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オールドパーは昭和時代に憧れのウイスキーとして名を馳せたブランドです。現在の日本にも多く流通していて、スーパーやコンビニなどでも購入できるウイスキーとして多くのファンを集めています。
今回はそんなオールドパーの魅力についてお伝えしていきます。「オールドパー12年」や「オールドパーシルバー」などのラインナップ・価格についても紹介します。
目次
オールドパー(Old Parr)はスコッチウイスキーの銘柄の一つです。ただしスコッチですが、製造はイギリスのマクドナルド・グリンリース社がおこなっています。
オールドパーは19世紀から愛されてきた歴史あるウイスキーであり、日本には明治維新の頃に持ち込まれたと言われています。当時、岩倉具視の使節団が明治天皇に献上したことで知られており、日本に輸入・紹介されたスコッチとしては初めてのブランドであったといいます。
続いてオールドパーをロックで?
ロックだとピートとフルーティーさが際立つ
このおじさん 152歳まで生きたと言われているみたいです?
そのくらい長生きしたい? pic.twitter.com/1a4Y5YsHhV— ベル? (@bell_bell_s1991) May 21, 2022
オールドパーのアイコンには、たくましい髭を蓄えたおじさんが使われています。これはトーマス・パーという人物の肖像画で、この人物の愛称こそが「オールドパー」なのです。
トーマス・パーはイギリス史上もっとも長生きしたと言われる人物で、なんと152歳まで生きていました。農夫であった彼は、80歳で初めての結婚をする、105歳で別の女性と不倫し懺悔させられる、122歳で再婚をするなど破天荒で活発な人生を歩んでいたそうです。
オールドパーの生みの親であるグリンリース兄弟は、そんなトーマス・パーの長寿にあやかりウイスキーに「オールドパー」と名付けています。長寿を“ウイスキー熟成”に、そしてトーマスパーの経験と知識を“ブレンド技術”になぞらえています。
今日の主役はオールドパーだったね〜
まさかこれで新しいゲームが出来るとは?#新橋BARオールドブリッヂ@new_oldbridge pic.twitter.com/XpbPtxUiql— ゆっけ @おるぶり (@michimochimoon) April 26, 2023
オールドパーといえば、ボトルデザインが特徴的なことでも有名です。陶器ボトルのひび割れをイメージして作られたこのボトルは、中身の残量がどれほどであっても“斜めに立つ”という設計になっています。
傾けても倒れないこのボトルは右肩上がりで縁起が良いと言われ、ゲン担ぎ・縁起物としても愛されてきました。吉田茂や田中角栄といった大物政治家や上流人たちも、オールドパーを愛飲していたそうです。
昭和の時代にはサラリーマンにとっての憧れのウイスキー的な立ち位置で、BARなどで高級品として愛されていました。現代では若者も手に届く価格帯となっていますが、贈答品・ギフト向けウイスキーとしての需要もあり広い世代に愛され続けています。
オールドパーはモルト原酒とグレーン原酒を組み合わせたブレンデッドウイスキーに該当します。キーモルトにはスコットランド・スペイサイド地方の「クラガンモア」と「グレンダラン」が使われています。メインの原酒はクラガンモアとなっていて、麦の甘みを感じられる味わいに仕上がっています。
複数の原酒をうまく組み合わせたオールドパーはバランスに優れたウイスキーでもあり、飲みやすい味わいに定評があります。フルーティーなアロマ、上品な甘さ、調和の取れた柔らかな口当たり、そして微かに潜むスモーキーさがオールドパーの特徴です。
なおオールドパー18年のみ、グレーン原酒は使われていないためヴァデットモルトの扱いになります。熟成期間が長く、さらにモルトのみであることから濃厚な味わいに仕上がっています。
オールドパーは世界的な評価も高く、名誉ある賞を何度も受賞しています。例えば2022年にはサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションという権威あるコンペティションにて、オールドパー12年が最優秀金賞であるダブルゴールドを受賞しています。2022年だけでもオールドパー全体で6つの賞を獲得しています。
お疲れ様です。今夜は
オールドパー 12年
