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爆発的なジャパニーズウイスキーブームの中、特に注目されているのが限定発売のウイスキーです。希少価値の高い限定ウイスキーには、定価の何倍もの価格が付けられていてお酒買取における価格も非常に高額になっています。
今回注目する「響35年」も高額ウイスキーの一つで、1本あたり何百万〜1,000万円越えといった価格が付けられています。この記事ではなぜ響35年は高額なのか、どんな種類のボトルがあるのかといったポイントを詳しく解説していきます。
目次
響35年は、サントリーより展開されているブレンデッドウイスキー「響」シリーズの一つです。日本の蒸溜所で作られるモルト・グレーンを使った純国産ウイスキー(ジャパニーズウイスキー)であり、中には山崎蒸溜所のモルト、白州蒸溜所のモルト、そして知多蒸溜所のグレーン原酒などが使われます。
響シリーズは元々1989年に生まれたブランドで、当初はサントリーの創業90周年を祝うために作られました。サントリーの数あるウイスキーの中でも最高峰の位置付けのブランドで、贈答品や記念品にも選ばれるほどの人気を集めています。
ブレンデッドウイスキーの魅力はなんといってもそのバランスの良さにあります。複数の原酒をバランスよく混ぜ合わせたブレンデッドウイスキーは、強烈な個性を持つモルトウイスキーに対して非常に穏やかでスムースな飲み口をしていることが特徴に挙げられます。
響のウイスキーにも長熟モルトが30種類以上、そしてそれに合う長熟グレーンが何種類も使われています。こうして生まれる響は“ハーモニー”と言われるほどの調和があり、とにかく素晴らしい味わいをしています。
響35年は響シリーズの中でも最高級のボトルで、中には酒齢35年以上のモルト・グレーンのみが使われます。長熟ウイスキーにしか出せない香りと複雑な味で、まさに贅沢の極みと言える仕上がりです。
響35年として販売されたウイスキーは、全て数量限定品となります。通常リリースはされておらず、どのボトルも非常に入手困難なものとなっているので注意しておきましょう。
限定品としてリリースされた響35年は全部で5種類あり、その全てが150本のみの数量限定となっています。最後に響35年がリリースされたのは2016年で、今ではボトルをお目にかかることすら困難なほど希少な品という扱いです。
ちなみに現在響の定番品としてリリースされているボトルには、ノンヴィンテージ品の「響ジャパニーズハーモニー」「響ブレンダーズチョイス」「響21年」「響30年」といったものがあります。
HIBIKI special report 響35年 有田焼・九谷焼スペシャルボトル2016 制作現場レポート 現代の名匠たちが挑んだ、伝統と現代“美”の融合 響-サントリーブレンデッドウイスキーの最高峰 ¥700,000
/https://t.co/uAbjcJkkir pic.twitter.com/oxIneMoNYC— fukuchan-hi (@fukuchanhi) December 19, 2016
響35年といえば、ボトルが特別であることも特徴の一つとして挙げられます。響35年は通常の透明クリスタルのボトルではなく、有田焼や九谷焼といった陶器や磁器のボトルが採用されています。ボトルは全て、サントリーウイスキー響のために特別にデザインされたものとなっています。伝統技術を駆使して作られるボトルは、入れ物だけでも高い価値が認められています。
芸術品のようなボトルに詰められた響35年は、コレクターからの需要も非常に高いです。買取市場においては、空き瓶・空きボトルですら高額買取になるほどの人気があります。
ボトルの種類 | 発売時期 | 限定本数 | 定価(税抜) |
---|---|---|---|
響35年
十三代今右衛門作「色絵薄墨草花文洋酒瓶」 |
2002年
|
150本
|
100万円
|
響35年
三代徳田八十吉作「耀彩瓶 碧陽」 |
2007年
|
150本
|
100万円
|
響35年
十四代酒井田柿右衛門作「濁手山つつじ文洋酒瓶」 |
2012年
|
150本
|
100万円
|
響35年
初期有田・染付牡丹蝶図筒形瓶 |
2016年
|
150本
|
70万円
|
響35年
古九谷写し・色絵牡丹蝶図筒形瓶 |
2016年
|
