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コンビニやスーパーにもワインが並ぶようになり、ワインは一気に身近な存在となりまいた。しかしその一方で、ワインにはとんでもない金額の高級品も存在します。
高額ワインは1本数十万円から、ものによっては100万円以上するようなボトルまであります。このような高額ワインは、ただの飲み物としてではなく、もはや“資産”としての価値があるとまで言われています。
そこで今回は、高額ワインにフォーカスを当て、世界でもっとも高額なワインをランキング形式にて紹介します。ワインに興味をお持ちの方はぜひチェックしてみてください。
やはり高級ワインといえば、ロマネコンティは外せません。世界一の高級ワインとして名が知れ渡っており、圧倒的な人気があります。DRC社の単独所有する特級畑で造られるワインで、1年に約6,000本しか生産されない希少な品です。
年度によっても評価が変わり、多くのものが1本200万円超え、希少なものだと数千万の価値がつくものもあります。世界中の貴族や富豪に愛される、ロイヤリティなワインです。
こちらは世界一高額な白ワインです。甘味のある貴腐ワインで、一時はロマネコンティを抜き世界一高額なワインともなっていたほどです。
「ドイツワインのロマネコンティ」と言われるほどのブランド力があり、世界のワイン愛好家たちから熱狂的な支持を集めています。金色に輝く最高のデザートワインであり、とても長命です。
ドメーヌ ルロワ ミュジニー2009
もはや、価格が車じゃん? pic.twitter.com/trcTOfzZOl— 株&ジェリー (@grannextdo) July 22, 2021
DRCと並ぶ世界最高峰の生産者・ルロワのワインの中でも、特に最高峰と言われるのがミュジニーです。栽培面積はわずか0.27ヘクタールであり、なんと1年にわずか3樽ほどしか生産されないというレアなワインです。ヴィンテージによってはロマネコンティよりも高額で取引されるほどです。
ブルゴーニュの白ワインのうち、もっとも高価なのがドメーヌ・フルレーヴのモンラッシェです。モンラッシェの畑はピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの2つの村にまたがっていますが、ルフレーヴのモンラッシェはサシャーニュ側に位置しています。
0.08haという非常に狭い面積から造られる希少なワインは、どのヴィンテージでも圧倒的な人気があります。かつては女性が当主を務めていましたが現在では他界、男性当主に切り替わっています。プロがドメーヌを訪れてもなかなか試飲できないというレアものです。
今日もワイン飲んでる#ジョルジュ・ルーミエ#コントジョルジュ・ド・ヴォギエ#ルシアン・ルモワンヌ#ミュジニー#飲み比べ pic.twitter.com/hncMeeRLE4
— 柴犬 (@IMitsushige) January 6, 2022
3位にはルロワのミュジニーがランクインしていましたが、ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエもミュジニーの畑を所有しており生産を行なっています。非常に厳しい収量制限を設けており、生産量が極端に少ないです。自然に任せたワイン造りが特徴です。
ロマネ・コンティで有名なDRC社が手がけるモンラッシェの白ワインです。DRC社のワインの中では、ロマネコンティの次に高価なものとなっています。
実はロマネコンティよりも生産量が少ないと言われており、世界的にも価値が認められています。畑はドメーヌ・ルフレーヴの隣にあります。
J.J.プリュムの愛称で知られるヨハン・ヨゼフ・プリュムは、ドイツの銘醸畑であるヴェーレナー・ゾウネンウーアの中でも最高級の造り手として知られています。ほぼ手作りで造られるワインで、最高級の品質をした甘口の白ワインです。
折角なので…トッテオキのワインを持って行きますね(/・ω・)/
ドメーヌ・ルロワ シャンベルタン(グランクリュ)1995年
恐らくブルゴーニュトップ5に入る至高のワインです!
お楽しみに〜(๑˃̵ᴗ˂̵) pic.twitter.com/H7gVgjxOdh— はみんぐ! (@humming035) May 30, 2019
ジュヴレ・シャンベルタン村にある9つの特級畑の中でもトップに君臨するのがシャンベルタンです。ドメーヌ・ルロワのシャンベルタンは、数あるジュヴレ・シャンベルタン村のワインの中でももっとも高額で、ブルゴーニュの王とまで言われています。
かの革命家ナポレオンにも愛されたという伝説があり、今も高い評価を受け続けています。
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リシュブールはヴォーヌ・ロマネ村にある特級畑で、比較的広い面積を持っています。DRC社など複数のドメーヌがリシュブールを手がけていますが、その中でもっとも高級なのがドメーヌ・ルロワのものです。ビオディナミ(有機栽培農法)ワインの第一人者として知られるルロワというだけあり、人の手にこだわり自然の力で造られています。深みのある味わいで高い評価を得ています。
ラ・ターシュもヴォーヌ・ロマネにある特級畑です。DRC社が単独所有する畑で、ロマネコンティに次ぐレベルの赤ワインとなっています。
DRC社というネームバリューだけでなく品質も非常に良く、世界中のワインマニアから愛されています。
ブルゴーニュの畑のうち、白ワインのみが造られているのはコルトン・シャルルマーニュです。石灰が中心の土壌でシャルドネの生産に適した畑であり、モンラッシェなどと並ぶ品質で、2大白ワインのひとつとも言われています。
コシュ・デリは白ワインの造り手のうち3本の指に入ると言われていて、そのワインの価値は非常に高いものとなっています。
ヴォーヌ・ロマネにある特級畑で、なんと畑の面積は1haにも満たないほど、非常に狭いことで知られています。アンリ・ジャイエ氏やジャン・イヴ・ビゾー氏から指導を受け、技術を継いだリジェ・ベレールがこの畑を所有しています。