滑らかで美味しい(◍•ᴗ•◍)
スッキリ滑らか
少しの梨感
柔らかい甘みが心地よいですね♪#ウイスキー pic.twitter.com/y8gZwoLhm5— こたつのヴぁナナ (@kotatux6) October 2, 2022
オールドパーは一般ユーザーの口コミ評価も高く、「美味しい」との声が多数投稿されています。なめらかさやバランスの良さには特に定評があり、万人受けするウイスキーと言えるかもしれません。
またオールドパーは、水割りやハイボールなど多彩な飲み方で楽しめるのも特徴です。飲み方によって味の感じ方が変わってくるので、ウイスキーが好きで色々試してみたいという方にとっては特におすすめです。
オールドパーには現在4つのラインナップが登場しています。それぞれのボトルの特徴や価格を紹介します。
オールドパー シルバーは3,000円以下で入手可能なエントリーモデルの1本です。日本市場限定販売で、2015年発売開始とオールドパーの中ではもっとも新しいです。
ノンエイジの飲みやすいウイスキーで、柑橘系のフルーツを思わせる軽快な味わいの中に、蜂蜜やバニラのような甘みがうまくマッチしています。マイナス6度のチルフィルタード製法で作られており、かつて極寒のスコットランドの中で生み出されていたオールドパーの味が再現されています。
スムースな味わいでピートは少なめであり、しっかりとした甘みがありながらもアルコールの刺激は少なく飲みやすいです。ソーダで割るとフレッシュさや切れ味が増すのでおすすめです。
オールドパー12年は酒齢12年以上の原酒がブレンドされた熟成タイプのブレンデッドウイスキーです。ゴールド色のラベルデザインが目印です。
40種類を超える原酒が絶妙にブレンドされていて、調和の取れた味わいを堪能できる名品です。オールドパーらしい甘い香りに柑橘系のフルーツ感、そしてクリーンな味わいの中に茶葉のようなアロマやほのかなピートも潜んでいます。
岩倉使節団が日本に持ち帰ってきたウイスキーであり、長年に渡り日本国内で愛されてきました。水や炭酸水を加えても味のバランスが崩れないのがオールドパー12年の最大の魅力であり、食中酒にも採用しやすく和食との相性もバッチリです。
オールドパー18年は、18年もののモルト原酒をブレンドしたウイスキーで日本国内で発売されているオールドパーの中ではもっとも長熟な1本です。オールドパー18年は箱やラベルの色が黒に統一されています。
トフィの甘さやモルトの甘さを感じる濃厚なウイスキーで、舌触りは非常にクリーミーです。かすかなスモーキーさも併せ持っており、バランスに優れています。
ストレート・ロックとさまざまな飲み方で楽しむことが可能で、温度帯による違いを堪能できます。
オールドパー スーペリアは希少な原酒を、マスターブレンダーによる熟練の技術でブレンドしたプレミアム・スコッチです。あえて熟成年数にこだわらず、ピークを迎えた原酒が贅沢に使われています。
コクがあり奥深く複雑な味わいを堪能できます。シェリー酒を思わせるような深い香りと華やかさ、そしてナッツのような香ばしい余韻と磯の香り、スモーキーな余韻もあります。
味わいが長く続いていくので、じっくり、ゆっくり楽しみたいときにおすすめの1本です。
オールドパー 18年 旧ボトル pic.twitter.com/ecKjCgVAz2
— 置場。密蔵酒置場。 (@gorigoriwhisky) October 15, 2022
週末ヤフオクで旧ボトルを2本入手してて、現行品も届いたので今晩、飲み比べてみるゾ。オールドパーのオールドボトルは当たり外れが激しいらしいので、当たりだと良いなぁ。(液面低下とかはあんまりなさそうなんで大丈夫だと思うんだけどねぇ) pic.twitter.com/55hWfESKyJ
— Masami.S (@moki1968) March 22, 2023
現行品として国内流通しているオールドパーは先ほど紹介した4本ですが、このほかオールドパーには旧ボトル(オールドボトル)と呼ばれるボトルも存在しています。時代が違うとラベルデザインやボトルデザインに違いがあり、中のウイスキーそのものの味にも差があるようです。
オールドパーの旧ボトルは希少価値の高さから、現行品よりも高額で取引されています。オールドボトルは味わいが現行品に比べ骨太であり、濃厚でガツンとした味が好きな方におすすめです。
