焼酎買取はこちら
佐藤の焼酎は、プレミアム焼酎の一つに数えられるほど人気のブランドです。鹿児島県で作られる焼酎で、芋焼酎と麦焼酎があります。九州内はもちろん全国レベルでの知名度があり、「手に入りにくい」「レアな焼酎」と言われることもあります。
今回はそんな佐藤の焼酎の魅力に注目していきます。白、黒、麦の違いやお湯割り・水割りの作り方なども解説しているのでぜひ参考にしてください。
目次
佐藤は鹿児島で作られる焼酎の銘柄名です。製造元は佐藤酒造有限会社で、1906年創業という100年以上の歴史を誇るブランドでもあります。
焼酎は主に九州地方の名産品ですが、作られる場所によって原料や製法に違いがあり、味にも差があります。佐藤は芋焼酎のメッカである鹿児島県霧島市にて作られているブランドであり、焼酎の中でも「本格焼酎」と呼ばれるものに該当します。
本格焼酎は焼酎乙類とも呼ばれており、麹に芋や麦、米などの原料を加え発酵を進めて作られます。発酵が進むと醪(もろみ)の状態になりますが、この醪を単式蒸留機を使って蒸留していくと焼酎乙類になります。
乙類焼酎に対して甲類焼酎というものもありますが、こちらは連続式蒸留機でアルコール分を取り出すという点に違いがあります。甲類焼酎はさっぱりとした味わいのものが多く、それに対し乙類の焼酎は原料由来の風味や味わいが強く現れているのがポイントです。
乙類に分類される佐藤の焼酎は、原料の魅力を最大限に引き出して作られているのが特徴です。こだわりの製法により、豊かな旨味と力強い味わいが表現されています。なお芋焼酎のブランドと紹介しましたが、佐藤酒造では麦焼酎も製造しています。詳しいラインナップに関しては後ほど解説いたします。
芋焼酎、麦焼酎の佐藤で知られる鹿児島県の佐藤酒造にお邪魔しました。ちょうど麦焼酎の仕込みを見学させて頂きました。 pic.twitter.com/TmUkfOYQXT
— SHOCHU NEXT【公式】 (@shochunext) May 1, 2023
佐藤の焼酎は、3Mと呼ばれる有名な芋焼酎「森伊蔵」「魔王」「村尾」に匹敵するほどの知名度と人気を誇ります。しかし決して大きな酒造というわけではありません。あくまでも大量生産ではなく、少量で丁寧な焼酎作りを心がけているのが佐藤のこだわりです。上質な原料や素材を職人技で丁寧に磨き、最高級と呼ばれるレベルの焼酎を作り上げています。
また佐藤の焼酎は、蒸留後すぐに出荷されるのではなく、蔵元で3年ほど寝かした上で出荷されるのがポイントです。熟成に時間をかけることで、個性のある味わいがまろやかになり、上質な印象になっているのです。そんな佐藤の焼酎は、どのボトルも雑味が少なく風味が豊かであることが特徴です。キリリとしていて飲みやすい焼酎なので、3タイプある中から好みの味わいをぜひ探してみましょう。
焼酎の種類原材料特徴佐藤 白コガネセンガン/白麹
佐藤 黒コガネセンガン/黒麹
佐藤 麦大麦/白麹
佐藤 白は白麹仕込みの本格芋焼酎です。1991年に「佐藤」というブランドが誕生した際にリリースされたボトルです。佐藤は佐藤酒造の4代目当主である佐藤誠氏が開発し、世に送り出しました。
白麹は名前の通り白色をしている麹で、現代の焼酎において用いられることが多いです。白麹で作られる焼酎は穏やかな香りと柔らかな味わいを持つのが特徴で、佐藤 白も非常に穏やかで飲みやすいです。芋本来の香りと広がる香りで、飲みながらリラックスできるような味わいを楽しめます。
佐藤 黒はコガネセンガンと呼ばれる芋から作られる本格芋焼酎です。黒は黒麹のことを指していて、仕込みの際に黒麹が用いられるのがポイントです。こちらは佐藤 白がリリースされた2年後の1993年に発売開始となりました。この焼酎が発売され、佐藤のブームが始まったのです。
黒麹は沖縄の泡盛の仕込みにも使われる麹であり、この麹を使って焼酎を仕込むとキリリとした印象になります。佐藤 白に比べどっしりとしたボディがあり、力強く濃厚です。口に含むと抜群のキレもあり、濃厚でありながらもスッと飲めてしまいます。個性のある焼酎なので、芋焼酎ファンからの人気が特に高いです。
