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日本が誇る芋焼酎の文化、たくさんの銘柄がある中でもひときわ存在感を放つ銘柄が「村尾」です。幻の焼酎と言われることもある村尾は、あまりの人気に入手困難となり価格高騰していることでも有名です。
今回はそんな村尾の魅力についてお伝えします。村尾はどのような焼酎なのか、そして定価で購入する方法はあるのかといった内容も解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
目次
プレミア焼酎と言われる村尾ですが、実は1本の定価は2,650円(税込)とさほど高額ではありません。定価で購入することさえできれば、決して手の届かない焼酎というわけではなく気軽に楽しむことができます。
しかし実際は、あまりの人気に定価購入が難しくなっているのが現状です。Amazonなどの流通価格を見ると、1万円を超えているのがわかります。比べると、村尾は定価よりも約4〜5倍の価格で取引されているということになります。
ここまでプレ値がついているのは、人気に対し圧倒的に量が少ないからです。かめ壷仕込みの村尾は大量生産が難しく、今後も一気に生産量が増えるとは限りにくいです。村尾が高価格な状況は、今後もしばらく続くと考えられるでしょう。
Amazonなどの価格高騰が激しい村尾ですが、実は定価やそれに近い価格で入手することも可能です。Twitterの購入報告を見ると、「村尾を定価で購入できた」という情報も多く出回っています。
村尾を定価やそれに近い価格で入手できる方法は以下の通りです。
機内販売で毎回恒例のお酒定価買い。
今時期は村尾でした。定価4000円。
Amazonでは最低10000円からだったね。。晩酌楽しみ? pic.twitter.com/2GgAt4N0yz— そぜ 元WA駐在??|旅と映画とグルメと子育て (@keizy_soze) March 20, 2022
村尾はANA国際線の機内販売で購入ができます。ファーストクラスだけでなく、ビジネスクラスやエコノミークラスの場合でも購入できるのが大きなポイントです。
ただし、期間限定での販売であり、常時販売されているわけではないので注意です。毎年初夏ごろの限定販売となっていて、1人1本までと購入本数は限られています。購入時期を確認し、プリオーダー(事前予約)で申し込んでおくと安心です。
なおANA国際線の機内で購入できるのは、ブルーのロゴが特徴的なANAオリジナルパッケージのものです。定価は1本4,000円で、ANAカード決済をすれば10%引きで購入可能です。
きょうのやまと。村尾と屋久の石楠花と愛猫???武岡酒店の村尾抽選販売に当選!2021年の目標は定価販売の3M一升瓶をすべて制覇することで、魔王は発注済みの半年待ちなので残すは森伊蔵! pic.twitter.com/XnuxPh7Cd4
— TAKAO (@TAKAO623) May 17, 2021
村尾を定価購入できるお店には「武岡酒店」があります。こちらは鹿児島県鹿児島市にある酒販店で、毎月抽選にて村尾を限定販売しています。ハガキによる抽選販売に当選すれば、購入が可能になります。
応募期間は毎月1〜10日となっていて、当選した場合は定価2,650円の村尾に合わせて武岡酒店推奨の3,000円前後の焼酎を1本購入する必要があります。
村尾とは、鹿児島県で作られる芋焼酎の銘柄のことです。製造は村尾酒造が行なっています。
村尾は鹿児島県で採れる黄金千貫などのサツマイモを原料にして黒麹仕込みで作られます。よくある焼酎は大型のステンレスタンクを使って大量生産されますが、村尾は大量生産ではなく「かめ壷仕込み」という伝統的な製法で作られるのが特徴です。
甕壺で仕込まれる村尾の焼酎は、焼き物ならではの小さな気孔からの空気の影響でまろやかな味に仕上がります。大量生産は難しいため、人気に対し流通量が少なくプレミアがついています。
村尾は芋由来の香ばしい香りが堪能できる焼酎です。他の人気の芋焼酎に比べても、その味のインパクトは別格です。それでいてかめ壷仕込みならではのまろやかな口当たりで、すっきりしたような甘さを楽しめます。
香りと味は豊かなのに飲み口はすっきりとしているため、芋焼酎ファンの方はもちろん初心者の方でも飲みやすいのがポイントです。クセが少なく、たくさん飲んでも飲み飽きないようなバランスの良さに定評があります。
