DRCが単独所有する希少なモノポール
DRCラターシュは、あの
DRC (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が醸す赤ワインです。フランスはおろか、世界最高峰のワイン産地と称されるブルゴーニュのグランクリュ畑、
ラターシュ で生産される高級ワインであり、「ロマネ・コンティの弟」とも称されています。
ラターシュの名の由来は、「労役」や「請負」を意味する「a la tache」。
ラターシュは、ブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区ヴォーヌ・ロマネ村に位置している
グランクリュ畑 であり、面積は6.06haほどの区画。経営者は、A.P.ヴィレーヌとアンリ フレデリック ロックです。
このラターシュは、ロマネコンティの南部に位置しており、厳密には「ラ・ターシュ」と「レ・ゴーディショ・ド・ラ・ターシュ」の村に分散する形で
DRCが所有しているモノポール になります。ちなみにモノポールとはひとつの生産者が単独所有する畑を意味する言葉。そのため、ラターシュのグラン・クリュ畑は全てDRCが所有していることになります。通常、ブルゴーニュのグランクリュ畑はいくつかの生産者によって所有されているため、
ひとつの企業が全てを所有することは大変珍しい と言えます。
DRCがモノポールとして所有する、ラターシュ以外のグランクリュを下記にまとめました。
世界最高峰のワインブランドであるDRCが所有するグランクリュは8つ存在しますが、その中であっても、モノポールはラターシュ含めて
3種類しか存在していない のです。
DRCラターシュの魅力はその品質の高さである一方、この希少価値の高さにもあるのです。
「ロマネ・コンティの弟」を生み出す最良のテロワール
「ロマネ・コンティの弟」と称されるDRCラターシュが生まれる産地は、
ブドウにとって理想的なテロワール だと言われています。
DRCラターシュの畑はDRCが所有するグランクリュ畑の中では比較的大きい、
なだらかな丘陵地帯 に点在しています。
土壌組成は粘土・泥灰岩混じりの石灰岩で、茶色の石灰岩といったところが特徴的。気候条件は夏場非常に暑く日照量が増える半大陸性気候となっており、主要品種である
ピノ・ノワールにとって恵まれた気候条件 となります。
標高は250から300m、南北に長いことから丘陵の上部ではパワフルなブドウ、下部ではエレガントな風味を持つブドウを収穫することが可能です。
DRCラターシュは、それらのブドウをバランスよくブレンドしており、アロマが華やかで濃厚ながら、非常に洗練されたしなやかな赤ワインに仕上げられています。
さらにDRCラターシュでは広い自社畑のブドウを栽培し、不作と呼ばれるヴィンテージであっても
安定した品質のワインを生み出すことが可能です 。
ピノノワールにとって天国とも言えるテロワールがもたらす、神のワイン。これこそ、DRCラターシュなのではないでしょうか。
長期熟成が期待できる最高品質の赤ワイン
DRCラターシュは、ブルゴーニュにおける赤のグランクリュであり、
原料となるブドウはピノ・ノワールのみ から造られています。
ブドウは有機栽培の中でも最も手間と栽培技術が必要と言われる
ビオディナミ農法 で栽培されており、厳しい選果と低い収量、手間暇かけた醸造など、
こだわり抜いた状況で生産されています 。
ちなみにビオディナミ農法においては農耕馬を使用したり、凝縮感を高めるために1本のワインを3本のブドウ樹で造ったり、
通常のワイン造りではあり得ない栽培法 で生産されているところも特徴です。
醸造についても、除梗を一切しないで房ごと醸す全房発酵が採用されるなど、非常に高いレベルでの醸造が行われています。
DRCラターシュのワインは、非常にスケール感が大きいパワフルさが特徴で、
美しさと大胆さを兼ね備えた奇跡のワイン とも言われています。
「ロマネ・コンティの弟」と称されるだけあり熟成能力が高く、
10年以上の熟成を経てその実力を花開かされる とも言われているほどです。
香りはバラやスミレ、赤い果実にブラックチェリーなどの黒系果実。スパイスや森林、甘草、紅茶やドライフルーツ、トリュフなど複雑なアロマが特徴的。
口当たりはまろやかでタンニンもシルキー、酸は伸びがよく全ての要素がバランスよく融合する驚くべき存在感です。
一度口にしたら忘れることのできない美しい味わい 。これが、DRCラターシュなのです。
DRCラターシュの当たり年とは一体何年?