こちらは芋ではなく、麦を原料に作られる焼酎です。麦を焙煎した美しい香りと旨味が特徴で、芋焼酎とは一味違った魅力を堪能できます。
麦焼酎といえば長崎県の壱岐焼酎が有名ですが、鹿児島で作られる佐藤 麦は壱岐によくある麦焼酎よりも力強くパワフルです。飲みごたえのある麦焼酎をお探しの方におすすめです。
自分の中で世界一美味しい芋焼酎佐藤の黒! pic.twitter.com/KkZfC30JlU
— シシべえ (@shishibe86g) July 10, 2023
飲みすぎたね笑
研修中に何やってんだ俺笑
会長なのに焼酎、佐藤の黒
焼酎で美味しいと思ったのは初めてかも pic.twitter.com/PEjulXd56i— 芕✧ •̀.̫•́✧ (@sataXXXXX) April 9, 2015
焼酎は独特のクセがあるため好みが分かれるアルコールですが、佐藤に関しては美味しいという評価が圧倒的に多いです。しっかりとした飲みごたえがありながら、強めのキレがあり後味も軽快で食事に合わせやすいのが魅力です。実際に飲んだ方の中には、「今まで飲んだ焼酎の中で一番美味しい」という意見も見受けられました。
特に芋焼酎ファンの方の意見では、3種類ある中でも“黒”が圧倒的に人気でした。佐藤 黒の味わいは、カツオのたたきなどの料理に合わせるのにもぴったりの品質です。
3月10日は #佐藤の日 という事で、鹿児島県霧島市の佐藤酒造有限会社 名酒「佐藤」をご紹介✨
芋焼酎本来の味わいを楽しむ「黒」
匂いを抑えて優しい口当たり「白」←人気
焼酎が苦手な方でも楽しめる「麦」薩摩芋「黄金千貫」で作られる佐藤は大量生産ができず、価格も高いですがとても美味しい? pic.twitter.com/Zv7MYGYrJt
— 戦国島津プロジェクト (@Shimadzu_PJ) March 10, 2020
佐藤の黒、うまいよね。佐藤の茶という麦焼酎、まずいよね。 RT @kanabunsan: 今日ね、数年振りに芋焼酎飲んだ。佐藤の黒。やっぱり美味しいねぇ~♪昔、流行った時に良く飲んだなぁ。しみじみ。
— sakenomioyaji (@sakenomioyaji) March 18, 2011
黒麹の芋焼酎はきついという方には、匂いが控えめな佐藤 白や香ばしい佐藤 麦が人気です。焼酎ビギナーの方には、黒ではなく白や麦のボトルをおすすめするのも良いでしょう。
ただし佐藤の黒が好きな方にとっては、麦は美味しくないという意見もあります。この辺りは個人の好みで意見が分かれるポイントと言えるでしょう。黒と白、麦では素材そのものや製法が異なるので、味わいが大きく変わってくる点に注意です。気になる方はお店などで飲み比べてみてから、好みのボトルを探してみましょう。
佐藤の焼酎は素材の魅力が感じられる本格焼酎なので、ジュースで割ってしまうよりもそのままの味を楽しめる方法で飲むのがおすすめです。とはいえアルコール度数が25%と高いので、ストレートで飲むとキツく感じる場合もあるでしょう。
九州地方では「お湯割り」や「水割り」で飲むのが好まれています。お湯割り・水割りそれぞれの魅力と作り方は以下の通りです。
佐藤の焼酎はお湯で割る場合、6:4(ロクヨン)を目安に割るのがおすすめです。お湯割りにすることで焼酎の香りがより一層引き立ち、口当たりがまろやかになります。6:4で割った場合、佐藤のお湯割りはアルコール度数は12〜13度前後になります。
なおお湯割りを作る際は、焼酎よりも先にお湯をグラスに注ぐのが良いでしょう。先にお湯を注ぐことでグラスごと温まり、焼酎とお湯がうまく混ざるようになります。使用するお湯は70〜80度だと、割った時にバランスが良くなります。沸かしたてのお湯やポットから注ぐお湯を使う場合、焼酎を入れる前に空気に馴染ませるようにしましょう。
佐藤で水割りを作る際も、目安はロクヨンの比率で構いません。ただし水割りを作る際は、お湯割りの際とは違い焼酎を先に注ぐのがコツです。なぜならお湯と水では比重が変わってくるからです。水は焼酎よりも比重が重いので、焼酎から先にいれ、後から水を注いだほうがよく混ざりやすいという仕組みです。