村尾が生まれた「村尾酒造」は、鹿児島県薩摩川内市の山里の中にあります。
村尾酒造の蔵の近くには、薩摩藩公のお茶屋敷跡があります。薩摩藩を代表する西郷隆盛がお茶屋敷を訪れた際に蔵にもお茶を飲みに行っていた、という逸話もあり、村尾酒造は西郷隆盛ゆかりの蔵と呼ばれることもあります。
そんな村尾酒造は、村尾の他に「薩摩茶屋」という焼酎も手がけています。こちらは村尾よりも手に入りやすく、親しみやすい銘柄となっています。
村尾酒造で、「村尾」以前から製造されている銘柄です。村尾との違いは、村尾の米麹が国産米であるのに対し、こちらはタイ米で作られているという点のみです。あとは村尾と同様に、黄金千貫を原料に黒麹仕込みで作られます。
村尾を語る上で外せないのが「3M」と呼ばれる焼酎たちです。3Mとは芋焼酎のプレミア銘柄の総称で、森伊蔵・魔王・村尾の3銘柄のことを指します。
森伊蔵や魔王は、村尾と同様に味への評価が高く、そして流通量が少ないことから幻の焼酎と呼ばれます。定価での入手が難しく、Amazonなどでは定価の何倍ものプレミア価格が付けられています。
鹿児島県垂水市にある森伊蔵酒造にて作られる焼酎です。約150坪という決して大きくない酒造で、丁寧に焼酎作りをしているのが特徴です。村尾同様の「かめ壷仕込み」による製法ですが、森伊蔵は白麹で作られます。
奥深くまろやか、上品な味わいで3Mの中でも特に人気が高いです。通常ボトルのほか、「金ラベル」「森伊蔵 極上の一滴」といったシリーズもあります。
鹿児島県にある白玉醸造が手がける芋焼酎です。日本酒の製造に使われる黄麹を使用して作られているのが特徴で、フルーティーな香りをしています。名前のインパクトとは裏腹に上品な味わいで、老若男女さまざまな人に愛されている銘柄です。
今日の焼酎です☺
今日はストレートで頂きます?
ショットグラスでクイッといきます。
焼酎の甘い風味、
そして乾ききった胸に熱く染み渡る感覚?
一日の疲れを癒やしてくれます✨? pic.twitter.com/bOnBM5psAO— けんじ@のんびり生きる (@kenji3jp) March 9, 2022
雑味の少なくまろやかな味わいの村尾は、比較的どのような飲み方にもマッチします。初めて飲む方は、ぜひ一度はストレートでそのままの味わいを堪能してみてください。深い香りですが決して芋臭くない、そんな村尾ならではの独特な香ばしさを堪能できるでしょう。
なおストレートで飲む場合は、温度にもこだわってみましょう。正確な焼酎の香りや味を感じたいなら、18〜20℃くらいの常温で飲むのがおすすめです。ただし常温と言っても、30℃に近いような場所に保存していると傷んでしまう可能性があるので冷暗所に保管しておくようにしましょう。
ちなみに冷蔵庫などで冷やして飲むと、また違った表情を楽しめます。5〜10℃くらいまで冷やすと、同じストレートでもキレ味が増した印象になります。
お湯割りは焼酎をお湯で割って飲む方法です。お湯を加えることで刺激の強い焼酎がまろやかになり、香りがより膨らみます。特に村尾のような芋焼酎は、お湯で割ると芋由来の香りが広がりやすいと人気が高い飲み方です。
お湯割りの比率は、ロクヨンと呼ばれる焼酎:お湯=6:4が理想です。アルコール度数25%の村尾を6:4でお湯割にすると、アルコール度数およそ15%ほどになります。
6:4ではやや濃すぎるという方、焼酎が初めての方は5:5(ゴーゴー)や4:6(ヨンロク)にするのもありです。自分で好きな濃さに調節できるのが、お湯割りの魅力でもあります。
なおお湯割りにする際は、先にお湯を入れてから、後から焼酎を注ぐのが上手に作るコツです。お湯を先に入れる方が、お湯が混ざりやすくまろやかな味になると言われています。
さっぱりとした口当たりで楽しみたい場合や、食中酒として村尾を堪能したい場合はオン・ザ・ロックもおすすめです。ロックグラスに氷を入れ、焼酎を注ぐだけで完成です。オン・ザ・ロックは焼酎全体が冷えるため、切れ味が増しやすいです。氷が徐々に溶けてくることで、風味や味が変わっていくのも堪能できます。
オン・ザ・ロックを上手に作るコツは、大きめの氷を使うことです。大きめの氷なら溶けにくく、焼酎の味が極端に薄まってしまうのを防ぐことができます。家庭の冷蔵庫で作る氷よりも、市販で売っているロックアイスを使う方が不純物も少なくおすすめです。