150本
|
70万円
|
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響35年が最初にリリースされたのは2002年でした。その時のボトルが十三代今右衛門作「色絵薄墨草花文洋酒瓶」で、これは人間国宝である十三代今右衛門氏が手がけた最高傑作になります。
こちらは色鍋島と呼ばれる有田磁器で、六面取りのボトルに中近東の更紗の絵柄が色付けされているのが目印です。中には秘蔵のミズナラ樽原酒を合わせた響35年が詰められています。
限定本数はわずか150本で、当時の定価が100万円(税抜)と非常に高額なものとなっていました。これだけ高額であるにもかかわらず即完売するほどの人気で、現存するボトルは全て希少な品であることがわかります。
響35年の耀彩瓶 碧陽 良いなぁ…………。 pic.twitter.com/r80ptEqSrG
— みどり (@diaheavens) August 11, 2019
響35年の第二弾としてリリースされたのが三代徳田八十吉作「耀彩瓶 碧陽」というボトルになります。2007年に発売されたこちらは、九谷焼の巨匠で人間国宝でもある三代徳田八十吉氏の作品です。
響35年のために特別に作られた色絵磁器であるこちらは、美しいグラデーションのようなブルーの見た目が印象的です。中には100万樽の中から選ばれた1960~1971年蒸留の山崎モルトがブレンドされています。
オーク樽による後熟の深みが素晴らしいウイスキーであり、重厚でありながら柔和な味わいが表現されています。
友達のからまた凄い写真がLINEされて来ました。割らないように箱に戻してねと伝えておきました。
この響35年は未開封っぽいです。。
こちとらノンエイジに出会うのも一苦労なのに ┐(´д`)┌ヤレヤレ※背景はぼかしてます。 pic.twitter.com/6E7S04KEc8
— 永遠の中間管理職(本物)? (@zakMBBVurD2vdlF) May 3, 2023
第三弾の十四代酒井田柿右衛門作「濁手山つつじ文洋酒瓶」は、2012年にリリースされました。日本磁器発祥の地とも言われる佐賀県有田町で生まれたボトルは、美しい乳白色の磁肌に色鮮やかな山つつじの絵柄が施されているのがポイントです。
なお本来のボトルには、酒瓶のほか特製の木箱なども付けられています。全て揃った状態のものは完備品と呼ばれ、特に高い値段が付きやすくなります。
響35年 pic.twitter.com/jFnRF9Fc8u
— SKYTM (@supergoalgoal) February 26, 2021
第四弾・第五弾のボトルは2016年と同時期にリリースされました。その一つが有田焼ボトルである初期有田・染付牡丹蝶図筒形瓶です。白き黄金とも呼ばれる初期有田に、牡丹や蝶などの華やかで細やかな染付が施されています。
中に詰められているウイスキーはやはり35年もので、伽羅を思わせるミズナラ由来のウッディな香り、そして熟した果実のような甘く華やかなニュアンスが光ります。なおこちらは定価70万円と、これまでの限定ボトルに比べ安い価格で販売されました。当然高い人気となり、即完売しています。
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2016年リリースの九谷焼ボトルは、古九谷写し・色絵牡丹蝶図筒形瓶という名称で販売されていました。こちらにも牡丹、蝶のデザインが施されていますが、有田焼ボトルとはまた違った印象に仕上がっています。絢爛豪華という言葉がまさにピッタリで、飾っておくだけでも素晴らしさを堪能できる1本です。
中のウイスキーに関しては有田焼ボトルと同じ響35年が詰められています。こちらも当時の定価が70万円であり、予約時点から抽選完売するほどの人気を集めていました。
響35年はここまで紹介したように、定価70〜100万円という高額で販売されてきました。それでも全てのボトルが即完売となるほどの人気ぶりで、今ではプレミア化してしまっているのが現状です。
現在の価格はボトルの種類や状態によっても異なっていますが、インターネット上の流通品を見ると1,000万円越えのボトルが多く存在していることがわかります。特に2002年や2007年に発売された古いボトルは、流通品の少なさから非常に高い価格が付けられている傾向にあります。