DRCラターシュには、
当たり年と呼ばれる 良作ヴィンテージ がいくつか存在します。ワイン用ブドウにとって最良の年はブドウの品質が高く、それを原料としたワインは、「当たり年ワイン」として高値で取引されています。
DRCラターシュにはさまざまな当たり年がありますが、その中でも代表的なヴィンテージを下記にまとめました。
・DRCラターシュ1985年
・DRCラターシュ1999年
・DRCラターシュ2005年
・DRCラターシュ2009年
・DRCラターシュ2010年
・DRCラターシュ2015年
それぞれ解説します。
DRCラターシュ1985年
DRCラターシュ1985年は、ラターシュの中でも
大変偉大なヴィンテージだと言われているワイン です。ロマネ・コンティにスパイシーさを加えたシャープな印象を持ち、繊細さに力強さが加わった偉大なワインとなっています。
長期熟成に耐えるワインとして評価されており、ラベル汚れなどがない
美品は市場でも高値で取引されています 。
DRCラターシュ1999年
DRCラターシュ1999年は、その素晴らしさからワイン評論誌ワイン・アドヴォケートにて、ニール・マーティン氏が
100点をつけたという偉大なヴィンテージ です。
ブラックカラント、サクランボ、凝縮された果実の味わいが詰め込まれた複雑なアロマと風味に圧倒されます。
飲み頃は2065年までと言われているなど、まだまだ価格高騰の可能性がある1本です。
DRCラターシュ2005年
DRCラターシュをはじめ、ブルゴーニュの高級ワインの良作ヴィンテージとして話題になっている2005年。
DRCラターシュ2005年は、かのロバートパーカーが採点するパーカーポイントで99点を獲得した、
愛好家たちから注目されている1本で す。
華やかなアロマを放つワインで、みずみずしさを感じさせる極上の赤ワイン。
アロマはロマネコンティにも比肩する と評されるなど、ワイン愛好家であれば一度は口にしたい極上のワインです。
DRCラターシュ2009年
フランスワインにとって久々に偉大だと言われているヴィンテージが2009年です。DRCラターシュ2009年は、赤く濃いルビー色の外観で香りが非常に強烈で
ロマネコンティ以上の強さを持つ と称されています。
ストロベリーやダークチェリー、フルーツのオイル、木材、花の蜜、濡れた草などその風味の複雑さは中庸なワインでは到底味わうことができない
高級ワインならではのクオリティ 。
タンニンはややパワフルで、まだまだ熟成能力があることを指し示しているような堂々たる存在感です。
DRCラターシュ2010年
2009年に続き偉大なヴィンテージだったと言われているのが、DRCラターシュ2010年です。
ロマネコンティのスタイルに近いエレガントなワイン となっており、パーカーポイントは98点。赤系果実や黒系果実、凝縮したフルーツ、干し草や濡れた草、木材、そしてスパイシーなアロマなどがバランスよく混ざります。
酸はとても伸びやかでタンニンもしなやか。DRCラターシュの中でも大変デリケートな印象ながら、これから熟成によって
さらに爆発力を高めると言われる人気のDRCラターシュ です。
DRCラターシュ2015年
ロマネコンティを思わせる、
近年稀に見る偉大なDRCラターシュ が、DRCラターシュ2015年です。
非常に濃い外観とパワフルで爆発力のある複雑なアロマ。華やかなアロマと風味の奥に伸びやかな酸とシルキーなタンニンが混ざり合う、
ピノ・ノワールの理想を詰め込んだような最高峰の赤ワイン と言っても過言ではないでしょう。
まだまだ飲み頃は先であり、これから長期熟成を思う存分楽しめるコレクター垂涎の1本です。
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DRCラターシュは、お酒買取市場でも
常に高値で取引されている高級ワイン です。2000年以降、年間生産量が多くても2万3,000本、少ない年で1万2,000本程度という
希少価値の高さも高値になる理由 と言われています。
DRCラターシュは、細長い丘陵地隊に点在するブドウ畑から収穫されたブドウをバランスよくブレンドして仕上げられるグランクリュワインであり、
安定した品質が特徴 です。
そのため当たり年のDRCラターシュだけでなく、全体的に品質が安定しているところも人気の秘密と言えるでしょう。
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