ただしデリケートな酒質であるため、旧ボトルの中には劣化した味のものも存在するので注意しましょう。劣化したオールドパーの旧ボトルは、苦味や酸っぱさが増した印象になってしまいます。そのためオールドボトルを購入する際は状態に注意しましょう。状態がいい旧ボトルのオールドパーを味わってみたい方は、バーで探すのもおすすめです。
オールドパーは加水しても崩れない、バランスに長けたウイスキーです。飲み方もさまざまなので、ぜひお気に入りを探してみてください。
ここからはオールドパーの飲み方の一例を紹介していきます。
今宵はオールドパー・シルバーのハイボールでカンパーーーーイ‼︎ pic.twitter.com/8TtIrElNg9
— ??ぐっぴぃ?? (@Guppy_slokichi) April 6, 2023
オールドパーに炭酸水を加えて作るハイボールは爽やかさ満点です。オールドパー:炭酸水=1:3程度になるように割るのがおすすめです。まずはグラスに氷を入れ、オールドパーから炭酸水の順に注いでいきましょう。
雑味の少ないオールドパーのハイボールは食中酒としても飲みやすいです。特に「オールドパーシルバー」や「オールドパー12年」を飲む際におすすめなので、ぜひ試してみてください。
#オールドパー 12年
初オールドパーです。
お風呂上がりで汗だくのため、水割りにして水分補給を(おい
水割りにしても、じんわりとしたピーティさと奥ゆかしい甘みが舌の上でゆっくり広がります♪
ビターを伴う余韻があり、焼き魚や煮物といった和食に相性良さそう。#TWLC pic.twitter.com/zbwbc9bEL6— 菜々笹 (@azuyzaru) June 26, 2022
水割りを作る際は、オールドパー:ミネラルウォーター=1:2のバランスで作るのがおすすめです。こちらも食中酒としておすすめの飲み方で、特に和食に合わせるのにベストです。水を加えることで香りが花開いた印象になり、ビターな余韻も生まれます。
こちらもオールドパーシルバーやオールドパー12年でまずはお試しすると良いでしょう。もちろんオールドパー18年やオールドパースーペリアを水割りにするのもありです。
二杯目はオールド・パー12年をロックで頂きます。実はこのウイスキーをロックで飲むのは初めてです。スモーキーさ・甘み・まろやかさのバランスがとても良いと感じました。このオールド・パー12年はロックが私にとって最もお気に入りの飲み方になりそうです。 pic.twitter.com/XEwvd93D8u
— G-Bus (@DG59430953) October 7, 2022
氷の入ったオン・ザ・ロックは、時間変化と共に味の変化を楽しむことができます。12年、18年といった超熟タイプのオールドパーのほか、「オールドパー スーペリア」を飲む際にもおすすめです。
なお氷はすぐに溶け切ってしまわないよう、できるだけ大きめのものを用意するようにしましょう。グラスも大きな氷がそのまま入るような“ロックグラス”で飲むのがベストです。
オールドパーをミストで? pic.twitter.com/02uklKe0Mz
— CafeRacer_ST (@CafeRacer_ST) December 4, 2021
ミストはロックに似た飲み方ですが、大きなロックアイスではなくクラッシュアイスという細かな氷を使って作ります。冷たくひんやりとした感覚になり、オールドパーのもつ華やかで爽やかな印象が一気にUPします。
ロックに比べて氷が溶けやすいので、濃度の変化や温度帯による変化を堪能できます。涼やかな飲み方は夏シーズンにぴったりです。
長年の人気を誇るオールドパーのウイスキーは、お酒買取の市場でも人気です。オールドパーは現行品4種どれも安定した値がつきやすく、さらに希少価値の高い旧ボトル(オールドボトル)なら高額買取も期待できます。
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日本に初めて持ち込まれたスコッチウイスキーと言われる「オールドパー」。確かな実力を持つブレンデッドスコッチウイスキーで、歴史の中で広く愛されてきました。
そんなオールドパーは現在は入手もしやすくなり、親しみやすいウイスキーとなっています。ハイボールや水割りなどさまざまなアレンジ方法で楽しめるウイスキーでもあるので、ぜひこの機会にトライしてみてはいかがでしょうか。
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