボトルウイスキーは一体どのようにして扱ったら楽しめるのかを紹介していきます。
ミニチュアボトルウイスキーの最大のメリットは“たくさんの種類のウイスキーを楽しめる”ことでしたよね。
しかし、50mlといえばウイスキーだとおおよそグラス一杯分程度になってしまいます。
ほぼ一口サイズですよね。
そんなミニチュアボトルを飲む際には、量を半分に分けてロックとストレートなどとの見方を変えてみることをオススメします。
試し飲みでの需要が高いミニチュアボトルですが、ウイスキーが飲み方によって味わいが変わることは皆さんもご存知でしょう。
基本的にはロックで飲むのが好きな方でも、銘柄によってはクセが強いため炭酸で割ったハイボールを好むということも少なくありません。
希少な銘柄であればあるほど、できるだけ多くの飲み方で味わいを試してみていただきたいです。
ですが、ハイボールや水割りは決して悪くはありませんが割ものだけで試してもウイスキーの原酒本来の味わいは分かりにくいかもしれません。
もしも飲み方を変えて飲む場合には、ストレートかロックで軽く一口飲んでみることをおすすめします。
ミニチュアボトルはグラスを開けてみるとわかる通り、本当に量としては少量です。
ですので、いくつかボトルを並べて飲み比べてみるのも良いかもしれないですね。
その際には、並べるボトルの銘柄にもよりますが、
こうすると、味が混ざりにくくなります。
また、こちらも銘柄によって変わる話ですがバーボンの中にはクセが強くて口の中に味わいが残りやすいものもあります。
このようなクセが強いお酒を含めてテイスティングする場合には、チェイサーを用意しておくとほかのウイスキーを楽しみやすくなります。
前項でも触れましたが、ミニチュアボトルはサイズが小さく一度封を開けると空気に触れる面積が大きくなるためあまり長持ちはしません。
分けて飲む場合には、なるべく早めに飲み切った方が本来の味わいをしっかりと感じることができます。
あとはレギュラーボトルでもミニチュアボトルでも味わい・風味にも変わりはありませんので、お好みの飲み方を見つけると良いでしょう。
合わせる食事やつまみなどもその銘柄のレギュラーボトルと同じものと考えて良いです。
ただし、ミニチュアボトルならではの試し飲みでウイスキーの味わいを見極めたいという場合にはあまり食事に合わせたりチョコレートなど香りも味も強いおつまみとは合わせない方が良いかもしれませんね。
軽く何かを食べながら飲みたい場合にはフルーツ系のキャンディやオリーブなど、さっぱり目でウイスキーの味を損ねないような品を選ぶと良いでしょう。
特にサントリーからたくさんのミニチュアボトルが商品化されていますが、中でも人気と需要が高い銘柄として以下のようなものが挙げられます。
価格もかなり高く、市場では10万円近い値段で売買されることも少なくありません。
やはり、簡単に手が出せる価格ではありませんし、もしプレゼントされた側だったとしても簡単にいただける代物ではありませんよね。
そんな山崎18年にも、少量ですがミニチュアボトルが存在します。
シェリー樽やミズナラ樽と呼ばれるウイスキーづくりをする中でも非常に希少と言われる熟成樽を使用しており、これはレギュラーボトルもミニチュアボトルも変わりありません。
優しいカシスのような味わいとスッと鼻から抜ける柑橘の良い香りが特徴的で、軽めのボディではありますが味わいはしっかりとしています。
ですので、たとえ小さなミニチュアボトルでも封を切ると華やかな香りがいっぱいに広がります。
【新入荷情報】
山崎18年 ミニボトル(50ml)
入荷致しました!!
18年のミニボトルはなかなか見ないです(>_<)#宗像市#リサイクルショップ#お酒#ウイスキー pic.twitter.com/wA2iA9fOT8— リサイクルトレード宗像店 (@trademunakata) July 26, 2017
中身のウイスキー原酒はもちろんのことラベルもレギュラーボトルとほぼ同じデザインとなっており、パッと見ただけで山崎12年だということが見て取れます。
山崎12年は、厳選されたワイン樽とミズナラ樽で熟成させられたウイスキー原酒をバッティングして作られています。
さらに、このバッティングしたウイスキーにシェリー樽で寝かせておいた原酒を合わせることでより味に深みとコクをプラスしています。
シェリー樽とミズナラ樽を使って作られているウイスキーですので、香りの第一印象はやはり熟成樽のウッディな印象です。
続いて、バニラやハチミツのような甘い香りとリンゴのようなさっぱりとした酸味が感じられます。
バラエティ豊かな風味が感じられる山崎12年ですが、ピュアモルトですと価格は3万円前後と高値になっています。
頑張れば手を出せない価格ではないかもしれませんが、買う前に試してみたいという方にはミニチュアボトルはぴったりですね。
意匠ボトルや陶器ボトルなども存在する非常に人気が高い原酒になります。
熟成に使われているのは響こだわりのミズナラ樽。
そのため、香りは非常にウッディで自然の雰囲気が存分に感じられます。
味わいは割と濃厚でイチゴやアプリコットのようなフルーティで甘酸っぱいフルーツの風味が強く感じられます。
一般的なボトルでも売価は5万円以上と手を出しづらい価格になっており、さらにデザインボトルにもなると数十万円単位で価格が跳ね上がっていきます。
響21年の場合、ミニチュアボトルに使われているのはシンプルな響21年のレギュラーボトルのデザインになります。
キャップはスクリューキャップになっており開けやすく、コルクが苦手な方にもおすすめです。
たとえミニチュアボトルだったとしても、これらの高級ブランドのウイスキーをいただく機会があればお酒好きなら誰でも嬉しいですよね!
以上がミニチュアボトルウイスキーの特徴や価値の高さについての情報でした。
レギュラーボトルのウイスキーでも同じことが言えますが、やはりミニチュアボトルのウイスキーでも銘柄やブランド、そして希少性によって買取価格は大きく変わっていきます。
特に試供品やイベントの限定品としてその場にいる人しか手に入れることができないミニチュアボトルは希少価値が高い銘柄が多いようですね。
手に取りやすい価格とサイズ、そして見た目の可愛らしさなどさまざまな良いところがあるミニチュアボトルは、これからもコレクターの中では高い需要を誇っていくボトルになるでしょう。
一般の需要は低くなりつつあると紹介しました。
ですが、やはりプレゼント用など一定の価値は確実に見込めるミニチュアボトルウイスキーは、もしも飲まない場合にはしっかりと大切に保管をしておきましょう。
そして、納得のいく価格で買取をしてくれる業者に買取依頼をすることが一番です。
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