作り方は難しくないので、基本的には氷の入ったグラスに焼酎、水と順番に入れて混ぜれば完成です。ただし上記にあるように途中でこまめに混ぜる、氷から溶けた水分をきちんと捨てるという手間をかけることで、より一層まろやかで美味しい水割りを作ることができます。
また飲む当日ではなく、前日から先に水を加えて割っておくという「前割り」もおすすめです。自宅で作る方はぜひ試してみてください。
佐藤の黒
お湯割りで飲みたい
けど売ってない
とぼとぼ帰宅
霧島黒抱きしめながら— SAKI (@murasaki_imo_sa) November 6, 2020
佐藤の焼酎は、取り扱っているショップがさほど多くはありません。そもそも大量生産ではないため、スーパーやコンビニでは簡単に手に入らないのが現状です。
量販店やインターネットのショップでは購入できる場合もありますが、定価1,000円台のボトルが3,000円超えになっていたりと、2倍程度の価格が付けられていることもあるので注意です。いわゆる“プレ値”が付けられている状態なので、購入の際は必ず価格を確認するのを忘れないようにしましょう。
プレミア価格の付いている佐藤の焼酎ですが、特約店なら定価購入が可能です。特約店は、酒造と直接契約をし販売活動をしている業者や小売店のことです。
佐藤の特約店は全国にあるので、最寄りのショップを調べてみましょう。最寄りの特約店がわからない場合は、佐藤酒造の公式サイトの「お問い合わせフォーム」から問い合わせができるようです。
なお販売されるエリアが異なると、定価にも若干の違いがあります。おそらく佐藤の定価は、出荷や配送ににかかる手間や手数料を含めた値段になっているのだと考えられます。
例えば「佐藤 黒」の場合、鹿児島で購入すると1,930円(税込)ですが、東日本で購入すると2,000円を超えた金額になります。少しでもお得に買いたいなら、九州に訪れた時のお土産として佐藤を選ぶのも良いでしょう。
佐藤の焼酎は、高い需要に対し供給が足りておらず、プレミア化しているのが現状です。市場では高値が付けられるのが現状で、それでも買い手が殺到するほどの人気です。
そんな佐藤の焼酎は、お酒買取市場でも高値で取引できるアイテムになります。もし未開封の佐藤をお持ちなら、ぜひお酒買取の利用を検討してみましょう。
「佐藤を売りたいけれど、どこに売ればいいかわからない」という方は、ぜひ一度お酒買取専門店リンクサスへご相談ください。リンクサスはお酒に特化した買取専門店で、ワインやウイスキー、ブランデーのような高級酒をはじめ、日本酒や焼酎など地元に根付いたお酒の買取にも対応しています。
賞味期限がなく長期保存が可能な佐藤の焼酎は、古いボトルであっても買取対象となるケースが多いです。売れるかどうかわからないとお悩みの方も、まずは一度ご相談ください。
今回はプレミア焼酎として人気を集めるブランド「佐藤」に注目してみました。佐藤には佐藤 黒・佐藤 白・佐藤 麦の3タイプがあり、それぞれ原料や製法が異なっています。
いずれも職人が手をかけて丁寧に作った焼酎であり、雑味が少なく品質に優れています。レアな焼酎で手に入りにくいですが、見かけることがあればぜひ挑戦してみてください。
ウイスキー買取はこちら ここ数年~10年余りで人気が急上昇したウイスキー。プレミアが付くような希少品も多[...]
ウイスキー買取はこちら 高級ウイスキーの代表格であるサントリーの「山崎」。店頭では簡単に買うことができず[...]
ウイスキー買取はこちら この記事ではサントリーの人気ウイスキーである「シングルモルト白州」の抽選情報につ[...]
ウイスキー買取はこちら 響はサントリーが誇る最高級のブレンデッドウイスキーです。昨今のジャパニーズウイス[...]
日本酒買取はこちら 日本酒は全国各地で作られていて、とにかくたくさんの種類があります。そのため「日本酒を[...]