昨今のウイスキー人気を考えると、この価格はこれからさらに高くなる可能性が大きいです。国内だけでなく海外からも人気を集めているというのが、高額になる理由の一つに挙げられるでしょう。
過去には海外の有名オークションに出品され、何百万という高額で落札された実績も残っています。響35年はただのウイスキーではなく日本の芸術品のような扱いを受けていて、アジアやヨーロッパにおいても絶大な人気を誇っています。
ボトルによっては1,000万円以上の販売価格になる響35年。当然、お酒買取の市場においても高額買取の対象になります。ボトルの状態が良ければ、1本に数百万円という査定額がつくこともあります。
響35年をお持ちの方は、ぜひお得なお酒買取の利用も検討してみましょう。「遺品整理をしていたら響35年が出てきた」「お店をクローズするので余っている在庫を買取に出したい」など、響35年の処分に困っている方はぜひご利用ください。
響35年の中でも、付属品が揃っているものは特に高値で売れます。専用の木箱や付属の冊子などがある場合は、必ず合わせて査定に出すようにしましょう。ウイスキーを包んでいた緩衝材なども、あれば一緒に合わせて査定にお出しください。
またウイスキー買取では、見た目の美しさも査定額に影響してきます。長期保管で埃や汚れなどが付いていないか、査定に出す前に今一度チェックしてみましょう。万が一汚れが付いている場合は、柔らかい布で優しく拭いて掃除をしておきましょう。
また、いますぐに売る予定がないという方も、日頃から正しく保管しておくことを心がけておきましょう。ウイスキーは高温や直射日光などに弱いので、できるだけ冷暗所などの涼しい場所で保管しておきましょう。また陶磁器は湿気や光、においうつりに弱いのでその辺りも注意しておきましょう。
通常ウイスキーの買取査定では、未開封の綺麗なもののみが査定の対象になります。しかし響35年は、空き瓶・空きボトルの状態でも査定に出すことが可能です。なぜなら響35年のボトルは全て限定の陶磁器であり、容器そのものに高い価値が付いているからです。人間国宝たちが手がけた伝統品というところに、大きな価値があるのです。
飲んでしまった後の響35年空きボトルをお持ちの方も、ぜひお得な買取査定をご利用ください。
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響35年の買取査定をご検討中の方は、ぜひお酒買取専門店リンクサスまでご相談ください。リンクサスはお酒買取に特化した専門店であり、ウイスキーを業界最高水準の価格で買取することが可能です。
買取査定はウイスキーに精通したプロの査定員が責任を持って対応させていただきます。トラブルなく、そしてスムーズにウイスキーをお売りいただけるので、お急ぎの方もご安心ください。
なおリンクサスのお酒買取は、店頭買取・出張買取・宅配買取に対応しています。まずはどれくらいの値段になるか知りたいという方や、買取について相談したいという方は、お電話やオンラインからの簡易査定・相談もご利用いただけます。買取は全て無料でご利用いただけるのでご安心ください。もちろんキャンセル料なども発生いたしません。
そしてリンクサスのお酒買取は、お酒1本〜大量買取にも対応しています。響35年はもちろんのこと、そのほかのお酒もお売りいただけます。響シリーズの他のお酒も売りたい、気になるお酒があるという方はぜひ合わせてご相談ください。まとめ売りで査定額がUPすることもございますので、ぜひご活用ください。
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サントリー最高峰のブレンデッドウイスキーと言われる響シリーズには、定番品のほか特別な限定品も多く存在しています。数ある限定品の中でも特に価値が高いのが「響35年」で、酒齢35年以上のスペシャルな原酒だけが使われたこだわりのウイスキーとなっています。
そんな響35年は過去に5回リリースされてきましたが、全てが特別な陶器・磁器のボトルとなっており、コレクター人気が非常に高いアイテムであることも特徴です。1本1,000万円するようなボトルもあるので、ぜひウイスキーがお好きな方は注目してみてください。
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