ロマネコンティに匹敵するポテンシャルがあると言われていて、マニアの中でも評価の高いボトルです。
ブルゴーニュのうち、ジュヴレ・シャンベルタン村にある特級畑です。ルロワのオーナーであるラルー・ビーズ・ルロワ女史が個人で畑を所有しており、造られるワインは非常に希少です。
長期熟成に向いたワインで、芳醇で力強くワイルドです。古樹の多い畑でもあり、時に驚くほどの真価を発揮します。
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アメリカで造られる非常に希少なワインで、アメリカの少量生産かつ超高額な「カルトワイン」と呼ばれるジャンルに属します。年間の生産数はロマネコンティと同等の年間わずか6,000本であり、コレクターからの人気が非常に高いです。購入するためには、公式のメーリングリストに登録し5〜6年待つ必要があると言われています。
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体として、メルロー、カベルネ・フランがブレンドされており、比率はヴィンテージによって異なります。ピノ・ノワール主体のブルゴーニュの高級ワインとは一味違った、濃密さを堪能できます。
2位にランクインしたシャルツホーフベルガー・リースリング・ベーレンアウスレーゼを手がけるエゴンミューラーの別ワインです。ドイツに5つだけある特別単一畑に指定されているシャルツホーフベルガーのうち、エゴンミュラーは一等地を所有していて最高級レベルのワイン造りを行っています。
なぜワインにこれほどまでに高級品があり、値段の違いが存在するのか、それはズバリ原料によるぶどうの違いが大きいです。ブドウを原料として造られるワインは、ぶどうの良し悪しが味わいにそのまま直結します。上質な土地で造られるブドウを原料にしている方が、ワインそのものも高級品となります。
ただしどんなにブドウが素晴らしくても、製法や造り手のセンスが悪ければ上質なワインは生まれません。ブドウの品種、畑のコンディション、造り手、そして気候などが全て揃った時に、良いワインが生まれるのです。
高級ワインを見分ける際には、以下のポイントに注目しましょう。
ワインの産地としてもっとも有名なのはフランスです。「ロマネ・コンティ」を筆頭に、フランスには数多くの高級ワインがあります。特にフランスの中でも、ブルゴーニュには高級ランクのワインが多いです。
なお値段のランキングには入っていませんが、ブルゴーニュ以外にもボルドー地区のワインも人気があります。ボルドーで人気のワインには「シャトー・マルゴー」や「シャトー・ムートン・ロートシルト」などがあります。
またフランス以外では、ドイツのワインも人気です。ドイツは特にモーゼル地方がワインの名産地として知られています。貴腐ワインなどは、フランスのものを超えるとまで言われています。
そのほかスペインやイタリアにも良いワインが多くあります。近年ではチリやアルゼンチン、アメリカ産のワインも増えてきています。後者のワインは新世界ワインと呼ばれています。
同じ生産地やブドウ品種のワインでも、畑の良し悪しでワインのランクは変わります。フランス・ブルゴーニュでは畑そのものに格付けが行われており、格付けによってワインの値段も変わります。
ブルゴーニュワインは上位ランクから「グランクリュ(特級畑)」「プルミエ・クリュ(一級畑)」「村名ワイン」「地域名ワイン」のように分けられています。高級品の上位ランクに上がってくるような銘柄は、ほぼ特級畑で造られているワインとなります。
ワインを語る上では、造り手の存在も欠かせません。一流と言われる造り手が手がけるワインの方が、やはり味も美味しくなり、その分値段も高くなります。一部の造り手のワインには、とてつもないほどの値段が付けられています。
たとえばブルゴーニュの造り手は、ドメーヌと呼ばれます。「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)」や「ドメーヌ・ルロワ」のワインは、圧倒的な人気で市場価格も高くなっています。
なお同じフランスでも、ボルドーの造り手は「シャトー」と呼ばれます。造り手の違いにまで注目してワインを選ぶと、自分のお気に入りを探しやすくなるかもしれません。
ブドウは生き物です。同じ畑、同じ生産者が手がけたとしても、毎年同じ味になることはありません。当然ワインもブドウの出来栄えによって味が変わり、ヴィンテージによって評価が分かれます。
ブドウの出来栄えが良かった年のワインは、「偉大なるヴィンテージ」と呼ばれ市場価格が高くなります。優れたヴィンテージのワインは長期熟成にも耐えうると言われていて、数十年、中には100年経っても美味しく飲めるものがあると言われています。
なお、「当たり年ではない=まずい」というわけでもありません。当たり年以外のワインでも、実は美味しいものがたくさんあります。「長期熟成には向かないけれど、早熟で今飲んで美味しい」というようなボトルもあります。
高級なワインは買取市場でも圧倒的な人気を誇ります。なぜなら同じワインは二度と生産できないため、ヴィンテージもののワインは年々希少価値が高まるからです。中には買取に出すと数万円〜数十万円という値段がつくようなワインがあります。
もし飲まない高級ワインが自宅に眠っているなら、買取査定に出すというのも一ひとつの手です。自宅保管でワインを痛めてしまう前に、プロの査定員に査定し適切な価格で買い取ってもらいましょう。リンクサスではワインの高額買取に対応しているので、ぜひ一度ご相談ください。
今回は高級ワインについて、ランキング形式で紹介しました。やはりロマネコンティを筆頭に、高級ワインには数十万円〜100万円を超えるような価値が付けられていることがわかりました。
高級なワインには、ただのアルコール以上の価値があります。資産としてワインをコレクションする方もいるほどです。なかなか簡単に出会えるワインではありませんが、ワイン好きとしてはぜひチェックしておきたいですね。
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