甘い香りと深いコクのある村尾は、比較的どんなおつまみとも相性がいいです。料理に負けてしまわないインパクトもあるので、軽いおつまみだけでなく食中酒として合わせるのもありです。
特におすすめの、相性抜群のおつまみは以下の通りです。村尾を手に入れた際は、ぜひ合わせて楽しんでみてください。
鹿児島名産の芋焼酎である村尾は、同じく鹿児島の名産であるさつま揚げとの相性抜群です。口の中に広がる芋の香りが、さつま揚げとマッチしなめらかな甘味をもたらしてくれます。鹿児島のさつま揚げはお土産にも人気で、調理要らずですぐに食べられるため手軽なおつまみを探している時にぴったりです。
フルーティーで甘やかな香りを持つ芋焼酎村尾は、醤油ベースの豚の角煮とも相性がいいです。豚の角煮に負けない存在感を放ちながらも、さっぱりとした後味で角煮の油っぽさをうまく打ち消してくれます。ストレートや水割り、お湯割りと色々な飲み方で合わせることができます。
ポテサラ
十和田牛バラ焼きうどん
しらすピザ
六趣(長芋焼酎)
これの前に杉玉とじょっぱり飲んだ← pic.twitter.com/IKIdOceXiC
— かずら@ちゃばっ子? (@kazura5642194) April 9, 2022
和風な印象のある焼酎ですが、実は洋風のおつまみとも合わせることができます、例えばチーズ味のピザなど、濃厚かつ香りを放つタイプのおつまみがおすすめです。
噛めば噛むほど味わいが生まれるハード系のチーズは、芋焼酎の独特な香りにうまくマッチしてくれるでしょう。ロックやストレートで、ゆっくり食後に楽しむのもおすすめです。
プレミアム価格がつくほど人気の村尾は、お酒買取専門店でも評価が高いアイテムです。特に村尾のような焼酎は日本酒・ワインに比べて保存がしやすく、自宅保管でも劣化しにくいのが特徴です。未開封で正しく保管していたものであれば、買取査定で高値がつくことが多いです。
もし飲む予定のない「村尾」をお持ちであれば、ぜひお酒買取専門店の利用も検討してみてください。村尾で高額買取を狙うためのポイントは以下の通りです。
お酒買取専門店と言っても、その種類はさまざまです。有名なワインやウイスキーは比較的どこの業者でも高値で売れますが、焼酎や地酒などは業者によって評価が分かれやすいです。村尾のような芋焼酎を売る場合は、焼酎を買取品目に挙げている業者を選ぶようにしましょう。
お酒買取専門店リンクサスは、焼酎の買取査定にも対応しています。村尾など3Mの焼酎は特に買取強化中なのでぜひご相談ください。
焼酎は長期保存がしやすいお酒で、正しく保存していれば賞味期限はなく半永久的に飲めます。ただしその一方で、直射日光や高温には弱いので気をつけておきましょう。傷んでしまった焼酎は買取でも減額対象になるため、傷まないように保管しておくのが重要です。
直射日光の当たるような場所は避け、できるだけ静かな冷暗所にて保存しておきましょう。箱付きの状態で購入した方は、箱のまま保管しておくというのもおすすめです。
レアな焼酎であればあるほど、再販時の需要が高くなるため買取価格も高額になりやすいです。村尾酒造なら、通常の村尾だけでなく「むんのら」という銘柄も高額査定になります。
むんのらは村尾とは違い麦焼酎になります。村尾酒造の技術を生かして作られたこの焼酎は、芋焼酎とは違った淡白でゆっくり広がる甘味を味わえる特別な一本です。不定期での製造で非常に入手困難であり、なんと流通価格は6万円を超えています。
もしコレクションの整理などで「むんのら」が出てきたという方がいれば、ぜひ一度リンクサスまでご相談ください。もちろん村尾・むんのら以外の焼酎についてもお気軽にご相談いただけるのでご安心ください。
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「3M」の一つとして人気を誇る村尾は、芋焼酎らしい強い香りとまろやかな飲み口で定評があります。流通価格は定価の5倍ほどになっていて、入手困難なお酒としても知られています。
芋焼酎ファンの方はもちろん、初めて飲むという方にも飲みやすいので一度試してみる価値があります。ぜひ見かけた方は、チェックしてみてください。
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